『怒涛の鯨のタタキ』
2005年1月の日記



あっという間に終わった1月。
流されてるのか、走っているのか、何がなんだかわからない。


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2005/1/1(土)
アルと酒と杯と
「いつもと様子が違うね」
「今日はアレだね、お正月」
「10回目だもん、わかるよ」


さすがに10回目ともなりますと、アルも落ち着き払って我が家の正月の行事に参加。参加するといっても、お屠蘇をいただくわけでもなく、ただおせち料理などもらいながらそばに座っているのだが。

屠蘇散という漢方薬の包みを清酒や味醂に浸してお屠蘇を作る・・・ということはもちろんしないのが、我が家流。屠蘇器に入れるのは冷やの清酒、それを三つ重ねの杯でいただくというところがちょっと儀式風。その後、「今年の正月の酒はこの杯で☆」と、選んだ杯でやはり清酒を冷やでいただく。今年の杯は、去年、私が九谷焼の生産地で購入した杯。そりゃぁきれいな杯で、生産地価格というわけで定価の半額にしてもらったから買うことができた一品。大きさといい形といい色といい・・・惚れましたぜ。




     
2005/1/2(日)
まっすぐに生きる
「空にまた日が昇る時〜」
「若者はまた歩き始める〜」
「・・・ってか?」
「で、もう動いていいかな?」


父の「高い」デジカメを借りて激写したアルは全部ブレてたので、まともなのはいつものコンパクトなデジカメで撮ったこれだけだった・・・。

ちゃんと写らないデジカメなんて、役立たずだーーーっ!

田んぼのまっすぐに並ぶ稲の切り株の画像を見て、まっすぐに清々しく生きたいと思ってしまった、・・・はからずも。池波正太郎が言っていた。「男らしさとか女らしさとかいう前に、男も女も共通して大事なことがある。『人の身になって考える』ということがね・・・」と。

アル、キミが立ち止まってくれたから、こんなことを考えることができたよ。




     
2005/1/3(月)
それぞれの過ごし方・・・○○三昧
「アタシはアタシらしく・・・」
「ネーチャンはネーチャンらしく・・・」
「誰もがその人らしく・・・」
「今日という日を過ごしたのね」


今日もいい天気。車庫のいつもの場所に日が当たっている間は、アルはそこで昼寝して、夕食後は自分のベッドでネンネして、夜の9時過ぎからはリビングの座椅子の上でネンネして、今また自分のベッドでネンネしている。

私は『マトリックス』3部作を続けて観てみた。1本ずつ観た時は、「何コレ?それでどーなるの?どーなったの?」と思ったが、続けて観ると、わかったような気がした。・・・んーと、とにかく、ネオは死んじゃってもいいんだよ、だってトリニティーも死んじゃったんだしっ。

両親は、今年も「なんばグランド花月」に大笑いしに行ってきた。今日はたまたまテレビ中継も入っていたらしい。桂三枝の出番の時は、笑いすぎてハラワタよじれて呼吸困難で死ぬかと思ったらしい。・・・私もぜひ行かねば。




     
2005/1/4(火)
休暇が明けて
「食べすぎ・・・」
「寝不足・・・」
「はしゃぎすぎ・・・」
「調子狂っちゃったよ」


アルは朝散歩で、道端の草にがっついた。書斎をよく見ると、じゅうたんの上に吐いた痕跡が。朝のフードにも食欲不振の様子。「休み中に遊びつかれた人間の月曜の朝状態」、である。ずっとベッドでこんこんと眠るアル。そして、夕方の散歩では、ウンチ、ウンチ、そしてゆるゆるのウンチ・・・。散歩から帰宅して、お湯で何度も何度もお尻を拭かれてしまったアル。

・・・すまなかった、アルっ!

この画像では、いつものペンダントを着用している。・・・夕食後、リビングのカーペットにひっかかったペンダントを発見。おそらく、夕食のドライフードを食べた後、口周りをリビングのカーペットの上になすりつけ、身づくろいをしていただろうその時に、ペンダントのリングがカーペットのループにひっかかり身動き取れない状態になったと思われる。それを「コノヤロめ!」とアルは引きちぎったのに違いない。チタンペンダントの接合部が外れていた。

・・・すまなかった、アルっ!




     
2005/1/5(水)
違うって!
「・・・違う」
「・・・違うよ」
「・・・違うって!」


アルは妹とピーピーで遊びたいのではない。アルは、妹のダンナのトシ君にナデナデしてもらいたいのである。これはお正月休みの一こまです。

ま、それは横に置いといて・・・。

今日は「小寒」だそうである。本当に寒いのは、これからあとひと月ということになるらしい。カレンダーをよく見ると、「小寒」の下に何か書いてある。メガネをかけていない私は、文字に焦点を合わすべく、カレンダーとの間合いを計った。・・・距離にして1メートルがベストな焦点距離。これ以上近づくと、文字がぼやける・・・離れると、なんだか頼りない。

「え〜と、はつ・みず・てん・・・・みや。なんだろ、これ? はつ・みず・てん・みや、だってさ。」横で聞いてた父が一言。「すいてんぐう、やろがっ!」 そうなのだ、「初水天宮」なのだった。ダーーーーッ! 文字を最初からひとつずつ読んでいって、それが頭に入っていないとこうなるんであるっっ。大笑いである。しばらく、夕食のうどんを噴き出しそうになりながら、家族全員大笑いである。

5行やそこらの文章は、ひと目で読み取っていた私がこの有様である。必要な情報だけが、ポップアップして目に飛び込んでくるかのように、斜め読みが得意だった私が、いまやこの体たらく・・・。あぁ、悲劇は喜劇に通ず。




     
2005/1/6(木)
粘り勝ち
「まだかなぁ・・・」
「ハウスでネンネ、って言わないかなぁ」
「規則正しくしてくれなくちゃ・・・」


アルは基本的には、父の後をついて回る。父をボスとみなしているから、かもしれないが、実は、父をドラエモンのポケットと見なしているのではないかと思う。父のポケットからは何かうまいものが出てくるのだ。夕食後、リビングの父の足元で座って父を見上げる。「ネーチャンとこに行きなさい」と言われて、書斎の私のところへ飛んでくる。私に何か芸をしてみせて、ドライフードをひとつせしめて、またリビングへ行き、父に何かをもらってから、また書斎にやってきて、・・・リビングと書斎を往復する。早寝する父が寝室に引き上げると、アルのターゲットは私ひとりとなり、アルにべったりと張り付かれる。夜、たまにリビングでテレビを見ていて、ふと横を見ると、いつのまにかアルが同じ目の高さで私を監視している。眠くてたまんないよ、と、私を見ている。

そうだね、アル、規則正しく生活しなくちゃね。




     
2005/1/7(金)/
ウンチと環境破壊
「田んぼの中を走っちゃいけないんなら・・・」
「アタシ、散歩しないよ」
「でも外にいたいよ」


寒い寒いとセーターにベストにダウンジャケットという格好で家の中で過ごしていたら、外は妙に暖かだった。弱い風が吹いているけど、ちっとも冷たくない。アルが家の中に入りたがらないはずだ。

しかし、田んぼやアルの散歩道のあちこちには、飼い主が始末をしていないワンコのウンチがゴロゴロ、ゴロゴロ、ゴロゴロ・・・。ウンチは土に還る、ウンチは有機肥料になると思っていないか? ウンチは窒素だ。肥料も窒素だ。肥料を適量使えば、野菜はどんどん大きくなる。確かに。しかし、窒素が過剰では環境汚染につながるのだ。ウンチを放置し、田んぼや畑に肥料を使いすぎると、酸素が不足して、窒息するんだぞ。青くなっちゃうんだぞ。ホントーだぞ。

ウンチはトイレに流すのが正しい処理の仕方だと私は信じているっっ。




        
2005/1/8(土)/
妥協しよう、そうしよう
「ボール持って来い?」
「代わりに、ピーピーでどう?」
「ダメ? じゃぁ、毛布でいかが?」
「・・・だって取りに行けないんだよ」


「持って来い遊び」の最中、調子にのりまくったアルは、ボールをポーンと放り上げ、そのボールが、アルの苦手な、「家具と家具のすきま」に転がった。すきまといっても充分に広いのだが、アルはどうしても入りたくない。椅子やテーブルの下に入ることはできても、家具と家具の間には行きたくない。だから、ボールを取ってくることができないので、「ボール、持って来い」と言われたら、代わりにイルカのピーピーを持ってきた。
「ピーピーじゃないでしょ、ボール!」
今度は、毛布を持ってきた。
「毛布じゃないでしょ、ボール!」

困ってしまったアルは、ネーチャンが根負けするのを期待して、ジーッと現状を維持する作戦に出た。これもまた、遊びの一種。




     
2005/1/9(日)/
社会資本の殺し方
「形あるものは壊れるっっ」
「破壊は創造の母っ!」
「・・・」
「空き箱は、つぶしてから捨てようっ!」


アルは、「しるこサンド」はもらえるけれど、ポテトチップスはもらえない。飼い主の偏見に基づいた独断でそうなっている。空き箱つぶし、トイレットペーパーの芯つぶしは、アルの手を借りることにしている。お手伝いした後は、ご褒美のオヤツが待っている。

日経新聞の記事の見出しに、「未来描けば廃墟の山」とあった。無駄遣い公共事業の代表にいつも上げられるのが県営佐賀空港、・・・佐賀県出身の私も呆れて同情できないプロジェクト。首都高速道路公団は、修繕費用を考えに入れていないのだそうだ。やいやい、修繕しないのだったら、壊す覚悟はあるんだろうな。かと思うと、埼玉の大宮⇔新宿間に新幹線を地下に通そうと自民党の一部が言ってるらしい。6千億円かかるらしいが。そんなのより、北海道か東北か四国か九州に国会や国の役所だけ移転しちまえっ。




     
2005/1/10(月)
そうだ 歩こう
「歩くということは・・・」
「転ばずに前進するための・・・」
「着実な方法のひとつであり・・・」
「かなり高度なテクニックを要する」


・・・なんてな。ホントかどうか知らんけど。だけど、英知を結集して開発されているロボットの動きを見ると、歩くことの難しさを見る気がする。

1億円ばらまき事業の時に、市町村はいろんなお金の使い方をしたようで、わが町は役場から体育館の間の600メートルに広がっていた田んぼを突っ切り、散歩道を2本整備した。歩行者専用である。(軽自動車やバイクや自転車はブイブイ走っている。)毎年予算が余るのか、シンプルでいいはずの散歩道に、かっこ悪い石像や暗い照明が増えていく・・・。(もちろん町の借金も増えていく。)

画像は散歩道のひとつに設置されている、2メートルほどの「足の裏刺激のためのコーナー」。素直に、裸足で足の裏を刺激している人は見かけたことはないけれど、念のため、アルが乗ったら、オシッコさせないように、慌ててリードを引っ張り、おろすのだ。(ごめんね、マナー知らずのワンコと飼い主で。)




     
2005/1/11(火)
10年を振り返り、20年を振り返る
「アタシは振り返らないよ」
「まっすぐに前だけを見つめるのっ」


だって、目の前にオヤツを差し出されているんだもん。

自然大災害と平成不況の10年・・・それだけの10年だったか? 

ノーベル賞受賞者も生んだ日本だが、日本の国や企業に、先進技術を開発する研究者を引き寄せる魅力があるか? 数多くの規制が押さえつけてはいないか? 中国のLenovoはわずか20年で、本社をニューヨークに移し、中国国内の市場だけに目を向けず、世界に目を向けている。この20年の間に、日本にそのような企業が現れたか? トヨタがGM と提携し、世界を目差して20年。トヨタ以外に、トヨタに代わる企業は現れたか? ・・・企業は、同じ形では50年持たない。変わり続けなければ生き残れないのだ。




     
2005/1/12(水)
悪いとわかっているけれど
「わかっているんだよ・・・」
「イケナイこと、だよね・・・」
「でも、やっちゃったんだよ」
「それにはきっとわけがあるんだ」


アルは、やってしまった・・・、なんとも腹立たしい不愉快な行動を。食糞行動である。自然界におけるスカベンジャー(掃除屋)としての本能があるだけに、食に関する行為は、それが飼い主にとって不愉快であろうとも、一度成功すると、なかなか直らない。

アルは若犬の頃、一度やってる・・・。とても気に入った匂いのウンチにかねてから目をつけていたらしく、ある夜の散歩の時、すごい勢いでその場所に飛んでいって、私がアルのウンチを片付けている間にガブリッ! 「アルーーッ!」、アルの口をこじ開け手をつっこみ、一旦は回収に成功したが、私の手から落ちたソレを(つまり私は、ウンチを手でつかんだのね)アルはまたもや口にし、飲み込んだーーーっ! 「アル、ダメッ!」、アルを押さえつけ、バシバシと叩く。ワンコを叩くのは悲しい。しばらく押さえつけ、「ネーチャンの言うことを聞かなきゃコワイぞ」と思い知らせる。

数日来、田んぼに入りたがっていたアル、今日は、勢い良く田んぼを走った。もちろんリードは離さないが、まさか、ウンチにまっしぐらだとは思わなかった。・・・アル、現行犯! 

ろくでもない寄生虫がわいたり病気にかからなければいいのだが。




     
2005/1/13(木)
ここが境目
「ここを渡れば・・・」
「理性ぶっ飛ぶ田んぼへ行ける!」
「・・・が、叱られるかも・・・」
「ここが思案のしどころじゃ〜」


あれだけこっぴどく叱られたのに、今日もやっぱり田んぼへ向かう、アルはやっぱりほがらかワンコ。ま、アルが元気に走る姿を見るのは嬉しいから良しとしよう。

「火をつけるとどうなるか知りたかった」、と、小学6年女児が放火した。火をつけると燃えるっつーことがわからんのかっ!という話ではなさそうだ。火をつけると、「自分」がどんな気分になるのか知りたかったのかな、と思った。私のように、火や水を怖がる人間も多いだろうが、その逆もいるだろう。好き嫌いと放火とはまったくレベルが違う。放火するに至るには、超えてはならない大きな壁を超えていると思う。放火犯や性犯罪者は、社会に生きる人間として、後戻りできない壁を超えてしまっているのではないだろうか。




     
2005/1/14(金)
やればできる
「家具のすきま、平気だよ」
「・・・できないふりして」
「・・・怖がるふりして」
「・・・やってみせるのさ!」


・・・そこまで策士かどうかは置いといて。アルはいとも簡単に家具のすきまを克服した。(ついこないだは、できないフリの演技派アル。)後ろ足を踏ん張り、いつでも撤退可能な態勢を取りつつ家具のすきまに転がったボールに挑戦している。・・・もっとも、人がいない時には、いろんなすきまに入り込んで探検しているのだが。

明日、大学入試センター試験だそうだ。姪っ子の高校受験は来月から。ちょっと気になる。

勉強できる子は、勉強をしているから「できる」のだ。中学・高校程度の勉強ならば、勉強はやればできるのだ。勉強できない子は、勉強時間が圧倒的に足りないし、授業中も無駄にしている。勉強できないんだ、と嘆く子は、誰よりも勉強ができるようになりたいと思っている。焦るな、嘆くな、怠けるな。基本に戻ろう。挑戦しよう。コツコツやろう。(・・・と、自分に言い聞かす。)




     
2005/1/15(土)
耳寄り情報
「・・・何?」
「『ボール持って来い』よりももっと魅力的な単語が!」
「お願い、もう一回、言って〜!」


ボールの中に仕込むのは、ドライフードひと粒のみ。ボールを受け止め、その割れ目からドライフードを自力で取り出さねばならぬ。5回でも10回でも繰り返すほど好きな遊びだが、取り出し方がうまくなって、あっという間に次を要求するので、私は何かしている時には、その手を止めねばならない。そこで、私にとっては時間稼ぎ、アルにとってもおいしい話を持ち出す。

「ガム?」、と。アルの動きが止まり、まさに「聞き耳」を立てる。

ちょっと意地悪してみる。
「ボール?」・・・耳、動かない。
「散歩?」・・・耳、動かない。
「ネンネ?」・・・耳、動かない。
「ガム?」・・・耳、動くっ! 同時に、喉をゴクンと鳴らし、一歩身を乗り出すっ!

ハイ、アルの大好きな『グリーニーズ』だよ。




     
2005/1/16(日)
心の旅
「アタシはオヤツを探してるの」
「オヤツを探す遊びをしている、とでも思ってる?」
「ネーチャンのために、遊んであげている、と思ってるの?」


時々、アルが私と遊んでくれてるような気がする時がある。私の気分に合わせてくれている、というか、寄り添ってくれている、というか・・・。心を見透かしたように、足取りを合わせてくれることがある。

いろんな人間関係があるが、摩擦のない関係はない。悩みを解決するには、自分の心を探って、底までさらって、探さなければならない。自分ひとりではなかなか辛いものがあるが、私の7倍の速度で生きるワンコの目を通し、ワンコの心を通して、私は答えを見つけてきたような気がする。ワンコがくれた日々、だ。




     
2005/1/17(月)
寝てはいけない
わははははははは!!
笑える画像ではないか!

「・・・(アル、爆睡中)」

気にしないでね、アル。笑われてるのはアルじゃなくて、飼い主なんだからね。

寝すぎはいけない。その昔、貝原益軒がそう言ってたらしい。特に昼寝のしすぎはよくないんだ、と。私は昼寝はしないが、宵っ張りの朝寝坊である。寒い季節は、早寝の朝寝、となる。・・・いいとこ無しである。あーやだやだ。寝すぎた翌朝は、顔があっちこっちゆがんでて、頭痛もして、腰痛も起きてて、かなり悲惨である。起きるのが苦手だから、いっそ寝るのをやめちゃおうかな、と思うことがある。

そうしよっかな、マジに。・・・むむ。




     
2005/1/18(火)
虫の居所
「遊びたくない・・・」
「吠えたくないよ」
「眠くもないよっ」


アルにもそういう時があるさ。

だいたい、今日の郵便物が腹立つ。「厚生労働省年金局・社会保険庁・国民年金基金連合会」、連名で大切なお知らせ、とゆーものを送ってきた。「年金だけじゃ老後は大変でしょ、基金にも加入してよね」というお知らせである。国民年金、厚生年金、そしてまた国民年金、と、途切れなく加入して支払っているんだぞ、私は。キミたちのゴルフ代、宿舎代、駐車場代、裏金代、飲み代、おネーチャンたちへのお小遣いまで支払っているんだ。OBたちへのお小遣いもだぞ。 厳重注意を受けた一部幹部たちへのお詫び代まで払えってか? キミたちの親族の必要経費も払えってか? キミたちは将来、共済年金を受給するから、厚生年金や企業年金や国民年金が破綻しようと痛くもかゆくもないだろうし、共済年金は「法の規定により」他の年金より手厚く分厚い。薄くわずかな国民年金でさえ、私の世代は、将来もらえるとは思わないが、しかたないから払っているんだぞ。(うちの両親が受給していることだし・・・)

ついでに言っとくが、国債も買わんぞ、私は。そんなもんを買うくらいなら、とことんまで地に落ちた三菱自動車の株でも買うわい。立ち直ろうと必死になってるから、かわいげがあるってものだ。役所の連中には、かわいげがない。横領しておきながら、「調査はしません」、「法的に問題ありません」・・・。「法」なんて自分たちの都合いいように勝手にこしらえてるくせして・・・あー、腹立つ。




     
2005/1/19(水)
本音は出さない方がいいかも
「朝からオトーサン、いなくてさー」
「昼からネーチャン、いなくてさー」
「オカーサンはビョーニンだしさー」
「一日中、ひとりっこしてたんだよ」
「・・・なんもないわけ?」


風のない、寒くなく、かといって日差しも強くないので、暖かさも感じない、うすらぼけぇぇぇとした感じのこんな日に、なんとなく留守番させられたアルの気分はどんなものだろうか。むっつりと下を向いたアルは、「よっしゃーっ! 延々とボール遊びにつき合わせてやるぜぃ」と、考えているんじゃないだろうか。

町内会加入率が10%を切る、という、いったいどーゆー人間が住んどるんじゃぃ?と常識を疑われてしまうのが、我が町内会であるが、駅前という場所柄か、月に一度の資源ゴミ収集日などは、いいかげんな捨て方をしたゴミがあふれかえっている。そのゴミを分別するのは、町内会、これから夏場は二人では時間内に処理不可能なので、助っ人が必要となる。回覧板で助っ人お願いのお知らせが回ってきた。こういうのは面白がって参加するのが、我が家の流儀である。・・・目を疑った・・・欄外に「○○(苗字)、反対です」と記入があった。信じられない人もいるもんである。助っ人希望に記入しないだけでじゅうぶん意志は通じるのになぁ。反対表明までしなくていいのに。




     
2005/1/20(木)
ワンコが幸せな理由
「吠える・・・」
「噛み付く・・・」
「飛びかかる・・・」
「なぜ、問題解決しないんだ?」


それはね、問題解決へのアプローチが間違っているんだよ。このボールの内部は迷路になっている。ボールを転がすと、中の迷路をドライフードがころころ転がり、この出口からコロンと落ちてくる。ボールは転がさなくちゃならないんだよ。

アル、吠える声に悲鳴が混じってるよ。声がひっくり返ってるよ。

ご飯も、遊びも、パトロールも楽しかったね、アル。なんにも欲張らずに、いっしょうけんめい食べて遊んだから、今日もとっても楽しかったね。吠えるのに疲れたら、座って待ちましょうね、アル。ベッドにコロンと転がったら、夜はあっという間にやってくるよ。幸せな眠りがやってくるよ。

お休み、アル、またあした。




     
2005/1/21(金)
体に良くないウサギ跳び
「冬の寒さはワンコの味方」
「走っても、走っても・・・」
「ホラ、暑くないもんね」


今日はとっても寒かった。散歩の時は、ダウンジャケットの上に、ダウンのコートを着てみた。・・・ダウンの手袋ってないのかしら。

画像を見ると、アルの後ろ足が揃っている。ウサギ跳びの格好になっている。これは、椎間板ヘルニアの初期に見られる、とも言われている。テーブルの下から出入りする時や、アルの隠れ家からの出入りに、勢いあまって何度も腰をぶつけたり、じゅうたんやカーペットがカバーしていない部分のフローリングで、走りこんだ勢いで下半身をひねるように滑り込んでしりもちついたりしている。・・・もしも私だったら、腰に青あざ、捻挫一歩手前状態ではないだろうか? アル、大丈夫? 柔軟な筋肉や関節を保ってちょうだいね。

愛媛県警の現職警官が裏金作りを告発した。死ぬなよ・・・。日本全国で発覚している、下っ端警官みんなで作らされる裏金、・・・中央から来る本部長などキャリア組へのン百万円級のお車代などの謝礼になるんだよね。署長への月々へのお手当てや署長が退職する時の餞別になるんだよね。(だって、それで家を建てなくちゃね。)時代遅れなほどの硬直化した縦割り組織は、簡単に腐敗する。そして、下っ端はつねに捨て駒になるんだよね。




     
2005/1/22(土)
世界の中心でアルは吠える
「ほらほら、どーしたのっ!」
「ついてこれなきゃ、リードはずしていいよっ」
「走り回って疲れたら、おうちでネンネするよっ」
「ね、いい感じでしょ!」


適度な運動、質素な食事、たっぷりの睡眠。アルは絶好調で冬を過ごす。一方、私は寒さに負けそうである。今日は丸首のセーターを着たら・・・外に出た瞬間、頭がボワンボワンと拍動・・・頭痛である。肩も腰も目いっぱい緊張。体のあちこちが寒さに負けるまいと、熱を発生させようと頑張っているのだ。多分。(負けそうだけど。)

寒さに意地張って対抗して負けて風邪引きたくないから、明日は、襟元調節可能のタートルネックのセーターにダウンジャケットを着て、その上から、膝丈のダウンコートを羽織って出かけるとしよう。今年の花粉は去年の何十倍という予測、体力蓄えておかねば。




     
2005/1/23(日)
アルが大将?
「やぁ、おかえり」
「誰もいないからさ、留守番しといたよ」
「・・・ん? 誰も叱らないって」


父が風邪引いて寝室で寝ている、と目を放した隙に、アルがリビングの「主」の位置に座っているのだそうだ。その時、ネーチャンが家にいたら、引きずりおろすところだぞ、アル。

ある大学の社会学のクラスが、アメリカはボルティモアのスラムに住む200人の少年たちを調査して、評価を下した。「全員、このスラムから這い上がるチャンス、ゼロ」と。25年後、別の教授が追跡調査したところ、200人中20人は転居や死亡で調査不可能だったが、残り180名中176人までもが、医者・弁護士・ビジネスマンといった普通以上の成功を収めていることがわかった。結果に驚いた教授は、その理由を聞いて回った。「先生がいたからですよ」と皆が口をそろえたそうだ。その先生は健在で、微笑んでその秘訣を語った。「簡単なことですよ。私は、あの子達を愛していたのです」、と。

・・・引きずりおろさず、微笑んで、目に慈愛をたたえてアルを見つめる・・・か?
アル、大好きだよ。ホントはとってもいい子なんだよね、ってね。




     
2005/1/24(月)
夜の散歩
「ふっふっふ・・・」
「闇に光る赤い目・・・」
「ペロリンと舌なめずり・・・」
「アタシだけが知っているのさ」


暗闇での撮影。こんな姿が撮れていました。近頃のアルの散歩は、朝と昼前と午後4時ごろの散歩の3回がメイン。しかし、今日は、私の都合で、朝と2時と、それから夜8時の散歩。夜の散歩は刺激的らしくて、いつも行かない方向へも行きたがる。夜が魅力的なのは、犬も人も同じかな。

今夜は夜空に雲が多い。空が雲のお布団をかぶっているので、明日の朝はたいして冷え込まないね。・・・と、雲を透かして見える白い丸い月に、「おやすみなさい」の挨拶をしてみた。




     
2005/1/25(火)
バイパス
「いつもの道に、邪魔者が・・・」
「今日の相手は手ごわそう」
「君子、危うきに近寄らず・・・」


半年前に借家が数軒取り壊されて以来、しばらくはアルの遊び場になっていた空き地に家が建ち始めた。地鎮祭に始まり、地盤改良工事や基礎工事など、毎日いろいろな種類の工事用トラックが入ってくる。今日は、生コンを流し込むトラックが来ていた。車の脇にアルが通り抜ける程度のスキマはあるのだが、周辺にちょっと水が・・・。アルは工事車両を意識しながら、脇のあぜ道を通る。

よそ見もいいけど、溝にはまらないでちょうだいね。(胴長体型ゆえか、後ろ足を溝に落としたことは一度や二度ではないのよ。内輪差の悲劇ね。)




     
2005/1/26(水)
本日、快晴、しかし強風
「風がガタガタ窓を揺らすよ」
「銀行の前の自転車、倒れてるよ」
「・・・煙たいよ」


毎日のように、全焼だの類焼だの放火などのニュースが流れる、乾燥しきった冷えた今日この頃。
火の取り扱いには注意してもし過ぎることはないというのに、なぜこんな風の強い日に、田んぼを焼くかなーーーーっ?! 農業の慣習だってこと、わかってるよ、自然の肥料になるってこと、聞いてるよ、住宅密集地に取り残された1反の半分ばかりの田んぼはご先祖様からの大事な預かり物なんでしょ、わかってるよっ。でも、乾燥と強風のこんな日になんでそれを強行するかなっ! 

もちろん、棒を持ったオジサンが、危険の無いように見張りつつ焼いているのですがね。そして、あっという間に一面黒く焼けたら、すかさずトラクターで漉き込んでしまいました。しつけの悪い飼い主が始末をしなかったたくさんのウンチも、一緒にね、多分・・・。

こういう焚き火(の一種)は嫌い。匂いがするから、ススが舞うから。お祭りでも何でも、外で大がかりに燃やすのは嫌い。だって、怖いじゃんっ!




   
2005/1/27(木)
嬉しい日
「わーーい、ドライブだ〜!」
「西に10キロの町の文具屋さんへ」
「うっきうっきうっき〜ぃ」


アルはドライブ大好きだが、車で出かける時、いつも連れて行くというわけではない。駐車場にとめた車の中に取り残して危険なのは、赤ん坊だけではないから。

無職だとさぞヒマだろうと思っていたが、家事がすっぽり覆いかぶさって、おまけに朝寝すると自分の時間はほとんど取れない。やっぱり早起きするしかないのだ。『朝2時起きでなんでもできる』というような題名の本もあったが(読んでいないが)、2時は私にとってはいくらなんでも朝ではなくて夜だから、朝4時起きを究極の目標に掲げてみた。とりあえずは、実現可能な5時〜5時半の間の起床を目指す。

今日がその第1日目、5時5分に基礎体温計のタイマーをセット。起床成功。早朝1時間の自主学習もできた。継続しよう、そうしよう。




     
2005/1/28(金)/
追い詰める!
「おらおらおら〜っ」
「逃がさないよっ」
「出て来いっ」


最初の頃は、この知育ボールとはかなり遠慮気味の遊び方だったのが、近頃は遠慮会釈もない。部屋の隅の、家具と壁とドアの三角地帯を利用し、勢い良くぶつけはじき返し、玉突きゲームのような、ピンボールのような騒々しさである。時折ワンワンと吠えて、盛り上がっている。夕食後、家族の誰かを訴えるような目で、このボールの転がっている書斎の隅に誘導し、ボールを見つめ、家族を見つめ、遊びを開始させるのだ。

・・・♪裏の畑でポチが鳴く〜♪・・・

サトカン、追い詰められた。懲役だ。当然だが。橋龍もアオキもみーんな覚悟すべしっ。偽札作りの大学生も、最高の無期懲役を覚悟すべし。




     
2005/1/29(土)
燃えるべし!
「ドリブルドリブル〜!」
「シュート!」
「燃える〜〜ぅっっ!」


アルは、おなかがすくと(いつも腹ペコアルだけど)知育ボールを蹴飛ばし転がす。中に仕込んだフードを出そうとする。アルの目は燃えている。

私も燃えなくてはならない。冷え性なんていっている場合ではないっ。

夕方、「スパスパ人間学」を見ていた母、黒酢が冷え性に効くんだって〜、と叫ぶ。さっそく「すりおろしショウガ入り黒酢」を作るべく、黒酢を買いにスーパーへ走った。走って2分だ。おおーーーっと、スーパーの黒酢の棚の前にはすでに商品を吟味する人の姿が複数。キミたちもかっ? 瓶のラベルをチェックするも、目当ての「1年以上仕込んだ黒酢」はなさそうな雰囲気。(高価な品は売れないから置かないのが常識。)スーパー内の薬局に行ったら、すでにここにも、「冷え性に・・・」と言いながら黒酢を手に取る人々。・・・がしかし、ここにもしっかり仕込んだ黒酢はない。スーパーを出て、向かいの薬局に行ったら、・・・あった! 「古式醸造のしっかり1年以上仕込んだちょっと値の張る黒酢」が。ショウガは常に買い置きがあるので、帰宅後、さっそくショウガを200グラムすりおろし、黒酢に漬け込んだ。

これで、冷え性とは無縁のサラサラ血液の燃える体になれるぞ。・・・アルには負けないっ。




     
2005/1/30(日)
東海地方の冬
「うとうと・・・うとうと・・・」
「冬の午前中は、日向ぼっこでネンネ」
「あったか〜〜」


午前中はたいした寒さではなかった。しかし、午後になると、明日からの低温寒波の厳しさが予想できそうな北風の冷たさだった。夕食準備に、野菜を洗ってる時、今日の水の冷たさは、頭に響き背中にゾクッとする冷たさだった。(だから、小松菜をお湯で洗ったの〜ぉ。)朝の最低気温が厳しくマイナスになると、給湯器が凍って、水も湯も出なくなるということがある。これからの数日間は、そんな事態に備えて、ポットにもヤカンにも鍋にも水を入れて休むことにしよう。

・・・ふと気づいたが、「東海」というのは、韓国の地図では「日本海」のことなんだってね。「日本海でなくて、東海と記述せよ!」と注文つけてきたのをニュースで知った時、「・・・それじゃぁ、東海地方って言い方はどうなる?」と思ったっけ。

「朝日新聞」を読まなくなってずいぶんたつが、駅の売店で、「あれ? 〔ちょうにち〕新聞ってあったっけ? え? 国交ってあったっけ、かの国と?」と思っちゃったよ。本を読まなくちゃ。国語力がボロボロだ〜!




     
2005/1/31(月)
下手の横好き
「そろそろ散歩の時間なのに〜」
「また棚なんかを作ってるよ・・・」
「・・・下手の横好き」


午前中、ほんの少し雪がチラホラ。北陸で降った雪のかけらが飛ばされてきたんだろうか。

近頃、洗濯物が増えたので、洗濯・洗面関係の作業効率を高めるために(=手抜きするために)関係箇所の収納等を見直した。やはり、去年10月の整理整頓の際に、力尽きて適当に済ませてしまった箇所が、現在の諸悪の根源・・・。というわけで、またもや昨日から片付けている。おおざっぱな性格のせいか、正確に寸法を測るとか、きっちり作る、というのが苦手だが、工具を持って何かを作るのが好き。辛抱強く、あきらめずに、なんとかしてしまいます。

下手の横好きと、飲めないくせに酒が好き、というのは同じようなものだろうか? 歌舞伎の中村七之助、酔って、タクシー代でもめて、逃げて、振り向きざまに警官をなぐって逮捕。そこまで酔わなきゃ、決してしなかったであろう愚行・・・。彼の人間性をどうこうまで言う必要はないと思う。ただ言えることは、・・・酒は怖いねぇ、限度を知りなさい、酔って記憶を失うタイプなら、酒なんか飲むなっっっ!




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