『怒涛の鯨のタタキ』
2005年7月の日記



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6月最後の日に、突如として気づいた。
一年の半分が終わり、
無職の日々がほぼ一年続いたのだ、ということに。
無為の日々ばかりではなかった、と信じることにして、
勇気凛々の日々が始まった。
     
2005/7/1(金)
退屈
「ネーチャン、今から何するの?」
「退屈だな。・・・吠えちゃおうかな」


とっても退屈そうな顔をしてるでしょ。退屈そうな顔だけど、アル、かわいいっっ!

昨夜、11時頃に、2階にあがったら、アルが吠え始めた。「アル! 静かにしなさいっ!」と言わずに、ほっといたら、10回ほど「退屈〜」と吠えていたが、あきらめたようだ。アル、賢いっ! ネーチャンは世間的にはヒマ人なんだけど、それなりに忙しいんだから、協力してねっ。今日は、午前9時から10時半頃、かなり強い雨が降ったが、ちょうどその時、傘を差してもびしょぬれになりつつ、銀行と郵便局へ用足しに・・・。

ちなみに、画像のハウスの屋根に積み重なっているのは、ペットシーツである。今や、4枚ほど敷いておくだけ。体調がいいので、粗相する心配はない。アル、賢いっ!




     
2005/7/2(土)
長い
「うん、少しやせたよ。それに、今日の散歩、歩いた距離が長かった、エヘヘ、どんなもんだい」


それより長いのはアルの胴。「顔がちょっとやせた?」、と、うちにやってきた妹がしげしげと眺める。すっきりしてるよ、いいわねぇ・・・、私、ちっともやせなくて困るよ、喪服が入らなくてさ、と嘆いている。そりゃぁ175センチ53キロの時代に作ったフォーマルウェアは全滅だろうね、と、10キロは軽く増量している妹に、私の喪服を試着させる。ぴちぴちだが入らないわけではない。なんでも、入用になるのはあと一月か二月か先、と、不謹慎なことを言うので、買うのはもったいないことだし、貸すことにした。「この際、3キロやせなさい。朝何を食べてんの? え? パンとミルク? じゃぁ、パンは食べなくてよろしい。きな粉ミルクにしなさい。昼は? え? お友達とランチ? それじゃぁ、夜はご飯を半分にしなさい。なんだったら、ご飯は食べなくてもよろしい」、と、アドバイスした手前、私も今夜から、ご飯をお茶碗に半分にしてみた。




     
2005/7/3(日)
雨の日は落ち着く
「しとしと雨の日、みんながいる日」
「吠えたい時だけ、吠えるんだ」


日本の各地で、大雨被害が続いているけど、このあたりは、なんということもなく日曜日が過ぎていった。アルも、宅配便のトラックの音にガウガウと吠えるだけで、あとは、日がな一日玄関で寝てすごした。時々、私の足元にやってきて、こうしてごろりと横になる。

マンガ日本の歴史、小学校の頃、飽きもせずに繰り返し読んで楽しみ、日本史は勉強せずとも得意だった。当時のマンガは、あまりにも汚れきって処分してしまったが、今また、購入を考えている。石ノ森章太郎氏の何十巻もある中央公論新社のシリーズにするか、全18巻ほどの他社のものにするか、迷う。明日、本屋でチェックして、マンガの絵柄が私好みのものを探そう。




     
2005/7/4(月)
ちょっとそこまで
「ちょっと散歩してくるね」

そうなのです。アルの散歩は、車でスタート。歩いても3分ほどの公園まで車で、そして、公園の芝生の上をソックスをはかずに、イッチニィイッチニィ!とお散歩します。ワンコの毛がついても掃除しやすいシートカバーを助手席につけて、アルの専用席です。濡れても平気なので、雨の日の散歩も気楽です。

今日は一日、時々小止みになりながらも、よく降り続けた。隣町の気象情報によると、湿度は98%。水の中、どっぷり状態ね。雨の中、出かけたついでに本屋に寄ったが、マンガ日本の歴史は見つけられなかった。本屋が広すぎて、探す気にもなれなかった。そのうち、機会があれば、石ノ森章太郎氏のシリーズをチェックしようと思う。




     
2005/7/5(火)/
ムリしない・ラクしない(2)
「散歩は車に乗って」
「車までは抱っこしてもらうの、当然でしょ」


このように、当然のように父に抱っこされて駐車場に向かうので(画像は数日前のものです)、この光景を毎日見かけるご近所さんは、アルが歩けないのだと思っているらしく、私がアルと一緒に歩いて散歩から帰ってくると、「おおおお、アルちゃん、きれいに歩いてるじゃないの!」と、喜んでくれる。

私はあちこち移動して忙しい、ということに慣れていない。だから、移動に時間をとられて、ほぼ一日を自分の思うように過ごせなくて、「かんべんしてくれーーーぃっ」と叫びたいくらいに、イライラして、疲れてしまった一日だった。




     
2005/7/6(水)
アタシも何かをするんだ!
「みんな何かしてるから・・・」
「アタシも何かする!」
「・・・遊んでくれーーーっ」


わざわざ私のすぐそばにやってきて、堂々たる後姿を見せて、ペットシーツをビリビリと引き裂き始めた。私の反応を意識しているのは、アルの耳の形で、一目瞭然。退屈しているアルを助手席に乗せて、夜8時過ぎに、母を迎えにお稽古場に行く。早めに行って、そこらを散歩する。涼しくて気持ちの良い夜、ソックスをはかずに、上手に歩き回ったアルは、気分良いらしく助手席でおとなしく、帰宅してからもいたずらをすることもなく上機嫌の顔。引きずって少々傷になっている足の甲に、「イソジンの消毒薬」をつけてやった。

左足が悪い時は、右の骨盤がずれている・・・とも聞く。アルがこんな姿で背を向けている時、そっとしのびより、骨盤あたりを軽く押してやる。ひょっとしたら、ずれが直って、アルの足の感覚が戻るかもしれないから。火曜日にヨコイ動物病院で足の感覚をチェックしてくれた。両足とも、外側の肉球の感覚は鋭敏。左足に少し感覚が戻っているような気がする。




     
2005/7/7(木)
キズの手当
「なんで、こんないやな事されなきゃいけないの?」

ほぼ実物大のアルの足。イソジンの消毒薬の色が、まるで血のように見えるが、出血はしていない。キズにならないように、いろいろと工夫をしていたが、ここまで毛が擦り切れると、簡単にスリキズになってしまい、アルも突然立ち止まり、後ろ足をなめたりする。散歩の後は、必ず消毒する。とりあえず、人間用のイソジンの消毒薬。液体ではポタポタと垂れるから、クリーム状の消毒薬のほうがいいかもしれない。出血したら、血止めしなければならないから、血止め薬を常備しなければ。この状態では、出血も間近かもしれないので、明日にでも購入しよう。

手当てする時は、怖がってはいけない。かまれないように準備してから、落ち着いて。足の傷には、場所が場所だけに異物が食い込んでいるかもしれないから、水や塩水で洗ってから手当てすることもある。・・・早く、保護ブーツができあがるといいなぁ。




     
2005/7/8(金)
転ばぬ先の杖、とやら
「このアタシが、飲まず食わずで・・・」
「ハウスにこもって寝てる・・・」
「ということは、大事件らしい」


昨夜、1時ごろ、しばらく吠えていた。そして、今朝、非常に早起きして散歩に行って、草を食べたがった。さらに、朝食には見向きもしなかった。そして、おなかはキュルキュル音。・・・またか、アル。先週に引き続き今週もまた、食欲不振で病院行きのアル。

動物病院の駐車場に車を入れ、アルをおろすと、アルはスタスタと動物病院から離れて、少し離れた空き地に向かい、オシッコとウンチして、ぐるりと回って、動物病院の裏手に向かい、入院患犬(?)が外でくつろいでいるところに顔を出し、吠えられて、さらに遠くに行こうとするのを引きとめ、動物病院にようやく入る。・・・元気そうでしょ。

たかが夏ばて、と、軽く見て一日様子を見ただけで、去年は、吐き続けて血まで吐くことになり、点滴を打ってもらう大騒動へと展開したので、今年は用心して、早目の手当てを心がけている。ワンコは、ぎりぎりまでがまんしているのだ。午前11時頃、注射を打ってもらって、昼ごはんは食べずに、こうやって、ハウスで熟睡。鼻だけちょこんと見せている姿のかわいいこと☆(親ばか) 夕食は、いつもの手作りご飯少々と、豆腐少々、缶詰フード少々を与えた。これからは、食事を全体にもう少し減らして、胃腸の疲れを取ってやらねば・・・。それに、夜もエアコンを「27度除湿冷房」に設定しておこう。




     
2005/7/10(日)/
眠りを妨げたもの
「暑いよぉぉ、ご飯食べたから?」

昨夜は、どうにも集中力が途切れて、何もできないような気がして、パソコンを早々に閉じ、9時50分に自室に引き上げた。その後、歴史関係の本を読んで、11時に寝たが、目が覚めたのが1時15分。目が覚めた瞬間、私の頭に浮かんだ言葉が、「百万塔陀羅尼」・・・。再び寝なおしたが、3時15分、4時15分と目が覚め、そのたびに「百万等陀羅尼〜、百万塔陀羅尼〜〜〜」・・・。称徳天皇が作らせたという100万個の木製の小さな塔、その中心部の穴に陀羅尼経というお経を印刷したものを埋めた、と。いったいどのくらいの大きさなのだろうか、と、読んだ時に気になったのがいけなかったようだ。結局、4時15分からは寝るのをあきらめた。超早起きのせいか、寝不足なのか、午前10時には眠くなってしまったが、午後、友人におごってもらったシューケーキとコーヒーで元気回復。




     
2005/7/11(月)
近頃、我が家に目立つもの
「アリさん、アリさん、どこ行くの〜?」
「ゾウさんに踏み潰されちゃうよ」


雨が続くと、アリが台所を歩いている。よく見ると、行列を作っているではないか。アリの動向から察するに、まだ数日は雨の日があるのだろうな。大雨被害の土地のアリは、前もって大雨を察知し、室内に避難するヒマがあっただろうか。それとも、地面と一緒に流されただろうか。

今日ふと感じたのだが、なんだか臭う・・・のだ。アルのニオイ? 雨続きで窓をフルオープンできないせいだろうか。エアコンの「空気清浄機能」を使っているけれど。そこで出かける前に、茶香炉にラベンダーをセットした。父・母・私の順に五月雨式に出かけ、父・母・私の順に帰宅した今日、誰もいない2時間弱、アルはラベンダーの匂いの中ですごしていたはずだ。




     
2005/7/12(火)/
おんなじね
「ハウスの敷居の高さが・・・」
「足載せに丁度よろしいようで・・・」


こうやって、足をちょこんと上げて寝ているので、すかさず撮影。これからは足がだるくて寝付けない季節になるのだけど、アルも同じなのかな?ちなみに、ハウスの入り口部分にもしっかりと敷物をかぶせている理由は、アルが足を引きずって、ここに足の甲をぶつけるから。入り口にまずスポンジを両面テープで貼り付けて、クッション性を高めた上に、さらにムートンの敷物をかぶせるという念の入れよう。

近頃、10時から10時半にはさっさと寝室に上がる私。(火曜日は毎週、ちょっと遅くなってしまうのだけど。)おとといまでは、「えー? もう寝るの? 夜はこれからでしょー? 退屈〜、退屈〜」と、10回ほどは吠えていたアルだが、昨夜は一度も吠えなかった。「あ、そ。寝るのね。いいよ、アルも寝るから」、と理解してくれたようだ。うちのアルは頭いいから(親ばか)、すぐにあきらめるの、ウフフフフフ。

・・・ワンコでさえもこんなにかわいいのにね。




     
2005/7/13(水)
朝一番は笑顔で
「気持ちよく晴れる予感・・・」
「もうすぐご飯の予感・・・」
「ムフフフフフフ、愉快だ」


朝の4時頃、近所の猫の動きに反応したようで、数回吠えていた。さほど暑くもない気分のいい朝、散歩の後のブラッシングを気持ちよさそうに受けている様子。後ろ足の機能回復にもなるという老犬用歩行車を注文して3週間。そろそろ出来上がる頃だろうか。慌てたら左後ろ足を引きずって、前輪駆動してしまうアルだが、慌てなければ、ふらつきながらも、力強く歩くことができる。腰に負担がかからないように、足の筋肉をつけることができるようになれば、減量にもつながるだろうと期待している。

さて、私は、といえば、あまりの運動不足で足がだるくて、本を読むにも机に足を投げ出したくなるほどだったので、午後、ウォーキングに出かけた。帽子を目深にかぶり、首にタオルを巻き、「iPod mini」をぶらさげて、英語のリスニング、シャドウイングしながら。ぶつぶつと英文を唱えながら歩いても、日中は、人目が少ないから平気。(人目があっても平気だけど。)




     
2005/7/14(木)
すべりどめ
「おや? 何か落ちてる、食べ物か?」
「・・・なんだ、アタシの目玉が映ってるんだね」


滑り止めに効果的で、水をこぼしても床にしみこまず、掃除しやすくて、光沢がすばらしい。ワックス剤の「ワンワンすべらん」はたいしたものだが、アルの足腰の衰えの方が・・・たいしたものだ。すべるのではなく、ふらついて下半身が倒れるのだ。この床にもまた、マットを敷こう。ソファカバーにもなるタイプのマットを注文した。それから、玄関の段差の上がり降りに不安があるので、ムリをさせないために、「スロープ」も注文。これ以上悪化しないように。

何を思ったか、中1の姪っ子が、夏休みに入る前の今度の3連休、うちに泊まりに来るという。親にうるさく言われずに、のんびりと過ごしたいのだろうか。




     
2005/7/15(金)
重大事故連発
「アタシの胴回りなんて・・・」
「どうでもいいじゃんっ」


昨夜、アルは、吠え続けた。2時少し前、アルが吠え始めた。2時25分から10分間中断し、再開し、その後30分間、断続的に吠え続ける。4時15分頃、再び吠え始める。アル、いったいどうしたんだ・・・。おかげで私は今日はバファリンのお世話になったではないか。

いくつか理由は考えられる。〔その1〕昨夜の夕食は、いつもの手作り食ではなく、缶詰フードとドライフードを混ぜたものだったため、寝る時にはすでに空腹だった、ということ。〔その2〕昨日は、朝から足腰の調子がいつもより悪かったので、体に負担がかかっていたのかもしれない、ということ。〔その3〕あるいは、紀伊半島沖や静岡沖でのタンカーの衝突の原因にもなった濃霧、そんな重苦しい気象の変化をアルが感じて、体に変調をきたしたのかもしれない、ということ。・・・空腹説、これかな、やっぱり。

・・・というわけで、今日のアルは一日中寝たり、起きたり。郵便屋さん、佐川急便、クロネコメール便、クロネコヤマト、妙なチラシ配り、夕刊配達、近所の銀行に来た現金輸送車、・・・などなどにガウガウ吠える以外は、静かなアルでした。(じゅうぶんに吠えているって。)




     
2005/7/16(土)
段取り悪い土曜日
「なにがあろうと・・・」
「アタシはマイペースを貫きたいからね」


今日は35度近くまで気温上昇。早朝、アルの散歩に出て、脱げそうな靴下を履かせ直していると、「かわいそうにねぇ、がんばってねぇ」とウォーキング中のご夫婦に声をかけられ、足を引きずりながらも、トイレポイントに急ぐアルの足を気にしつつ小走りについていく。午前中の雑用を片付けていると、姪っ子から連絡が入り、「今から行きます〜」。その間に買い物に行っておこうと買い物リストを作っていたら、ご近所さんの訃報で、本日お通夜で明日お葬式との連絡が回ってくる。しまった! 私の喪服は妹に貸しているではないか! おっと、買い物だ、と自転車で出たところに姪っ子到着。30分で到着とは予想外に早い。彼女に家の鍵を渡して、そのまま買い物へ。姪っ子向けのポッキーやキットカット、チップスやクッキーなども買い込む。若い子の趣味はわからん。お昼のお味噌汁には、姪っ子が嫌いなシメジも入れた。父は早朝から、友人たちと常滑の中部国際空港の近くに釣りに行って、釣果はキス20匹。夕食にさっそく活用。「オーマイさくさくから揚げ粉」を買いにスーパーへ走る。6時からのお通夜は、母に行ってもらって、その間、料理を済ませて、さてアルの夕方散歩。から揚げの後の油べたべたの台所の片付けに手間取り、アルに靴下を履かせるのに手間取り、ようやく外に出たら、お通夜が終わってセレモニーホールからの送迎バスが到着したところだった。「あら、アルちゃん、がんばってね! 元気出してね!」と、ご近所さんたちに声をかけられつつ、その中に、オバーチャンを見つけたアルは、オシッコだけ済ますと大急ぎで家に帰ろうとする。しかたないから、散歩終了。夕食とって、片付けて、姪っ子用にベッドを作って・・・・・・・はぁ、自分の時間はあと2時間ちょっとか。




     
2005/7/17(日)
ちょっと嬉しい日曜日
「おや? あれは何だろ?」
「ひとりでお散歩、嬉しいな〜」


昨夜は、おなかが満ちて気分がよかったのか、冷房がちょうどよく効いていたのか、私が以前のように12時過ぎまで書斎にいたからなのか、アルは朝まで一度も吠えなかった。午後の散歩では、こうして、首輪もリードもつけず、靴下も履かせずに歩かせてみた。(回りに誰もいなくて、安全を確認した上で、呼びの利くもの、つまり、アルが大好きなおやつをポケットに用意して、二人以上の監視をつけた状態で。)ウンチもオシッコもたっぷりして、気の向くままに歩いたり匂いをかいだり、走ってみたり。それはもう機嫌のいい顔をしたアルを見て、私もとっても嬉しい。




     
2005/7/18(月)
今日の買い物
「マルチカバーの感触は・・・」
「それよりなんかくれ」


結局このマルチカバーは、ソファにかけることにした。車の後部座席にかけていた消臭防水マットを、台所のアルの食事スペースに敷いて、アルの後ろ足がズリズリと滑らないようにする。食事の時は、しっかりとふんばって食べたいよね、やっぱり。

35度を超える真夏の晴天、掃除に洗濯に大汗をかきながら動き回り、昼食の片づけを終えて、前から気になっていたことを済ませるために出かけた。白いフェイスタオルを19本(在庫が19本だった)買ってきた。毎日使うタオル、洗濯物をたたむ際に、そろそろ限界だな、と感じる手触りのものが増えてきて、ついには、ほとんどが「ふきん・雑巾改造用」対象となったのだ。今までのタオルには、明日から第2の人生を生きてもらおう。




     
2005/7/19(火)
呆れたを通り越して
「ま〜た一日が始まるんだねぇ〜」
「今日も暑いのかな」


隣町の気象情報によると、本日の最高気温は31.9度。風も吹いていたし、たいした暑さではない。・・・だから、愛知万博の入場者数はうなぎのぼりなのかな。

「よくもまあ毎日毎日犬の画像を撮り続けることができるものだと、驚きを通り越し、尊敬します」というようなメールを、久しぶりにこのサイトをみてくれたらしい先輩が送ってくれた。最初に見た時は、「理解できない世界」だったらしい。理解できない世界も、続けて発信していれば、当たり前の世界になっちゃいますね。コーギークレイジーのクレスが、うちのコーギーのことを撮り続け、しゃべり続けるのは、息をするのと同じく、自然、かつ、必要な行為なのであります。




     
2005/7/20(水)
アルのご飯
「ご飯は基本だよ、よろしくねっ!」

おなかいっぱい食べながら減量成功させようと、手作りご飯にしてしばらくたつが、アルの体重は減らない。たとえば今日は、発芽玄米大さじ2、押し麦大さじ1、キャベツ2枚、カボチャひと切れ、鶏腿肉100グラム、おから少々、ブロッコリひとかけ、煮干1本、水2カップでことこと煮て、水分がほとんどなくなったら、「玄米酵素ハイゲンキ」一袋。これを3等分して、アルの一日分の食事。500キロカロリーは超えていないのに・・・。朝と夜の分には、薬とサプリメントも加えて与える。

心配なのは、同じものばかり食べさせると、何かが原因でアレルギーが出るのではないか、ということ。足の裏やおなかなど、ちょっとでもかゆがると気になる。何を食べさせればいいんだろ、と気になる。




     
2005/7/21(木)
忘れちゃいけないこと
「アタシがワンコだってこと」
「・・・忘れてたでしょ?」


実はそうなんです。忘れていました、アルが犬だってことを。犬がかゆがる時は、まず、「ノミ」ではないかいな。いつものように、週に一度の動物病院、「先生、今度は左前足の裏をかゆがります」と言うと、先生、アルを見てすかさず、「それより、このコ、ノミがいるんじゃないかな。ノミのフンらしきものが・・・ホラ」、と。さすが先生、目の付け所が違う。そういえば、確かに、昨夜、突如として起き上がり、カッカッカッカッ!とかきむしっていたあの姿は、ノミがいる時の典型的な姿だった。前足の裏の肉球の間も赤くなっていたし、おなかもアセモのように、赤く点々となっていたけれども、ノミの影響が大だ。ノミアレルギーというのもあることだし。アルがそうかどうかは知らないけれど。フロントライン、してもらって、帰宅後さっそくノミ退治。フロントラインの効果で、モゾモゾと逃げ始めていたノミ3匹、退治した。




     
2005/7/22(金)
本当は早起きのアル
「朝の散歩に行こうよ!」
「早起きは気持ちいいでしょ」


アルは私が起きてくるまでは、何度でも寝なおしているようだし、私が早起きすれば、アルも早起きする。早起きすると、アルはとても機嫌のいい顔をしているし、元気だ。朝寝したアルは、私と同様、ぼ〜〜〜っとしてて、だるそうで不機嫌な顔をしている。私が夜12時半までに書斎から引き上げ、朝は5時半から6時までの間に起きてくるのが、アルにとっては一番都合のいいリズムのようだ。私が眠気に負けて10時半に、自室に引き上げると、「コラ、まだ早いぞ!」と書斎から呼ぶ。

・・・アル、それはちょっと辛いぞ。

朝7時ちょっとの電車で、人間ドック受診のために出かけた。真夏の人間ドックは、水が飲めないから体に悪いんじゃなかろうか・・・と思いつつ、毎年なぜか真夏に受診してしまう。今年もたいした異常はなさそうだ。肺活量が私の身長だと2860ミリリットルが標準のところ、3400ミリリットルを記録できて、去年より多くなってるし、ほめられてうれしかった☆ 




       
2005/7/23(土)
過ごしやすかった土曜日の出来事
訓練中のシャチが、イルカと一緒に跳んでおりますっっ! フリーウィリーの世界でありますっっ!


愛知万博関連で、万博会場だけでなく名古屋市内あちらこちらでいろんなイベントが開催されている。名古屋港には、愛知万博に参加しているスペイン館の目玉出品のビクトリア号がいる。大航海時代に初めて世界一周をしたマゼラン船団の帆船ビクトリア号が、500年ぶりに復元され、昨年10月にスペインのセビリアを出航し、この6月初めに名古屋に到着した。船大好きの父がこのチャンスを見逃すはずがない。日中、30度を越えることなく曇ってて少し風もあり過ごしやすい今日みたいな日が見物のチャンス。全長25.9メートル、最大幅6.72メートル、排水量わずか170トン、こんな小さな船で世界一周したとは。

画像は、ビクトリア号でなくて、そのすぐそばの水族館のイルカとシャチのショー風景。ビクトリア号のあと、水族館を堪能して外に出たら、自衛艦が6隻も!!!女性自衛官もたくさん勤務していて、これまたかっこよかったらしいっす。というわけで大満足で帰宅した父でした。

「何を驚いてるの?」
「普通に立ってるだけだよ〜」


私はいつものように、アルと一緒の土曜日。体の不調は、骨盤調整に通い、自分でもゴムバンドをつけて腰回しをしたりして治すようにしているのだが、アルにも骨盤調整してみようと思い立った。散歩の後、アルのグルーミングをする際に、自分が骨盤調整を受ける時の感覚を思い出して、アルを伏せさせて、後ろから、トントンと骨盤あたりを軽くたたいてみた。そして、アルを立たせて、足の付け根や腰を軽くもんでいたら、「プチッ」と音がした。・・・ひょっとして、ずれていた骨盤がはまったか?! はたして、アルが普通に歩こうとするではないか。もちろん、床で滑れば足を引きずるが、立ち上がる時、今までなら左足はそのまま引きずって移動するのに、今日はきっちりと立つのだ。画像は、座った姿勢からふと立ち上がった瞬間のもの。両足とも同じように踏ん張っている。これは期待できるかも! 骨盤調整して、骨盤をきっちりとした位置に戻してやって、筋肉のこわばりが取れ、注文している後ろ足の機能回復用の補助車で元のように筋肉がついて、運動量が増えてダイエット効果も出てくれば・・・、アルはしっかりと歩いたり走ったりできるようになるかもしれない。




     
2005/7/24(日)
あきらめない、くじけない
「イッチニィ、イッチニィ・・・」
「慌てな〜い、焦らない」
「の〜んびり行こ〜ぉ〜よ〜」


昨日の夕方、まぐれで骨盤調整が成功し、アルの足腰がしゃんとしたのだが、世の中そう甘いもんじゃない。奇跡は起きないし、白馬の王子様はやってこないし、眉目秀麗の石油王も現れない。・・・じゃなくて、こういうことは根気よく続けなくてはならないのだ。がっかりすることはない。(・・・と、自分に言い聞かせてる私。)画像は、左後ろ足がへたりながらもなんとか歩いている様子。こうしてみると、体の一箇所が悪いと、全身にゆがみやねじれを生じさせるのがよくわかる。

連鎖・・・?

戦争やテロ、無関心や虐待、世界中で起きる事件は、全部つながっている。怒りの連鎖、恐怖の連鎖、恐怖の総和。恐怖の総和・・・そんなタイトルの小説があったっけ。笑顔の連鎖・・・てのはないんだろうか。




     
2005/7/25(月)//
希望の光は本物だぞ
「ネーチャン、何する気?」

今日また骨盤調整に出かけた母が、そこの先生に、「アルの骨盤調整挑戦」の話をしたそうだ。実は、先週の金曜日に、その骨盤調整道場に猫が来ていて(もちろん飼い主が連れてきて)骨盤調整を受けてたらしい。(もちろん、ここは人間用の治療院。)その話を母から聞いていたし、ヨコイ動物病院の先生に「犬の骨盤の位置はどこ?」と聞いて確認もしていたし、土曜日に、自分が骨盤調整を受ける時の感覚を思い出しつつ、アルにも施してみたのだ。思いつきというより、準備万端整っての挑戦だった。

・・・で、アルの話を聞いた先生、曰く、「脱臼していたところがはまったのかもしれないね」、と、近所のゴールデンレトリーバーの話をしてくれたそうだ。先生宅の近所のゴールデンが歩けなかったので、ちょちょっと骨盤調整してみたら、ふらつきながらも歩けるようになったらしい。しばらくの間は、足の筋肉がアンバランスなので、またふらついてねじったりして、何度かぶり返したらしい。そんな時、そのゴールデンは、訴えるような目で、先生を見つめたんだそうだ。かわいそうだから、ちょちょっと骨盤調整を何度か繰り返すうちに、すっかりよくなって、もう先生を見なくなったんだそうだ。筋肉がしっかりしたら、アルも本当によくなりそうだ。アルに嫌われても、私は骨盤調整(もどき?)を繰り返し、試みるのだ。そういう自分こそ、右腰と首のこわばりを和らげるべく、骨盤調整に行く暇がないので、ゴムバンドを何本も巻いて、腰回し運動(バラコン運動)をする日々である。

杉浦日向子さんが22日に亡くなっていた。46歳。私は彼女の江戸漫画が大好きだった。合掌。




     
2005/7/26(火)
土用の丑の日のイブイブ
「ここにはお菓子の匂いがする」

お中元の時期になると、毎年、父が佐賀から「まるぼうろ」を取り寄せる。いくつか競合している会社があるようだが、どこの「まるぼうろ」もおいしい。アルも大好き。アルが、まるぼうろの箱にしっかりした足取りで忍び寄る様子を撮影してみた。

起きたら、右半身すっかりくたびれてこわばっていた。うまく眠れなくて、頭痛もしててがっかり。午前中、家事やその他の合間にも、ゴムバンドを巻いて体をほぐそうとしたけれど今日の体調はなかなか手ごわい。今日の午後は時間に余裕もあったので、骨盤調整に出かけて、ほぐしてもらい、体のゆがみやずれを治してもらった。帰宅途中の、ほんわかしたほぐれた感覚はいいものだ。

今日は夕食作りの手間を省くべく、予定を変更し、ウナギの蒲焼を買ってきた。きゅうりの酢の物とマイタケと三つ葉のお味噌汁だけ準備した。




     
2005/7/27(水)
この空の下に
「うん、気持ちよく眠れたよ」

一日中、雲ひとつない、スカッとさわやかな夏空が広がり、昨日までの低気圧を追っ払う気持ちの良い風が吹き続けた。ヒマワリの似合うこんな過ごしやすい夏の日には、犯罪なんか発生するはずがないのに。窓が開かないような高層ビルの一室にこもってると、天下り人事だの談合だのカズラがどうのこうの、そんなことに手を染めたくなるんだろうか。それとも彼ら「エリート」たちは、深夜、うごめいているのだろうか。お日さまの光や青空を見ながら、詐欺や汚職ができるものなんだろうか。




     
2005/7/28(木)
まるぼうろ
「12.55キロでーーーす!」
「毎日、ご飯がおいしいでーーーす!」


夏ばてで食欲不振でやせてしまうよりは、・・・いいかもしれない。週に一度のヨコイ動物病院、アルは1週間で400グラムも増えていた。人間ならば・・・2キロだ。なんということか。飼い主と同じパターンではないか。佐賀の銘菓「まるぼうろ」、誰が食べてもうまいっ。アルは、この箱のふたが開く音でやってくる。

今日、このまるぼうろを一箱、持って行った。お中元、というわけではなく、ただ、おいしいから食べてね、という意味で。佐賀銘菓「まるぼうろ」ファンを増やしたいのだ、私は。今日、ちょっと読んだ本に、「お中元とはもともと7月15日を指す言葉だったので、7月上旬から15日ごろまでに贈るのが適当です」、とあった。いやぁ知らなかった。




     
2005/7/29(金)//
雨ダス
「一雨きても蒸し暑いまんまだね」
「それより、ガム、くださーーい!」


食べ過ぎると、体の中から暑いんじゃないかと、アルのご飯を少し減らしてみたら、実に物足りなそうに、いつまでも食卓のそばから離れようとしない。グリーニーズを与えようとしたら、こんな顔して、グリーニーズを食べる定位置の、リビングのテーブル下でスタンバイ。

東京都の打ち水大作戦で、周辺の気温が1.5度も下がったらしい。夕立の後は気温が下がるのだが、今日みたいに、雨が降っても、それがまだ4時前だったせいか、余計に蒸し暑さが増した。アメダスから見る雲の動き、千変万化で自由自在、人間を翻弄してくれるよ、まったく。そういえば、 イギリスの会社が開催する宇宙ツアー、まだ申し込みは締め切っていないそうだ。参加料金は1人約2200万円で、飛行時間は2時間半〜3時間。宇宙には約25分間滞在し、そのうち4〜5分間は無重力になるという。神奈川県の58歳女性が抽選に当たったそうだ。うわーーーい。




     
2005/7/30(土)
サル以下の人間と気丈なワンコ
「サルが怒るよ、きっと」
「サルのほうが毛が多いんだから、偉いんだよ」


近所の雑草だらけの公園が悲惨な状態だ。地面にアルを下ろしてしばらくしたら、パシャ〜ンと音がして、バラバラと何かが降ってきた。ガラスの破片だ。見ると、時計塔(?)の風防ガラスが粉々になり、少しずつ砕けて落ちてきているのだ。悪ガキどもが破壊したのか、と見回すと、割れた酒瓶。酒瓶を投げつけたのだろう。上段と下段に分かれたふたつの公園の上の段に行ってみると、ポテトチップスやポップコーンが散乱、ペットボトルも紙くずも花火のくずも、これ以上はないというほどに散乱。無残。思わず、「サル以下の振る舞い・・・」と思ってしまった。おサルさん、ごめんね。

知り合いのワンコが18歳の誕生日直前の26日に大往生。13歳で乳がんの手術後、弱りつつも生還し、再発して手の施しようがなくなってからも、気丈に清潔を保とうとしたワンコ。最後まで目を閉じようとせず、家族の目をじっと見つめていたのだそうだ。家族全員に囲まれて、ワンコの不安が少し和らげられて、最期を迎えることができた・・・と思いたい。お淋し見舞いじゃないけれど、メロンパンをたくさん買って持って行った。ワンコの話をしながら泣いたり笑ったりした。ワンコを失った彼女の気持ち、少しは和らいだだろうか。




     
2005/7/31(日)/
痛かったら言ってね
「よみがえる野性っ!」
「猛然と空腹感っ!」


明け方、いやまだ暗い頃、アルが何度か吠えていた。怪しい物音がしたのか、それとも、熱帯夜で妙に暑苦しく胸苦しかったからか。今日はずっとどんよりとした天気だったせいか、アルは玄関で寝てばかりいた。お昼ご飯も食べずに、熟睡していた。午前中、アルにツボマッサージを施したのだが、最初嫌がって私に反抗したが、私が諦めないと感じるや、動物病院の診察台で見せる「諦めのへたり込みポーズ」。力を加減しながら、全身を軽くマッサージした。あまりにおとなしいと、心配になる。・・・痛かったら我慢せずに、言ってよね、アル。自分の野性の勘を優先してよね、アル。

雷が鳴っている時に、海水浴していて、落雷にあったというニュースが流れた。雷が鳴ったら、蚊帳の中に逃げ込まねばならないということになっているのだよ、昔から。雷が鳴っていて、平気で海の中にいることができたのだろうか? 危険を感じることができなかったのだろうか? 危ない! と、本能でわかるはずだろうに。監視員に、海から上がるように言われなければ、差し迫る危険を感じることもできなかったのだろうか? 怖がることは恥ずかしいことじゃないのに。




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