『怒涛の鯨のタタキ』
2006年9月の日記



8月下旬に下痢して以来、
アルはすっかり肉食ワンコに変身。

「もうベジタリワンコはやめたのっ」
・・・ということかな?

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2006/9/1(金)/
プロフィール・・・今夜のご飯は
「うまそうだなぁ〜」
「・・・幸せだなぁ」
「ご飯の時間って」


アルが一番幸せな時間、それはご飯の時間。夕食は、一番に食べ終わって、みんなが食べ終わるのを待つ。頃合を見計らって、まず母のそばに行き、ご飯を一口もらう。それから、私のそばに来て、またご飯を一口。
画像は、ゆったりと食事をする父を、うっとりと(?)ながめるアルの横顔(プロフィール)。

今日は防災の日。お米が残り少ない、と気付いて、お米を注文した。何はなくとも米があれば、ちょっと安心。近頃は、地震の巣の熊野灘沖や、その近くの紀伊半島でもちょくちょく小さな地震が起きているようだ。江戸時代の宝永の大地震や富士山噴火からそろそろ300年でもあるし、いつ起きてもおかしくないんだよね。


朝ごはんの材料

卵、カテージチーズ(牛乳100cc分)、ブロッコリ、消化酵素。

卵は2分間の半熟、ブロッコリを軽くゆでて、自家製カテージチーズと混ぜ合わせた。


夕ごはんの材料

馬肉100グラム、マイタケ、ゆでたゴーヤ、豆腐、消化酵素、エビオス錠3粒。

全部を軽く炒める。

人間用は、ゴーヤ炒め(ゴーヤ、マイタケ、豆腐、ツナ缶)、カツオの刺身、トマトと貝割れ菜。




   
2006/9/2(土)
一人遊び・・・今夜のご飯は
「捕まえたっっっ!」
「アタシの前足っっ!」


ネーチャンもジーチャンもバーチャンもそれぞれ勝手なことをしているので、アルはひとりで遊ぶ。しかし、これ見よがしに、みんなの前で遊ぶ(ふりをする)のである。その様子を目撃した誰かが(たいていは父か私かが)「アル、どうした? 遊ぼうか?」と構ってくれるということを承知の上で。

午後4時過ぎ、英単語のチェックをしていた私は、ヒマそうだった父に、単語集を差し出し、「日本語を読み上げて」と頼んだ。父が読み上げる単語を次々に書き取る。400語以上あるその単語集を辛抱強く最後まで読み上げてくれたのだが、45分もかかった。「いろんな言葉があるなぁ、なるほど、と思いながら読み上げたよ、ボケ防止になるかな」、ですって。


朝ごはんの材料

牛肉70グラム、マイタケ、ブロッコリ、キュウリ、消化酵素、エビオス錠3粒。

軽く炒めた。野菜が少々多くて、嫌がるかと思ったが気にしない様子だった。


夕ごはんの材料

牛肉80グラム、アスパラガス1本、ブロッコリ、消化酵素、エビオス錠3粒。

肉と野菜を蒸し焼きにした。

人間用は、ウィンナーとアスパラガスの蒸し煮。野菜のポタージュスープ(インスタント)。




   
2006/9/3(日)
原因と結果・・・今夜のご飯は
「チャップチャップチャップ・・・」」

ワンコが水を飲む時は、舌を後ろ側に巻き上げるようにして水をすくい上げて飲んでいる。ネコとは逆だと聞く。前輪駆動で移動するのも大変そうなので、ベッドの近くに水の入った容器を近づけてやる。

水を飲むからオシッコするのか、オシッコしたから水を飲むのか。どっちが原因でどっちが結果か、と、アルに聞いてもわかるまい。私の顔を見ると、安心してオシッコするらしい、ということは確かだ。

夕方の地下鉄に乗った。「ビリー・ジョエル来演!」との中吊り広告を、ほぉ〜12月かぁ、昔、好きだったなぁ、この人の歌声・・・と眺めているうちに、向かいの座席でマスカラを塗り、まつ毛をビューラーではさみ、リップクリームを塗り、前髪をなでつけていた眉毛のない不細工な少女は消えていた。マスカラを塗るエネルギーの半分を眉描きに費やせっ!


朝ごはんの材料

馬肉100グラム、オクラ、ピーマン、消化酵素、エビオス錠。

肉と野菜を炒めたが、馬肉はほとんどレア状態。モソモソと嫌がった様子で食べていた。どうやら、野菜が嫌いなのではなく、生っぽいのがお気に召さないらしい。


夕ごはんの材料

馬肉100グラム。

「野菜がなかったから、お肉だけを軽くゆがいたよ。ガブガブガブッと食べたよ」、と、アルの夕食の面倒を見てくれた母の報告。足りなかったらしく、両親の足元で、「何かくれ、食べたい、食べさせろ」とかなりうるさかったらしい。




   
2006/9/4(月)
あいさつの力・・・今夜のご飯は
「食事の前の身づくろい」

前足で、顔をごしごし。前足の甲をなめて、その足で再びごしごし。ネコが顔を洗っているシーンと似ている。犬も顔を洗うのだ。しかし、アルが顔を洗ったからといって、翌日雨になるわけではない。

夕方、買い物に出かけたら、向こうからくる自転車の(二人乗りしていた)男子中学生が、「コンニチワ!」と元気に言う。ん?誰かな?と思ったら、いよいよ近づいた彼らが今度は私を見て、「コンニチワ!」 おおー、そうか、私に言っていたのか、と、「コンニチワーッ!」とニカッと負けずに大声で挨拶を返した。崩壊する地域社会の絆を取り戻そうと、中学で新しい試みを始めたかな? 

夕食後、母とウォーキングしていたら、パトロールから戻ってきたらしい交番のおまわりさんが、「こんばんわ」。もちろん私も「こんばんわーーっ!」、響き渡ったかも。なるほど、これは地域の防犯強化の役に立つな。

実は我が家でも、朝は、ニカッと「おはよっ!」と元気よく、手を上げて挨拶している。この夏から始めたことだ。「明日から張りのある声で笑顔で挨拶しようね」、と、母が提案したことを、翌朝一番に実行したのが一番の早起きの父、一瞬にして気分が良くなり、それから遠慮なくみんなで毎朝「おはよっ!」。夏休みの終わりに泊まりに来た姪っ子にも「おはよっ!」、彼女は慣れていないらしく無言だったが。挨拶と笑顔のパワーは不運悪運を寄せ付けないらしいぞ。


朝ごはんの材料

馬肉100グラム、オクラ、ブロッコリスプラウト、消化酵素、エビオス錠3粒。

炒めた馬肉に生野菜を混ぜたら、野菜を嫌がった。・・・そうか、アルはナマモノが嫌いなんだな・・・。焼肉やシャブシャブと温野菜の付け合せが好きなのね。


夕ごはんの材料

馬肉100グラム、マイタケ、ゆでた十六ささげ、消化酵素、エビオス錠3粒。

材料を炒める。ウズラの卵1個を割り入れた。

人間用は、熱々のそうめん(鶏肉、マイタケ、ネギ)、十六ささげの卵とじ。




   
2006/9/5(火)
疲れた時は・・・今夜のご飯は
「疲れたら、休まなきゃ」

帰宅したら、アルはリビングのテーブルの下にいた。両親に付き合って、ちょっとテレビを観ていたらしい。ついでに、カーペットにオシッコしたらしい。

おとなりのおばあちゃんは、毎日ウォーキングする。みんなに迷惑かけないように、健康でいられるように、と、運動しているのだ。・・・病院通いしつつ。女優の森光子さんよりひとつ年上かな。森光子さんは毎日スクワット150回をこなすそうだ。・・・スクワットは室内でできるから危険はないだろう。しかし、ウォーキングはどうだろうか。暑いさなかに、水も持たずに、体に悪くないだろうか。細い体で、よろけそうに歩いている姿を見ると、気をつけてね、と言わずにはおれない。

年を取ったら、必要なのはスタミナよりパワーだ。ビンの蓋を開けたり、布団を抱え上げたりと、パワーを必要とするシーンの方が日常生活には多い。ウォーキングより筋トレのほうがいいと思うけどなぁ。


朝ごはんの材料

馬肉100グラム、レタス、ニンジン、消化酵素、エビオス錠3粒。

肉と野菜を軽く炒めて、ちょっと蒸し焼きにする。


夕ごはんの材料

馬肉100グラム、レタス、ニンジン、ブロッコリスプラウト、消化酵素、エビオス錠3粒。

いつもと同じ作り方。

人間用は、アジの刺身、ウナギの蒲焼、冷奴。(つまり、作っていないの。)

この日記を見てくれた、大学の先輩の奥さんは偶然にも私と同じ高校の先輩でもあるのだが、「馬肉っていくらぐらいなのかしら?」と気にしていたらしい。人間用の食肉問屋から購入していて、アルゼンチン産馬肉1キロ735円。ついでに、豪州産牛モモスライスは1キロ980円、茨城産鶏胸肉脂無しは1キロ525円。同じく茨城産鶏胸肉2キロ入りで630円のがあるけれど、これはバラ凍結でなくて、2キロ丸ごと凍結なので、とてもお買い得なのに注文できずにいる。人間用の食事によく登場する「ウィンナーソーセージ」は、デンマーク産1キロ945円。




   
2006/9/6(水)/
気温20度ちょっと・・・今夜のご飯は
「今日は歩く気分だったの」

涼しくて、ワンコたちの味方の季節がやってきた。奈良の15歳の太郎君も、食欲旺盛で頑張って散歩しているそうだ。

アルの夕方散歩は、「歩く気分になった時のコース」をたどった。たまには、道路の向こう側のチェックもしたいのだろう。帰り道は、休み休み歩く。・・・かと思うと、「となりのネコのキキちゃんだーーー!」と猛スピードで駆け出したり。最後は草むらに突っ込んで、足もすっかり汚れてしまった。時折雨がぱらつく中、気分良く、オシッコ3回、ウンチも数えてみると3日目にしてようやく出た。

近頃は加熱調理するから、野菜の分量をもう少し増やしても、多分大丈夫だろう。食べさせすぎないように、しかし、これから体力を備える冬にむけて、食欲の秋にはしっかり食べさせてやろう。

紀子様、無事出産。ふたりの娘たちのニコニコ顔が印象的だった。赤ちゃんはみんなを幸せにするんだね。


朝ごはんの材料

鶏レバーとハツ110グラム、鶏ガラミンチ20グラム、レタス、ピーマン、消化酵素、エビオス錠3粒。

軽く蒸し焼き風に調理。


夕ごはんの材料

鶏レバーとハツ120グラム、卵1個、レタス、オクラ、ゆでたゴーヤ、消化酵素。

野菜とレバーを蒸し焼き風にして、最後に卵の白身だけ加えて、少し加熱。食器に盛り付けてから黄身をのせる。

人間用は、ゴーヤ炒め(ゴーヤ、ツナ缶、豚肉)、オクラのスープ。・・・今日もまた、「人間の食事の方がかわいそうなくらい貧弱」と思われるかも。




     
2006/9/7(木)/
ちょっと感動・・・今夜のご飯は
「亀の甲より、年の功」
「アタシもオトナだし」


午後の散歩で、ミニチュアダックスのゴローちゃん10歳、と、その妹分のミニチュアシュナウザーの愛ちゃん1歳に会った。まずは、犬同士、犬の世界の挨拶をしていた。以前は、いきなり人間に甘えてきた愛ちゃん、今回は、まずアルにワンコとしての挨拶をした。それから、私にぴょんぴょん、父にもぴょんぴょん。ゴローちゃんもアルに挨拶した後、私にスリスリ、父にスリスリ。アルは、ゴローちゃんが父に挨拶するのはじっと見ていたが、愛ちゃんが父に甘えるのは許せなかったらしく、怒っていた。

アルもオトナになったものだ。以前なら、ゴローちゃんが私に挨拶するのも許さなかったのだ。今日は、「ゴローちゃん、キミは、同じ高齢犬のよしみで、うちのジーチャンに挨拶することを許す。しかしっ、愛ちゃんっっ、キミはまだワンコの世界の仁義をわかっていないようだなっっ、許さんっっっ!」・・・という感じ?


朝ごはんの材料

馬肉100グラム、レタス、ピーマン、ニンジン、消化酵素。

肉とピーマンとニンジンは炒めて少し煮て、火を止めてから、刻んだレタスを混ぜた。


夕ごはんの材料

牛肉100グラム、レタス、ブロッコリ、消化酵素、ビール酵母。

いつも通り、肉と野菜を炒めて蒸し煮。

人間用は、牛肉とピーマン炒め(牛肉、ピーマン、ゴーヤ)、カツオの刺身。・・・とにかく、ゴーヤをたくさんもらっているのだ。大きくてきれいなゴーヤが、あと5本。小ぶりなのがさらに4本。ピーマンと炒めると、ゴーヤの苦味がほとんど気にならないのに気付いた。


アルのおやつに砂肝ジャーキーを作った。

砂肝を、軽くゆでて、一山を3枚にスライス。オーブントースターの天板にクッキングシートをしいて、砂肝を並べ、120度で40分間、それでもまだ水分が残っていたので、140度で20分焼いた。金網に載せて冷ましてできあがり。何も味付けしないけれど、ほんのり風味があって、じゅうぶんにおいしい。




   
2006/9/8(金)
いつもと違う行動・・・今夜のご飯は
「行儀悪いよ、ネーチャン」

夕食後、床に足を投げ出し、姿勢を低くして、シャッターチャンスを狙っていたら、いつのまにかアルが私の脚をアゴ枕。珍しい・・・かわいいじゃん。

いつもと違う行動をする時は、いつもと違うことをしたい時なのだ。オシッコか? いや、それは予定の行動。画像の赤い防水カーペットの上にオシッコ2回、それから書斎に戻ってきて、部屋に入ったところでもぞもぞしてから、ベッドの手前に来て、私を見て、「ワン」。振り向くと、立派なウンチが2本。・・・確かに予定外の行動。この後、書斎でオシッコ4回。ようやく落ち着いたらしく、私の足元で寝ている。

これから寒くなると、排泄のリズムがますます狂うのかな?


朝ごはんの材料

牛肉80グラム、レタス、ブロッコリ、ニンジン、消化酵素、エビオス錠3粒。

軽く蒸し焼き風に調理。


夕ごはんの材料

牛肉80グラム、レタス、ニンジン、ピーマン、黄ピーマン、ゆでたゴーヤ、消化酵素。

肉とレタス以外の野菜を調理し、刻んだレタスを最後に生で混ぜる。

人間用は、チャーハン(豚肉、タマネギ、ピーマン、黄ピーマン、ニンジン、ゴーヤ)、味噌汁(ねぎ、カボチャ)。・・・とにかくゴーヤを使わねば。




   
2006/9/9(土)/
イチから出直し?・・・今夜のご飯は
「氷だーーー!」

夕方散歩、湿った風だが、適度に心地よく、アルには気分がよかったのか、歩きたがった。昨日の夜、りっぱなウンチをしたが、またもウンチ。・・・まずい、ゆるいではないか・・・。最後のほう、かなりゆるかった。

材料を炒める時に、わずかに油を使うが、わずかでも毎日では多すぎるのか? 少しずつ増やした野菜が負担になったか? 今日は、焼肉ではなくてしゃぶしゃぶにしようかね、アル。半月前のおなかの不調から、すっかり好みが変わってしまった。消化吸収能力がガクンと落ちたのかもしれない。アルは、こうやって少しずつ衰えていくのだろうか。とにかく食べることが大事だから、食べられるものを食べさせてやろう。

散歩中、小さな食料品店の前に、氷のかたまりが落ちていた。お魚の運搬箱から落ちたものだろうか。アルはすかさず近寄り、ペロペロ。まだ夏は終わっていないね、アル。


朝ごはんの材料

馬肉100グラム、レタス、ブロッコリ、消化酵素、エビオス錠3粒。

野菜を細かく刻んで、炒めた肉と混ぜた。そろそろ生野菜もいいだろうと思ったのだが、食器に近づいたとたんにしり込み。どうしても食べようとしないので、肉だけ手にとって食べさせた。


夕ごはんの材料

馬肉100グラム、消化酵素、エビオス錠3粒。

肉を軽くゆでる。

人間用は、根菜の煮物(里芋、れんこん、ゴボウ、ニンジン、鶏肉)。




   
2006/9/10(日)/
夜更かしの理由・・・今夜のご飯は
「リズム狂ったよ・・・」

アル、その位置では、マットを敷いた意味がないではないか。夕食後、案の定、マットに上半身は乗っているけど、下半身は外れた場所で、「ワンッ(オシッコしたよ!)」と報告。もっとも、今日は、朝はオシッコせず、昼は雷ゴロゴロで室内でオシッコ、夕方散歩でもオシッコせず。夕食後、さぞやたっぷり、と予想していたら、「アル、こんなにも出したら気持ちよかっただろうねぇ」と感心するほどまとめてオシッコしてくれた。

これからの季節、洗濯物が乾きにくいので、洗濯しやすい防水マットをさらに購入することにした。現在150センチ四方の防水マットが3枚あるが、2枚は必要で、その2枚は必ず毎日洗濯しなければならない状況。いつも利用するペピィの通販、先週木曜日に届いた赤いマットはここのディスカウント品だ。触った感じも良く、洗濯しやすかったのでディスカウント品を追加注文した。

昨夜、軽い気持ちで、デジカメ画像で作ったムービーをDVDに書き出そうと、クリックした。・・・レンダリングとやらに1時間半、書き込みに1時間ちょっと。たった6分のムービーをDVDにするのがこんなに大変なことだったとは! その他、なんだかんだが重なって、終わったのが深夜3時。アルの眠りを妨げてしまったに違いない。


朝ごはんの材料

馬肉100グラム、消化酵素、エビオス錠3粒。

馬肉を水100ccほどで軽くゆでる。


夕ごはんの材料

馬肉100グラム、ピーマン、ゆでたゴーヤ、消化酵素、エビオス錠3粒。

馬肉と野菜を水100ccで軽く煮る。

人間用は、サンマの塩焼き、ゴーヤ炒め(ゴーヤ、ピーマン、ツナ缶)。




   
2006/9/11(月)
食欲の秋・・・今夜のご飯は
「前方にターゲット」
「・・・豆腐かぁ・・・」


昼ごはんを食べている父を、食い入るように見るアル。アルのご飯は、朝と夕のみ。お昼は、こうしてちょっとずつお相伴するのみ。

昨夜は、夕食後のたっぷりたっぷりオシッコのあとは、もう排泄問題に悩むことなく、アルは気分良く眠れたようで、今朝は早くから元気に起きる気配。そうだね、ワンコはそうでなくっちゃね。涼しくなって、アルも気分良く少し歩こうとする。散歩は気分転換になるだろうから、アルの気ままにさせる。しかし、少し長く歩くと、アルの後ろ足の付け根部分は歩行車の脚支えリングと擦れて痛々しく赤い。後ろ足の筋肉はずいぶん落ちてしまったし、腰のあたりも細ってしまった。下半身の力はほとんど入っていないから、擦れてしまうのだろう。そのうち、腹巻ベルトで胴体を支えてやらねばならないかも。・・・そうなった頃には、散歩自体、無理かな。腹筋もずいぶん弱ったようで、アルを抱っこしようとすると、踏ん張った前足の片方を持ち上げようとするが、その瞬間、体がぐらりと傾く。・・・なかなかつらいね、アル。


朝ごはんの材料

馬肉100グラム、消化酵素。

馬肉を水100ccほどで軽くゆでる。


夕ごはんの材料

馬肉100グラム、キャベツ、消化酵素。

馬肉と野菜を水100ccで軽く煮る。

人間用は、キャベツと牛肉のチャーハン。




   
2006/9/12(火)/
まだまだ暑い・・・今夜のご飯は
「ひんやりを求めて」
「・・・行き止まりだ」


湿度があるせいか、夜、外の気温は25度まで下がっても、私は暑い。風呂上りのせいか? アルも暑かろう、と、エアコンを入れる。28度設定で。寝る少し前にエアコンを切るが、ふと後ろを見ると、アルは、少しずつ、寝る位置を変えて、部屋の入り口のそばまで移動している。書斎の床は滑り止めのワックスを塗っていないので、そのままではツルツル滑ってしまい、アルはまったく移動できない。そこで、いつも何かのマットを敷いている。

今日は、朝、オシッコしていない。もちろん昼間もしていないし、夕方の散歩でもまったく歩こうとせず、当然オシッコしない。夕食後、2度、少々オシッコしたそうだ。ウンチは3日、してないね。アルのお尻の下にペットシーツをあてがおうとした父に、「やめてよっ」と威嚇して振り向いたアルの歯が当たって、左手が少し切れてしまったそうだ。流血騒ぎか・・・アル、いったいどうしたんだ? そんなに調子が悪いのか?


朝ごはんの材料

馬肉100グラム、ブロッコリ、核酸2cc、消化酵素。

馬肉と野菜を水100ccほどで軽くゆでる。


夕ごはんの材料

馬肉100グラム、マイタケ、核酸2cc、消化酵素。

馬肉とマイタケを水100ccで軽く煮る。

人間用は、そうめん(鶏肉、マイタケ、ネギ)。




   
2006/9/13(水)
遊びをせんとや生まれけむ・・・今夜のご飯は
「遊んで満足」

昨夜、夕食後に少々オシッコしただけで、今日もまた、朝から夕方の散歩までオシッコの気配なしで、アルは大丈夫だろうか、と心配したのだが、夕方、動物病院に行く前に公園に寄ったら、心配の種は消えた。ウンチもOK。父の車が代車で、ツードアなので、助手席の私がアルを抱っこする。・・・アル、筋肉が落ちたねぇ・・・。

さて、動物病院での体重測定は、11.96キロ。ほとんど変化なし。8月下旬の下痢以来、アルが少々衰えたような気がするが、「11月の、12歳の誕生日までは持たないかと思ったこともあったけど、なんとか大丈夫みたいですね」と私が言うと、「あと1年や2年は頑張ってもらわないと」と先生が言う。・・・ふむ、長生きの望みは無きにしも非ず。ステロイドの量を微調整したり、食べ物を工夫したり、ストレスをできるだけ避けるようにして、なんとかやっていこうね。楽しくおいしく暮らせば、生命力はおのずと湧いて出るさ。・・・というわけで、昨夜に続いて今夜もこうして引っ張りっこして遊んだ。


朝ごはんの材料

馬肉100グラム、ブロッコリ、核酸2cc、消化酵素。


夕ごはんの材料

馬肉100グラム、キャベツ、ニンジン、核酸2cc、消化酵素。

人間用は、肉じゃが(豚肉、ジャガイモ、タマネギ、十六ささげ)、サラダ(キャベツ、ニンジン、ピーマン、豆腐)。




   
2006/9/14(木)
『増訂 古伊万里の誕生』・・・今夜のご飯は
「今日は宅配便が2回」
「ワンワンお出迎えに忙しかった」


午前中に届いたのは、『雑食動物(である人間)のジレンマ』、先日、先生が「この部分はおもしろいよ」と、火曜日夜の教材として4ページほどコピーしてきた。おもしろかったので残りを読みたくて、ネットで検索して注文したら、もう届いた。すごいな、アマゾンドットコム。

午後に届いたのが、『増訂 古伊万里の誕生』、吉川弘文館出版、著者は伊藤和雅。私の叔父である。正確には、うちの母の妹の夫、である。膨大な資料をもって再検討し、通説を堂々と否定している。とにかく膨大な資料である。江戸時代の発注伝票まで探し出すのだ。明日発売のこの本が「著者謹呈」で送られてきたわけは、なんと私が「著者が直接お世話になった方々」のひとりだから・・・らしい。「かずまさおじちゃん、すごいな〜」とパラパラとめくっていたら、自分の名前が目に留まった。ぎょぎょ・・・頼まれて軽い気持ちで翻訳した文が使われたのか? ・・・どきどき。それよりもなによりも驚いたのが、吉川弘文館、強気の値段設定? 驚きの1万6800円っっ!

叔父は、好きなことをしていられるのでとても幸せだ、と言う。好きなことに、寝食を忘れるほどに熱中して、さすがのスポーツマンの叔父も健康を少々損ねたようだ。細く長く、続けて欲しいな。長生きも才能だと思うから。


朝ごはんの材料

鶏レバーとハツ50グラム、鶏胸肉60グラム、ブロッコリ、核酸2cc、消化酵素。


夕ごはんの材料

鶏胸肉80グラム、卵、マイタケ、ニンジン、豆腐、核酸5cc、消化酵素。

肉と野菜を50ccほどの水で軽く煮て、卵とじにした。見た瞬間、アルは後ずさり。「何この白っぽいのは?」と用心したか? 肉をひとつ手にとって食べさせたら、「あ、肉だったのね、じゃ食べるよ」と勢いよく完食。

人間用は、炒り豆腐(豆腐、ゴボウ、ニンジン、マイタケ、卵、ネギ)、ナスの胡麻和え。




   
2006/9/15(金)
秋の空、秋の犬・・・今夜のご飯は
「30分以上散歩したよ〜」

夕方5時10分から、6時少し前までアルは気分良く散歩。ちぎれた雲が空一杯。アルは、道路を渡り、あちこちに「ここにアルがきたのだ」としるしを残し・・・、何年ぶりかの路地に入り込み、「いっぺん入ってみたかったんだ」と、とある草むらにも分け入り、ほんとうはもっと歩きたいけど・・・という様子で帰宅。涼しさは、すべてのワンコの味方。

昨夜、走っている夢を見た気がして目が覚めたら、アルも走っている夢を見ているのか、四肢を勢い良く動かしていた。たくさん歩いた日の夜のワンコは、どんな夢をみるのだろう。

何ヶ月も前から、バナナを吊り下げるバナナスタンドに母の指輪がかかっている。3連のリングだ。今日、なんとなく、「ここに指輪があるのを知ってる?」と聞いてみたら、「あ〜ら忘れてた」ですと。ついでに、「アンタにあげるわ」、ですと。「ありがとーーー!」と母の気が変わらないうちに、もらった!


朝ごはんの材料

馬肉80グラム、ブロッコリ、消化酵素。

昼ごはん
ゆで卵1個。


夕ごはんの材料

馬肉60グラム、生鮭80グラム、エリンギ、ニンジン、ピーマン、ゴーヤ、豆腐、消化酵素。

全部を水100cc弱で煮る。

人間用は、サーモンと野菜の蒸し煮(生鮭、タマネギ、ニンジン、ピーマン)、ゴーヤ炒め(ゴーヤ、エリンギ、豆腐、ツナ缶)。




   
2006/9/16(土)
エレキング、そして、史上最強のメガネ・・・今夜のご飯は
「ガオッ・・・てか?」

私の3個目の老眼鏡が、机上作業に合わなくなってきた。1個目のメガネ(青)は、妹夫婦が利用し、2個目(黄)はパソコン作業用に転用している。3個目(白)はぼんやりと本を眺める時に使えるだろう。机に向かって読み書きする時の距離は45センチ。姿勢を正して読書する時の60センチより近距離なので、その分、老眼の度が強くないと見えないはず。メガネが壊れたという母を連れて、いつもの勝幡(しょばた)の「メガネの堀田」に向かった。

ここの大将はおもしろいのである。「キクチメガネグループのバッドボーイズのうちのbP!」と自称するが、奥さんは上村香子をぐっと若くしてもっとかわいくしたような美人である。さて、今度のメガネは、あのウルトラマンの円谷プロとキクチメガネがコラボレーションしたというシリーズ。私が選んだのは、「エレキング」をイメージしたもの。史上最強のメガネ、だな。ウヒ。なんとオマケにバンダイ作のフィギュアが付くのだ。手も足も動くんだな、これが。シッポは動かない・・・。オマケが欲しくてこのメガネを選んだわけではないのだが、オマケがついて、なんだか幸せ。


朝ごはんの材料

馬肉100グラム、ブロッコリ、消化酵素。

お昼には、昨日と同じくゆで卵1個。


夕ごはんの材料

馬肉100グラム、キャベツ、ニンジン、消化酵素。




   
2006/9/17(日)/
宴の後・・・今夜のご飯は
「留守番なの?」

父が今日から北海道旅行。夕方、アルは、いろいろな音に反応し、耳を澄ます様子。「あれはひょっとして、ジーチャンの足音?」、「ジーチャンは2階にいるの?」、「ジーチャンはどこなの?」・・・と。

昨夜は、飲み会だった。飲むより食べることが好きなはずなのに・・・。2次会のカラオケルームで、私の前に、注文していないブラックコーヒーが置かれたが、「酔っ払ってるだろ。わかる?って、わからいでかっ」とキビシク指摘したオークラ君の仕業だろう。持つべきものは友人である。今日は一日、眠いし、頭痛いし、気持ち悪くて、「アルコールは人類の敵だなっっ」と反省。


朝ごはんの材料

馬肉100グラム、ピーマン、消化酵素。

結局、ピーマンは全部残した。


夕ごはんの材料

馬肉100グラム、キャベツ、ニンジン、ジャガイモ、消化酵素。

これまた、野菜は全部残した。
人間用は、カレー(牛肉、タマネギ、ジャガイモ、ニンジン)。




   
2006/9/18(月)
敬老の日・・・今夜のご飯は
「ちゃんぽん、食べるよ!」

なぜ今日は銀行に人の出入りがないのか、なぜ今日はおとなりが出勤しないのか、なぜ今日は・・・と朝から不思議だったが、今日は敬老の日、全国的に祝日だった。

それで、お年寄りが幸せかというと、殺されたり心中したり、詐欺に遭ったり、恫喝されてお金を巻き上げられたり・・・。65歳以上の高齢者が全人口の20%を超えているのだから、高齢者はもっと強気になりたまえ! 若い頃、しっかり者であっても、年を取ると気弱になったり意固地になったりして、人の言うことを聞くようで聞いていない。意固地になるならとことん意固地になって、誰からも騙されることのないように強くあってもらいたい。

今日は湿った風が吹き、過ごしやすいような暑苦しいような天気で、アルは玄関でひたすら寝て過ごした。朝も昼もオシッコせず、夕方散歩は一歩も動かないので、しかたなく車で公園に連れて行ったら、草の上で伸び伸びした気分になったようだ。


朝ごはんの材料

馬肉100グラム、キャベツ、核酸、消化酵素。


夕ごはんの材料

馬肉100グラム、マイタケ、核酸、消化酵素。

人間用は、ちゃんぽん(キャベツ、ニンジン、ピーマン、タマネギ、モヤシ、マイタケ、シーフードミックス)。




   
2006/9/19(火)
再び『E・R』・・・今夜のご飯は
「えへへ、怖いもの無し〜」

アルにとって、一番頼りになるボスが帰宅。北海道はいい天気だったらしい。アルはすっかり安心して、「えっへっへ、どんなもんだい」といった様子。

リスニング力がどんどん落ちている気がして、お気に入りのドラマ『E・R』をまた見ることにした。なつかしの第1シーズンの第1話。「点滴・・・IV(intravenous drip)」が聞き取れて、ちょっと嬉しい。でも、日本語字幕を見ているから、わかったような気がしているだけなんだろうな、きっと。

英会話の先生に、『Omnivore's Dilemma』を買った、と報告したら、「分からないことは聞いてよ」と言ってくれた。さっそく、読み始めたら、あらまぁ知らない単語がたくさん〜。辞書引いてるヒマはないので、未知の単語に赤線を引きつつ、ボソボソと音読。来週の火曜日までに、少しは読んでおこう。


朝ごはんの材料

馬肉100グラム、マイタケ、核酸、消化酵素。


夕ごはんの材料

馬肉100グラム、キャベツ、核酸、消化酵素。

人間用は、キャベツの蒸し煮(キャベツ、豚肉、タマネギ)、生うに(北海道土産)。




   
2006/9/20(水)
ブランドネームは『とまこのたまご』・・・今夜のご飯は
「うわ、でっかい、何これ?」

これがナタ豆というものなのか? 父の友人で、何もかも家庭菜園で作っている人がいる。ゴーヤもトマトもピーマンもナスもキュウリはもちろん、野菜を加工して、たとえば「ゴーヤ茶」なども作ってくれる。今回は、ナタ豆の粉末を父がもらってきた。このナタ豆は、「これを描いてみようかな、と思って」もらってきたのだそうだ。

今日の日記の題は、「ブランドネームは『とまこのたまご』」である。ナタ豆とは関係ない。しかし、これまた身近な人の手作りという点が共通である。今年の8月、高校の同窓会があった。うちの高校は、毎年、500人以上の同窓生を集めて、大々的に同窓会を開くのである。幹事は、毎年卒業◎◎周年の卒業生である。準備のため、開催の1年、2年、場合によっては3年前から実行委員会を結成する。「とまこ」さんは、その実行委員会の重要メンバーである。同時に、「とまこ」さんは、地元で養鶏場を営み、新鮮たまごを地域に供給している。その自信作のたまごの名前が「とまこのたまご」。なんかかわいい響き。その「とまこ」さんから本日、なんと50個もの「とまこのたまご」が送られてきた。先日、「同窓会が無事に終わってよかったね、幹事のみなさんごくろうさん」の慰安会の時に、何かを残したかった私は、みんなに「メイキング・オブ・同窓会」のムービーと、当日のビデオを編集したものをDVDにして、サプライズプレゼントしたのだが、そのことに対するお礼なのだ、きっと。

たまごは、やや小ぶりだが、黄身は大きくぷっくりとして、なつかしくおいしく、まずは卵かけご飯で2個、食べた!


朝ごはんの材料

鶏レバーとハツ110グラム、ニンジン、核酸、消化酵素。


夕ごはんの材料

鶏胸肉80グラム、(とまこの)たまご、キャベツ、ニンジン、核酸、消化酵素。

人間用は、肉じゃが(豚肉、ジャガイモ、タマネギ)、生うに(北海道土産)。




   
2006/9/21(木)
見える・見えない、見たい・見たくない・・・今夜のご飯は
「ここには誰もいない〜」

アルにタオルを被せる、アルが取る、被せる、取る・・・何度も何度も繰り返す。遊んでいるつもり。もう少し涼しくなると、今度は毛布を被せてやろう。毛布を被せて、「あれ? アルは? アルはどこ?」と呼ぶと、毛布を被ったまま、ゴソゴソと動き回り、しばらくして毛布から顔を出し、得意げな顔をするのだ。

夕食後、台所を片付けてからもぼんやりとテーブルでテレビを眺めていたら、江原さんという人が、いろいろなゲストを霊視しながら、おすすめの店を食べ歩いていた。守護霊、霊視、オーラ、前世・・・そんな言葉を聞くのはイヤではない。彼の言葉は優しい。言われる人が聞きたい言葉を、つむぎだしている。決して魔法の言葉ではないけれど、自分の弱点を受け止めてもらえるのはホッとすることだろう。変わるのは自分自身、努力するのも自分自身。私は、自分自身で、いろいろなことに気付きたい。


朝ごはんの材料

馬肉100グラム、キャベツ、ニンジン、核酸、消化酵素。


夕ごはんの材料

馬肉100グラム、シメジ、核酸、消化酵素。

人間用は、肉豆腐(豆腐、豚肉、シメジ、ネギ)、カツオの刺身。




   
2006/9/22(金)
アルと白熊・・・今夜のご飯は
「白熊がなんだって?」

寝てばっかりいられるかって・・・と言いたげな顔をしている時もあるが、やっぱりよく眠る。妙に真剣に眠っている時は、気になって、ちょっと起こしてしまいたくなる。

今日はたっぷり昼寝して、お昼にゆで卵を食べて、夕方散歩は、公園から歩いて帰った。横断歩道を2度渡って、気になるところは全部チェックした。火曜日以来、ようやくウンチした。



こちらはこの月曜に父が見てきた旭山動物園の白熊。アルも白熊も左半身を下に寝ている。アルが左を下にするのは、左足の方が、右足より弱っているから、と思っていたが、白熊も同じとなると、これは案外「自然界の掟」だったりして。・・・そんなわけないか。

人間の世界では、何でも好きにしていい、と、ケンポーで保障されているらしい。いろんな決まりがあるかと思えば、どうでもいいよという決まりもあるのだ。何かが変だ。何がどう変かはうまく言えないが、なんだか気持ちが悪い「変」なものに侵食されていく感じ。


朝ごはんの材料

馬肉100グラム、キャベツ、核酸、消化酵素。

昼には、ゆで卵を1個。


夕ごはんの材料

馬肉100グラム、ナス、ニンジン、ピーマン、核酸、消化酵素。

人間用は、春雨の煮込み(春雨、ナス、ピーマン、ひき肉)。




   
2006/9/23(土)
楽しいの? 苦しいの?・・・今夜のご飯は
「知ってるくせに・・・」

こうして、ペットシーツをかき寄せてしまう。いったい、なぜ? こうしてかき寄せた後は、ペットシーツをくわえて放り出そうとする。その下のマットもくわえて引っ張り、はがそうとする。いったい、なぜ? そして、どうあってもマットを排除できないとなると、ベッドから滑り降りる。・・・オシッコしたいから、というのはわかっているのだが、その前にペットシーツを掘るのはなぜだ?

今日は、夕方散歩で、ウンチ。なかなか帰りたがらないので、気長に待っていたら、その後もう一度ウンチ。2度目のは、とってもゆるかったらしい。立派なウンチ⇒立派なウンチとゆるゆるウンチ⇒ウンチしない日が2日間⇒立派なウンチ⇒ウンチしない日が2日間、どうやらこれがアルの1週間で、これの繰り返し、というパターンになっているようだ。ゆるゆるウンチの原因はわからないが、ウンチに問題のある時は、野菜を食べたがらないようだ。慎重に野菜を避けようとする。


朝ごはんの材料

馬肉100グラム、キャベツ、ニンジン、核酸、消化酵素。

昼は半熟ゆで卵1個。


夕ごはんの材料

馬肉100グラム、豆腐、ピーマン、核酸、消化酵素。

人間用は、ピーマンの肉詰め蒸し(豆腐、ひき肉、ピーマン、卵)、タコとワカメの酢味噌和え。




   
2006/9/24(日)
久しぶりだね・・・今夜のご飯は
「お話しようよ」

昼前に、妹一家がやってきた。めずらしく、姪っ子たちのパパも一緒である。昼食前にはいっぱいなでてもらい、昼寝の後には、こうして、妹夫婦とそりゃぁもう実に嬉しげに、アルはなにやらしゃべっていた。久しぶりに来てくれた人を歓迎しているつもりかもしれない。

午前中に、勝幡の「メガネの堀田」に新しいメガネを受け取りに行った。何度も言うが、ここの奥さんは美人である。この奥さんが、大胆にしてユニークなメガネの枠を仕入れてくるのである。いわゆる宝石や鼈甲のメガネもあるが、TAKANORI YUGEや、LESS THAN HUMANデザインのメガネが実に楽しい。私は高級品には興味がなくて、楽しいものが好きなのだ。私の初代のメガネはベルギーかどこかのテオという人のデザインだったが、2代目と3代目は「ユゲさん」のもので、4代目が「LESS THAN HUMAN」である。(「人間以下」という意味なのか?)4代目メガネは、円谷プロとコラボした、というものだそうで、私が選んだのは、「エレキング」をイメージしたというもの。白の線が入った黒縁のメガネだが、ウルトラマン放映開始の40年前の素材を探して、イタリアで見つけた素材板の復刻版だそうだ。


朝ごはんの材料

馬肉100グラム、マイタケ、核酸、消化酵素。


夕ごはんの材料

馬肉100グラム、大根、大根の葉、マイタケ、核酸、消化酵素。

人間用は、サンマの塩焼き大根おろし添え、モズク酢、オクラ納豆、イナリ寿司。




   
2006/9/25(月)
エレキング・・・今夜のご飯は
「エレキングのお仕事は何?」

メガネのおまけのエレキングのフィギュア、何かに使えないかな、と思っていたら、iPod nano を支えるのにちょうど良かった。

以前、東急ハンズで、透明のメガネケースを300円台で買って喜んでいたら、「100均にも似たようなのがある」と姪っ子に聞いたので、栄の丸栄スカイル7階のダイソーに寄った。近頃、東急ハンズには、手ごろなサイズの透明メガネケースがないのだ。必要なメガネケース2個と透明卓上メガネ立てだけを購入。驚きの品揃え。こんなにモノがあふれていていいのか? こんなに安い商品を売っていながら、客の対応をする店員を置いていて大丈夫なのか? その下の階のユニクロでも同じことを感じた。ダイソーもユニクロもうちの近所にはないから、単に珍しかっただけで、見慣れた人にとっては、当たり前の光景なのかもしれない。

アルは、感心なことに、今日の夕方散歩でも立派なウンチ。想像していたパターンから外れているが、良い方向に外れているようで嬉しい。


朝ごはんの材料

馬肉100グラム、マイタケ、キャベツ、核酸、消化酵素。


夕ごはんの材料

馬肉100グラム、キャベツ、マイタケ、ニンジン、核酸、消化酵素。

人間用は、お好み焼き(キャベツ、ニンジン、ピーマン、マイタケ、シーフードミックス、山芋、卵)、豆腐とワカメのサラダ、ウィンナーソーセージ(北海道土産)。




   
2006/9/26(火)/
動物病院にて・・・今夜のご飯は
「新しい迷子札だよ」

裏に名前と電話番号を掘り込んだ赤いリンゴ型の迷子札、今日、ようやく届いた。葉っぱも付いていて「かわいいわ☆」と付けさせたが、私が夜帰宅したら、付けていなかった。むむ・・・。ひとりでどこかへ行ってしまう心配はないから、「迷子札」の必要は、確かにないけれど。

朝の散歩が9時頃だったので、そのまま動物病院に車を走らせた。先客あり。待合室にいたオジサンが「元気そうな犬だな」と話しかける。「元気ですよ、歩けないだけで」との私の答などもちろん聞かずに、大声でしゃべりたいことだけしゃべるオジサンであった。診察室に入っている飼い犬の様子が心配で、不安のあまり心にもないことや余計なことを口走るのだろう、と半分同情する。「(犬が)全然、食べんのだわ」、「食べんようになったらほっといて死なせるんだわ」、「ワシも死にかけとるんだわ」、「ワシ、2回、手術したで」、「ワシ、朝晩30分ずつ歩くんだわ」、「ゲートボールにも必ず行くようにしとる」・・・どこが死にかけてるんだか・・・、元気いっぱいのオヤジさんであったが、一方、診察室から抱っこされて出てきたその18歳のワンコは、人間ならば、明日をも知れぬこん睡状態一歩手前、といった様子。毛並みはまだしっかりしていた。

アルは11.92キロ。朝飯前の計量で、前回より20グラム少ない。食欲旺盛で元気を維持していることに感謝して、帰宅。


朝ごはんの材料

鳥胸肉60グラム、鳥レバーとハツ60グラム、シメジ、大根、核酸、消化酵素。

材料を煮込んだら、野菜を残した。鶏肉は白いからか、他の肉ほど好きではないようだ。・・・以前は、大好きだったのに。


夕ごはんの材料

鳥胸肉110グラム、ニンジン、核酸、消化酵素。今度は材料全部を炒めてみた。

人間用は、混ぜご飯(鶏肉、ニンジン、ゴボウ、レンコン、干ししいたけ)、アジの刺身。




   
2006/9/27(水)
再び動物病院・・・今夜のご飯は
「どんうぉ〜りぃ」

どんうぉ〜りぃ、つまり、大丈夫〜ぃ。この黒々と濡れた鼻、元気以外のなにものでもありますまい。

朝、自動車に乗らずに、家のそばを歩行車に乗って散歩したが、オシッコせず。「事故なの?」とやさしく話しかけるちょっと怖そうなアニさんの顔を興味津々見上げていたが、その人の姿が見えなくなってから、「ガウッ」と吠えていた。「今日は吠えたい気分」になったというわけでもあるまいが、玄関ではなく、世間の様子がよく見渡せる車庫の車の下にいたがった。午前中は車の下から世間に向かってしきりに吠えていたが、今度は、「ここでは眠れないよ」と吠えていたので、いつも通りの玄関の定位置に移した。

ついにオシッコしないままに迎えた夕方散歩で、たっぷりのオシッコとウンチ。散歩の後、体を拭いてやった父が、「今日は足が敏感に反応する、感覚が戻ってきたかな」と思ったそうだ。部屋に入れたら、カーペットの上で体をこすりつけ転がったりしていた様子を見て、「アルが後ろ足をしっかり動かしている!」と母が喜んでいるので見に行ったら、アルの様子が変・・・ではないのか? 背中を力いっぱい丸めて、後ろ足にも力が入っている。引きつけ、とはまったく逆の方向に力が入っているし、触っても痛がらない、抱っこしても嫌がらない。・・・でも変だ、こんな姿勢のアルは見たことがない。「病院へ行こう!」 車に乗せた時も、妙に体を丸めて、後ろ足に力が入っていた。

動物病院の診察台にのせたら、・・・いつものアル。下半身に力が入っていない、いつものアル。状況を再現しろと言っても、アルが再現するわけがないので、私が身振り手振りで再現。先生も、身振り手振りで「こんな感じですか? それともこんな感じ?」と、状況を把握しようとする。アルの足を触り、観察して、「ひょっとしたら、神経の具合が良くなっているんじゃないかな・・・と思う」とのこと。左足だけでなく、右足よお前もか・・・、と、一時はまったく動かさなくなっていた右足が今日はよく動く。ひょっとしたら、ひょっとしたら、・・・希望を持って、明日もおいしく食べようねっ、アル。


朝ごはんの材料

馬肉60グラム、卵1個、シメジ、核酸、消化酵素。

シメジを煮込んでから馬肉を投入、肉の色がほぼ変わってから卵を落とし一呼吸置いてから火を止め、蓋をして蒸らす。一番おいしそうな半熟卵になっている。


夕ごはんの材料

馬肉100グラム、ゴーヤ、シメジ、核酸、消化酵素。

肉と野菜を軽く煮込んだ。「野菜なんか、ヘンッ」という気分だったらしく、野菜は食べ残した。

人間用は、ゴーヤ炒め(ゴーヤ、豚肉、シメジ、ツナ缶)、リンゴとサツマイモとレーズンの甘煮。




   
2006/9/28(木)
犬用のクッキーの特徴・・・今夜のご飯は
「今日はこれにオシッコしようっと」

洗えるカーペットの上に、防水のカーペットを置く。洗えるとはいえ、洗濯機には入らないので、デッキブラシで洗わねばならないカーペットはできれば汚してほしくない。そこで、ディスカウント品の防水カーペット、洗濯しやすく簡単に乾くので重宝している。

さて、犬用のクッキーは犬の為によくできている。名古屋の駅前の地下街に、有料トイレがあるが、その隣にこだわりの入浴剤やフレグランスなどを扱う小さな店がある。そこに、犬用のクッキーもある。他の商品には目もくれず、小さな袋のそのクッキーを時折買って帰る。先日は、「紫芋のクッキー」を購入。この犬用のクッキー、ほんのり甘く、歯に付かないという点で、犬のためには実に良い。なぜ、「歯に付かない」ということがわかったかというと、母が間違えて食べちゃったから、なのである。「このクッキー、小さくて、上品な味で、甘すぎなくて、歯に付かなくて、コーヒーに良く合うね」・・・と。

「おかーさんっ、それはアルのクッキー! 300円もしたんだからっ! 人間用はこの188円のお菓子でいいのよっ、多少体に悪いもので構成されていても大丈夫なのよっ、人間は!」


朝ごはんの材料

馬肉100グラム、大根、ニンジン、核酸、消化酵素。

お昼には、豆腐と半熟ゆで卵1個。


夕ごはんの材料

馬肉100グラム、マイタケ、核酸、消化酵素。

人間用は、牛丼(ネギ、牛肉、マイタケ、卵)、イカと大根の煮付け。




   
2006/9/29(金)
季節は秋へ・・・今夜のご飯は
「甘えたくなる季節」

アルが、人にくっつく季節がやってきた。私にはなかなかこういう仕草を見せないが、父に対しては遠慮なく甘えるようだ。「なでて〜」、「なんかくれ〜」、「遊ぼ〜」と夕方から夜にかけて、アルは人間にまとわりつく。昼間はひとりで気ままに昼寝しているのだが。

鳥胸肉を薄くスライスして、オーブントースターでジャーキーを作った。140度の弱い熱で50分ほど焼いて、カリカリのジャーキーにする。アルのおやつのできあがり。もちろん、人間が食べてもおいしい。明日は、サツマイモを使って、蒸しパンでも作るかな〜。(また太るだろうな〜)


朝ごはんの材料

馬肉110グラム、キャベツ、核酸、消化酵素。

お昼には、豆腐とご飯少々。


夕ごはんの材料

馬肉100グラム、ブロッコリ、核酸、消化酵素。

人間用は、根菜の煮しめ(レンコン、里芋、ゴボウ、ニンジン、干ししいたけ、コンニャク)、鶏肉のから揚げ。




   
2006/9/30(土)
恐怖の食卓・・・今夜のご飯は
「ご飯だけじゃないよ」

アルにはたっぷりの遊びと、たっぷりの気ままな時間も必要だね。

午前中の散歩では、公園から自動車を置いて、自宅まで歩いて帰宅。特に目新しいこともなさそうないつもの道路なのだが、アルは真剣に匂いをかぎつつゆったり散歩。

お昼、食後にテレビをつけたら、再放送なのだろうが、『恐怖の食卓』をやっていた。タレントの杉本彩さんと松本伊代さんの食生活の部分を見た。杉本彩さんは、自信満々、堂々と確信に満ちての掟破りな生活ぶり。松本伊代さんは、きっと子供中心の精一杯の生活なのだろう。5年後、10年後の病気を予言されていたが、あれは脅しではないと経験上思う。食生活にまで気が回らなかった一人暮らしの東京時代(学生時代は除く)、私の食生活は崩壊状態だった。早番の朝は食べずに飛び出し、昼はサンドイッチと菓子パン(アップルパイ)とミルク、早番の夜は、「五目堅焼きそば」か「野菜炒め定食」を途中下車した渋谷のお店で食べる。遅番の朝は、朝昼兼用で「ホットドッグとコーヒー」、午後8時ごろに仕事しながらサンドイッチと菓子パン(アップルパイ)を食べ、夜はほぼ終電で帰宅し、閉店間際のお店でケーキを買い、深夜12時過ぎのお風呂上りに食べる。アルコールにはまったく興味なし。流しでは洗顔するだけ、料理はおろか、お湯さえ沸かさなかった。判で押したような、規則的なこの不規則な食生活。当時の自分の精神状態を疑う。私は病気になりたかったのだろうか? 私はどんどん弱気になっていった。あるはずのないものを恐れ、わけのわからない罪悪感に襲われ、また、なぜか盗聴されている気がして自室の電話を使えなくなった。いいかげんな食生活は、心のバランスを簡単に狂わせると思う。そう長くはなかったこの時期に、自律神経のバランスを崩してしまったのだろう。その後数年間は、心身の不調を感じたし、はやばやと訪れた更年期も無関係とはいえまい。あの時代のあの食生活を5年も10年も続けていたら・・・とっくにこの世にはいるまいて。


朝ごはんの材料

馬肉110グラム、キャベツ、ニンジン、核酸、消化酵素。

野菜はほとんど残した。


夕ごはんの材料

馬肉100グラム、キャベツ、豆腐、核酸、消化酵素。

人間用は、ブリの照り焼き、サラダ(キャベツ、ワカメ、豆腐)、きんぴらごぼう。




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