『怒涛の鯨のタタキ』
2005年6月の日記



アルの足腰の状態に一喜一憂し、
(母の状態も下旬になってようやく回復の可能性を見出した)
奇跡は起きないのだということがようやく身にしみた。

できることは、なんでもやるんだ。
アルのために、自分のために。

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2005/6/1(水)
気分がいいのね
「アタシの何がおかしいの〜?」
「言われたとおりにコロ〜ンしてるだけだよぉ」


おかしいんじゃなくて、嬉しいんだよ。アルが気分よさそうなのが嬉しいんだよ。

昨夜、2時近くまでいろいろと考えた。これからアルに何をしてやれるのか、と。4月、犬山動物病院では、レントゲンを見ながら、「椎間板のこことここがやや狭くなっているから、いつ椎間板ヘルニアを発症してもおかしくない」と言われ、肥満に注意し、できるだけ運動を制限させるようにと言われた。そして先月から、かかりつけのヨコイ動物病院で、月曜日にレントゲンを見ながら、「とりたててここが悪いという場所はない・・・だけど、状態は悪くなっているから、」と、今までの薬に加えてステロイド剤を処方された。そして、肥満解消と運動制限の指示。

ちょっと待てよ・・・椎間板ヘルニアになっている、と思い込む必要はないではないか! 人間で50歳くらいの太りすぎのオバサンが、どっこいしょと立ち上がり、ヨロヨロと歩き、あ〜ぁどっこらしょ、と、座り込み、食っちゃ寝している状態ではないのか? 病気だと思い込まずに、前向きに、挑戦しようではいか、アルよ! 

朝8時に電話して、ナゴヤはりもぐペットクリニックに予約を入れ、11時にアルを連れて行った。去年の6月・8月に続き3度目。怖がりワンコのアルも、今回は、怖がりつつも次第にリラックスしていった。椎間板ヘルニアなどの重症のワンコたちをたくさん診ている、「はりもぐ」の先生も「老化と肥満ですね」、と、力強いお言葉。アルよ、減量だっっっ!

アルの朝食:ヤラーのベジタリアン、洗剤スプーン1杯。
昼食:同じくスプーン1杯+豆腐少々。
夕食:スプーン1.5杯+大根とサツマイモと鶏肉の煮込み。本日の体重:12.6キロ。(月曜日は12.8キロ)




     
2005/6/2(木)
腹ペコだ〜〜
「呼んだ? ご飯?」
「それとも、おやつ?」
「お付き合いしますぜ」


料理中、アルは玄関で寝ている。料理が終わって、皿に盛り付けていると、皿のカチャンカチャンという音を聞きつけて、準備ができたと判断するのか、起きあがってやってくる。今日は、皿に盛り付ける前、ガスレンジの火を止めた時点でやってきた。出来上がったかどうか、音でも判断するけれど、匂いでも判断しているようだ。出来上がりのいい匂いと、まだできていない時の匂い、違いがわかっているらしい。

アルにねだられるままにご飯を食べさせていた両親に、きつく禁止令を出した。ほんのひと口ふた口を食べさせているつもりでも、人間でいえば、ごく普通の食事の後に、どんぶり飯1杯を食べているようなものだからである。アルのためにならない。「与える時は、ヒルズのトリーツ(おやつ)のみ。半分に割って与えること!一日に最大5枚までっっ!」、と。
アルの朝食:いつものベジタリアンフード洗剤スプーンに1杯。
昼食:フード洗剤スプーン1杯+豆腐少々。
夕食:フード洗剤スプーン1.5杯+大根キャベツ油揚げの煮込み。アルの体重(夕食後に計量):12.4キロ。




     
2005/6/3(金)
私が寝てる間に
「やりたい放題、いっひっひ」

どうです? けっこう器用に短い前足を使って遊んでいるでしょ。ひょっとして、私が見ていない隙に、冷蔵庫開けたりしてるんじゃないか・・・?

合宿の疲れが今になって出てきたか、風邪でも引きかけたか、昨日から頭痛で、昨夜は10時半に就寝。今朝は8時近くまで寝てて、お昼の支度をする前に30分間寝て、夕食の支度前にまた30分寝て、今もうすでに眠い。頭痛はほぼ解消。

こうやって私がテレビもろくに見ずに寝てる間に、海上保安庁が領海内に入っていた他国の漁船を取り逃がし、政治的判断だかなんだか知らないが、50万円でおしまい? この件を日本のなんとかいう大新聞はどのように報道しているんだろうか。大新聞は、真実を報道しているか? 我々は、正しい判断をするのに必要なだけの情報を得ているだろうか? 新聞やその他のマスコミにとって、購読料よりも広告収入の比率は大きいだろうし、政治家を含む圧力団体からのプレッシャーも大きかろうが・・・。ニュースはエンターティメントではない。情報は、人間を扇情的にあおるものであってはならない。




     
2005/6/4(土)|
想像できない
「滑っちゃうんだよ、しかたないんだよ」

下半身、しっかり座れなくてすべっちゃうのである。このカーペットより、「わんわんスベラン」を塗ったフローリングの方が、滑り止め効果ははるかに高いので、明日、このカーペットをはがして、ワックスがけすることにした。今日は、このカーペットを固定していた両面テープをはがすのに、4時間。オレンジオイルの液剤と、ヘラと古布とお湯を引き寄せ、ゴシゴシゴシゴシ・・・。

何が想像できないかというと、痛み、である。ステロイド皮膚炎と闘って4ヶ月、思ったより早く快方に向かい、ようやく夜眠れるようになってきたと喜んでいた母に、5月始め、今度は帯状疱疹が襲い掛かった。治りかけていたステロイド皮膚炎がぶり返したと思い込み、左腕にできた帯状疱疹を、皮膚科医不信のせいもあって、医者に診せる時期を逸してしまった。結局、信じられないことだが、帯状疱疹を自力で治してしまったのだ、それも2週間ほどで。しかし、帯状疱疹の痛みは、激烈だという。夜も眠れないほどだという。さらに悪いことに、帯状疱疹神経痛に移行してしまった。60歳過ぎの高齢で発症すると、帯状疱疹神経痛が出る率が50%。焼け火箸を突き刺されるような激烈な痛み、火で焼かれるような痛み、横になることもできず、疲れ果てて眠ると、1時間ちょっとで痛さで目覚め、・・・起き上がる時の痛さは恐怖そのもの。免疫力が衰えているから、帯状疱疹にかかり、免疫力が衰えているから神経痛も発症し、その低下度に応じて痛みも激しさをきわめる。今までにも増して食事やライフスタイルに気をつけているし、整形外科の通院に加え、鍼灸治療も週に3回。鍼灸治療が功を奏したか、1時間が1時間半になった程度だが、眠れる時間が増えてきたそうだ。治すのは医者や薬ではなく、自分自身。母が、そのことを思い出して闘う気力を取り戻すまで、私にできることはなんでもしよう。




     
2005/6/5(日)
避難したの
「伯母ちゃんちにあって、うちにないもの・・・」
「畳と縁側と芝生の庭と伯母ちゃん!」


カーペットよりも滑り止め効果の高いワンワンすべらん、今日、昼食後に塗布。やっぱり匂いがきつくて家にいられないので、急きょ、伯母宅に避難。出かける予定ではなかったので、車のキーを取るのに、ワックス塗布面を避け、椅子に乗り、そこからテーブルに乗り、手を伸ばしてキーを取り・・・、落ちなくて良かった。テーブルが壊れなくてよかった・・・。

伯母宅で、午後の4時間ほどを過ごす。伯母はその昔、朕を飼っていた。25年ほど昔、時代が良かったせいか、その朕、「トム」は気ままに町中を走り回っていた。事故にもあわず、たいした病気もせず、19歳で大往生。網戸を鼻先で開け、外から帰ってきた時は、濡れ雑巾で足をぬぐってから室内に上がっていた「トム君」、彼が吠えるのを聞いたことがない。

アルは、この伯母宅ではリラックスし、伯母のそばにいたがり、甘える。犬は犬好きを知っているね。




     
2005/6/6(月)
わかってるから先回り
「ご飯でしょ?」
「ここで食べるんだよねっ」


ご飯できたよ〜っ、と、家族を呼ぶと、アルはとっくにこうして待っている。ん〜〜、なんて可愛いんでしょっっっ!

「眼瞼痙攣」という症状があるのだと新聞で知った伯母、瞼のピクピクが気になっていたこともあって、なじみの名古屋の杉田眼科病院に行こうと家を出た時、となりの奥さんに声をかけられた。んまー、それならいい病院があるから行きましょっ!と、半ば強引に引っ張られ、とっても不便な場所にある「B」病院に連れて行かれ、視力検査を受けたのだという。すると、子どもみたいに若い女医さんが、「白内障です、手術しかありません。説明会は16日ですから来てください」、と言ったそうだ。・・・目はよく見えるんだけど、白内障の手術くらいなら受けてもいいか・・・と伯母は思ったらしい。なんちゅー鷹揚な伯母でしょうかっ! 会社を二つも経営していた伯母ちゃんとも思えないっ! しかし、昨日、たまたま遊びに行った我々に、その病院はおかしいよ、別の病院でセカンドオピニオンを求めるべきだよ、と言われ、今日、最初行く予定だった杉田眼科病院へ。ここは視力検査だけで白内障と決め付けるようなことはしない、もちろん。結果、視力もとてもいいし、白内障のかけらもない、眼瞼痙攣でもありませんよ、ということでした。

老人を頭から馬鹿にして、金儲けのカモと見なして、年寄り=白内障、と決め付けるアホな医者もいるから、用心しましょうね。




     
2005/6/7(火)
とんでもねぇヤツ
「腹立つ〜!」
「一応吠えとかないと、バカにされるしぃぃ」


朝からガウガウしちゃダメだよ、アル。2階のベランダに洗濯物を干していたら、アルが何かに怒っている。上から呼んだら吠えている顔のまま、振り向いた。ハイエースタイプの車のバックする音に反応して吠えていたようだ。・・・それにしてもなんとも見事なコーギー体型ね。

横河ブリッジ顧問を勤める元道路公団理事、鋼鉄製橋梁工事談合の・・・元締め? 道路公団から天下りして、談合の配分表作りを仕事にしていた、ってわけ。つまり、この人の一生は、税金をかすめとり、無駄遣いし、横領し・・・ただそれだけの人生ってことじゃないか。

私は世の中はいい方向に変わると信じていた。しかし、このニュースに接して、その思いはぐらつく。・・・もはや遅すぎる、と。




     
2005/6/8(水)
時を待つ
「夕食は終わった・・・」
「今夜はちょっと違う・・・何かが起きる」
「アタシにはわかるのよ」


夕食後、母を踊りの教室まで送る。車で10分ほどのところだ。踊りを教えている時は、帯状疱疹神経痛の激痛もまったく感じないのだそうだ。熱中している時は、痛みが出ない、というのがこの神経痛の特徴だが、夜は痛くて眠れない、というのも特徴である。今までは自分で運転していたが、睡眠不足が積み重なって疲れているのは間違いなく、その状態で運転はあまりにも危険なので、火曜日、水曜日と金曜日の教室へは私が送り迎えをすることにした。昨日の午後は、私の車で送り、アルといっしょにオープンカーにして迎えにいった。和服の女性がオープンカーの助手席に乗って、ワンコが狭い後部座席に乗っている姿は笑える。今夜は父のシビックで、迎えに行く時はアルも一緒。夜風がひんやりと涼しかった。

帰宅したらサッカーが始まっていた。実は、たいしてサッカーには興味がないので、のんびりと風呂から上がったら、後半戦が終りに近づいていた。後半43分、アルがテレビ観戦に加わった。(つまり、テレビの前でガウガウし始めた。)真剣なムードを感じ取ったらしい。直後、1点追加ーーーーー! ばんざーい、ばんざーい、ばんざーーーい!!! アルも一緒に、ガウガウガウガウガウガウガウ!




     
2005/6/9(木)
アルのダイエット
「なんかくれ〜〜」
「なんかして遊ぼ〜〜!」
「やっぱりなんかくれ〜〜!」


火曜日にヨコイ動物病院に行って、今度は例の血行を良くする薬(プロレナール錠)を倍量にして一日2錠とし、ステロイド剤と抗生物質を中止することにした。「腎臓や肝臓に副作用が出るかもしれないステロイドはできるだけ飲ませたくないです」と、私がごねたから。昨日水曜日の午後、アルの足腰がいきなりシャンとして、ふらつきや引きずる感じがぐっと少なくなった。薬の効果か? 

減量作戦も続行中である。オカラを与えている、と、言ったら、ヨコイ動物病院の先生はぎょっとした顔をしていたが、いいのである。うちのワンコはベジタリワンコなのであるから。おからの量は一食につき、カラ炒りしたもの大さじ3杯(何の根拠もないのだが、なんとなくちょうどよさそうな量のように感じるから)。それに野菜などを加え煮込む。それに昨日からは、我々が昨年9月から食べて調子がよい「玄米酵素ハイゲンキ(スピルリナ入り)」も食べさせている。

朝:ヤラーのドライフード「ベジタリアン」洗剤スプーン1杯。サプリメント「ガーリックイースト」2粒、「アースリースージ」1粒。病院の薬1錠。
昼:「ベジタリアン」洗剤スプーン半杯+オカラと水菜の煮込み+豆腐少々+「ハイゲンキ」半袋。混ぜて、カツオブシひとつまみのせる。
夕:「ベジタリアン」洗剤スプーン1杯強+オカラとキャベツとジャガイモと鶏肉少々の煮込み+「ハイゲンキ」半袋。サプリメント「ガーリックイースト」2粒、「アースリースージ」1粒。病院の薬1錠。
体重:再び12.4キロ。




   
2005/6/10(金)
炊飯器入院す
「蒸し暑いっ!」
「腹減った!」
「靴下、嫌いっ!」


・・・と言っているのかどうかわからないが、スリ傷防止に左後ろ足に靴下をはかせると、「こんなの嫌いだよっ、脱いでやるっ」とばかりに、床にこすりつけ脱ごうとする。・・・アル、キミは賢い。

昨夕、ご飯の出来上がり15分前に、炊飯器が「ピーーーィッ」と一声叫んで、「E 1」の表示を出したきり、止まった・・・。コンセントを抜き差ししてみると、電源は入った。ご飯を味見してみると、一応炊けている。「蒸らし工程」の途中で止まったようだ。そこで、今日午前中、これを購入した近所の家電屋に保証書とともに持ち込んだ。5合炊きの小さな炊飯器だからとかかえて歩いて行ったが、けっこうずっしりと重いものなのだ。マイコンや電子部品、ずっしりお釜のおかげで、今まで白米や玄米や発芽玄米などをおいしく炊けていたのね。ありがとうね、三菱のIHジャー炊飯器「NJ−DD10」君! キミのメタリックボディ、好きだよ。

さてと、折悪しく今日は金曜日、土日をはさむとなると修理には1週間かかるかも。冷凍ご飯のストックも今日の分のみ。しばらく、土鍋やステンレス鍋で炊いてみるかな。おこげができたら、茶漬けにしてみようっと。




     
2005/6/11(土)
雨の日はいつも
「・・・そうです、寝るのです」
「そういうふうにできているのです、ワンコという生きものは」


雨の日はひたすら寝て、食べる時だけ起きてくる。だから、か? 12.6キロではないか、アルよ。一日3回、しっかりウンチするアルよ、今日はウンチの量が少なかったね。運動不足だね。そりゃ、キミは運動しすぎない方がいい体ではあるけれど。今日は、やはり腰がふらつくね。後ろ足は両方とも、爪の付け根が擦り切れているようだね。マキロンで消毒したけれど、油断できないね。両足とも、ソックスをはかなきゃね。

近頃ますますテレビを見ない。見ると必ず、「若貴」にむらがるハイエナたちの群れが出てくるからだ。父は「若」をひいきしたがるが、今回は、父の負けだな。私は「貴」だ。彼の土俵入りはきれいだったし、相撲も正統派だったからだ。彼の立ち姿は無理なく美しかったではないか。彼の相撲は、「心技体」を体現していたではないか。




     
2005/6/12(日)
疑惑、そして安心
「ネーチャンの机の下でなにやってんの?・・・って言われても」
「この部屋はアタシの部屋だしぃぃ」
「何だってするよ、遊ぶし、ネンネするし、オシッコだって」


アルはなぜ、体にいい「低反発マットレス」の上で寝ないのだ? なぜ、年中快適な「ムートンシーツ」の上で寝ないのだ? と、不思議に思いつつ、アルのハウスを掃除していたら、えらいものを発見してしまった。アルが寝たきりになっちゃうかも、と、慌てふためいて購入したワンコ用の「ムートンシーツ」を裏返したら、そこには大きな地図が3つ。シーツに描いた地図といえば、・・・そう、オシッコである。思わず、触って確認。匂いをかいで確認。確証はないが、アルのオシッコだ。なるほど、オシッコの上でネンネしたくはないはずだ、と、納得。ひょっとして、と、「低反発マットレス」を触って確認、・・・この部分の湿った感覚は? やっぱりオシッコかしら? 部屋の入り口近くに敷いておいた6枚のペットシーツを確認すると、うち1枚に大きな地図が。これはまぎれもないアルのオシッコ。そういえば、昨夜とその前々日の夜、やたら私の気を引こうとしていたっけ。私が2階に上がってからも、一声ふた声吠えて呼んでいたっけ。オシッコしたかったんだね。

ああ、よかった。アルは室内でもトイレできるんだ。シーツや何らかの敷物の上を選んでオシッコできるんだ。よかった、よかった。近頃は、オカラと野菜の煮込みなどを食べさせるから、水分摂取量も多く、さらに、ここ数日は暑いから水も飲みたいだろうし、オシッコしたくなって当然だ。

・・・明日、ムートンとマットのカバーを洗濯し、部屋のじゅうたんをめくって、床の拭き掃除をしよう。それに、今夜、寝る前に、オシッコに連れ出してみよう。




     
2005/6/13(月)
留守番の後に
「お! お土産ですか? オジーチャンッ!」
「むっ? 『頭の老化対策』クッキー・・・?」


かわいいアルが待ってるから、と、父の帰宅はずいぶんと早くなったものだ。昔は、飲みに出かけると、帰宅は午前様の人であったのだが。今や、8時には帰宅する。そして、必ず、ワンコ用のおやつなどを買ってくる。

ヒルズのサイエンスダイエットのおやつ、それに、イチョウ葉エキス入りの頭の老化対策クッキー。頭の老化・・・と、ショックを受けてはいけないよ、アル。イチョウ葉エキスは、血行を良くするのだから、アルの左足先への血行もよくなると思うよ。

アルの足腰を丹念にマッサージ。足指の付け根にある「湧泉」のツボをマッサージすると、右足の場合はすぐに「ちょっとやめて触らんといて」と反応するが、左足の反応はずいぶんと遅い。しかし、モミモミしているうちに、「あ、アンタちょっと何やってんの? やめてよね」と、ようやくではあるが感じるようだ。しつこく触ることにしよう。




     
2005/6/14(火)
水分補給
「さて、問題ですっ!」
「白+赤+赤+赤∞=?」
「答えは、酔っ払い〜〜!」


この画像は5月23日の木曽三川公園でのものである。この画像を本日の日記に使っている理由は、ネーチャンが酔っ払っているからである。酔っ払っているにも関わらず、日記を更新するという律儀さゆえである。

帰宅したら、アルは酔っ払いは嫌いらしく、寝たふりされてしまいました。アルは今、書斎に敷き詰めたペットシーツの上で寝ており、私は、アルコールを分解し排出するために、飲んだワインの分に等しい量の水を摂取しようと努めているところであります。コップ3杯の水を飲んだ、・・・あと何杯?  これもひたすら明日のために。あぁ、明日を信じる私って、なんて健気な小市民なのかしらっ。(酔っております。)




     
2005/6/15(水)
希望の光
「何を見てるの?」
「走ってみせようか?」


午前中、ハエを追いかけて部屋に走りこんできたアル、急停止し、ハエの羽音に耳をすませ、あちこちと動き回る。その足の運びは、まったく正常。ふらつかず、ひきずらず、しっかりしている。

夢かと思った。その後は、いつものように、ふらついたりしていたが、一番ひどい時よりはしっかりしてきたように感じる。

プロレナールの効果が本格的なものになってきたのだろうか。ここ数日の丁寧なマッサージが功を奏したか。いずれにせよ、特製オカラ煮による減量と毎日のマッサージ、月に1〜2度の鍼灸治療を続けよう。足腰の筋肉の鍛錬のために、「老犬用歩行車」の導入も考えている。




     
2005/6/16(木)
たんぱく質・脂肪・炭水化物・ミネラル・ビタミン・水
「うまいっっっ!」
「いろいろ入ってるね」
「おかわりっ!」


発芽玄米大さじ1、麦大さじ1と半分、オカラ大さじ3、牛スジ肉刻んで大さじ4、かぼちゃ、ジャガイモ、にんじん、大麦若葉粉、これらをたっぷりの水で煮込んで、水気がなくなるまで煮込み、最後に「玄米酵素ハイゲンキ(スピルリナ入り)」を半袋混ぜた。お玉1杯半ほどのアルのご飯ができあがった。お玉にこんもりと1杯分を夕食として与え、残りは明日の朝の分とする。

人間の食事に関しても、玄米・海草・豆類をベースに、もう一工夫することにした。この半年来のステロイドの皮膚炎のかゆみと、それに加えて、このひと月ほどは帯状疱疹神経痛の激痛も重なり、夜は1時間から2時間おきに目覚め、ほとんど眠れない母、寝不足が半年以上続き、疲れきっている。今日は、夕方絞って作ったニンジンとりんごのジュースを飲ませたら、元気が出てきたらしく、ウォーキングに出かけ、あっちこっちで、いろんな人に会ったからしゃべってきた☆、と、帰宅。食事は人間を作るんだな。




     
2005/6/17(金)
ネーチャンは本気だっ!
「ネーチャンはくどい性格」
「普段はボケ〜、一転して突っ走るタイプ」
「典型的な短期決戦タイプ」


これは、5月23日の画像。左後ろ足、まともに踏ん張っていない。ナックリング。実にコーギーらしい体型だが、やっぱり太っている。

肥満は病気である。人間もワンコも。減量に必要なのは、摂取カロリーを減らして、運動量を増やすこと。人間もワンコも。

現在、12.4キロ。目標体重は11キロ。11キロのワンコに必要なカロリーは、800キロカロリー。アルがやせるためには、800キロカロリーの60%のカロリーを与える。つまり、480キロカロリー。アルはシニアドッグだから、それ以下の450キロカロリーでも大丈夫。ドッグフードだけで対応すると、かわいそうなくらいの少量のフードしか与えることができない。満腹してぐっすり眠ることができるように、量たっぷりの手作り食を作ろう。

発芽玄米と麦大さじ3ずつで、合わせて半合。半合はご飯1杯強だから、200キロカロリー。味付けは煮干1本、あとは、野菜とオカラと牛スジ肉。ワンコは、人間よりもたんぱく質の割合を増やさなければならないから、牛スジ肉はたっぷりと。ビタミンとミネラルの補給のために、大麦若葉の粉末と、玄米酵素をあとで混ぜる。これで一日分のご飯ができあがる。ことこと煮込むと、たっぷり鍋いっぱいのおじやだ。味見したら、けっこううまいのだ。昨夜は、久々の満腹感を味わったか、早々とハウスにこもり、ぐっすりと眠り、おやつの催促もしなかった。

運動の面は、後ろ足の機能回復用の歩行車(というか、吊りベルト付き車、らしい)をオーダーしたので、その効果を期待しよう。それまでは、マッサージと、のんびり散歩を心がけ、今以上に左後ろ足の筋肉が衰えることのないようにがんばろう。




       
2005/6/18(土)
無理しない、楽しない
「疲れたら寝る」
「疲れる前に寝る」
「無理しない、楽もしない」


「安保徹の免疫力学入門」を読んでいたら、出てきたフレーズ、「免疫力アップを目指すなら『ムリ』せず、『ラク』をしないこと」。ラクをしすぎると、体がリラックスしすぎて、副交感神経が優位になりすぎて、リンパ球が増えすぎて、病気の要因になるんだそうだ。リラックスしすぎると太るもんね、第一に。メリハリのある生活をしなくちゃね。

水分たっぷりのおじやを食べて、アルは深夜にオシッコ。一応、ペットシーツの上にしているのだが、・・・はずれている。オシッコの後で、「お〜い、オシッコしたよ、気分転換しようよ、散歩しようよ」、と、「ウッ、ウッ」と呼ぶのだ。父は2時半に気づき、リビングでアルと一緒に寝たり起きたりしていたようだ。

アルの気ままにさせること=アルをかわいがること、と、勘違いしている父には困ったものだ。気分しだいで甘やかすかと思うと、自分の思い通りの反応を示さないと、カッとしてアルを叩いたりしている。犬にまで、自分の機嫌を取らせようとするんだから、困った人である。(・・・これだから男ってのは・・・。)病院などで抵抗するアルを抑え込むのも、しつけも、嫌われ役は私だ。・・・というより、両親にとって、アルは、無責任にかわいがるだけでいい孫みたいな存在なんだな。そのためには、アルが元気でいてくれないとね。




     
2005/6/19(日)
ネーチャンは本気だっ!2
「ネーチャンは時々鬼になる・・・」
「怒らないけど、・・・コワイ」


父に甘やかされ、すっかり天狗になっているアル。好きな時に散歩に出かけ、好きな場所で寝たがり、おやつを要求する。・・・非常によろしくない状態である。玄関の段差もジャンプさせてはいけないのに、ひんやりした玄関で寝たがるアルがうろうろして、深夜、誰もいない時間帯にケガする事態になったらどうするのだ。

昨夜11時半、アルをハウスのある書斎に閉じ込め、「おやすみなさい」した。書斎にはペットシーツを9枚敷き詰めた。5分後、アルが「ウッ」と呼ぶ。しばらくして見に行ったら、ペットシーツにたっぷりのオシッコ命中。よくやった! 私が書斎に入ると、すかさず足元をすり抜け玄関に行くアル。夕方ウンチをしなかったから、今度はウンチかもしれない、と思い、外に連れ出した。10分ほどうろうろしたが、用を足さない。家に入って、「ハウスしなさい」、と命じると、アルは徹底抗戦の構え。抱き上げようとすると、四肢に力を込め踏ん張る。さらに持ち上げようとすると、「なにすんのよっ、やめてよっっ!」と歯向かう。実際、歯をむき出し、噛むそぶりすら見せる。そこを押さえつけ、鼻面をつかみ、目を合わせ、「ハウスしなさい」と命じると、アルはちらりと2階を見上げ、「・・・おとーさん、来てくれないかなぁ」という表情。私を見る目は反抗的、鼻にしわを寄せ、歯をむき出し、うなる。

飼い主に反抗するワンコは不幸である。ここは、私の踏ん張りどころだ。反抗するアルには、負けずに歯をむき出し、鼻にしわを寄せ、目をむき出し、・・・お獅子の表情で、「ガウッ」と吠えてみせる。アルは一瞬びっくりしたが、まだ抵抗する。しばらくガウガウとやりあい、眠くてたまらないアルを眠らせない。アルの体から力が抜けていく。アルが折れるタイミングを探している。その時、アルが小さくPu!(おならだよ。)今だ! 「アル、ハウス!」 自分のおならにビックリしたアル、飛び起きて書斎のハウスへ。「伏せ」に従ってから、ご褒美のフード一粒、そして、いったんハウスをロック。書斎にペットシーツを敷き詰めて、ロックを解除。こうして、約30分間の闘いは私の勝利に終わった。ふっふっふ。アル、ワンコは飼い主に負けなくちゃいけないんだよ。それが幸せなワンコになるための秘訣なんだよ。アルは、朝まで、おとなしく、文句も言わずにハウスの中で寝ていたようだ。




     
2005/6/20(月)
ネーチャン、本気につき、あの手この手と・・・
「注目の的・・・」
「ネーチャン、今度は何ですか?」


あー、おとーさん、吊り上げ過ぎだってば。アルが怖がってるよ。それは、アルを引っ張りあげるためのベルトじゃないんだよ。アルの下半身がふらついた時に、ちょっと支えてやるためのものだよ。ふらついて、そのまま腰をひねって尻もちついたんじゃますます腰に良くないでしょ。吊り上げ用でなくて、ズッコケ防止用なのよ・・・と、いちいちうるさい私。

今朝、5時からアルと散歩した。バスタオルを折りたたんで、この画像のようにアルの下半身を支えつつ歩いたら、アルの調子は歩くにしたがってどんどん良くなり、10分以上歩きたがった。いきなり無理をさせても逆効果かと思い、また、私の身長に対してバスタオルの長さが足りず、腰をかがめてアルについていかねばならず、大変だったので、アルには悪いが途中で切り上げた。帰宅してから、長めのタオルを三つ折にして、両端に紐を取り付け、腰をかがめずに利用できるようにしてみた。こういうスタイルで歩くと、人目は引くが仕方がない。来月になれば、機能回復用の歩行車を利用するのだ。注目度は、下半身吊りベルトどころじゃないぞ、きっと。




     
2005/6/21(火)
アルがかわいくてネーチャンはうれしいっ
「押さえつけられてんの・・・」
「・・・って、ウソだよ。なでてもらってんの」
「ワンコが暑さにへばってる顔って、愛嬌ある顔になるんだよ」


歩き始めに、ふらつく後ろ足と腰を支えてやれば、アルはうまく歩くようになった。マッサージとプロレナール錠と玄米酵素入り玄米食のおかげか? うれしいぞ。今日は、ヨコイ動物病院で診てもらう日。左足の感覚はまだまだ鈍いし、体重も12.4キロでぜんぜん減っていない。・・・が、手作り食を3食たっぷり食べて、太らないんだから、ま、よしとしよう。そのうち、やせ始めるだろう。

人間用の夕食の支度の時に、アルのご飯も作る。今日は、キャベツ・大根・カボチャ・オカラ・鶏の胸肉・発芽玄米・麦・鯛(アラから身をこそげとったの)を煮込んだ。出来上がったら、玄米酵素「ハイゲンキ」を一袋混ぜて、3等分し冷ましておく。1日分で450キロカロリーそこそこなはずだ。運動を増やせば、2ヶ月後には1.5キロ近く減量できるはずなのだが。




     
2005/6/22(水)
寝るのが一番
「今日はぐっすり寝てたら・・・」
「お昼ご飯を食べるのを忘れちゃった」
「・・・眠って起きて、眠って起きて・・・」
「そうやってアタシは強くなるんだ」


手作り食で満腹を味わうようになってからか、アルは、いつでもどこでも熟睡する。昨夜は、寝る前のおやつもねだらずに、熟睡。朝まで、「出してよ!」と吠えることもなく熟睡。今日は、お昼ごはんに気づかずに寝ていたらしい。減量中であることだし、無理に起こして食べさせることもあるまい、と、父がそのまま寝かせておいたらしい。

交感神経と副交感神経の二つの系統で成り立つ自律神経がバランスがとれなくなると、眠ることすらできなくなるのが、母を見ていてよくわかる。体のゆがみ、ねじれがいろんな症状を引き起こし、激痛と不眠、一部の感覚は消失、ここ数日で、握力が極端に落ち、息苦しくなり、心臓に負担がかかっているような様子さえ見せ始めた。正座すれば足がしびれるのと同じく、何かの神経が圧迫されれば、関連する臓器の働きも悪くなって当然だろう。これは緊急を要する、今までのやり方を続けていてはダメだ、と思った時に、昔通った「骨盤調整道場」を思い出した。なぜもっと早く思い出さなかったのだ! 私はここで腰痛を治し、伯母は歩けないほどだった股関節と膝関節の痛みを治し、椎間板ヘルニアで寝たきりになった知り合いはここで治癒し、後に結婚出産した。姪はエックス脚が治った。さっそく連絡を取り、今日、10何年ぶりかで行ってきた。ああ、よかった。ここで母は治る。ここのやり方で母は治る。

アルの調子が良くなってきた。ふらつきも引きずりも少なくなってきた。今日は、いつもは車に乗って公園へオシッコ散歩に行くのだが、駐車場の車を通り越し、さっさと公園へ向かったらしい。・・・うれしくって涙が出るぜ。




     
2005/6/23(木)
疲れたよぉ
「んが〜ぁ〜ぁ〜ぁ・・・ふぅ」
「夜はハウスで、あるいは書斎で寝るんでしょ」
「・・・わかってるよ」


出してくれーっ、と、叫んでいるのではなく、あくびしている画像です。目が光ってて、怖いわ、アル。おとといの夜は、アルはひたすら静かに眠っていたが、昨夜は3時に「ウッ」と呼んでいた。ほっとこうと思ったがあまりにしつこいので、降りていき、書斎に入ったとたんオシッコのにおいをかいだように思ったが、部屋にしきつめた14枚のペットシーツをチェックしてもオシッコの地図はない。「アル、静かに寝てよねっ」と部屋に戻ったら、その頃合を見計らったように、2度、「ワウッ」と言ってあとは静かだった。さっき、アルのハウス内の敷物を整えていたら、ハウス内のペットシーツにオシッコの地図が・・・。うーーむ、ちゃんとオシッコしてたから、「オシッコしたから片付けてよ、ほめてよ」と呼んでいたのか・・・。

深夜3時頃に起こされるのが一番疲れる・・・。寝なおそうにもタイミングが悪すぎて、起きたら全身ぐったりだ。アル、頼む、今夜は一心不乱に寝てくれ。




     
2005/6/24(金)
真夏日
「ネーチャン、疲れてるの?」
「暑い日に出かけるからさ〜」


名古屋も暑いが、わが故郷の佐賀は34度だったらしいし、東北地方はここ数日、名古屋より暑いと聞く。佐賀の知り合いが言うには、雨が降らないらしい。梅雨なのに。ろくな雨も降らぬうちに、来週あたり真夏の暑さがやってきそうだ。ここ数年の気象の推移を見ていると、異常気象というよりは、気候変動、だな。・・・いいのか? いいのか?

真夏日の暑さのせいばかりではない。アルに今朝も3時に起こされた。オシッコしたかと行ってみれば、今度こそ、していなかった。おのれ、アル、だましたな・・・。今夜からは、何があっても知らんぷりするからねっ。もうだまされないからねっ。ネーチャンは、今度こそ、キビシクなるんだからねっ。おやすみっ!




     
2005/6/25(土)
たまらん!
「33.3度になったよ! 」
「夕方の風が気持ちいい〜」


昨夜は、10時半にくたばった私。アルが11時半から1時半までの間、断続的に吠えていたのに気づいていたが、無視。ついにはアルもあきらめて寝たようだ。アル、よくがんばった。

しかし、今日、書斎に足を踏み入れたとたん、ムワッッとした暑さを感じた。じゅうたん敷きの部屋なのだ。夏にじゅうたん・・・今まで、経験したことのない室内環境だ。こりゃぁ、拷問だ。気の毒だ。アルが夏ばてしては元も子もない。

いきなりの暑さに、起きたらすでにぐったり。食欲はないのに、明治の「宇治金時カキ氷」だけはいくらでも食べたくなるから困ったものである。こんな食欲のない日の夕食は、具沢山の味噌汁(キャベツ・ニンジン・マイタケ・カボチャ・油揚げ)とお刺身。シソをたっぷり刻んでお刺身の隣に盛り上げた。




     
2005/6/26(日)
アル、ヒンシュクを買う
「ネーチャンのイジワル」
「眠いよぉ・・・」
「寝かせてくれよぉぉ・・・」


アル、寝ちゃダメっ、起きてなさいっ! と、夕食後、ちょっといじめてみました。

昨夜、12時近くに私が寝室に上がった直後から、アルは断続的に吠え始めた。外の物音に警戒して吠えているのではなく、「誰か来てよ〜ん」と、甘ったれて呼んでいる声だ。結局、4時45分まで、途中1時間半ほど静かな時間があったが、断続的にアルは吠え続けた。5時少し過ぎに、重い頭と体を引きずるようにして起き、コップ1杯の水を飲んでから、玄関でスースー寝ているアルを横目に、眠気覚ましに20分ほどのウォーキングに出かけた。午前中は猛暑の中、洗濯機5回分の洗濯をし、書斎のじゅうたんを片付け、自室の掃除をし、動き続けた。じっとしてたら寝てしまうから、寝てしまったら、起きた時に体がだるく、頭痛が取れないだろうから。・・・その間、アルは、玄関で寝ているのだ。そりゃぁ、寝不足でしょうよ、アル。一晩中吠え続けていたのだからね。

母はこの半年間、かゆみと痛みで眠りを妨げられ、夜は3時間寝ることさえできない。睡眠のリズムが崩れやすい私は、気力だけで早起きしてるんだからね。「んもーーーっ、アルばっかりスースー寝ちゃって、悔しいっ!」、と、今日はふたりして、「アルのバカッ」と文句を言ってみました。




     
2005/6/27(月)
連続の真夏日
「見りゃわかるでしょ」
「アタシ、夏ばてしてるのよ」


隣町の気象情報サイトによると、本日の最高気温は32.5度、ただいま夜10時40分現在の気温は30.5度。熱帯夜の予感。ここ数日、この隣町の気象情報をチェックしていて気づいたのだが、最高湿度は深夜1時ごろ記録するようだ。昨夜は82%。体の弱い人やお年寄りは息苦しいことだろう。

さて、アルは昨夜は吠えずにおりこうさん。4時近くに吠えたのは、何かに警戒した吠え方だったから許そう。10回ほどワンワンと言っただけだったし。・・・しかし、朝、いきなり食欲不振。毎度の夏ばての初期の兆候である。これを見逃すと、「吐いて吐いてまた吐いて、下痢して下痢して」の危険な状態になる。おなかを触ると、緊張している感じ。そして、おなかがしきりにキュルキュルと音を立てる。これは、おなかを壊している状態。明日連れて行く予定だった動物病院に、今朝、連れて行った。注射1本、打ってもらう。アルはすっかり観念し、診察台の上で伏せ、している。オトナになったねぇ・・・。左足の感覚は相変わらず鈍いものの(というか、ほとんど感覚がなさそう)、状態は少なくとも悪化してはおらず、少しずつ力強くなっているようなので、プロレナール錠を今までの分量、処方してもらう。朝は食べなかったので、昼にワンコ用缶詰を少々与えた。胃腸に負担をかけないように、今日は野菜たっぷりの手作り食ではなく、鶏肉100グラムとオカラ大さじ5杯と発芽玄米のご飯お茶碗1杯弱でおじやを作り、出来上がりに玄米酵素スピルリナ入り「ハイゲンキ」一袋を混ぜた。これを3等分して、食欲不振時用のおなかに優しい回復食、とした。




     
2005/6/28(火)
日本の夏
「今年のアタシは冷房が好き」
「年取ると暑いのはかなわんわー」


我が家の夏のエアコン設定は、「冷房除湿27℃」だから、決して、冷房の効かせすぎではないのだが、去年までのアルは、エアコンを避けていた。今年は、昼間は相変わらず玄関で寝ているが、玄関以外の場所では、積極的に涼を求めている様子だ。アルの夏ばての初期症状は、すっかり消えた。食事を、消化の良いものを少なめに与えるようにした。

隣町の気象情報によると、本日の最高気温は33.7度。夜10時半現在、27.5度。今日は日本のあちこちで35度、36度を記録している。おまけに雨が降らないので、名古屋市は節水を決定。我が家の水も、名古屋市水道局からのもの。明日からはますます節水を意識しなければ。

しかし、今年は、ばてないように、朝から水を飲むようにしている。起きたらまず水を1杯、家事の合間にまた1杯、コーヒー代わりに氷をひとかけら浮かべた水をまた1杯。それに、「暑い、暑い」と言わないようにしている。・・・時々異常に暑く感じるのは、ひょっとしたら、更年期のせいかもしれないから。(爆)




     
2005/6/29(水)|
くらかけ山の雪
「なんで2月の雪の日の写真を使うのっ?」
「暑い夏は、あと4ヶ月我慢すればいいんだよね」


この夏の同窓会の連絡係として、確認の電話をかけている。卒業以来、○○年ぶりで話したミスズちゃんと、長電話になってしまった。「みゃんこって言えば、『くらかけ山の雪』なのよ」、と、言うのだ。現国の授業で、宮沢賢治のくらかけ山の雪という詩を朗読したのだそうだ、私が。それが、「すごく感動して、鳥肌が立った」、のだそうだ、彼女が。まったく思い出せない・・・。どんな詩なのか調べてみたけど、多分、この詩なのだろうけど、その時のことはまったく思い出せない。たいていのことは覚えていると思っていたのだが、自分のことはすっかり忘れているものなのだなぁ。

たよりになるのは
くらかけつづきの雪ばかり
野はらもはやしも
ぽしやぽしやしたり黝(くす)んだりして
すこしもあてにならないので
まことにあんな酵母(こうぼ)のふうの
朧(おぼ)ろなふぶきではありますが
ほのかなのぞみを送るのは
くらかけ山の雪ばかりです




     
2005/6/30(木)
深刻・・・?
「全身隠れると暑いし・・・」
「半分隠れると落ち着かないし・・・」


この牛皮のガム、以前のアルなら、あっという間に食べてしまっているはず。近頃は、満腹なのか、口がおごっているのか、この1本のガムを何日も何日もおもちゃにしている。毎日必ず、少しずつ、かじっているようだ。

水不足だ。夜間断水の地区もあるようだ。ポリタンクが売れているらしい。水のいらないシャンプー剤や、食器洗いを省くためにラップ類も売れることだろう。夜間断水となると、昼間働いている一人暮らしの人は困るだろう。美容院や食品関係の業界も困るだろうな。ヨーロッパは猛暑で水不足、スペインでは農作物の収穫見込みが3割減だそうだ。大凶作ではないか。自然による経済へのダメージは、人為的なものよりもはるかに甚大だと感じる。




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