『怒涛の鯨のタタキ』
2005年4月の日記



アルの膀胱炎・膀胱結石完治に要したこの4月という月は、
外を見れば、反日、テロ、貿易問題などの厳しい諸事情、
国内では、未曾有の列車事故などが連続発生し、
人間の限界を感じ、生き方の転換点として受け止めたいと思いました。

ますますアルを見つめる日々になりました。

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2005/4/1(金)
エイプリルフール
「ちょっと聞いてよっ!」
「アタシ、朝ごはん抜かれちゃったんだよっ!」
「勘違い、ですって!!」
「だから、なんかちょうだいっ!」


「アル、お散歩した?」
「アル、ご飯食べた?」
「じゃ、お散歩しようか?」

朝寝坊した私と、朝早く出かけた父との連携ができず、私が起きてからケージから出てきたアルを見て、また散歩せずにご飯だけ食べて寝直したな、と思い込んでしまった。一食抜いたアルは、身も軽く、トイレもガウガウも絶好調。・・・ごめんよ、アル。

4月1日、新しいことが始まった。新しい市がいっぱいできたようだ。名古屋市の西部にいくつかの町村からなる「郡」がある。そのうちの4町村が合併し、「愛西市」ができた。残りの4町のうち、嫌われっこの町長擁するわが町を仲間はずれにして、残り3町がめでたく合併する予定だったのだが、町民の意見を無視して突っ走ったらしいとある町が合併協議からはずれ、結局、合併話は消えたそうだ。

・・・ケケケッ、なんて笑ってる場合ではない・・・。いつも利用しているワンコグッズの通販サイトの「くじ」に応募していたのだが、当選通知のメールが来た。今日はエイプリルフールだし、そのくじの名称が「エイプリルフールくじ」なのだ。・・・当てにしないで、景品到着を待ってみるとするかな。




     
2005/4/2(土)
現代用語の基礎知識
「今日は疲れることになりそうだ」
「アタシはマイペースで遊びたいんだけどね」


午前中、ウォーキングに出かけた母を追いかけて、アルが散歩したがった。アルは、歩いて遠ざかる母も気になるが、いろんなにおいも気になるし、用も足したい、・・・というわけで大忙しの散歩となった。後ろ左足のソックスが何度も脱げる。自転車で通り過ぎながら、どこかのオバサマが、「あらやだ、犬が靴下はいてるっ」と笑う。ファッションや過保護ではかせてるわけじゃないですから・・・。

妹一家がやってきた。上の姪っ子は、あさっての月曜日が入学式だという。「もう友だちできたし☆」と元気いっぱい。説明会の時、後ろの席に座った子と目があったので、「思いっきりニカッと笑ったんだよ、だって、目が合ったのににらみつける必要ないじゃん、そしたら話しかけてきて、すごい気が合ってね☆」、と。同じ中学からの知人もいたけど、「あんまりからみたくない人たちだし」、と。

からむ、からみたくない、・・・このように用いるのかっ? ちょっと間違ってるんじゃないか? 




     
2005/4/3(日)
回り道
「おもしろかったね、回り道」
「都心環状線、ぐるっと回ったよ」


犬山動物病院へ、うちの近くの東名阪自動車道から、犬山に向かうために途中で小牧線に入るはずだったのが、逆方向の南向きに入ってしまった。楠の料金所で尋ねると、「時間があるのなら、環状線をぐるっとひと回りしてここに戻ってきてください」、と。時間はあるし、都心環状線は走ったことがないので、この際、GO! 後ろの座席でアルを抱っこしていた私、ガイドマップを見てナビをしながら思った・・・「私にはムリだ・・・」。私でも、制限速度内ならループや出入り口だらけの環状線だろうと運転はできるかもしれない。しかし、父でさえ、50キロの制限速度の急カーブを80キロ以上出しているではないかっ! (環状だから急カーブが多いの。)ギュンギュンと割り込みを繰り返しながら、カーチェイスさながらの走りっぷりの車も多い。

あんたたちっ、何やってんのよっ! 怖いじゃないのっ! 自分だけは大丈夫だと思ってんのっ?! 自分と同様、他のドライバーも大丈夫だと思ってんのっ?! あんたたちっ、それほどにまで自分と人を信じるお人よしなのっ?! バカバカバカーーーーッ!

あぁ、宮古島の道路が懐かしい。

アルの膀胱炎が改善されていて一安心。でも、血尿も砂状の結晶もまだ見られるので、療法食による治療をすることになった。




     
2005/4/4(月)
高校の制服
「ヨーコネーチャンがやってきた」
「制服を着てやってきたよ」
「アタシの鼻をつけちゃいけないらしい・・・」


姪っ子が入学式の帰り、制服姿を見せに来てくれた。身長165センチにまでは伸びたかったらしいが、159センチ止まりの、それでもスラリとした体を紺のスーツに包み、なかなかかっこよろしい☆

ワタシが高校に行けたのはネーチャンのおかげだと思うよ、と、姪っ子は母親である妹に言ったそうだ。(厳しく粘り強く彼女を指導したのは私だが、ついてきたのは彼女だ。)そんな嬉しいことをもしも私の前で言ったら、そりゃもう嬉しくって財布の紐がゆるむところだぞ。実際は、お互いにそ知らぬふり、であるのだが。

下の姪っ子が2泊して、みんなと一緒に帰っていった。みんなを送り出したアルは、疲れ果てたようで、夕食前に散歩にも行かずに爆睡しております。




       
2005/4/5(火)
いいことあるぞ〜ぉ
「ウソじゃなかったね」
「エイプリルフールクイズの景品、来たよ」
「ひょっとして、ちょっと小さい?」
「それとも、アタシが大きいの?」


通販サイト『ポチの幸せ』のエイプリルフールクイズの当選は本当でした。「B賞:ハイキングジャケット(Lサイズ コーギー・柴用)1名様」に当選なんて、ウソだと思うじゃな〜い? 当たっちゃった。・・・これで今年一年のギャンブル運は使い果たしてしまったのかもしれない。

「パソコンといえばモデム、モデムといえば・・・」
「ニート・エンジニアリングのエンジニアだっ!」


数日前から、ネットに接続できたりできなかったり、昨日はほとんどつながらなかったので、パソコンが壊れたか?と問い合わせたら、(有)ニート・エンジニアリングのエンジニアがさっそうとやってきて、受信状況を改善するために外と中の部品をいくつか交換し、パワーアップしてくれた。この辺、受信状況が悪いんだよねぇ・・・。今度の二人は、前回前々回のチームとはまた別のメンバー。人材豊富だね、(有)ニート・エンジニアリングさんっ。恥ずかしがって(?)うつむく二人を無理矢理撮影。(だんだんずうずうしくなる私。)エンジニアのヘルメットには、名前と血液型がテプラで貼り付けられていた。なるほどねぇ、危険が伴う仕事だもんね、と、納得。O型とA型のチームでした。




     
2005/4/6(水)
春の決意
「腹ベルトは最長に設定! なんとか入るけど」
「ジャケットと言うよりも・・・」
「・・・亀の甲羅、か?」
「苦しいよ〜」


アルの体型を過小評価していたことに気づきました。アルは、立派な体格の立派なコーギーなのでした。(ウフ)

昨日、何ヶ月ぶりかでアルをシャンプーしたせいで、アルがふんわりと大きく膨らんで見えると思っていたのだけれど、実は本当に大きなコーギーだったことがよぉぉ〜くわかってしまった。足腰のためには減量しなければならないね、アル。体重は1歳半の頃とたいして違わないのに、腹が出てるね、アル。・・・まるで私と同じではないか? 体によくない内臓脂肪がたまっているのかな。

しばらく中だるみしたけれど、再び、節制と楽しい挑戦の日を始めようかね、アル。・・・その前に、最後のチョコを・・・。




     
2005/4/7(木)
慣れない場所
「慣れない場所は用心して・・・」
「滑るし、珍しいものがあるし・・・」
「食べ物は一切無いなぁ、・・・2階には」


アルも時には2階に行きたいらしい。階段の下で、下から2段目に前足をかけて「2階に行きたいよ」と意思表示をすることがある。2階はフローリングむき出しの床面が多く、アルが下半身をひねりそうになるのが心配。

いつだったか、近所の小さな郵便局の窓口で、いかにもオバチャン風の女性が、「・・・じゃ、それを300万ほど買っといて」と言っていた。国債かなにかの購入だろう。個人向け国債の購入者の6割が女性だと聞く。ブラックマンデーやバブル崩壊などを眺めながら、モノ作りこそが正しい、との信念で投資には手を出していなかった。国債購入なんてとんでもない。・・・が、ふと思い出した。ずいぶん昔、付き合いで買わされたとある銀行株・・・購入時の半値以下になっている・・・腹が立つではないか。本日、証券会社に電話して、売却。そのお金で、別の会社の株を1000株購入。働いていない私に代わって、働いてくれよっ、私のお金くんっ。お小遣いくらいは稼いでねっ。ローリスク・ローリターンの心構えで、慣れない場所を歩こう。

それはそうと、本日夕方のパソコン起動時に、ウィルス対策ソフトが「ウィルス感染を自動修復しました」とメッセージ。いつの間にか、そういうことになってたようで・・・。誰かに迷惑メールを出したり、私のパソコンのデータが流出したりしたのだろうか? 




     
2005/4/8(金)
春は不思議な想像をさせる
「つくしんぼだらけだよ!」
「去年はこんなじゃなかったよ」


公園いっぱいに広がったツクシの群れ。砂場のすぐそばにまで進出している。はびこるだけはびこって、行き場をなくしてしまったら、いったいどうなるのやら。ツクシの林? ツクシの森? ツクシどうし縄張り争いの戦いを始めるのかしら? それとも、密度が濃すぎてプライバシーを守れなくなって、自殺するツクシも出てくるかしら? 鳥が空から落としたフンから未知の生物が出現し、ツクシのコロニーを滅ぼしてしまうのかしら?

・・・なんてなアホな想像しながらアルと散歩。今日、うちから100歩地点にローソン開業。お釈迦様の花祭りの日に、ローマ法王の葬儀。「願はくは花のもとにて春死なん そのきさらぎの望月の頃」と詠んだのは西行法師。あまりの生命の勢いに、死を連想させる春の日・・・ってか?




     
2005/4/9(土)
春眠暁を覚えず派? 春はあけぼの派?
「当然、春眠暁を覚えず派!」
「・・・年中かも」


アルの爆睡シーンは見てて楽しい。大の字に寝るなんて、健康なワンコじゃなきゃできない技だよね。膀胱炎・膀胱結石の具合も良くなりつつあるのだろう。・・・が、膀胱内のペーハーを酸性に保つための療法食を食べさせるようになってから、ムクムク太ってきたような気がするのだが・・・。肥満はアルの足腰に良くないのだが・・・。この療法食、今までの「ベジタリアン」に比べると、いかにも油っぽく、塩気のキツイ匂いがする。これが気に入ったようで、「ベジタリアン」を少し混ぜると、フンフンッと匂いをかぎ、「ベジタリアン」を後回しにしようとする。

午後、3500歩ほどウォーキングした。その距離で往復できる川沿いに、桜並木がある。貧弱な桜並木だが、シダレザクラに山桜、ソメイヨシノなど頑張っている。ふと川に目をやると、投げ捨てられた粗大ゴミを島に見立て、亀たちが上陸して甲羅干しをしていた。川のあちこちに石ころのように見えたものはすべて、亀たち!  なんと汚い川にいるのだろうか、亀たちは。が、思うに、亀に清流は似合わないな、適度にドロドロが似合ってるかな。




     
2005/4/10(日)
逆転
「でんぐり返し、一歩手前っ」

アルの爆睡シーンにも、気温の変化が見られる。服装によっては、暑い。

名古屋駅西のビックカメラに行った。大盛況。そのせいか、くしゃみ連発、10連発。ポケットティッシュを使い切り、さらにくしゃみ、涙ボロボロ、咳まで出てきて、あぁ息まで苦しい。めげずに、『iPod mini』購入。お店の人が、1曲5分で8000曲分入るといっていたような気がする。40000分=666時間=CD666枚以上! 音楽は入れないが、語学学習のCDを30枚近く入れてみた。入れた順に出てこないぞ・・・どうやって聞きたいものを探すのだろうか。マニュアル、見なきゃいけないだろうか。

携帯音楽プレーヤーは、25年ほど昔に出た初代ウォークマンなどのカセット式(今も売ってるし、持ってる)から、CDプレーヤー(一応持ってる)、MDプレーヤーと変遷し、ついにMDは第4世代の大容量記録型に逆転された。携帯電話も、ゲームなどの大容量の送受信ができ、通信速度も10倍以上の第3世代が急速に利用者を増やしている。携帯電話は、積極的に利用しないので、この主役交替の流れに乗るつもりはないが、デジタル機器の小型軽量化・大容量化・インターネット対応の流れは止まらない。そして、すべてが中国製に・・・。

・・・腹が立つなぁ。




     
2005/4/11(月)
災い転じて
「くびれていませ〜ん」
「でも、これでいいのよっ!」


先週日曜日、犬山動物病院は40分待ちの混雑。14人の獣医師たちをもってしても、この多さ。月曜日なら少ないかも、と、一日ずらしたが、今日も20分待ち。今日は私が抱っこしていたが、アルは震度3くらいに震えっぱなし。心臓の悪い犬だったら、持たないかもと思うほどに、ドキドキドキドキドキドキ、ガクガクガクガクガク。

療法食と投薬をきっちり守ったのが良かったようで、尿中の結晶も血尿も見られず、ペーハーも改善していた。エコー検査で、膀胱の一部に肥厚が見られるとのことで、療法食と投薬の継続で経過を見ることになった。療法食の投与量を守っているのだが、急にムクムクと太ってきた気がするので相談したが、計量してみると、11、3キログラム。太っていない! 人間の食べ物を与えることを極力減らしたからか。今回の膀胱炎・膀胱結石は、足腰のためにもいい結果となってくれそうだ。

昨日買った〔iPod mini〕、そのものの使い方は簡単だけど、曲を管理する〔iTunes〕というソフトがよくわからない。よくわからないけれど、聞ければいいのだ、聞ければ。バッテリーも2年ほどで充電不可能になってしまうらしい。その頃には、日本のメーカーがもっとこなれた親切丁寧な製品を開発していることだろう。使い捨ては、私の趣味ではないが、デジタル機器の世界では、寿命が短く、否応なく使い捨てしなければならないのかな。2年後、世の中はどうなっているんだろうな。




     
2005/4/12(火)
インドア派
「うへぇぇ、このカッパ?」
「無意味に派手じゃないの?」


シャンプーして何日もたっていないのに、簡単に汚れてもらっては困るので、いつものマント型カッパでなく、ツナギ型カッパを着せた。市販のワンコ用カッパの四肢の部分を短く、短く縫い縮めた苦心の作だ。アルは外に出たがらないが、オシッコを我慢しているのは明白なので、いつもの場所まで、傘を差し、カッパを着たアルを抱っこして連れて行く。・・・過保護でやってるんじゃないですから。

高校時代の友人と4人で夕食。車で行ったのでアルコールは抜きだ、当然。こうして人と話すといつも、私はひねくれた自分に唖然とする。物事を重苦しく考えすぎていた過去を思う。広い場所に行こうとしない自分の臆病さを恥じる。

インドア派(ひっこみじあん?)をやめなきゃ。私の外見にふさわしい行動をしなきゃ。




     
2005/4/13(水)
布団干し
「晴れたよ」
「アルのベッド、干すの?」
「じゃ、ここに寝るから」


今朝も、歩きたがらなかったアルを抱っこして、アルの用足しポイントへ行った。アル、重い〜。散歩に出る前に見ると、アルは一度、ベッドのそばのペットシーツの上に用を足していた気配が。よしよし。

先日、9年間騒音を出し続けた女性が、傷害容疑で逮捕された。その女性の布団干しの映像を、今日初めてワイドショーで見てびっくり。朝の6時半から布団を干して、叩きまくりの怒鳴りまくり・・・。ありゃりゃのりゃ。拘置所でも叩くのだろうか。刑務所でも叩くのだろうか。

布団は垂直移動させるより水平移動させるほうが楽。(移動させないのが一番楽だ。)つまり、押入れに布団を片付けるより、そのままベランダにひっかけ、夕方まで放置し、室内に取り込み、そのまま敷く・・・こういう魂胆だな? ずぼらのナマケモノめ。私? 私はベッドだよ〜ん。干したくても干せないも〜ん。ヘッヘッヘ。




     
2005/4/14(木)
浮かぬ顔して
「そんなに歩きたくないだけさ」
「アタシ、大人だしね・・・」


どうした、アル? いつもなら車庫前に陣取って、宅配便のトラックやバイクや立ち話する人たちに吠えるのに、今日はほとんど、ちょっと引っ込んだ玄関先にいるじゃないの? そこからじゃ道行く人が見えないのに。ハエや蜂を目で追っては、時折吠えてるだけじゃないの、浮かぬ顔して、どうしたの? 歩きたがらないねぇ、アル。立ち上がる時に、時間がかかるね、アル。段差の手前で用心してるみたいだね、アル。

いつまでも子どものままではいられないってことなんだね、アル。




     
2005/4/15(金)
気持ちいいから
「日陰でも暖かいね」
「なんでぼんやりしてるのかって?」
「走ると暑くて舌が出ちゃうんだよ」


そんな季節がやってきたのね。ワンコの換毛期がやってきた。冬用の密生したふわふわの柔らかい毛が抜けて、暑い季節用の毛に替わる。衰えて、この換毛がうまくいかなくなると、体のほかの部分にも異常が出てくるらしい。さて、アルも、どんどん毛が抜ける。あっちにもこっちにもアルの毛がふわふわと固まっている。・・・西部劇の荒野に転がるあの枯れ草の玉のようだわ・・・。私の花粉症対策のためにも、家の掃除は欠かせない。

今日は一日中、玄関先でのんびりのアル。朝からスケッチに出かけた父を待っている様子。「・・・ネーチャンじゃ話になんないよ。仕方ないから言うことは聞いてやるけどさ、」とでも言いたそうね。

株がすごい勢いで下がるなぁ。上がる理由も材料もないけどねぇ。やな感じ。




     
2005/4/16(土)
なんとなくいい気分
「草とアタシ、背丈同じくらいだよ!」
「ジャングルみたいだね」
「草がお腹をくすぐるよ」


道端の草がどんどん伸びる。春だ〜。アルが一日中外にいたがる季節。気ままに吠えたりして、アルとしては楽しい。しかし、春は危ない人が多くなるから、気をつけようね、アル。

世の中、いろんな事件やデモなど起きていて、日記ネタに事欠かないのだが・・・。今日笑ったのは、「21歳の警察官、酔っ払って、他人のうちで風呂に入っていた」事件。酔って家を間違えたのだろうが、アルコールパワーってすごい・・・。そこまで酔っ払っていながらも、風呂に入りたがるというのもわけのわからないすごさだ・・・。




     
2005/4/17(日)
夜は静かに
「夜だって、気ままに外に出たいよ」
「コウモリが飛び始めたね」
「ネコが塀の上を歩くよ」


夜間撮影モードでアルを写してみた。プランターや雨トイの匂いをかぎ、ネコがいないかと塀を見上げ、こうしてお隣の玄関先を眺めていたりする。となりのネコのキキちゃんが夜の散歩に出かけるところなのだろうか。アルの姿は、気ままで楽しそうだが、夜はアルひとりのものではないので、できるだけ静かにさせねばならない。

言ってわかる人には、言う必要はない。わからない人は、言ってもわからないのだから、・・・やっぱり言う必要がないのだ。言葉が誤解を生み、人を傷つける。言う価値のある言葉なんて、「愛してるよ」、だけだったりして・・・。




     
2005/4/18(月)
お庭でお食事
「牡丹もクンシランも、」
「パンジーも何もかも咲いた」
「朝ごはんもおいしい☆」


朝、アルはなかなか起きてこないけれど、いったん起きたら、外にばかりいたがる。外ではうたたねはしても、熟睡はできるまい。暖かな日差しを浴びると気持ちいいが、あとでぐったりと疲れるものである。アルはすでに熟睡状態。

アメリカの株式市場が連続で値を下げた。そして、週末はまた反日デモ。そして、こうなることは予想できたことだが、日本の株式市場でもたいした勢いで株価が下がった。ガソリン代は上がってるけど。

こうなって初めて、ようやく問題を見つめ直す、という動きも出てくるだろうというもの。・・・これは、少し様子を見るしかないでしょう、のう、助さん、格さん。




     
2005/4/19(火)
かゆいし、痛いし・・・
「あれは???」
「外は刺激的だね。」


今日、25度を超えた。アルは今日もまた一日中外にいたがった。うちの庭は土の地面はなく、レンガ敷きなので、足を引きずるアルの爪はますます磨り減る。おまけに、夕方の散歩では、郵便を出しに行く母を追いかけ、数百メートル先の郵便局まで、父を引っ張って走ったアルは、足の爪が限界を超えて磨り減ったようだ。夜、しきりに舐めている。それに、そろそろベッドが暑いのか、療法食のフードが油っぽいからか、ノミかダニでもひろってきたのか、かゆがっている。腎臓や肝臓が悪くなると、皮膚が過敏になってかゆがるとも聞く。花粉症などのアレルギーだとかゆがるらしい。・・・アレルギー、飼い主に似てたらそれもあり得る。単に、シャンプー後しばらくは地肌が乾燥するからかカイカイとかゆがるから、それなのかもしれないが。

カキカキ、ペロペロ、カキカキ、ペロペロ、アルの様子は、見てて気の毒、見てて疲れる。あさって、病院だから、ついでに見てもらわなくちゃ。

犬でも年を取ると、諸症状が出てくる。「80歳までどなたでも入れます」とか、「50歳過ぎて、健康で過ごせば10年ごとにボーナス!」など、無茶なこと言うコマーシャルが多過ぎるよ。年を取るということは、体の不快な症状に慣れていく、ということなのに。




     
2005/4/20(水)
暑くなってきたらしい
「冬用のベッド、暑いんだよね」
「だから、トイレシートの上に転がってるの」
「サラサラしていて気持ちいいよ」


アル、ここがトイレだよ、ここでオシッコしてね、と指示すると、アルはわざわざトイレシートの上で寝そべる、フセをする、仰向けになってバンザイをする。・・・わかってるのかな? アルのお気に入りのふかふかゴージャスベッドではさすがに暑くなったか、玄関やそこらの床に転がって寝ている時が多くなってきた。体に負担をかけないという「低反発マットレス」を購入しようかどうしようか・・・、Mサイズで16000円、う〜んどーしよ〜〜。少しでも負担を減らせば、椎間板ヘルニアの発症を遅らせることができるのではないか、と、今日も考える・・・。

夕方、雨がやんだ。アルは張り切って元気よく散歩する。今日は両後ろ足にソックスをはかせた。前足の汚れ具合もひどい。つまり、前足にも負担がかかりはじめたか。前足用のソックスも準備することにしよう。




     
2005/4/21(木)
老犬よ、ソックスをはこう!
「納得できない・・・」
「なぜ、ワンコに靴下が必要なのだっ?」


後ろ足に靴下を履かせる場合は難しくない。かかとのでっぱりの上で、輪ゴムでソックスを留めればよい。しかし、前足の場合、輪ゴムで引っ掛ける場所がないので、このように、ソックスをゴムひもでつないで肩にかける。前足用は、赤ちゃん用の7〜9センチの小さな靴下である。

犬山動物病院、週の半ばの木曜日ならすいているかと思ったら、なんと1時間待ちだった。今日も、いろんなワンコたちが来院していた。さて、アルは、膀胱炎・結石ともに完治。療法食をしばらく続けることにした。足を引きずることは避けられないことなので、足を傷つけないようにするには、保護カバーをはかせるしかない。保護カバーなどは市販されていないので、やはり、手作りの裏打ちして補強したソックスをはかせることになる。ものの5分も歩けば、ソックスには大きな穴があく。1足につき、せめて1週間は持たせたいので、別布で裏打ちして、縫い糸で刺し子してみた。母特製のソックスを四肢にはかされ、何を思っているのかしらないが、いつも通り、ローソンの前まで行って、オシッコして帰ってくるアルであった。




     
2005/4/22(金)
よく散歩した日
「のんびり散歩したよ」
「途中で疲れちゃって、抱っこしてもらった〜☆」


昨夜、外食先で少々アルコールをたしなみ・・・減量の必要性に直面。豆乳と運動、健康的にメリハリをつけるための基本であり王道。お金をかけずに、サプリメントにも頼らずに、今度はやってみよう。

・・・というわけで、ふと思い立ち、2時からウォーキングスタート。「iPod mini」と腕時計型万歩計を装着し、初めての方向へ歩いてみた。こんなところに商店街が! こんなところにおしゃれな家並みが! おぉここは知り合いの家ではないか!・・・ムム?なんだこの掲示板は? ⇒「○○殿 嫁取り披露金5千円」・・・どういう風習なんだろう?? それにこの地区には、狭いところにお寺が3軒もあるではないか。などとおもしろがって歩いていたら、帰宅したのは3時15分。7500歩ほど。帰宅すると、門の前で、リードをつけたアルが座り込んでいる。今度は、アルをうながし、のんびり散歩。のんびりトコトコ、気ままにあっちこっちと、父と私を引き連れて、アルは行く。途中、へばったのか、動こうとしなくなったアルを父が抱っこして50メートルほど。家族とワンコとで散歩中の女の子が「あ〜、くちゅした、はいてる〜〜」と指差して喜んでくれた。30分ほどの散歩でアルはほどよく疲れたか、夕食前にも、そして今も、イビキをかいてよく寝ている。




     
2005/4/23(土)
アルの散歩
「夕日だね」
「いつもより近くに見えるのはナゼだろう?」


それは、キミがだっこされているからだよ。うちから私の足で350歩地点に体育館があり、その先に、小さいながらも芝生の公園がある。そこならアルが足を引きずってもキズを負うことはあるまい、というわけで、いつもならソックスをはかせて歩かせるのだが、今日は、そこまで車に乗せて行った。アル、るんるん〜♪ 

スターチャンネルで、『ディケンズのニコラス・ニックルビー』を観た。シェイクスピアの舞台を見ているような作りで、重く、美しく、苦く、甘く、切なく、何よりも熱い。大切な言葉がちりばめられたような映画だった。運命は気まぐれであり、人は移り気であり、世の中は変化し続け、絶対的なものなどありそうにもない。何かにとらわれていては生きるのは苦しすぎる。絶対的なものはないとわかっていながらも、真実を追い求めずにはいられない。・・・人はかわいい。




     
2005/4/24(日)
環境の変化
「なんでこれに替えたの?」
「このベッド、嬉しくないよ」


体にかかる負担を最小限に抑えるという「低反発ベッドマット」、湿度がこもりにくいぎりぎりの機密性と低反発を兼ね備えたこのベッドマットを、アルは気に入らない様子。

今までのゴージャスなふかふかベッドは、中綿がコットンパンヤ。大きな腕に包み込まれるようにふかふかと体が沈みこみ、アルに安心感を与えていたようで、アルはベッドが到着したその日から気に入っていた。しかし、中綿が片寄り、復元不可能、カバーにからみついた毛はいかなる手段を持ってしても取り切れない。何より、暑い夏には使えない。だから、これからの季節用に、このベッドマットを購入したというのに・・・。ベッドに慣れさせるために、アルをハウスさせ、ケージの扉をロック。眠気には勝てないようで、5分ほどしたら眠りに引き込まれたようだ。そのうち、ここが一番落ち着くお気に入りの場所になるだろう。

変化しなければ生きていけないのだよ、アル。変化だけが生きる炎をよみがえらせるのだよ。・・・なんてな。




     
2005/4/25(月)
お気に入り
「ホラホラ、これ、いいでしょ」
「ホラホラ遊びたい?」
「遊んであげてもいいよ」


昨夜、アルは粘り勝ちした。どうしてもハウスに入らず、ハウスに敷いた「低反発ベッドマット」を撤去させ、以前のふかふかゴージャスベッドを復活させた。どうにも、今回のベッドマットはお気に召さないらしい。

さて、画像でアルが楽しんでいるおもちゃは、通販サイト「ポチの幸せ」からのおまけのひとつ、ピーピーおもちゃだ。名古屋人はおまけが大好き。今回は、このベッドマットと、椎間板ヘルニアや関節炎を患うワンコによいと言われる、緑イガイとコンドロイチン、グルコサミンをたっぷり含んだ「アースリースージ」というサプリメントを注文した。サプリメントやおやつ、ペットシーツ20枚入りもおまけについてた。なんて太っ腹なのでしょうか。(この業界も競争が激しいのだろうか?)

同窓会組織の集まりで出かけた帰り、いつもは電車の先頭車両、先頭のドアから乗るが、今夜は、4両編成の2両目に乗った。気のせいか、いつもより静かで丁寧な運転振りだった。今日の電車事故で運命を変えられてしまったたくさんの人々に、合掌。




     
2005/4/26(火)⇒「突然の嵐・雷」⇒
試行錯誤(めげない)
「ネーチャンもめげない人だねぇ・・・」

今までの後ろ脚用ソックスは、輪ゴムできつく留める必要がある。アルのアキレス腱に負担を与えそうな不安があった。今日、ふと思いついて、前脚用のつなぎ紐(ゴム)付きソックスをはかせて、紐にリードをくぐらせてみた。これなら、きつい輪ゴムがいらない。・・・悪くない。・・・かっこわるいけど。次なるヒラメキを実現するまでは、この方法を採用しようかな。

昨夜の、同窓会組織の集まりで知り合った人の紹介で、英会話サークルに顔を出すことができた。こういう雰囲気の学習会は久しぶりで楽しかった。自分に足りないものがよくわかって、これからの独学に必要なものが見えた気がした。




     
2005/4/27(水)
夏日の気ままな過ごし方
「・・・通れない、気がする・・・」
「光の向こうには何があるの?」
「なんちゃってね」


今日は夏日。もちろん蒸し暑い夏日ではなく、さわやかな快晴の日。車庫の先で洗車する私に付き合ったりしながら、一日中外にいたアル、夕方になって、一気に水を飲んでいた。残った水を量ってみると、飲んだ量は300ミリリットル強。体重1キロに付き、30〜40ミリリットルの水を飲むものらしいから、体重11.5キロのアルならば、一日に350〜450ミリリットルは飲むことになる。これが体重1キロにつき50ミリリットル以上を飲むようだと、飲みすぎ。病気を疑わねばならない。

先ほど、テレビのチャンネルを変えていたら、「愛のエプロン」とかいう、わざわざ料理下手の芸能人を集めて料理を作らせて、うまいのまずいのとあげつらい、食材を無駄にするふざけた番組がチラリと映った。この番組、大嫌いだ。こんなのを製作して放送してて、なーにが「公共のメディア」だ。




     
2005/4/28(木)
嬉しいのは私
「天気がいいから嬉しいよ」
「みんなアルのそばに来てくれるから」


こんな顔のアルを見ると嬉しい。子犬の無邪気な笑顔も人をなごませるが、このような、おとなのワンコの穏やかな笑顔もまたしみじみと嬉しい。具合が悪かったり、気に入らないことも多いだろうが、アルはアルなりに楽しんでいるんだな、と感じて嬉しい。

そして、こうしてワンコの笑顔を楽しんでいる人間の数メートル先には、パチンコで負けてプリプリしている人もいる。一瞬にして、事故で命を失った人もいる。この世は、喜びと悲しみのバランスでできているかのよう。喜びにも悲しみにものめりこまずはまりこまず、淡々と全てを経験できればいいのだが。




     
2005/4/29(金)
お出迎え
「おかえりーーー!」
「ボス、おかえりなさーーい!」
「アル、おりこうにしてたよ☆」
「なんかくれ〜〜」


出かけた父が帰宅すると、こうして門まで迎えに飛んでいく。もちろん、私や母の場合も、一応は出迎えてくれるが、ここまで耳を嬉しさのあまり折りたたんでいるかというと、そうでもないように思う。

暑くなってきた。23時現在、室温25度。名古屋の夏がしのび寄ってきている。

時期が少々遅れたが、今夜、姪っ子たちの進学・入学祝いの食事会。彼女たちの希望は「フレンチ☆」だったが、大人たちの都合で「和食」に決定。名古屋の夜景を眺め、いつもと何か違うと思ったら、遠くに見える名古屋城の金のシャチホコが光っていないのだった。今、「名古屋城博」かなにかで、金のシャチホコが地上に下ろされていて、希望者は直接触れることができる、ということらしい。




     
2005/4/30(土)
とってもマイペース
「暑い」
「ハウスは暑い」
「ここで寝る!」


アルは膀胱炎・膀胱結石予防のための、療法食を食べているから、水をたっぷり飲む。だから、寝る前にもオシッコをたっぷりしたいはずなのだ。なのに、室内を自分の巣穴だとみなしているから、オシッコなどで汚したがらない。トイレ用のシートの上で寝そべる始末。オシッコを我慢させて膀胱炎を再発させたくはないから、深夜12時半に防犯設備を解除し、外に連れ出す・・・。なんとか、室内でオシッコするようにしつけなくては。

困ったもんだと思いながら、暇つぶしに、アルの体長など測ってみた。ほぼ70センチ。私のウエストサイズがこんなもんだろ、多分。うははははは。

今日、ネットの文章を、ネット上のサービスにかけて機械的に翻訳してみた。驚くほどにマイペースな訳文が出てきた。例えば、horizontal plane(水平面)が「水平飛行機」・・・。これは使いものにならないサービスだ・・・。これまた、困ったもんだ。




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