『怒涛の鯨のタタキ』
2004年7月の日記



暑い7月はリズムを作れないままに終わりましたが、
ひとつの覚悟を固めることができたのは収穫でした。

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2004/7/1(木)
ムリしちゃいけない
「ワンコの平熱、知ってる?」
「アタシの場合は、38、2度」
「人間より2度近く高いんだよ」


本日の最高気温は、33度? 34度?
とにかく、朝、7時を過ぎた時点で、アルはいきなり夏バテモードに突入。

アルは、朝、突如として食欲ゼロになった。アルが食べないなんて! 朝、一度、吐いたらしい。例によってアルは、ひんやり冷たい玄関で眠ったり起きたり、さえない表情のまま落ち着かない様子。
11時頃、私は思い出さなくてもよいことを思い出し、してはいけないことをしてしまった。昨日、フィラリアの予防薬を飲ませるのを忘れていたのを思い出し、嘔吐したばかりのワンコに、薬を仕込んだチーズを与えてしまった。・・・アルは食べた。が、その直後、アルは、「うへぇ、吐いちゃおうかな、でも、吐くのは苦しいから嫌だし、我慢しなくちゃ」という様子になった。アルの全身が緊張し、アルの顔色が明らかに悪くなった。

(犬の顔色が悪いとはどういうこと? と、いぶかる向きもあろうが、わかるのだ。ね、わかるよね。)

しまった! 病院だっ!

生後5ヶ月からずっと通っている、かかりつけのヨコイ動物病院。
今回は、原因をはっきりさせるために、血液を調べてもらった。本格的。急性膵炎の検査キットなど初めて見たぞ。いろんな数値がプリントアウトされる様子など、まるで海外ドラマ『E・R』。

その結果、「いわゆる、夏バテ」ということがわかって安心した。

ムリは禁物。自然のままがいいには違いないが、異常な暑さと戦う必要があるのだろうか。無理はよくない。ワンコにも人間にも。水道光熱費をケチって、健康を害してはつまらないではないか。臨機応変に、エアコンも利用しようよ。一番弱い存在のアルに快適な状況を作ってあげようよ。

昔ニンゲンの父、ようやく納得してくれたようで、本日、快適な午後を過ごすことができました。アルも日がな一日、リビングのテーブルの下で寝てました。




   
2004/7/2(金)
点滴はオシッコの素?
「もうちょっと早く気づいてくれるかと・・・」
「今朝、廊下にオシッコしちゃったんだ〜」
「みんな気づかずに、スリッパでそこを踏んづけてたよ」
「失敗しちゃったから、アタシ、ずっとアッチ向いていたんだよ」


昨日、注射2本と点滴たっぷり。だから、当然、アルは調子狂っちゃったはずなのだ。
薬の効果で、おなかの痛みもなくなって、ぐっすり眠れて、オシッコしたい感覚に気づくのが遅れたのだろうね。
寝る前もオシッコ散歩に連れて行けばよかったね、ごめんね、アル。
「あっちゃ〜、やっちまったよ、近頃のアタシ、どうしちゃったのかしら」、と、アルが自分自身を不安に思ったかもしれないな、と思うと、ちょっとばかり情けない。そういう不安がまたストレスを生んで、体によくないのだろうな。

近頃、・・・暑い。確か、梅雨明けはまだなのに、梅雨明けの、7月下旬の暑さと同じだ。変だ。




   
2004/7/4(日)
お手入れは若さの秘訣
「うひゃひゃ、冷た〜い」
「うひゃひゃ、気持ちい〜」
「あ、ブラッシングもお願いね〜」


散歩のあとのグルーミング。ノミ・ダニチェックはもちろん、イボや湿疹なんかができていないか、異常な脱毛はないか、異常なシコリに触れないか・・・などなど。

近所のワンコたちも、アルと同様、年齢を重ねている。
シェルティのサンタ君は、12歳でお星様になっちゃった。14歳のハスキーのルーク君は、耳が遠くなってきたらしい。ルーク君と同い年のハスキーのテツ君は、いまも素晴らしい体型を保っている。13歳の柴犬の小梅ちゃんは、相変わらずの姉御ぶりで一安心。8歳のミニチュアダックスのゴロー君は、白髪が目立ってきた。同じコーギーのマックス君は10歳で、近頃、前立腺を患っているらしい。

なんだか切ないねぇ。

長生きワンコは、人を家庭を社会を幸せにしてくれる、・・・ような気がするよ。




   
2004/7/6(火)
親心を知る子どものようなこの心憎い反応はいかが?
「アタシの足のために、ここに敷いてくれたんでしょ?」
「フローリングはすべるから、ワンコの足腰にはよくないもんね」
「わかってるよ、ありがとね」


・・・と、思ってでもいるかのように、カーペットの上に寝そべるアル。

去年、郵便屋さんにガウガウしようと走り出た瞬間、後ろ足の筋を伸ばしてしまって、とっても痛い目にあったアルのために、廊下に目の詰まったループ状でないカーペットを敷き詰めた。
これならすべらないから、ワンコが足腰を痛める危険性が減るし、ループ状でないから、爪をひっかける心配もない。
今日、その時のカーペットの残りをダイニングの入り口の床に置いた。おやつの袋の音を聞きつけてどこからか走りこんでくるアルのズッコケ防止のためである。

「ここはアタシのための、アタシの場所だね」、と、納得しているかのように、その上でリラックスするアルを見ると、可愛さのあまり、脱力しちゃいましたぜ。




   
2004/7/7(水)
恐怖からの逃走?
「やだっ! 帰るっ! 怖いっ!」
「やだやだっ、もう一歩も先には行かないっっっ」


何の音におびえたのか、散歩中、突然、くるりと向きを変えて走り出そうとする。
本当に怖がっているのかな?
怖がったフリして、散歩を途中で切り上げようとしていない?
うちまであと10メートルの、ヤマダさんちの角を曲がったとたんに、表情もスピードもいつも通りのんびりアルに戻るのです。

こんな暑い日には、散歩なんかどうでもいいやね。帰って寝るのが一番だね。

こんな暑い日にも、私、仕事してたのねぇ。去年も暑かったけど、冷たい麦茶で体調を崩さないようにと、熱いお茶をポットに用意して、仕事してたっけねぇ。それでも、寝る時は、足がだるくてたまらなくて、医療用のタイツを着用してたっけねぇ。

今日は、社会保険事務所に行って、「任意継続社会保険」に切り替え、保険料を来年3月分まで前納してきた。そうそう、今年は、健康診断も自分で受けなきゃならない。毎年、夏に受けていたから、どこかの人間ドックを予約しようかな。身分不安定なひとり者は体が資本だからね。




   
2004/7/8(木)
水道水ゴクゴク
「ミネラルウォーター、とかさ」
「浄水器を通した水、とかさ」
「そーゆーヘルシーな水もいいけど・・・」
「おいしけりゃ、何だっていいじゃ〜ん!」


アルは、浄水器を通した水を飲む。もちろん、他にいろいろ飲む。コーヒーや紅茶やお茶やビールやお酒は飲まない。そうそう、昨日、トマトと人参とリンゴとレモンと豆乳でジュースを作ったら、それも舐めてた。

しかし、散歩から帰ったら、水道水ゴクゴクなのである。ホースから、如雨露(じょうろ、ってこういう漢字なのねぇ)からの水を飲む。

ヘルシーでもまずいのはダメね。おいしくても体に悪いのはやっぱりダメね。ヘルシーで、おいしい食べ物や飲み物。それが一番だね。それがどういうものなのか、アルが一番よく知っているんだよ。




   
2004/7/9(金)
調子に乗りすぎ〜?
「気に入らなきゃ、ガウガウガウッ♪」
「おやつが欲しけりゃ、ガウガウガウッ♪」
「叱られても、ガウガウガウッ♪」
「アルは絶好調〜ぉ、ガウガウガウッ♪」


夏バテを克服して、近頃のアルは絶好調です。
「なんかちょうだいっ!」と、食卓に立ちかかり、
「おっ、ポテトサラダじゃ〜んっ」、と、舌を目いっぱい伸ばしてペロリンと、「ツバつ〜けたっ!」
こりゃーっ、アルーーーッ、と、頭をはたかれても、目をきらきらさせて、「痛くないよ、平気だよ〜」、
・・・という調子で、そんなアルを叱りつつも、飼い主としては嬉しかったりして。




   
2004/7/10(土)/////・・・(←ふざけてるわけじゃありません。雨は雨でも土砂降り!)
見えないよ
「物音がしたっ!」
「何か(隣のネコ)いるんだよ!」
「あ〜〜、悔しーーー!」


塀の下の隙間に、鼻先を突っ込んで、気配を探るアル。・・・ネコは下にはいないと思うよ。ネコは塀の上に座って、アルを見下ろしてるんじゃないかな。

アル、悔しいねぇ。キミは、ネコの動きは読めないものねぇ。

困ったと言えば、明日の選挙だ。参議院選挙。立派な掲示板に貼られたポスターを見ても、知った顔がいない。・・・政治家に知り合いなんていないんだけどさ。
棄権はしないぞ。今までだって、一度も棄権したことがないんだから。一票は500万円も経費がかかってるらしい。それは我らの税金だ。くっそー、悔しいから投票しに行くぞ。500万円!

だけど、どーすりゃいいんだ。どこに誰に投票すればいいんだ・・・。毎度の悩みだが、今度の悩みは深いぞ。

もーどうにもならない気もするが、世の中が続けば、数年後は姪っ子たちが投票権を得るわけで、その時に、彼女たちの1票が生きるように、彼女たちの手にこの日本を渡すために、・・・私は明日、投票しに行かねばなるまいのう・・・。




   
2004/7/11(日)
写すの? 写さないの?
「アルを写すんでしょ?」
「ね、なんでそっちに行くの?」
「なんで隣のネコのキキちゃんにカメラをむけるの?」


アルのヤキモチ焼きは有名。私が他のワンコを触っていたら割り込んでくるし。キキちゃんに話しかけてたら、「なんで、ネコと話してんの? わかんないわ。アタシ、ネーチャンのこと、全然わかんないわ」、と、実に不思議そうな顔して私を見上げていた。

「大事なのはキミだよ」
「私を信じなさい」

・・・うへぇ、純愛ドラマか?

純愛ドラマといえば、韓国のドラマが人気らしい。私は見る気がしない。それはなぜか・・・。言葉のせいだ。
実は、九州文化圏で生まれ育った私の家庭内標準語は佐賀弁である。韓国語は実に佐賀弁に似ているのである、イントネーションが。
ニュースなどで、ふと、「あれぇ? 聞いたことある言葉なのに、なんで意味がわかんないのかな?」と、画面を見ると、流れているのは韓国人へのインタビューだったりする。
純愛シーンを佐賀弁丸出しで言ってみようか?

「どがんでん会いたかったとよー」(とても会いたかったよ)
「ほんなこて、すいとっとー」(本当に好きよ)

どんなに優男の二枚目の人気俳優が演技していようとも、どんなにキュートな人気女優がウルウルしていようとも、韓国ドラマなら私にはこう聞こえてしまうに違いないのだ。切ない純愛ドラマも、おっちょこちょいのコメディに聞こえてしまうのだ、きっと。




   
2004/7/12(月)//
勉強にはメリハリが必要
「勉強のあとはリラックス」
「今日は、『くわえろ』を勉強したの」
「飼い主とのお勉強って、楽し〜いんだよね」
「だから、ついついプッツンしてハッスルしちゃうの」
「はぁ〜、ちょっとネンネするわね」


『もってこい』を覚えてもらいたい・・・。ワンコが持ってくるには、そのモノをくわえなくてはならない。だから、『もってこい』の前に『くわえろ』を覚えさせようとしている。
むりやりくわえさせて、一瞬でもじっとしていたらご褒美にドッグフードひと粒。これを7回繰り返すと、自分から口を開けてボールをくわえる。・・・ホンの一瞬だけど。
調子が出てきて、「あ、アタシ、オベンキョーしてんのね!」と、自分のやってることがわかった瞬間、アルは目を輝かせる。
「ワンッ!」(さ、もっとオベンキョーしようよっ!)

今日のところは、ここまで。アル、また明日ね。

アルは、このあと、ゴロンと転がり、すっかりリラックスして眠ってしまいました。




   
2004/7/13(火)
モリゾーとキッコロ
「アタシの写真は〜?」
「それ何〜? オトーサンの帽子につけてるそれ、な〜に〜??」

「愛・地球博の愛知万博のキャラクター『モリゾーとキッコロ』だよ」


アルは付き合いの良いワンコである。
私が朝寝すると、アルもご飯も食べず、トイレにも行かず、ハウスで寝ている。
私が起きるまで起きないらしい。
「ありゃりゃ〜、朝寝坊しちゃったよ、ダメな私だぁぁぁ」と私ひとりに決まり悪い思いをさせないための、アルのオヤゴコロ、なのかもしれない。
「ネーチャン、たいじょうぶだよ。アタシのほうがもっともっと朝寝ボーだからさ」・・・ってね。

・・・というわけで朝寝坊した私だが、買い物に出かけた。明日から九州に行く両親が持っていく土産だ。「いつもの土産と、ついでに、愛知万博のキャラクターグッズも土産にするから買ってきてくれ」

公式ショップが松坂屋(デパート)本店にある。
お土産を買い整え、「モリゾーとキッコロ」のタオルとバスタオルを買い、ついでに自分用にも315円(税込み)のピンバッジ。
買ったその場で、さっそく服につけた。愛知万博には無関心だったけど、こうやってグッズを買うと、万博だなー!と、いきなり気分が盛り上がるあたり、ミーハー無責任な私・・・。
「九州でも宣伝してきてくださいっ!」と、売り場のキュートなお嬢さんもノリの良い娘であった。

帰宅後、父の帽子にピンバッジをつけて、「モリゾーとキッコロ」にも旅をさせることにした。




        
2004/7/14(水)
ほったらかされて・・・
「うぎゃ〜ぉっ!!」
「コネコネコネ〜!」
「アタシ、ひとりで遊んでんのっ」

「だって、ネーチャン、昼からずーーっとひとりで遊んでるのよ」

4年ぶりに写真の徹底整理、よさそうな写真のみ残し、似たようなカットのものは、人物だけ切り取って、アルバム1ページに30〜40カット分貼り付けていき、「なんでも百連発」アルバムを作成。フエルアルバム1冊に10年分の写真だって収められちゃう☆
写真を見るのは、プリントした時だけ。あとから何度も見直すということはほとんどない。デジカメだけなら、ハードディスクに保存すればいいが、カメラを趣味にする人が家族にいると、写真はどんどん増えていく。

誰にも文句は言わせないっ。


「・・・」
「それで、片付くんですか?」
「もうそろそろ夕食の時間ではないですか?」
「アタシ、待ってるんですけど」


・・・疲れた。あと1時間分ほど、作業が残っているけど、続きは明日の朝・・・。




   
2004/7/15(木)
騨衛門さんの謎
「36度、超えたね」
「道路、溶けちゃってるかもね」
「こーゆー時こそ、妙に散歩したくなるのよ、アタシ」


私は5時半から起きていたというのに、アルは、なかなか起きなかった。
8時:第一回目の散歩。50メートル先まで行って、草むらと化した公園の朝露を楽しむ。

9時:二回目の散歩。同じく同じ場所の朝露を名残惜しみ、解体工事あとの敷地を探検した。

12時:三回目の散歩。もう一度公園に行ったが、朝露はとっくに蒸発。アルが三度歩いて、草むらにケモノ道ができた。

18時: 門を出て5メートルで座り込み、夕方のそよ風を楽しみ、帰宅。オシッコせず・・・。

アル、今度は真夜中に散歩を要求する気だな?

さて、それよりも「騨衛門さん」である。近頃やたらにウィルスメールが多いが、今日はそれらに混じって「MAILER-DAEMON」からメールが2通きた。そう、私はこれを騨衛門(だえもん)と呼ぶ。ダエモンさんによると、私は、sky-tkc というところと、ma.pbank というところの誰かにメールを送っているが、それは届かなかったのだそうだ。

いつのまにかウィルスに感染したかな、と、チェックしたが、感染していない。ということは、どなたかのパソコンが感染し、ウィルスが差出人を偽装して大量のメールを送りつけている、ということなのだろうか。

むっ・・・、私のアドレスに偽装するとは、許さんっ。




   
2004/7/17(土)
遁走中、でも律儀
「きゃーーっ、雷ー!」
「逃げろや逃げろ〜!」
「あ、チェルシーのオカーサンだ!」
「コンニチワ〜、元気〜? アルは元気だよ〜!」


午後、ザーッと一雨来た。雨がやんだ頃を見計らって散歩に出たが、途中、遠くで、ドロドロドロ〜、と、雷の音。すかさず遁走するアル。引っ張られて走る飼い主。
しかし、家まで10メートルのヤマダさんちの角で、アルは大好きな人を発見。パニック状態で遁走中ではあったが、好きな人を見たら、嬉しさのあまり、耳がぺったんこに倒れてしまう。数メートル戻ってご挨拶。
アルったら・・・。

ワンコが本気出して走ると、人間なんかかなわない。いざという時のワンコの力を想像すると、それがマイナスに働く時、私の手には負えないだろうと思う。もしもワンコがパニック状態になったら、例えばもしも災害時に、非難しなければならなくなったら、ワンコは素直に抱っこされるだろうか。

あぁそうだった、もし素直におとなしく私に従ってくれるとしても、ワンコは避難所に連れていけないんだった・・・。それでは私はワンコとともに残らねば。一番弱い立場の生きものを連れて行けない場所には、とてもじゃないけど、行くことはできない。自分でなんとかしなければ。そんなことになったら、何が何でも、ワンコも共生できる場所を探し出さなければ。




   
2004/7/18(日)
光陰矢のごとし
「アタシ、散歩に行かないよ」
「引っ張られても、アタシ、この場を死守するっ」


昨日は散歩中に雷の音におびえました。
今朝は早くから、パァ〜ンッ!と何かが破裂するような音がして、おびえました。
日中も、遠くで雷が鳴ってるような気がしました。でも、行かねばなりません。散歩はワンコのお仕事ですから。


「ただいまーーーっ」

さっさと帰宅です。鼻先で、扉をちょいと押し開けて、一番に家に入ります。

子どもたちは夏休み、海の日とかで大人たちも三連休の人がチラホラ。そういえば、5月4日に「次の連休には仕事なんかしないぞ」なんて書いてたっけ、私。

どんなもんです。そのとーりになってますぜ、ふっふっふ。
念ずれば花開く、ってやつ? ・・・ちょっと違う?




   
2004/7/20(火)
超夏日の誘惑
「関東では40度近かったんだってさ」
「こーゆー日は、妙なことしたくなっちゃうの」
「・・・車の後ろ足の匂い嗅いでみたり、とか」


午後3時頃までは、それでも風が入ってきてなんとかしのいでいたけれど、耐え難い暑さになってきてついにエアコンの登場。
それでも今日のアルは、なぜだか元気。

「・・・うひゃ〜〜!」
「なんの匂いがしたかって? うふふ、内緒。」


今までは一日2食与えていたけれど、一日分の食事を3回に分けて与えることにした。そうすることで、無理なく減量できるのだそうだ。
人間でいうと、お相撲さんの食事パターン(一日2食)から、糖尿病食(一日4〜5食)への切り替えである。
人間臭い食事パターンにしたからだろうか、アルの表情がとっても人間臭く感じられるのは・・・。




   
2004/7/22(木)
だるいのかな?
「寝る時は、足をちょいと上にあげて〜ぇ」
「このポーズ、好きなのヨ」


ワンコも、暑いと足がだるくなるのだろうか?
短い脚を、ちょこんと壁などに当てている姿はなかなかおもしろいものだが。
知り合いのワンコが熱中症にかかって入院中だと聞いた。窓を少し開けた部屋で、ほんの数時間、留守番をさせたらしい。エアコンをかけていて、もし留守中にエアコンに異常が発生したら、ワンコにはどうにもできないからだという。近頃、家電の故障はよくあることだから、それも納得できる話だ。

ワンコの小さな体は、人間の思っているよりもデリケートなのだろう。人間の赤ちゃんや小さな子供と同じ。外でつながれっぱなしのワンコ、体を冷やしたくて水を飲みたくても、きっと容器に入れた水はお湯になってるだろうねぇ。・・・頼むよ、外でつなぎっぱなしにしないでよ。

夜のウォーキングで、田んぼのそばでは涼しい風を感じるのに、家が建て込んだあたりを歩くと、路面から湧き上がるような熱気にうんざりする。東京の40度もムリはないなぁ。(あれはフェーン現象だったらしいけど)・・・大都会の夏は耐え難いだろうなぁ。・・・大都会のワンコは、苦しいだろうなぁ。




   
2004/7/23(金)
不測の事態迫る!
・・・現場から実況いたします。
昨日に引き続き、愛犬アルの昼寝風景です。
一見、のどかな様子ですが、アルの後ろ足が完全に宙に浮いているのがご覧いただけるでしょうか。
なにゆえ、このように、態勢がずれているのかは不明ですが、もうまもなく、下半身から落下することでしょうっ。
幸い、下にあるのは、飼い主たちのツッカケ。痛みはほとんど感じないはずですっ。


この直後、落下しました。

わははははは!

ワンコが失敗したら、笑ってはいけません。それを指摘してもいけません。それが、武士の情けというものでしょう。
ワンコはいっしょうけんめいに、その失敗を取り繕おうと、知らんぷり、しようとするんですよ。(笑)




   
2004/7/24(土)
ひざまくら
「暑いね〜」
「オトーサン、オトーサン、何かくれるの?」
「なんも? じゃ、ひざまくら〜」


なにを思ったか、突然、このようにひざまくら。いつもの位置関係よりも、我々がアルの視点に近づいた時、アルは非常にわかりやすく嬉しい気持ちを表現する。

外を眺めるアルはいったい何に注目しているのだろうと、アルのとなりに腹ばいになって外を眺めると、アルがふと振り向いて、私の鼻をペロリとなめてみたり。
このように、父が床に座ってみると、耳をぺったんこにして側に来て、コテッと密着したり。
そんな時の表情はとてもリラックスしてて、笑っているように見える。

そう、犬は微笑む。犬は笑う。それは、飼い主の表情を真似ているのだ。




   
2004/7/25(日)//
ワンコの基本
「ご飯だ!」
「『待て』する時は、ご飯から離れるの」
「ご飯を見ないことにしてんの」


ワンコの注意が、飼い主の指先に集中。
「よし!」を合図に、ご飯に突進。
ほとんど一飲み。ワンコはこうでなくっちゃね。

アルは元気だ!!




   
2004/7/26(月)
近頃ハマってること
「水まきだーーー!」
「こっちにもーっ!」
「もっともっともっとー!」


じょうろの水をゴクゴクして以来、アルは水遊びに目覚めた。

夕方、植木や草花に水まきするのだが、その音を聞きつけると、アルはガウガウと水遊びを要求する。雨の日の散歩は嫌がるのに、遊びでぬれるのは一向に構わないらしい。ホースの水を時々アルに向けてやると、「水を捕まえてやる〜」とばかりに張り切る。遊び狂っている。

アルは元気だ!!




   
2004/7/27(火)
暑かったので・・・
「ワンコの生活はシンプル」
「ワンコの持ち物もシンプルにして最小限」
「なのに、ニンゲンってやつは・・・」


なぜだか自分のデスク回りは片付けられない私。近頃、メガネという必需品が増えて、ますます散らかるようになった。おまけにこのメガネというやつは、けっこう高価である。傷つけるわけにはいかない。

つい、こんなものを買ってしまいました。暑かったので、ついふらふらと、・・・というわけではないと思うけど。これで、メガネだけは所定位置に納まるから、・・・ま、いいか。

・・・3つの鼻、まっすぐには取り付けられていないんだよね。これはアートか、それともいい加減な仕事の結果なのか・・・。それも、ま、いいか。




   
2004/7/28(水)
気温を、指差し確認してみた
美人菜食犬アルのファンのみなさま、昨日に引き続き、本日もアルの画像でなくてごめんなさい。
アルは元気です。食欲モリモリです。
ついさっきも、暑いさなかに熱いコーヒーを飲んでいる私のそばにやってきて、コーヒーと一緒に食べようと準備していた松永製菓の「しるこサンド」3枚と明治のプロセスチーズ「高原育ち」に、うるうるの熱視線を送り続け、ついにそれぞれ7ミリ四方をゲットしたのです。
そうそう、お昼ごはんには、いつものドライフードを洗剤スプーン1杯と、ミニミニパック豆腐(通常の豆腐の1/4丁)を一気飲みしました。アルが元気で私はうれしい!!

うちの庭のラティスに引っ掛けた棒温度計。午後1時半頃、39度を指していました。直射日光を後頭部に受けると、めまいがするほどに暑いのですが、風があるせいか、日陰は過ごしやすく感じます。レンガ敷きつめの庭ですが、レンガ面を触ると、「熱い!」です。・・・沖縄より暑いんではないだろうか?

UFJの合併話も、この暑さで溶けて流れてしまったようで・・・。これでまた、ストレスで病気になったり、いろんなものを失う人が出てくるんだろうな・・・。




   
2004/7/29(木)
メルパルクが移転していた
「今日も今日とて水遊び〜っ!」
「もっともっともっと〜!」
「水を捕まえてやるんだーーーぃ!」


昨日に引き続き、36度を超える暑さ。昨日と違うのは、昨日は湿度が低かったのに、今日は80%だったこと。息が苦しい〜。熱気が体にまとわりつく〜。汗が逃げない〜。

メルパルク名古屋へのアクセスを調べるように頼まれて、「栄の東海テレビの隣じゃん」と言ったけれど、なんとなく調べる気になって、ネットで検索した。

・・・なに? 栄駅ではなくて、千種駅徒歩1分???ほんの5年前に買った地図には栄駅の近くにメルパルクが記載されてるぞ。
あらら、3年前の4月に移転していた。

日曜当日に、移転前の場所に行って、「メルパルクがないっ!」と騒がずにすんだ・・・。(^^ゞ

本日の教訓: (1)地図は毎年買い換えましょう。(2)何事もリサーチは徹底的に。思い込みは危険だ。




   
2004/7/30(金)
漠然とした不安
「・・・板子一枚下は地獄・・・」
「・・・一寸先は闇・・・」(ちょと違う〜)
「玄関から一歩外は、ギンギラギンの夏の光」
「・・・ふぅ〜〜」


こんな日に外出するのはアホや、と、アルに言われてるような気もするが、・・・出かけた。

以前は、土日にしか外出の機会はなかったので、こうして平日の昼間に外出するのが珍しい。(今のところは。)
出かけるたびに、不思議な感覚に襲われている。(今のところ。)
豊富で安価な商品、繁華街を歩くたくさんの人々、高価なブランド品を持ち歩く人、小汚い理解不能なファッションの人、明らかに挙動不審の人、飲食しながら移動する人。
いろいろな人やモノや機能が渾然一体となっている・・・とは感じられない。全てが摩擦しあって、きしみあっているようで、なじめないし、不安を感じる。不安や不思議を感じながら歩くのは、疲れるような辛いような気がする。

しかし、きっと慣れるだろう。異質なものがぶつかることでエネルギーが生まれるのだ・・・。




   
2004/7/31(土)///・・・
キミは何を想像したか?
「降ったりやんだり、晴れたり曇ったり」
(「オンナゴコロ? オトコゴコロ?」)
「雨傘さして日差しをよけて、日傘をさして驟雨をしのぐ」
「グフフフフフ・・・」


アルの指摘どおり、昨日の私はギンギラの夏の日を雨傘さして、今日は白くけぶるほどのにわか雨の中、日傘をさして走った・・・。ま、それはいいとして。

「吸われて。燃えて。捨てられて。タバコじゃなければ泣いている。」
JTの電車中吊り広告。訳文も載ってて、「inhaled 」・・・なるほど、これなら誤解のしようもない。




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