『怒涛の鯨のタタキ』
2005年12月の日記



雪が降った。
58年ぶりの豪雪だったと聞く。

少子高齢化が進行し、ついに日本の人口が自然減少し始めた。
私ひとりに何ができる? 何もできない、でも何かできるはず・・・。
何かをしなければならないはず。
せめて、変わっていく世の中を見つめ続けよう。

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2005/12/1(木)
ボスの資質とは
「安心〜」

年賀状用の写真を撮ろうと、ワンコ柄のセーターを着てアルを抱っこして、父がカメラに向かう。なかなか思い通りの写真は撮れないものだ・・・。アルは、ポヨヨ〜ンとした顔で外を眺めているし。

人間の世界では、ボスはいじめっ子するんだよ。平等という建前があるから、「競争」という名の下に、とんでもないいじめっ子をするんだよ。「言うことを聞かないと仕事を取り上げるぞ」、ということは、今、耐震強度偽装問題で騒がれている業界だけでなく、私が経験した業界でも同様。「できません」と言ったら、あっさり仕事を引き上げられて、約束なんて守ってもらえやしない。そんな相手に尽くす価値があるのか? と自問して「そんなものはないっ」という答を出してしまったら、やめるしかない。わかりやすい(甘っちょろい)正義感は、世の中には存在しないも同然だけど、自分の心の中にはやはり持っていたい。負け惜しみかもしれないが。




     
2005/12/2(金)
アル、笑ってごらん
「へ? ネーチャンこそ笑ってよ」
「そしたら、アルはもっと嬉しいよ」


写真を撮っている最中、アルの名前を呼んだら、何?という顔を向けた。名前を呼んだら、アルは注目する。さっきは、あくびをしている最中だったけど、「ふぁ〜ぁ〜ぁ、あ?」と私を見た。

アル、笑ってごらん。アルの笑顔は、「アルはアンタが好きだよ」って顔だから、アルの笑顔を見た人はみんなうれしくなるんだよ。笑顔とはそういうものだ。笑顔は肯定であり、プラスであり、寛大で強力。肥大したエゴばかりをむき出しにした、ゴミくずのような人間の犯す嫌な事件ばかり起こるから、せめて、自分から笑顔を向けよう。くだらないことを考える暇もないほどに、日々を丁寧に生きよう。アルのように。




     
2005/12/3(土)
久しぶりに昼寝をした理由
「眠かったから、でしょ」

そう、使い物にならないほど眠かったから。そして、その原因は、キミだ、アル。・・・いや、やっぱり私か。

昨夕、アルの散歩タイムに雨が降っていて、アルは熟睡中だった。熟睡しているから、まぁいいか、と、散歩に出ずに、私は読書に没頭。他にやることがあるにもかかわらず、新潮文庫『模倣犯(1)(2)(3)』(宮部みゆき著)を読み出したら止まらない。(3)の3分の1を残して、深夜2時半にようやく就寝。5時半、アルのおなかのキュルキュル音で目が覚めた。アルが黄色い胆汁を少し吐いた。次はウンチかオシッコか、と身構えるが、アルは、「それよりなでてよ、退屈だよ」、と要求する。やはり、散歩と引っ張りっこ遊びが足りないと、健康な睡眠を得られないのだろうか。ベッドから手を伸ばして相手していたが、昨夕、用足しさせなかった落ち度は私にあるので、次第に高まるアルのおなかのキュルキュル音にせかされるように、身支度を整え、朝の散歩に出かけた。オシッコOK、ウンチ、ゆるくない。・・・しかし、少し細い、最後が少しゆるい。朝、フードにおなかの薬を練りこんで出したら、フンッとそっぽを向いた。しばらくして、ご飯少々に鰹節をまぶして与えたら、これまたフンッ。これはまずいパターンか。バナナを少々鼻先に差し出したら、またまたフンッ。早めの手当てが大事、またまた病院である。食べないワンコに粉薬を飲ませる方法を聞いたら、「ヨーグルトが好きならヨーグルトに混ぜたり、バターやマヨネーズほんの少々に薬を練りこんで口元に塗りつけてやるのもいいですよ」、と。帰宅後、プレーンヨーグルトを与えたら、飛びつくようにしてなめた。好きなヨーグルトに薬を混ぜて、味の変化に気づいて、以後ヨーグルトを警戒するようになっては困るので、夕方の薬はマヨネーズ小さじ半分ほどに練り混ぜてみた。アル、初体験のマヨネーズを気に入ったようだ。そして、早めの手当てが功を奏したか、夕方散歩も食事も遊びも元気にこなし、すでに熟睡中。




     
2005/12/4(日)
遊び方も変化する
「キャッチボールも大事な遊び」

ピーピーおもちゃは引っ張りっこ遊びにつかうだけではなく、ボール投げにも使う。ふんわり投げ上げるフライボールのキャッチよりも、速球ストレートをキャッチした時のほうが嬉しいらしく、「うまいうまーい!」とほめると、「どんなもんだい」とフガフガモゴモゴとしゃべっているような声を出す。何度もキャッチボールを繰り返し、時には引っ張りっこもまじえて、延々と20分ほども遊び、ようやく満足する。画像は、ヒツジのピーピーおもちゃをキャッチする寸前のもの。

隣町の気象情報によると、本日の最低気温は3度台。そして、そのままほとんど気温は上がらず、朝からずっと夕方のような暗さで、しとしとと冷たい雨。しかし、夕方4時からは、数百メートル先の公園までマイペースの散歩をして、マッサージもした。朝の薬はマヨネーズに練りこんだが、夕方の薬はバター2グラムほどに練りこんでみた。これも初体験だったが、気に入ったようだった。




     
2005/12/5(月)/
鍼灸に慣れてきた、かな
「一応、暴れたけどね」

先週に引き続き、今日も小牧のはりもぐペットクリニックに行った。前回、凶暴なアルに驚いた先生は、アル用にわざわざ口輪を用意してくれていた。小顔のアルのためにと、ダックス用のメッシュ素材の口輪。口輪初体験のアルの胸はドキドキ。・・・トラウマになるか?、と、心配する必要はなかった。あっという間に前足で押さえ込んではずしてしまった。というわけで、今回もまた、渾身の力を込めて私が押さえ込むことになった。もぐさで腰全体を暖める時は、大変に嫌がって、先生を怖がらせるアルだが、鍼を打ち、そこにお灸をすえている時は、実におとなしく力を抜いてリラックスしている。前回よりもさらに落ち着いていた。前回は、マッサージは諦めてもらったが、今回は、私がアルを押さえ込んでいる間に、先生にアルの脚をマッサージしてもらった。最初は暴れていたが、思ったより早く落ち着き、口を半開きにしてうっとりと寝そべっていた。私のマッサージとは違って、さすがプロ。

帰宅後、ムートンシーツに鼻を埋めてお昼寝。食欲も戻り、台所でカブを切っていた包丁の音を聞きつけ、私の足元までやってきたし、隣の部屋でお菓子の器を開ける音を聞きつけて、すかさずねだりに起きていく。久しぶりに、以前の旺盛な食欲のアルを見たような気がする。




     
2005/12/6(火)
何するの?
「次、何するの?」
「食べる? 遊ぶ?」


警戒しつつも興味津々、そんな生意気そうなアル。夜、帰宅したら、アルが出迎えた。近頃のアルには珍しい行動だ。・・・つまり、腹ペコなんだね。夕方6時にドトールでサンドイッチなどを食べたのに、食べ終わった瞬間には空腹感。危険なまでの食欲? ま、食欲でもなんでも欲望があるほうが、ないよりはいいのさ、多分。夜遅い食事は太る? だったらその太った分は、頑張るエネルギーに変えてみせようではないかっ! 食べたい時に食べよう! と言い訳するつもりはないが、とにかく腹ペコだったので、9時半に帰宅して、アルと一緒に卵かけご飯を食べた。うまーーーいっ。

アルは夕食を食べ、父にワンコ用クッキーをねだり、私と卵かけご飯を食べ、さらにワンコ用クッキーを食べた。先週もそうだったが、鍼灸のあとは食欲が増進してとても元気になるのだ。食べて寝て散歩して、そうやってどんどん元気になってもらいたい。




     
2005/12/7(水)
ワンワンパトロール
「散歩のあとで拭いてもらってるのョ」

今日も日が暮れないうちにと、3時過ぎから散歩した。小学校方面に向かう。3時半頃になると、小学生の下校時刻となり、多くの小学生たちとすれ違う。このあたりでも、白い車に乗った男が小学生に声をかけるということが相次いでいるそうだ。ワンコの散歩をしながらも、なんとなく、「あの車、怪しくないかい?」、などと気にしつつ歩くことも多い今日この頃。ワンコの散歩が、同時に、地域の子どもたちを見守る大人の目になればいいのだが。




     
2005/12/8(木)
ただいまーーーっ!
「ただいまーっ! いただきまーす!」

今日の散歩では、あと150メートルで我が家というところで、「アッチに行くっ」と道路を渡り、3歩進んで2歩下がっての丹念なチェックを繰り返す。途中、近頃足腰が衰え始めた14歳のワンコを飼っているという人に、歩行車のことを尋ねられたりする。

ようやく納得して、道路を渡って自宅へ向かう。家の前でクッキーを持って待っている父に気づいていながらも、「すぐに走っていくと、クッキー目当てに思われそうでシャクだし・・・」と思っているわけではなかろうが、あちこちの匂いをかぎながら、ぶらりぶらりと近づき、ようやく、ラスト10メートルの直線コースで、「ただいまーーっ」と走り出した。




     
2005/12/9(金)
だって、アタシはアルだもの
「ジーーッと見てたら、なんかくれるはず・・・」

夕食後、みんなの足元で、ジーーッと見上げるアルが復活した。リビングでも、座っている父をジーーッと見上げる。無視しようにも無視できない、目の端に必ず入る位置に座り込み、ただ見上げる。何も言わずに見ている顔がこれまたカワイイったらありゃしないから、我々は困ってしまう。

『スパイダーマン2』をスーパーチャンネルで観た。自分が自分であることに迷っていたら、自分の力は出ない。自分を見失ったら、悪が寄ってきて、悪に取り付かれるんだな・・・。それにしても、MJのようなのがアメリカ的美人なのだろうか? 私には彼女の美しさが理解できなくて残念だ。




     
2005/12/10(土)
朝ごはんはどこで?
「日なたで朝食を」

朝の用足し散歩のあと、歩行車をはずし、ソックスを脱がせて、足の裏やおなかを拭いて、軽くツボマッサージしてから、ご飯。朝ごはんは、今日みたいに天気のいい日は日向ぼっこの場所で。ご飯の間は、立たせる。ご飯のあとには、日に当てているフカフカベッドに座り込んで、日向ぼっこしつつ外の監視。午前中のお日さまとご飯がアルを健康にしてくれますように。

書斎の簡易ベッドに布団を敷いて寝るようになって2ヶ月経つ。寝るのが苦痛の日々。朝にはぐったり疲れていて、腰も背中も首もこわばって、起きるのも一苦労。なんてこったい、まるで婆さんじゃないか。2階も模様替えしてしまったから、今更戻れない。アルの介護(?)で自分が腰痛なんて、ふざけた事態だ。デパートで実際に寝転がってチェックして、マットを注文した。ボーナスどころか収入もないが、体が資本だ、仕方あるまい。




     
2005/12/11(日)
留守中に何が?
「足りないんだよ〜」

夕食後、引っ張りっこして遊んだ。ボール投げもやった。だけど、まだ足りないらしい。遊びもオヤツも足りないらしい。・・・アル、いつものようにしっかり散歩したの? 散歩のあと、マッサージしてもらったの? 私の留守中、散歩をサボったんじゃないだろうね? お菓子ばかりもらったんじゃないだろうね? 

英検サンプルテストを受けてきた。英検は試験のスタイルを変えようとしているらしい。TOEIC風に変わるんだろうか、と思わせるサンプルテストの内容だったが、TOEICも来年から試験スタイルが変わるらしい。通訳ガイド試験は去年から変わったが、さらなる改革を図っているらしい。「広く皆さんの意見を!」求めているらしい。変わらなきゃ。何もかも変わらなきゃ。国連も変わらなきゃ。変化こそがエネルギーの源だ。




     
2005/12/12(月)
アル(子)・カポネ
「怪しい〜、・・・まず、味わってみる」

3週連続月曜日にナゴヤはりもぐペットクリニックで鍼灸を施術してもらった。アルは食欲が戻り、元気ハツラツ。今日は、先生が、ササミステーキでアルとお友達になろうとするが、アルは「それはそれでもらっとくけどっ!」と相変わらず激しい威嚇ぶり。

それでも、抱え込んでいる私にはわかるのだが、アルのムネはドキドキしていないから、たいして怖がってはいないのだ。今日は、後ろ足の「三里のツボ」にも鍼を打ってもらうことができた。「元気だし、筋肉もしっかりしているし、力も強いから歩けるようになりますよ」、と言ってくれるので心強い。元気な暴れっぷりには、アル・カポネならぬアル子・カポネだね、と、毎度、感心する先生。ワンコにも「年取って丸くなるコと頑固になるコがいる」のだそうだが、アルはどっちだ? ・・・と考える必要もないな、はっきりとわがままワンコになった。飼い主に似たんだな。

コスプレ好きの先生が、紙でアル・カポネの帽子を作ってくれたが、おとなしく撮影させるわけがないので、帰宅してからなんとか撮影してみた。黒いマフラーは私の私物、帽子のツバをくるりと巻いて、イタリア・マフィアというよりはマカロニ・ウエスタンのイメージになった、かな?






     
2005/12/13(火)/
帽子が必要
「おかえり〜、外は寒い?」

アルはぬくぬくとソファで寝ていた。ガスファンヒーターの設定温度は17度と控えめだが、外から入ってくるととても暖かくて幸せ。

朝、わずかに屋根が白かった。雪だったようだ。一日中冷蔵庫の中のような寒さだった。それでも日差しがあったので、アルはいつもの午前中のように、外で過ごした。さて、夕方から出掛けた私は、オフタートルの黒いセーターに丈の短い焦げ茶色のダウンジャケットを着て、さらに膝下丈のグレーのダウンコートまでも着込んだのだが、20分後に名古屋に着いた時には、あまりの寒さで頭が痛くなっていた。帽子売り場に飛び込んで、グレーの帽子(なんと、黒とグレーのリバーシブル)を買い、目深に被ってようやく人心地がついた。帰宅時、納屋橋から名古屋駅まで歩く間、ちょうど降り出した雪混じりのミゾレ(ミゾレ混じりの雪?)対策にもなって、買ったばかりの帽子がありがたかった。




     
2005/12/14(水)
腹(はら)
「ハラ? ペコペコですけど?」

病院で処方されるヒルズの療法食〔i/d〕の缶詰がラスト1個。アルのウンチの状態や食欲を見ながら、他の缶詰やご飯を混ぜて、療法食を少しずつ減らしてきた。今日の夕食は、療法食少々+通販のホワイトフィッシュの缶詰+炊き立ての胚芽米のご飯+豆腐。ペロリと食べ終わって、「なんかくれ〜」という顔をしていたから、アルのおなかは大丈夫だろう。

2週間前に、右目の下にポツリと赤い発疹が出た。「以前にも一度こんなことがあった」、と軽く見た。数日後、その隣にもうひとつ発疹が出た。「痛くもかゆくもないし」、と放置した。さらに数日後、舌がヒリリと痛んだ。「食べすぎだな」と思ったけれど、食べ過ぎ状態は止まらず、この日曜日と火曜日、外出した際に、コーヒーショップでコーヒーの「大盛り」じゃなくて、「ラージサイズ」あるいは「トールサイズ」を注文する始末。やけに飲みたくて。空腹感を感じないままに、胃に重苦しさを感じながら食べたり飲んだりし続けた数週間。そして、昨日の風呂上りに、首と顔にいくつもの発疹が。数えてみたら23個。今日、胃が重くて重くて市販の胃薬を飲む。・・・しまった、食べすぎで胃をやられた・・・。肌の調子は胃の調子をあらわすのに、いくつものサインを無視してしまった。うう、私も人の子だったのだ。鉄の胃の持ち主ではなかったのだ。気になることから逃げてはいけないのだ。立ち向かわなければならないのだ。しっかり反省しよう。そうしよう。




     
2005/12/15(木)
強烈な寒波
「足先を隠すとあったかいんだけどね」

もう少しやせていたら、アルはもっとまん丸に丸まって寝ているのかもしれないな。脇のお肉が窮屈そうで、それでもいっしょうけんめいに丸くなってアルは寝ている。

暖冬の予想だったのに、11月と12月は記録的な低温で、日本海側は豪雪だという。太平洋側の当地では、今日は風がなかったせいか、とても暖かく感じたが、日中は摂氏6度ほど。いつも通りに散歩したけど、アルの脚の動きが良くなかったのは、寒かったせいなのかな。散歩の時には靴下をはかせるけど、靴下を留めるゴムがきつすぎて、ますます血行が悪くなったのかな。何かいい方法がないかなぁ。




     
2005/12/16(金)
なぜか自己主張するアル
「そっちからここまでアタシの場所っ!」

どいてよっ、とばかりにぐいぐいと割り込み、ソファで直線になるアル。妙なことをするねぇ。

午前中、アルの足の裏の毛をカットし、爪を切った。ついでに、と、耳掃除を始めたら、いつもはたいして嫌がらない耳掃除に激しく抵抗する。「年を取ると、耳も目も汚れやすくなって、薄汚くなっちゃうんだから、きれいきれいさせなさいっっ!」と、ワンコ相手にむきになる私と、どこまで本気だか知らないが私に歯をむきだすアル。・・・許さん。

午後散歩、ウンチの具合が少しばかりよろしくない。やはり、通販の魚の缶詰が合わないのかもしれない。それに、昨日今日と右後ろ足がほとんど動いていない。右足も脚吊りリングで支えてみるかな。




     
2005/12/17(土)/
強〜〜烈な寒波
「ほほ〜う、ガンバ大阪が頑張ってるのか」

なでてもらって御満悦で夕食後のひと時を過ごしていたアルが、何度かテレビに注目した。まず、台湾が高性能の戦艦を購入したというニュースの時、次は、サッカーのニュースの時。あとは、知らん顔してソファカバーをなめていた。

朝6時半、アルが吐きそうな気配で目が覚めた。トイレシーツをあてがって、体をさすってやる。少し吐いてからまた眠ったアル。デロンギのヒーターを中くらいの温度で入れっぱなしだったのに、しっかり冷え込んでいた朝だった。9時半頃に、アルを散歩に連れ出した。ウンチの状態も悪くないし、食欲もあるので、病院には連れて行かないことにしたが、自転車で療法食のフードだけは買いに行った。「療法食の缶詰を好むなんて、珍しいですねぇ」、と、ほめられてしまった。(ほめられたのか?)

昼食後、1時15分から、1時間のウォーキングに出かけた。西北の空は重く黒い。寒いけれど柔らかな陽射しを楽しみながら歩き、折り返し地点に達し、くるりと振り向いたとたん、ザワザワと風が出始め、川沿いの枯れススキが音を立てる。雲の動きが早くなり、空を覆い始め、ポツポツと雨が落ちる。こうして、午後は、北から飛ばされてきたような雨が落ちてきたりやんだりしながら、どんどん気温が下がってくるのを実感した。明日は名古屋にも珍しく雪が降るようだ。




     
2005/12/18(日)
ワンコは雪が好き
「食ってやるっ、やっつけてやるっっ!」

朝、アルはしばらく雪を見ていたが、雪の中に顔をつっこんで、「これ、雪だね!」と大好きな雪を思い出したようで、うれしくてたまらないという様子で足踏みし、はしゃいだ。その後、ご飯を食べさせる時に、いつもなら腰を支えてたたせるのだが、すいと立ち上がり、ふらつきもせずに食事を済ませたアルの姿に驚く。雪はワンコの特効薬か。父の知り合いの飛騨の民宿に、1ヶ月ほど滞在すれば、アルは走れるようになるかもしれないとさえ思う。私は寒さ疲れするかもしれないけど。

午後1時過ぎから4時すぎまでかなり雪が降り、一旦融けてしまった雪が、画像に見られるようにまたふんわりと積もった。3時に近くの公園に出掛けて、雪遊び。雪玉を作ってもらって、かみついたりひっかいたりして破壊にいそしみ、雪玉を投げると追いかける。小学生の男の子3人がパワフルに雪遊びをしているのを見て、アルも一緒に遊んでいる気分で、ワンワンとうるさい。「もっとやってー!って言ってるんだよ。怒って吠えているんじゃないんだよ。走って、走って!って言ってるんだよ」、と、解説し、子どもたちの誤解を解く。1時間ほども遊んで、帰りたがらないアルを引っ張って帰宅。

歩行車の車輪に雪が凍りつく。車輪が雪でどんどん大きくなる。歩行車用スノータイヤも必要かも。ソリを付けたらどうだろうか。ソリに乗るワンコ、スキーをはいたワンコ、・・・すごい。雪国の歩行車ワンコはどうやって散歩しているのかな。




     
2005/12/19(月)/
こんな豪雪初めてだ


「ひゃっほーーーい!」

朝7時、アルはワンッと一声吠えて、元気に寝床から這い出す。雪で遊びたいのだ。まずご飯を食べさせてから、外に出す。ツナギ型レインコートを着せたが、這って数メートル前進する内に脱げてしまった。歩行車はもちろん、リードもつけていない状態で、アルは雪の中をどんどん進み、車道(裏道なので危険ではないが)に出て行く。ふわふわの雪の上、自由にさせてもらって上機嫌のアルは、見知らぬ女性にも挨拶してなでてもらう。あっちでオシッコ、こっちでウンチと自由気まま。おっとっと、そこには用水路があるよ、そこは田んぼだよ、そこは小松菜の畑だよ、・・・と、せわしないので、抱っこしてすぐ近くの広場に連れて行く。まだ誰も足を踏み入れていない深い雪のじゅうたんが広がっていた。ほら、と、アルを下ろすとズボッと埋まってしまう。積雪23センチというが、この広場の雪は、私の膝下近く30センチほどはあった。アルの足の長さは15センチ、アルが埋まって当然だ。。先に歩く私を吠えながら追いかけ喜ぶ。



「まだまだいけるよ!」

雪は11時でやんでしまい、時折強烈な陽射し。一気に融け始め、午後3時からの散歩では、雪が重く水を含み、ぐちょぐちょのシャーベットに車輪を取られて、歩行車ではなかなか前進できない。朝も遊んだ広場に到着。アルのほかに誰も足を踏み入れた形跡はなし。歩行車もリードも靴下もはずして、全体に少しかさが減って少し青っぽく見える雪のじゅうたんの中、縦横無尽に走り回る。吠えて、追いかけて、雪に噛み付いて、もぐって飛んで遊ぶ。「そろそろ帰ろう」と広場の出口に向かうと、「ヤダよ」と広場の奥へ走っていき、実に訴えるような目でこちらを見る。何度かそんなことを繰り返して、ようやく、アルは帰宅に同意し、抱っこしてもらって家に帰った。明日の朝まで、ここの雪が残ってるといいね、アル。




     
2005/12/20(火)
雪の上の散歩


「基本的に、左後ろ足は引きずるよ」
「でも、滑るから楽チンだよ」


雪の上をどんどん走る、・・・正確には、こうやって、前足+右後ろ足の3本足でぐいぐい前進する。夕方まで近くの広場の雪はたっぷり残っていた。日当たりが悪いのが幸いした。おかげで、朝も午後も、ここでたっぷり遊ぶことができた。

「雪を投げてよ!」、と要求し、オシッコするのも忘れて(?)夢中で遊ぶのだ。今夜も冷えるから、明日の朝も雪はなんとか残っているだろう。よかったね、アル。



「立とうと思えば立てるよ」

そして、時折、こうやってすいっと立ち上がり、私たちを喜ばせてくれる。ワンコ用クッキーや雪玉をキャッチしようと、ついはずみで立ち上がるのだ。遊びたい一心で、食べたい一心で立ち上がるのだ。立つ神経は生きている。立つための筋力もずいぶんと戻ってきたと思う。

遊んだ後は、必ずツボマッサージ。前足を酷使しているから、前足をリラックスさせるためのツボマッサージも忘れずに、アルがいやがる寸前までツボ押しを続けるのだ。




     
2005/12/21(水)
もっと散歩しようね
「アタシの足跡は目立つね」

朝、アルが食べなかった。雪遊びや雪食いでおなかが冷えたかなと思ったが、少し心配だったのでヨコイ動物病院に連れて行った。久しぶりの体重測定は、11.92キロ。最高時よりは1キロも減量。人間でいえば5〜6キロの減量。アル、ウエストにくびれが出てきたね。減量して、歩行車でたっぷり散歩して、しっかりツボマッサージすれば、再び自力で歩ける日が必ずやってくるぞ、アル。歩行車を製作してくれたヤマペットさんが、再び代車を送ってくれるそうだ。元気いっぱいのアルが振り回しても(?)壊れないような強力な部品を使ったとのこと。ますます張り切って散歩しようね。

NHKのクローズアップ現代で、巨大市場インドを特集していた。人口10億人のうち半数が25歳以下だそうだ。なんと頼もしい国だろうか。日本は今年から総人口が減り始めた。かつてのような経済成長はもうありえない。企業はこの時を見越して20年、30年前から海外投資を始めていた。最近ようやくその成果が出てきて、史上最高益をたたき出した企業が続出したのだ。石油が値上がりしたら物価が上昇しインフレになる、という30年近く前のオイルショックの教訓は役に立たない時代に私たちは生きている。当時と同様に石油価格はここ2年ほどで4倍近くに上昇したけれど、トイレットペーパーはたくさん並んでいるし、物価は上昇していない。インフレどころか今もデフレだ。グローバル化した時代だから、安く作れる国で作った商品がどんどん入ってきて、物価は上がらないのだ。(だからもちろん、日本では給料はあがらない。)新興国と先進国(成熟国?)がタッグを組んで、安定している。成熟した国は、経済成長はほとんどないけれど、海外に投資してきた企業が得る利益からのあがり(税金とか)や、国自体が海外に投資してきたあがりなどの収入でなんとかやっていくことになるのだろう。

夕方にはアルの食欲は復活し、安心した。




     
2005/12/22(木)
雪で息苦しい
「冬はやっぱり、お部屋で雪見だねぇ」
「・・・全然止みそうにないね」


雪遊びは大好きだが、日向ぼっこができないお天気の日は、外にはいたがらない。「中に入れてよ」と、車庫と廊下の境のドアのそばに来て吠えている。ネコか、キミは。今日もしっかり雪遊び。時折、後ろ足を揃えて、ウサギのようにぴょんと跳ぶ。弾みで立ち上がり、弾みで跳んでいるに過ぎないのだが、それでも後ろ足が強くなっているのには違いない。ちょっと嬉しい。

朝の散歩を終えたアルが見ているのは、雪が降り始めた景色。10分ほどで、道路はすっかり雪に覆われ、さらに降り続く。「起きたら外は真っ白の雪だった。その雪はあっという間に融けてしまった」、という経験ばかりで、昼間からライトをつけるほどの暗さの中、雪が降り続く、という経験は数度しかない。しんしん降り積もる、というよりは、日中何時間もずんずん降り続く様子には迫力があり、心穏やかならぬものを感じ、少しずつ怖さを感じる。雪に圧迫感を感じる。

中部国際空港が雪で滑走路を閉鎖し、ひとりコツコツとスコップで飛行機の足元の雪をすくう作業員の姿をニュース映像で見た時、実に不思議な感じがした。雪を予想していなかったセントレアには除雪車がなかったのだ。・・・さすがトヨタ、と思った。余分なスタッフはいない、余分な機材は置かない、だけど絶対なんとかする・・・のだ。(セントレアはトヨタ空港とも呼ばれているので。)




     
2005/12/23(金)
銀世界
「アタシは完璧モデル犬」

年賀状ほぼ完成。毎年、何種類かの文面を作る。この画像は父のリクエストで作った、父の友人関係用のもの。(もちろん、覆面状態ではないけれど。)左は油絵、右はパステル画。プリンターの調子が悪いので、今年はネットでカメラのアマノに注文した。便利できれい、それに早い。来年は戌年なので、アルの画像が大活躍。今年撮った画像からベストショットを探している時に気づいたのだが、今年は、アルがハツラツと笑っている画像が少ないのだ。気難しそうな、つまらなさそうな、そんな表情が多いようで、なんだかかわいそう・・・。

起きたら、目に痛いほどの白銀の世界。帽子は被ったがサングラスをしなかったので、目が痛くて涙ボロボロ。アルの目はどうなんだろうか? 大丈夫だろうか? 雪はきれいだけど、大変だ・・・。




       
2005/12/24(土)
雪が融けたら
「この足跡は、●★▲だねっ」

田んぼや広場に雪はたっぷり残っているけど、ザクザクしていて、とても遊べるような雪ではない。今日の散歩中は、ワンコのウンチが目に付いた。雪の中、ワンコが落としたウンチが、雪が融けた今日になって出現したのだ。あっちにもこっちにも・・・ひどいものだ。アルには犯人が誰か、わかっているようだが。

雪のないところは、硬い舗装の道路で、アルの足の裏には良くない場所だ。今週初めの雪の日に、田んぼに入った時に稲の切り株でキズをつけたようで、時折足の裏からうっすら出血するのだ。買い物に行ったついでに、薬局で消毒薬を購入した。そばにあった「ピップのマグネリング」も買うことにした。歩行車のアルは前輪駆動車状態、前足に負担がかかって疲れがたまっているような気がする。私が施すツボマッサージも十分ではないかもしれないので、首輪代わりに肩こり防止用のマグネリングを付けさせようとひらめいたのだ。肩こりですかと聞かれて、「うちのワンコは車椅子をつけているから、前足に負担がかかって疲れがたまるかな、と思って。前足も擦り切れちゃって、出血してるし」、と答えると、薬局のオニイサン、しばし唖然とした。ふはははは。



姪っ子ふたりと妹が、昼食前にやってきて、夕食後に帰って行った。ほんの2年ほど前までは、2泊ほどしていたが、中学生と高校生になり、それぞれ多忙らしく、日帰りでやってくることが多くなった。彼女たちを見ていると、普通の姉妹はこういう会話をするものなのか、と楽しくなる。イマドキの若者事情など聞くのも楽しい。

我が家での行事はお正月くらいなもので、クリスマスや誕生日を祝うということはまずない。だから、時にはクリスマス=ケーキを食べる日、ということも忘れてしまう。ケーキを準備していなかった、ということに気づいたのは夕食後。下の姪っ子と近所のコンビニに行ったら、あるんだなぁ、ケーキが。山崎製パンのケーキ。妹に厳しく質素に育てられた姪っ子たち、じゅうぶん喜んでくれました。




     
2005/12/25(日)
寒波、地震、脱線、・・・下痢と食欲不振
「とりあえず・・・食欲不振」

午後散歩で、ウンチがゆるかった・・・。そして夕食を食べなかった。いつもと違う何かを食べさせた覚えはないから、疲れが出た? いかにも食欲不振という顔をして、座布団の上でペッタンコのアル。夕食後、リビングのソファに乗せてやると、トロトロ眠る。寝ているアルの背をそっとマッサージすると、ンガンガといびきをかいたり、臭〜い音なしオナラを放って、しばらく熟睡モード。私がオカキを食べる音を聞きつけたアル、じっと見るので、ほんの少し、小指の先ほど与えてみると、食べた。サイエンスダイエット社のオヤツのビスケットを一枚与えると、元気よく食べた。

アルがこんなに調子を崩すようになったのはいつ頃からだろう。つい半月前は元気だったのに、また下痢と食欲不振の波。この波は時折アルを襲う。今回は食事のせいとは思えない。ひょっとしたら、まず副作用はない、というプロレナール錠の副作用だろうか。調べてみると、副作用として下痢と吐き気、食欲不振なども記載されていた。アルの小さな体の中で、何かが起きているのかな。薬でなくて鍼灸のほうが、アルの体には合うのかもしれない。




     
2005/12/26(月)
ペット用品充実
「充実すべきは睡眠時間だよ・・・」

アルの荒い息遣いで目が覚めた。目覚ましのラジオも鳴っていたが。アルは吐いている様子ではないが、様子がおかしい。ウンチかオシッコか!と飛び起きて自分の身支度にかかる。アルがフカフカベッドから滑り落ちるようにして、ペットシーツで用を足した・・・と、見ると、フカフカベッドにしいたムートンシーツに水溜り。アル、我慢できなかったか。さっさと降りたくても降りることが出来なかったのだろう。湯でアルを拭いてやり、ペットシーツの上に乗せ、後片付けをして、ムートンシーツとフカフカベッドのカバーを洗濯機に入れた。父がアルを用足し散歩に連れ出そうとしてくれたが、動こうとしない。さっき、たっぷりのオシッコをしたばかりなので、多分大丈夫だろうと中に入れ、先にご飯を食べさせることにした。食欲は回復したようで、フードに食いついた・・・が、オシッコ。アル・・・オシッコ我慢してでも、とにかくご飯が欲しかったのか? とにかく食欲は戻った。朝も昼も食べた。ワンコ用ビスケットも食べた。それから、座布団の上でお昼寝。夢の中で走っている様子。ここ3日間ほど、私が深夜2時まで起きていたので、アルも寝不足だったのだろうか。アルに迷惑かけていたのだろうか。

近所のスーパーのペット用品売り場でペットシーツを購入。以前に比べてペット用品が充実している。ペット用の介護パンツも多数そろっていた。こういう商品を必要としている人が、この近所にいるんだなぁ。




     
2005/12/27(火)
教えてよ
「・・・アタシが腹ペコの理由を」

それはね、夕方散歩でビスケットをもらえなくて、夕食も少なめで、昨日からやけに食欲が旺盛だから、だよ。それに・・・。

朝と午後の散歩、下痢だった。朝のウンチは最後のほうだけ下痢だったが、午後のは、こんなの見たことないというほどの下痢。しかし、本人はいたって元気。さらに、今までと違うのは、食欲が旺盛ということ。先週の水曜日に診てもらって注射をしてもらったばかりだが、夕方、ヨコイ動物病院に行った。たとえ元気でも食欲があっても、下痢が続けば、栄養は摂取されず、体内の電解質のバランスも崩れてしまうだろう。体重、11.65キロ。今回は絶対に食べ過ぎていないし、妙なものも食べていないし、薬のせいでもないし、冷えたわけでもない。内分泌系の病気でアジソン病というのがあり、アルの様子と似ているので、「内分泌系の異常でしょうか?」と聞いたところ、「アジソン病というのがあるんですよ」と先生が言う。ちょうど先生もその話をしようと思っていたらしい。アジソン病は副腎皮質ホルモンの分泌異常で、症状として、吐いたり下痢したりの胃腸系の症状が出て、ちょっと治療するとすぐに治るがしつこくぶり返すというのが特徴だそうだ。アジソン病ではないとは言い切れないので、検査をしようということになった。ただし、検査に必要な試薬を取り寄せることになるから、検査は年明け、検査で採取した血液は検査センターに回すということで予定を組んでもらうことにした。

最初の雪が降って1週間以上たつ。雪が凍り付いて残っているのは、管理人常駐ではないマンションの出入り口や駐車場くらいなもの・・・と思っていたら、近所の町立体育館や福祉会館の駐車場の雪は凍りついたままだ。先週の火曜日と金曜日の始業前30分ほどの作業で済む程度の仕事なのだが。職員たちには、客である利用者の安全や利便を考えて行動するという発想はないらしい。・・・それとも、雪かき作業を外注に発注しようとしたが、予算が組めなかったか、入札割れでもしたってか? ・・・ああ、そうか、駐車場内での事故は利用者の自己責任であって、当方一切関知せず、だね。




        
2005/12/28(水)
三代目(三台目)登場
8月半ば、10月初め、そして今日の画像。

本日、山田ホーム企画(ヤマペット)さんから、3台目の歩行車が届いた。アルが元気いっぱい振り回して散歩するせいか、接合部の樹脂部分がひび割れるので、何度もお世話になっている。画像で比較すると、初代と3代目は寸法はそっくり同じ。2代目は少し大きめ。3台目の部品は、大変に頑丈そうで、パイプ接合部の樹脂部品も、これならひび割れることはなさそうと思わせるモノ。大型犬用の仕様だろうか、という工夫があちこちに見られる。ヤマペットさんは、修理代は「完治してからでいいですよ」とおっしゃるが、勝手に修理代ということで些少であるが振り込む。少々時間がかかりそうだからだ。完治するまでには、これからも何度もお世話になることだろう。

近所の柴犬の小梅ちゃん(14歳)が死んだそうだ。11月30日の日記に小梅ちゃんのことを書いている。11月半ばから急に足腰が悪くなって、それからわずかひと月ほどだったとは・・・。「夜、オシッコをもらすようになってね・・・」と飼い主さんが言っていたそうだ。オシッコをもらすともうダメなのか? 死ぬのか? それじゃ、アルはどうなるんだ? おとといオシッコたっぷりこぼしたよ。昨夜も1時15分にアルが動く気配で目が覚めたら、・・・。そんなこともあるさ、調子の悪い時は。こういう時のために、トイレシートがあるんだよ。寝床も洗濯すればいいんだよ。アルの不調の原因を突き止めて、ベストを尽くそう。諦めないぞ。アル、本日も食欲旺盛。ウンチ、OK。




     
2005/12/29(木)
忘れていることはない?
「例えば、掃除、とか」

台所のホワイトボードに、忘れてはいけないことを書く。(・・・書くことを忘れることが多いが。)今日の用事は、名古屋駅前の柳橋市場でお刺身と干し柿を買うこと。午前中に出掛けて、木材みたいに切り分けられたマグロを買い、どこをどう切ったらうまくお刺身になるかを聞いた。甘いもの大好きの我が家は、干し柿が大好き。干し柿の甘さは、和菓子の甘さ。大きいのと普通サイズのを買う。これだけあれば・・・うっふっふ。目当ての品を探して市場内を歩いていたら、「・・・今日までは業者さん向け、明日からが一般のお客さん向けだから・・・」と、お客に説明しているお店の人の声が聞こえた。そうか、それで今日はそれほど混雑していないのだな。帰宅して、マグロのかたまりをいくつかに切り分け、クッキング用のシートに包みパーシャルフリージング室に入れる。これで、年末から正月三が日のお刺身と甘いものは確保できた。

アルのフードが残り5缶なので、ヒルズの療法食〔i/d〕1ケース、散歩代わりに歩いて買いに行く。夕食は、朝から保温調理で仕込んでおいた金時豆のトマトスープ。花丸の出来具合。夕方、お湯を沸かし、湯たんぽの準備。まず父のベッドに入れる。8時半に取り出し、今度は母のベッドへ。2時間後には取り出し、私のベッドに入れる予定。家族の就寝時刻が2時間ずつずれているので、湯たんぽは1個でOK。あ・・・、書斎を片付けなくちゃ。頭の中も片付かないや。

アルは食欲旺盛、ウンチとオシッコは問題なし。左前足の裏にキズ、散歩は途中で切り上げた。




     
2005/12/30(金)
アルのカン
「そっちには行かないほうがいいと思うよ」
「・・・というか、行きたくないんだけど」


朝はオシッコだけのアル、ご飯の後、書斎を掃除したいので、父とアルには伯母の家までドライブしてもらう。佐賀から届いたレンコンのおすそ分け。昼食の後、家族それぞれが掃除などの用事に取り掛かった頃、アルがワンワンとうるさい。「アルーッ! うるさいっ」と言いながら掃除をしていたら、「おーっ、アルがウンチしているっ」と、父がアルを抱っこして外に連れ出す。ダイニングのマットの上にウンチが点々。トイレットペーパーでつまみあげることのできる上出来のウンチ。よしよし。アルはトイレに行きたいよ〜と訴えていたのだった。アルが吠える時は、宅配便や回覧板や郵便屋さんなど、必ず訳があるのだった。散歩の時、アルが行きたがらない方向にも何か理由があるのかもしれないな。

アル、食欲旺盛。ウンチ、オシッコとも上出来。これから4日間、病院が休みだから、この調子でがんばってね。




     
2005/12/31(土)
年越し蕎麦とアルと
「すごいもの見ちゃったね」

朝も午後もアルのウンチは上出来の絶好調。そんな元気な散歩の最中に、見たくないものを見てしまった。そう、あれはヒトのウンチだったね。(今日もまたウンチのネタかよっ!)あのウンチの落とし主の職業は泥棒だね、きっと。コトの前だか後だかに、ああいうモノを落として、心を落ち着けようとするのか、ゲンかつぎの一種なのか、とにかくよくあることだと聞く。・・・ということは、このあたり、今も空き巣や忍び込みが頻発しているんだな。犯罪者ウヨウヨだ。・・・と、ワンコの散歩は立派なワンワンパトロール。

雲ひとつない穏やかな晴天に恵まれ、掃除も迎春準備も順調に進み、おせち料理も届いた。きれいになった台所で、今年は頂き物の佐賀のレンコンでキンピラと、豚肉の紅茶煮を作っておこう。夕食には年越し蕎麦をプラス。さてさて、「蕎麦」の読みは「側(ソバ)」と同音語で、新年が近づいていることを意味する・・・。これホント。

今年は病院通いばかりで、いったい何本の注射を打たれたのだろう、アルは。家族の中でもずば抜けた医療費のアルだけど、元気に大晦日を迎えることができた。よかったよかった。
いつもアタシはアナタのソバに。
よいお年を!





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