『怒涛の鯨のタタキ』
2006年10月の日記



減量成功して、お祝いにオヤツを食べ(させ)過ぎて、
あげくに胃腸を壊して、病院通い・・・。
そんなマンガみたいな失敗を、
もう二度としないから・・・。
ごめんね、アル。


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掲示板に行ってみる?



   
2006/10/1(日)
リラックスの方法・・・今夜のご飯は
「穴掘り・・・かな」

穴掘り?の途中で、前足をなめて休憩中のアル。この後、ヒツジ型ボール引っ張りっこ遊び。野球のボールは、散歩中に拾ってきたもの。こちらはカミカミするのには硬すぎるらしいが、自分の匂いをつけるかのようにボールの上に転がって遊んでいる。・・・肩こりマッサージボールか?

雨の日曜日、ネット上で知り合い、プチオフ会をしたこともある若い女性の結婚の報告に感慨を覚えながら、500円で買ったDVDを見た。『奥様は魔女』、テレビシリーズのものとはまったく違うが、それの元となったものであろう。白黒のその映画は、とてもおもしろかった。「縁は異なもの味なもの」というところか。


朝ごはんの材料

馬肉100グラム、ブロッコリ、核酸、消化酵素。

再び、野菜はほとんど残した。


夕ごはんの材料

馬肉100グラム、小松菜、核酸、消化酵素。

人間用は、小松菜と豚肉のさっと煮、根菜の煮しめ(ゴボウ、ニンジン、レンコン、里芋)、チラシ寿し。




   
2006/10/2(月)
10月下旬並みの気温・・・今夜のご飯は
「ようやくご飯だ・・・」

いつものように、玄関に作ったバスマットとバスタオルを重ねたコーナーには行きたがらず、今日はこうして室内で過ごした。今日はずいぶん肌寒かった。

「ここにいれば間違いないんだ。ここはみんながご飯を食べに来る場所、だからね」

テレビをつけるたび、臓器移植の臓器売買のニュースが流れる。「約束した金を払ってくれない」と提供者が警察に相談して発覚したのだそうだ。移植を受ける側は、それなしでは生きられない状態にまで悪化していたのだろうな、と想像。何度も見返している海外ドラマ『E・R』では、脳死からの移植が頻繁に行なわれている。脳死状態の患者の家族に、臓器移植の承諾を得るシーンが何回かに一度は出てくる。そして、適合する臓器が見つからずに、大事な家族を残して死んでいく患者と見守る病院のスタッフたちの姿も描かれる。自分の家族だったらどうするか、自分の場合はどうするか・・・。


朝ごはんの材料

馬肉100グラム、ニンジン、リンゴ、核酸、消化酵素。

結局、ニンジンは残した。


夕ごはんの材料

馬肉100グラム、シメジ、核酸、消化酵素。

人間用は、ピーマンとシメジの味噌炒め(ピーマン、シメジ、油揚げ)、カキタマ汁(豆腐、コーン缶、卵)。




   
2006/10/3(火)
手探りで見つけたもの・・・今夜のご飯は
「オモチャしか入ってないや」

オモチャをビニール袋にまとめて入れておいたら、中を探っていた。引っ張り出したのは、切れ目の入ったテニスボール。ドッグフードを仕込んで、それを出す遊びのための知育オモチャだ。・・・つまり、「これに食べ物を入れてよ、食べたいよ」という意味なのね。

朝の散歩で、気持ちよくたっぷりのウンチ。2日ぶり、かな。帰宅後、アルの体を拭き、ブラシをかけていて、右胸の上辺りにシコリを見つけた。皮膚の下、皮膚と一緒に動く。骨や筋肉にへばりついている感じではない。今まで気付かなかったが、いつ頃からできているのだろう。来週の火曜日まで、1週間、様子を見るとしよう。大きくなったり、数が増えたりしたら・・・、リンパ腫?


朝ごはんの材料

馬肉100グラム、キャベツ、核酸、消化酵素。

野菜を少し残す。調理法が悪いのか?

昼には、半熟卵の黄身だけ(白身は私が食べた)。


夕ごはんの材料

馬肉100グラム、エリンギ、ブロッコリ、核酸、消化酵素。

野菜を細かく刻んで、水大さじ1杯で、じっくりと蒸し煮して、馬肉を加えて煮る。味が野菜にもしみ込んだのか、食器をぴかぴかになめ上げたそうだ。

人間用は、ポークソテー・エリンギ添え、ブロッコリのおひたし。




   
2006/10/4(水)/
不覚・・・今夜のご飯は
「変なにおい」

アルは日本酒が嫌い。日本酒に限らずアルコール全般、コーヒーもお茶も嫌い。

アルは牛乳は好き。ヤクルトもヨーグルトも好き。お菓子ももちろん好き。でも、食欲の秋本番を迎えて、ネーチャンは、減量に突入するからねっ。(服が全滅寸前だから。)今までのように、食べ放題ってわけにはいかないよ。(⇒自分。)

私はラベンダーティーを茶香炉に使うのが好き。しかし、本日は不覚を取った・・・。サンマを焼いた後、茶香炉を焚いたのだが、今日はどうしたことか、茶香炉が燃え上がってしまった。「ラベンダーの匂いが強すぎる? あのパリパリと硬い澄んだ音は何?」と気になって見に行ったら、茶香炉の穴から炎が噴き出していたのだ。

茶香炉上部をはずすと、燃料のロウに火が入っていた。芯が倒れたか? 空き缶をかぶせて、酸欠状態にして消火。茶香炉が冷えてからその内側を見ると、ススがびっしりとこびりついていた。このススが燃えていたようだ。時々はスス落ししなきゃならないんだなぁ。

もし茶香炉のそばに燃えやすいものがあったら大変なことになっていた・・・。火事にならなくてよかった。


朝ごはんの材料

馬肉100グラム、ブロッコリ、核酸、消化酵素。

ブロッコリを細かく刻んで、肉、大さじ1杯の水とともに小鍋に入れ、ごくごく弱火で蒸し煮。これならば、野菜の匂いが薄れるのか、食器をなめあげたようにきれいに食べてくれる。


夕ごはんの材料

馬肉100グラム、マイタケ、核酸、消化酵素。

人間用は、ポークチリビーンズ(大豆、豚肉、タマネギ)。




   
2006/10/5(木)/
快眠のために・・・今夜のご飯は
「よく遊ぶことっっっ!」

転がってくる野球のボールを、ハッシと受け止めるアル。昼間は番犬と昼寝で忙しいので、遊ぶのは夜だけである。夕飯を食べて、遊んで、ようやく安心して「オシッコして寝るかぁ」という気分になるらしい。

不眠には大きく2種類あるらしい。ひとつは、メリハリのない生活ゆえに眠りが浅くなるタイプ、もうひとつは、体内時計がずれているタイプ。私の体内時計は壊れている。気が緩むと、脳内の時計がどんどんずれていく実感あり。早寝早起きができる時期と、どうあっても遅寝遅起きの時期があったりして、早寝早起きが苦手なことについて罪悪感はあるが、不眠に困っている自覚はまったくない。これが私のリズムなんだろ、多分。

現在は不眠という感じはまったくないが、2年ほど前の一時期、寝付けず、眠りが浅く、早く目覚め、寝ていて動悸や急な不安感で目を覚ます、という三拍子揃った不眠が続いた時期があったが、更年期の諸症状のひとつであったのだろう。人より早い更年期は、人より軽く、短く通過できたようだ。(多分。)


朝ごはんの材料

馬肉100グラム、ブロッコリ、核酸、消化酵素。

昼に、ポーチドエッグ1個。


夕ごはんの材料

馬肉100グラム、マイタケ、核酸、消化酵素。

人間用は、ナスの味噌炒め(ナス、ピーマン、マイタケ、コンニャク、ひたし豆)、山芋の梅肉和え、ウィンナソーセージせん切りキャベツ添え。




   
2006/10/6(金)/
お食事中・・・今夜のご飯は
「ご飯は右で、水は左っ」

食事中のアルを真上から写してみると、なんとも一所懸命な真剣な後頭部が写っていて、かわいい。迷子札が食器にカチンカチンとぶつかって食べにくかろうと、こうやって、後ろに回してやる。少し前まで、食事の間は下半身を支えて立たせていたが、完全に嫌がるようになったので、こうして座らせたまま食べさせている。

おいしく食べてくれればそれでじゅうぶんだ。去年の10月のアルは、いきなり食欲不振・嘔吐・下痢でスタート。以後約4ヶ月間の食欲不振・嘔吐・下痢の日々の始まりだった。注射や点滴、投薬の繰り返し、食事もあれこれ工夫するが食べなくなり、途方にくれたものだった。去年より今年のアルは断然元気だ。朝の散歩で立派なウンチをたっぷり。「おいしく食べて、オシッコしてウンチして」ができているから、満足だ。

おお、そうだ。明日は下の姪っ子の誕生日だ。ケーキとお花を届けようかな。


朝ごはんの材料

馬肉100グラム、キャベツ、ブロッコリ、核酸、消化酵素。


夕ごはんの材料

馬肉100グラム、ニンジン、小松菜、エノキダケ、核酸、消化酵素。

人間用は、ヒジキ混ぜご飯(ヒジキ、豚肉、ニンジン、ゴボウ、大豆)、豆腐と小松菜炒め(豆腐、卵、小松菜、エノキダケ)、サンマの塩焼き。




   
2006/10/7(土)
丸いもの・・・今夜のご飯は
「それは、ボールでしょっっっ!」

アルの耳を見よ。獲物を捕らえる時の耳の角度だ。アルに見えているのは、単なるボールではない。生きて動いている獲物だ。

下の姪っ子の誕生日に、チョコレートケーキを持っていった。14歳の彼女にとっては、「ちょっとオトナの味で、苦い・・・」味かもしれないのだが、ドームのような変わった形といい、クールでスタイリッシュな飾り付け具合が、下の姪っ子の好み・・・かな、と思ったから・・・というよりは、単に私が気に入ったので買っていった。そうそう、小さな花束も。花束は、なんといっても14歳の可憐さを祝うために。

丸いドームのようなそのケーキは、宇宙をイメージさせた。不思議とひきつけられたケーキだった。とんがりたい年頃ではあろうが、「とんがり」よりは「まんまる」の方がパワーあふれていて素敵なのだよ、とのメッセージを、彼女は感じて・・・いないだろうねぇ・・・。


朝ごはんの材料

鶏レバーとハツ70グラム、鶏胸肉50グラム、ブロッコリ、核酸、消化酵素。


夕ごはんの材料

馬肉100グラム、キャベツ、核酸、消化酵素。

人間用は、サバの味噌煮、豆腐と海草サラダ(豆腐、海草各種、キャベツ)。




   
2006/10/8(日)
そろそろ冬支度・・・今夜のご飯は
「フカフカが恋しいよ」

去年の今頃は、フカフカベッドを出してやったのだが、あれはもうアルには使えない。また、妹に作ってもらった、キルト芯を利用した50センチ×70センチのクッションはフカフカだが、その厚みがアルにとっては絶壁。作った時よりアルの下半身は弱っているので、もう、このわずかな厚みを這い上がることができない。そこでこれはもっぱら、アゴ枕。

利用者(犬)にピッタリの市販品は少ない。人間の介護の場面でも同じだろうと想像する。どこの家庭でも、いろいろな工夫をしているのだろう。排泄補助、歩行補助、食事補助・・・アルでさえ、「以前のようにできない」ということに苛立って吠えたり噛み付こうとするのだ。人間ならば、どんなに悲しいことか。

さて、半身浴してしっかり温まらなければ眠れない季節がやってくる。今年こそ、半身浴用の椅子を買おう。洗面器をひっくり返したのでは、高さが足りないから。


朝ごはんの材料

馬肉100グラム、キャベツ、核酸、消化酵素。


夕ごはんの材料

馬肉100グラム、ブロッコリ、マイタケ、ニンジン、大根、白菜、核酸、消化酵素。

人間用は、豚汁(豚肉、白菜、ネギ、里芋、大根、ニンジン、マイタケ、厚揚げ)。




   
2006/10/9(月)
今日のニュース・・・今夜のご飯は
「影・・・長いよね」
「日脚・・・短いよね」


夕方4時過ぎに散歩に出かけたら、こんなに影が長い。5時過ぎにはさっさと暗くなりかける。

数日前からネット上で見かける見出し、広島の「犬たち」。そんな現実には辛くて対処できない私だから、動物虐待に関する映像はいっさい見たくなかったのに、テレビをつけたら、その子たちの姿が写っていた。次の瞬間、テレビのスイッチを切ったが、ガタガタと震えるやせ細った犬と目が合った気がした。「・・・アウシュビッツだ・・・」。

閉園するのなら、什器備品は売却、譲渡、処分して、跡形残さずきれいに撤退すべきだ。そして、犬たちは、経営者にとっては「金儲けの道具」にすぎなかったのだろうが、だからこそ、命あるうちに、犬好きの人々に譲り渡すべきだったのだ。撤退の時期を見失った、経営感覚のない、金にしか興味のない経営者・・・生き物を金儲けの道具にして、同じような失敗をこれからも何度も繰り返すのだろう。

北朝鮮が核実験をしたらしい。何かが爆発したのは確かなようだ。


朝ごはんの材料

馬肉100グラム、ブロッコリ、マイタケ、核酸、消化酵素。


夕ごはんの材料

馬肉100グラム、ブロッコリ、シメジ、ニンジン、大根、核酸、消化酵素。

人間用は、キノコ炒め(シメジ、シイタケ、ブロッコリ、シーフードミックス)、野菜スープ(大根、ニンジン、タマネギ)。




   
2006/10/10(火)
アル、減量目標達成・・・今夜のご飯は
「『どっちだ?』・・・って」
「ネーチャン、わかってるんでしょ?」


ビスケットやジャーキーを与える時、時間稼ぎに、「どっちだ?」と、どちらの手に持っているかを当てさせる。アルはまず「右手」に突進。私が持っていようが持っていまいがお構いなし。・・・キミは麻薬探知犬にはなれないね、アル。

今日は、動物病院に行く日。胸のしこりは、「脂肪のかたまりでしょう」とのこと。リンパ腫の場合、まずあごの下あたりにできることが多いのだそうだ。しこりはたいていの場合、脂肪のかたまり、なのだそうだ。ほっ☆ そして、体重は、11.6キロ。1歳半頃の体重とほぼ同じ。ついに目標達成。この1週間、家族から夕食時に一口ずつもらうご飯を与えないようにしたせいで、約400グラムの減量である。がん予防を意識した、炭水化物カット・高たんぱくの食生活は、犬の場合は減量につながるようだ。

犬ならば1歳半、人間ならば25歳当時の体重がその人の理想体重だ、と、何かで読んだ。25歳当時といえば、私の食生活が崩壊し始める少し前、ギリギリ健康な時期か。当時の52キロに戻せるだろうか。今度は自分の体重をなんとかしなくちゃ。


朝ごはんの材料

馬肉100グラム、ブロッコリ、シメジ、核酸、消化酵素。


夕ごはんの材料

馬肉100グラム、ブロッコリ、シメジ、ニンジン、豚肉、核酸、消化酵素。

人間用は、ポークビーンズ(大豆、豚肉、エリンギ、タマネギ、ニンジン、ブロッコリ)。




   
2006/10/11(水)/
アルが好きなもの=野球・・・今夜のご飯は
「ほら、満塁ホームランだよ」

延長12回、満塁ホームランを含む攻撃で6点追加、巨人に勝って中日ドラゴンズがセ・リーグ優勝、実に気持ちが良い。今日の夕方の地元テレビのニュース番組は、昨日の夜の試合の勝利の瞬間を何度も写した。画像は、それを見てオウオウと吠えるアル。野球を理解する犬は多い・・・ような気がする。

本日昼食後、名鉄百貨店のバーゲンに行ってみるかなと思い立ち、優勝バーゲンに参加。20年ほど前の名鉄百貨店の「大呉座の市」で一目ぼれして買った着物。個性的な着物で、これに合う帯をなかなか見つけられず、いまだに着用したことがない。(着物だからといって高いのは納得できないのだ。)本日、ついに見つけた。これまた強烈な帯。ドラゴンズのおかげ?


朝ごはんの材料

馬肉100グラム、大根、シメジ、核酸、消化酵素。


夕ごはんの材料

馬肉100グラム、レタス、豚肉、核酸、消化酵素。

人間用は、鶏肉ソテー・レタス添え、イカの煮付け。




   
2006/10/12(木)
体に気をつけてね・・・今夜のご飯は
「おなか? 冷えないよ」

天気がいい日のアルは、こうしてどんどん外に移動する。おなかが冷えるんではなかろうかとタオルやマットなど置いてやるが、過保護だろうか?

知り合いのうちにはミニチュア・ダックスが3匹もいる。引き取る予定の人にドタキャンされたワンコや、あまりにも小さなダックスで(そりゃそうだ、生後40日そこそこだったらしいから。悪質なペットショップもあったものだ)かわいそうだと娘さんが衝動買いしてきたダックスなど、まるでワンコの駆け込み寺。今まで飼ったどの犬も16歳、18歳まで長生きさせている。

この3匹のうちのお兄ちゃん犬(7歳)が急激に衰えてきたという。目は両目ともどうやら白内障、奥歯はとっくに抜け落ちており、さらに、つい先日、弟犬とケンカした際、前歯が3本抜けてしまったそうだ。・・・かわいそうに、兄ちゃん犬としてのプライドはズタズタ、3匹のうちのボスの座から滑り落ちたショックもあろうが、丸一日椅子の下に引きこもっていたそうだ。もともと体が小さく、食も細いコだったが、それにしても急激な衰え様だ。一部ブリーダーやペットショップのモラルを疑う。そして、多頭飼いの難しさも思う。

スーパーの掲示板で、「子猫、売ります」のメモを見ると、腹が立つ。素人が命を売り買いしていいものか! そして、引き取り手のなかった子猫たちはどうなるのだろう、と暗然とした気持ちになる。


朝ごはんの材料

馬肉100グラム、白菜、シメジ、核酸、消化酵素。


夕ごはんの材料

馬肉100グラム、シメジ、ブロッコリ、ゆで卵、核酸、消化酵素。

人間用は、里芋と鶏手羽元とゆで卵の煮込み。




   
2006/10/13(金)
起きたら腰痛・・・今夜のご飯は
「ご飯が足りない・・・」

アルは元気。特に夕食後の数時間は、「もっと食べたい」、「もっと遊ぶ」、と、うるさい。特に今日のご飯は、肉が正味100グラムなかったので、物足りなかったのだろう。良く眠るためには、よく食べ、よく遊ばなくてはならないね、アル。

昨夜は11時に寝たが、今夜は10時に寝ようかな。アルは足元で、オモチャを放り上げながら、遊べ遊べと吠えているが、私は眠くて仕方ない。なぜこんなに眠いのだ? 何かから逃げてるのかな。単に、アルを抱っこして移動することが多くなり、重さがずしりと腰に来ているのかな。


朝ごはんの材料

馬肉100グラム、レタス、マイタケ、核酸、消化酵素。

お昼に、ゆで卵1個。


夕ごはんの材料

馬肉100グラム、ブロッコリスプラウト、大根、豆腐、核酸、消化酵素。

人間用は、イカと大根の煮付け、アジの刺身、カボチャと小豆の煮物、味噌汁(ネギ、ブロッコリスプラウト、豆腐)。




      
2006/10/14(土)
亀のいる川・・・今夜のご飯は
「ふぁ〜ぁ〜ぁ〜ぁ、寝不足かも」

昨夜は、真夜中3時に、アルは夢でも見たのか小さく吠えて、私を起こした。寝ぼけ顔して身を起こしていた。それから、「アタシが寝るまでそこにいてよ」といつまでもなでてもらいたがった。

海外ドラマの『E・R』、DVDを第1シリーズから第9シリーズまで揃えている。このドラマには、医療ミスのシーンは何度か出てくるが、それを糾明する内部の厳しい審査の様子も克明である。いろいろなシーンはあるが、摘出した臓器紛失のエピソードはない。名古屋の大きな病院での臓器誤廃棄事件に驚いた。「言った」とか「聞かなかった」という問題か? 「腎臓在中・〔○月○日○時○分摘出〕・〔移植先:○○病院〕」などのシールを貼って、ナースセンターかどこか、決まった場所で保管すれば何の問題もないことだったろうに。こんなことでは、医薬品の紛失、小さな医療ミスなど日常茶飯事だろうな、と、想像してしまう。


「押さないでぇ、落ちちゃうよぉ」

朝から寒くて、頭が痛くて、運動不足で体が冷え切っているからかも、と、午後、ウォーキングした。画像は、午前中にカメラを持ってウォーキングした父が撮影してきた、川の中の亀たち。石ころかと思って見ると、川の中の粗大ゴミや石ころや木切れの上にいるのはすべて亀なのだ。


朝ごはんの材料

馬肉100グラム、マイタケ、キャベツ、核酸、消化酵素。


夕ごはんの材料

馬肉100グラム、マイタケ、ブロッコリ、核酸、消化酵素。

人間用は、鯛のアラ汁、牡蠣のソテー・レモン添え、イナリ寿司。




   
2006/10/15(日)
雲ひとつない晴天の午後・・・今夜のご飯は
「できれば静かにしてほしい」

玄関のタイルの上に、バスマットを敷き、その上にこのキルト芯を使った妹手作りのクッション、さらにその上に、吸水マットを重ねて、アルの居場所を作る。昼まではおとなしくそこで過ごすが、昼ごはんの音を聞きつけると黙ってはいない。「アルはここだよ〜、アルも食べるよ〜、アルも食べたい〜」と台所に抱っこしていってもらうまで頑張っている。昼ごはんは、ご飯やパンなどを少しずつもらって、その後は、室内に敷いてもらった自分用のクッションの上で静かに寝ている。・・・私たちが、食べ物の音をさせない限りは。・・・あるいは、DVDの『E・R』で、赤ちゃんの泣き声や、真に迫った口論のシーンが流れない限りは。

今日の『E・R』のエピソードは、出産まであと2週間を待つ幸せな夫婦を襲った悲劇。急激な妊娠中毒症で、胎児の命は救ったが、母親の命はついに救えなかった、というもの。昔は、妊娠中毒症の場合、母体を救うためには、胎児の命は諦めるしかなかったらしい、と、母に聞いた。それほどまでに、妊娠出産は命がけなのだ。


朝ごはんの材料

馬肉100グラム、ブロッコリ、キャベツ、核酸、消化酵素。


夕ごはんの材料

馬肉100グラム、白菜、核酸、消化酵素。

人間用は、うどん(鶏肉、ネギ、しいたけ)、タコの酢味噌和え(タコ、ワカメ、十六ササゲ、寒天)。




   
2006/10/16(月)
肉の正体・・・今夜のご飯は
「共食いはイヤだ」

バスマットの上に、70センチ×100センチの薄型マット、防水シーツを2枚重ねて、アルはこうして日中の数時間を過ごす。もう少し陽射しが柔らかく、そして陽射しが嬉しい気候になったら、午前中は、日向ぼっこできる場所にマットを置こうね。

『雑食動物のジレンマ(Omnivore's Dilemma)』を読んでいる。アメリカは農業大国だと思っていたが、どこの国でも農業は補助金無しではやっていけないようだ。過剰生産のとうもろこし、過剰生産が安値の元の悪循環。とうもろこしは食用というよりは、ほとんどが、食品から工業製品までいろいろな製品の原料になっている。安いコーンが安い甘味料、酒となるから、肥満やアルコール依存症の原因にもなる。そして、牛の飼料にもなる。しかし、もともと草を消化して栄養を摂取できる牛に、コーンを与えることで、栄養素によっては不足し、肝疾患になっている牛が多いらしい。不足栄養素を他の飼料で補うのだが、・・・そりゃもう恐ろしいほどの記述が・・・。たくさんの牛の、大量の糞はどうするか。昔ならば、立派な肥料になったものだが、恐ろしい内容の飼料を食べている牛の糞は、土壌を破壊するので、利用できずに、まるで沼のようにたまっているという。牛たちは、昔は5歳6歳でお肉になったらしいが、今や2歳未満でお肉になる。ひどいものを食べているから、5歳まで持たないのではないだろうか。この本を最後まで読んだら、私の意識は大きく変わりそうだ。


朝ごはんの材料

馬肉100グラム、レタス、ニンジン、核酸、消化酵素。

昼にはポーチドエッグ1個。


夕ごはんの材料

豚肉80グラム、手羽元2本、ジャガイモ半個、マイタケ、消化酵素。

パーシャル冷蔵室に残っていた賞味期限が過ぎた肉。匂いをかいで大丈夫そうだったので、アルに食べてもらうことにした。加熱するので、手羽元から肉だけ切り取る。骨は使わない。豚肉は湯通ししておく。ジャガイモを皮ごと薄くスライスし、油少々で柔らかくなるまで炒め、肉とマイタケをくわえて炒め、水50ccを加えて蓋をして蒸し煮。タイムを振り入れ蒸らす。

人間用は、サンマの生姜煮、温野菜(ニンジン、ブロッコリ、サヤインゲン)。




   
2006/10/17(火)
すっかりいい子のアル・・・今夜のご飯は
「ここ、かじるの好きだったよ」
「・・・昔は、ね」


昨夜は、夕食後1度しかオシッコしなかったので、「今夜は楽だな〜」と思っていたら、朝方4時半、アルがしきりになめている音で目が覚めた。オシッコ、3ヶ所。アルを拭いて、ペットシーツも片付けて、ヨイショ、と、膝を付いたら・・・ベチャ。あ・・・、もう1ヵ所あったのね。いつもと違う夕食を食べたから、リズムが狂ったのかな。11時現在、今夜もまだオシッコしていない。ということは、朝方に起こされるのかな。

「北朝鮮が核実験をした、・・・ということは、次は日本と台湾が核武装するに違いない、するはずだ!」と、諸外国では勝手に論評しているらしい。余計なお世話だ。勝手にそんな風評を流して決め付けないで欲しい。確かに、そんなことを言う日本の政治家(屋?)もいるけれど。どこでも持っている武器など持っても今さら抑止力にもなるものか。どうせ持つなら、どこも持っていないものがいい。一瞬にして核兵器を無力化する装置、あるいは、核兵器のコントロールパネルに侵入して武装解除させる最強のハッカー軍団・・・。そんなものが存在するのは、マンガの世界だけかな。かつて「忍者」がいた国なのだから、可能性はあると思うけどな〜。


朝ごはんの材料

馬肉100グラム、レタス、ブロッコリ、核酸、消化酵素。




夕ごはんの材料

イワシ4匹、トマト水煮缶大さじ2、ジャガイモ半個、消化酵素。

材料すべてに水10ccを加えて、蒸し煮。アルは魚も大好き。海の魚にはほんのり塩気があるのだろうか、きれいに食べてしまう。

人間用は、イワシのトマトソース煮(イワシ、タマネギ、トマト水煮缶)。




   
2006/10/18(水)
アンビリバボー!・・・今夜のご飯は
「大げさだよ・・・ネーチャン」

これが驚かずにいられようか。アルは昨夜夕食後から、今朝までオシッコしなかったのだ! アルの洗濯物がなかった朝なんて何ヶ月ぶり? 

この日記を打ち込みながら、『アンドロメダ病原体』を聞いている。マイケル・クライトン作のSF。珍しく読み通した英文ペーパーバックの録音版。本を読み終えた頃に、テレビで『アンドロメダ病原体』を観た。だから、物語の大筋は分かっているはずなのに、クリス・ノースがナチュラルスピードで読み上げるテープが流れると、ほとんど聞き取れない。聞き取れたような気がする部分でも、右から左に抜けていってしまう。あ〜ぁ〜ぁ〜ぁ〜。聞いた話では、通訳の人は、30分ぐらい話を聞いて、その内容を一言一句間違いなく再現するのだそうだ。すごいリテンション能力だ。


朝ごはんの材料

馬肉100グラム、ブロッコリ、ニンジン、マイタケ、核酸、消化酵素。


夕ごはんの材料

馬肉100グラム、白菜、核酸、消化酵素。

人間用は、里芋の田舎煮(里芋、ゴボウ、コンニャク、牛肉)。




   
2006/10/19(木)
言葉の使い分け・・・今夜のご飯は
「ワン、ガウ、キュンの使い分け」

犬と10年以上暮らせば、犬の言葉がわかる・・・というか、犬が人間に合わせて言葉をしゃべろうとするようになる。冗談か本気かも聞き分けるようになる。

昨日だったか、ナマコ密猟船に海上保安庁だかの監視艇が停船を命じている映像がニュースで流れた。「両手挙げろっ! テメェ逃げんなよ、コラッ」的言葉を監視艇乗員が発する。それを見たどこかの局のアナウンサーだかコメンテイターだかが、「言葉使いが悪いですねぇ」ということを言ったようだ。「停船しなさーい。抵抗しないで両手を頭の上に上げていてくださーい」とでも言えば満足か? 言葉にもTPOがある。深夜のいたずら電話に対しては、「ふざけんなっ、このやろっ」と響き渡る声で一括するのが正しい(?)。同様に、「逃げるなコラッ止まりやがれぃっっ」・・・この場合、この言葉使いは正しい。ふっふっふ。意思が伝わるように言葉を使わなくては。「・・・させていただきたいと思います」のような意味不明の言葉連発でむずがゆく気持ち悪い番組が多い中、久々にスッキリ。


朝ごはんの材料

馬肉100グラム、キャベツ、ニンジン、核酸、消化酵素。


夕ごはんの材料

馬肉100グラム、シメジ、消化酵素。

人間用は、サンマの塩焼き大根おろし添え、炊き込みご飯(マイタケ、昆布)、黒豆の枝豆。




   
2006/10/20(金)
ちょっと遠い・・・今夜のご飯は
「水が遠い・・・」

半分ほどは、口の中に入らずにこぼれているのでは? 横着なのか、体の都合上しかたないのか、近頃アルは、水を飲む姿勢がほとんど腹ばい。舌をできるだけのばして水を巻き上げようとする。あとほんの数センチほど前進すればいいのに。少しずつ水分不足になるのではないかと心配。過不足なく水分を摂取できるようにしてやりたいのだが。

2日連続で、馬のアキレスのガムを与えたが、・・・大丈夫だろうか。消化しきれずに明日あたり出てくるのではないだろうか。嬉しそうに食べるので、ついオヤツを与えてしまうが、アルの消化能力は以前ほど強力ではないのを忘れてはいけない。


朝ごはんの材料

馬肉100グラム、白菜、核酸、消化酵素。

昼ごはんに、目玉焼き1個。


夕ごはんの材料

馬肉100グラム、シメジ、ブロッコリ、消化酵素。

人間用は、ゴボウたっぷりすき焼き風煮物(牛肉、ゴボウ、シラタキ、ネギ、麩)。




   
2006/10/21(土)
楽しみが増えた・・・今夜のご飯は
「ぐっと押さえて・・・」
「カミカミして柔らかくして・・・」


馬のアキレスガム、これを与えると30分やそこらはおとなしい。なかなかの歯ごたえらしく、時折、ため息ついて一休みしながら、楽しんでいる。

今日の夕方散歩は、公園から家まで時々走ったりしながら歩いて帰った。食欲も旺盛、野菜も残さずきれいに食べようとする。アルが元気で嬉しい。

使わない部屋に押し込んでいた18年前の最新式のオーディオセット、父の要望で模様替えし、オーディオをセット。絵を描くばかりでなく、音楽も読書もマイペースで楽しみたいのだそうだ。「CDが聴けるステレオか? ほほう、レコードもカセットテープもCDも聴けるのか!」 アトリエ代わりにしていた和室にオーディオと座机をセットし音が出るかどうかチェック。山ほどのキャンバスをその隣の部屋に移動し、画材の収納場所を作った。昔、父が好きで集めていたというレコードの出番も近い。


朝ごはんの材料

馬肉100グラム、白菜、核酸、消化酵素。


夕ごはんの材料

馬肉100グラム、エリンギ、ピーマン、ニンジン、消化酵素。

人間用は、イワシの塩焼き、野菜の酢炒め(タマネギ、ピーマン、エリンギ、豚肉)。




   
2006/10/22(日)
気になるテレビ・・・今夜のご飯は
「ピーター・ラビットのアニメ・・・」

今朝は、朝の散歩でしきりにとんがった草を食べたがった。・・・胸焼けか? アキレスガムを3日連続で食べさせてしまったという負い目があるので、アルの様子が気になって仕方がなかったが、食欲はOK。朝食前に、吐きそうな様子をみせたが、実際には吐かず、食事もきれいに食べ、いつもの様子と同じ。

夕方、NHK教育でピーターラビットのアニメをやっていた。副音声で聞いたら、エピソードによっては、全然聞き取れないものがある。・・・困ったものだ、こんなリスニング能力では、イギリスでお買い物もできないぞ、きっと。それにしてもかわいい絵柄で、動きもやわらかくて、抑え目の色合いが素敵なアニメだ。人間の声による吹き替えに混じって動物の声が入るとアルが反応する。フォックスハウンドがキツネを追い払うシーンでは、アルも一緒になって吠えていた。

私が気になるのは、とある英会話学校のCFだ。謎のジャングルジムに食われて助けを請う外国人に、「どうしたんですか〜?」と話しかけるものの意味が分からずその場を去る若い女性が、「明日は誰かを助けるために」と英会話学校の門をくぐる、というもの。近頃は、それの第2弾のCFが放映中で、英会話学校から出てきたその女性が、謎のジャングルジムに食われ助けを待ち続けていた男性に、「Can I help you?」と笑顔で話しかけるというもの。このCFを見て、「英会話っていったい何?」と真剣に考えてしまった。このCF によると、英会話学校は、役に立たない「英会話というもの」を教えているということになるではないか。


朝ごはんの材料

馬肉100グラム、ブロッコリ、大根、核酸、消化酵素。


夕ごはんの材料

馬肉100グラム、マイタケ、キャベツ、麩、核酸、消化酵素。

人間用は、サバの塩焼き、キャベツとウィンナーソーセージの蒸し煮(キャラウェイ風味)、炊き込みご飯(マイタケ、昆布、打ち豆)。




   
2006/10/23(月)/
2年前の今日・・・今夜のご飯は
「アルはお留守番してたよ!」

2年前の今日、私は昼前から夕方まで家を留守にし、両親は夕方から出かけて、アルひとりきりの時間が2時間ほどあったようだ。そして2年後の今日も、アルがひとりきりの時間が2時間ほど。

地震網のサイトを見ては、紀伊半島やその沖で地震が多くなっているような気がする。神戸の地震や新潟の地震、十勝沖の地震などのシーンを思い出し、名古屋のXdayを思う。

近頃、妙な産地表示の魚介類を見かける。今日のイワシは、「大阪産」である。大阪港でイワシがとれる? 大阪でパッキングされたから「大阪産」なのだろうけれど、本当はどこでとれたのだろうか。それにやけに「中国産」が多いこと。・・・本当はどこでとれたのだろう。


朝ごはんの材料

馬肉100グラム、ブロッコリ、ニンジン、核酸、消化酵素。


夕ごはんの材料

馬肉60グラム、鶏レバーとハツ50グラム、キャベツ、ニンジン、モヤシ、核酸、消化酵素。

人間用は、野菜炒め(豚肉、シーフードミックス、キャベツ、ニンジン、ピーマン、タマネギ、シメジ、モヤシ)、イワシの生姜煮。




   
2006/10/24(火)
夕食はアップルパイ・・・今夜のご飯は
「おなかすいたよ・・・」

昨日は、夕方散歩でオシッコしなかったから、夕食後から夜中12時過ぎまで何度もオシッコ。天気が悪いと生活リズムが狂う。東北と関東の太平洋岸は、発達した低気圧で嵐の状態だという。人間はもちろんだが、ワンコたちもさぞや辛い思いをしていることだろう。

昨日の夕方までの3日ほど、アルのおなかがキュルキュルと鳴っていたが、今朝のウンチには異常はなく、本日は動物病院の日。おなかの音もおさまり、体重は11.78キロ。ちょっと太らせてしまった。気が緩んで食べさせすぎたのだ。反省。

両親の夕食を作ってから、英会話サークルに出かけたが、いつも軽い夕食代わりにサンドイッチを頼むドトールで、今日はアップルパイを頼んだ。(昼食後にポップコーンを食べすぎておなかが張っていたからだ。・・・おなかいっぱいでも甘いものを食べる・・・反省。)気分良く食べていたら、隣の席の、最初から異様な雰囲気だった50代後半くらいの男性が、突如として意味不明の独り言をボソボソとつぶやき始め、クスクス笑い、時折手を振り、私の顔をのぞきこんだりする。一瞬、「ひょっとして知人なのか?」と相手の顔を見たが、やっぱり知らない人。一所懸命に無視して、「こういう状況を英語でどう表現するのかな」と、電子辞書を引きながら英作文したりして、予定の時間を過ごそうとしたが、どうにも耐えられない。追い出されるようで悔しかったけど、・・・店を出た。


朝ごはんの材料

鶏レバーとハツ90グラム、卵1個、ブロッコリ、キャベツ、核酸、消化酵素。


夕ごはんの材料

馬肉100グラム、マイタケ、大根、打ち豆、核酸、消化酵素。

人間用は、イカと大根の煮物、炊き込みご飯(マイタケ、昆布、打ち豆)。




   
2006/10/25(水)
カロリー・・・今夜のご飯は
「プロティンと炭水化物!」
「=(ご飯ちょうだい!)」


お昼時になると、こんな風に、しっかりと上体を起こして要求する。・・・アル、元気になってよかったね。納豆卵かけご飯をアルにも分けてやる。今朝も夕方も、車を置いて歩いて帰ってきた。おなかの調子も良い。夕方の散歩など、「オヤツよりも大事なことがあるのよっ!」と、オヤツに見向きもせずに、急ぎ足であちこちの匂いを嗅ぎながら、夢中の様子。

『Omnivore's Dilemma』をしつこく読んでいるのだが、摂取カロリーの考え方が変わった。たとえば、マクドナルドのチーズバーガーは、320キロカロリーほどだが、それは食べた人の体の中に入る熱量だ。しかし、320キロカロリーの熱量の食品を作るために、大変な量の石油も消費されている。チーズバーガーの50数パーセントは、とうもろこし由来の材料だそうだ。コーン油、甘味料、食品添加物、牛のエサ、エタノール・・・すべてとうもろこし製。加工するためにどれだけのエネルギーを必要としていることか。


朝ごはんの材料

馬肉100グラム、キャベツ、ニンジン、核酸、消化酵素。


夕ごはんの材料

馬肉100グラム、ブロッコリ、ニンジン、ジャガイモ、核酸、消化酵素。

人間用は、枝豆のシチュー(黒豆の枝豆、ニンジン、ピーマン、タマネギ、豚肉、ソーセージ)。




   
2006/10/26(木)
取ってつけたような・・・今夜のご飯は
「それはアタシの左足!」
「心霊写真じゃないよっ」


夕食前に寝ているアルの姿。左後ろ足だけ妙な角度。筋肉が細ってしまってふにゃふにゃの後ろ足は、痛さもほとんど感じないようだ。

今朝は7時前から、「外に出る!」と催促したアル。ブンブンと歩行車で進んで、オシッコ・ウンチを済ませ、とんがった草を食べ始めた。オヤツは欲しがらない。近所のチビッコ広場をブラブラしたり、また草を食べたりしてなかなか帰りたがらない。8時近くに帰宅したが、蒸し焼きの馬肉を食べない。半熟ゆで卵を作ってやったが、これまた顔をそむける。ヨーグルトもダメ。牛乳はどうだろう、と家族が言うので、近所のローソンに買いに行ったが、これまた顔をそむける。・・・病院だ! 10月10日(11.6キロ)以来食べさせ過ぎて、今週になってから、アルは草を食べたがり、おなかの音がキュルキュル。24日の病院の時は、落ち着いていたのだが。「久しぶりに、キュルキュルですねぇ」と先生が聴診器を当てている間、アルはすっかり観念して診察台で、「伏せ」。注射してもらって、整腸剤を3日分もらって帰宅。何度も同じ失敗をする飼い主である・・・。

ロダンの『考える人』の像を見て、「これ、誰の作品?」、「ミケランジェロよ」、「すごいな〜、なんでも知ってるんだね」、「常識でしょ」・・・という妙なCFを見てびっくり。なんでこんなCFができるんだろ???と思ったが、高校で「必修科目の世界史などを教えずに、教えたことにして公文書偽造」していたそうだから、なるほどこんなCFもあり得るな、と納得。大学入試には関係ない科目でも、社会科や理科系、芸術系の科目こそ、将来の役に立っておもしろいのに。頭の柔らかい吸収力抜群の若い時期に、こうした科目に触れる機会を奪い去られた高校生たちが哀れだ。


朝ごはんの材料

馬肉100グラム。食べたのはお昼。


夕ごはんの材料

鶏のササミ110グラム。ゆがいて裂いてふんわり。

人間用は、混ぜご飯(鶏肉、ゴボウ、ニンジン、かんぴょう、干ししいたけ)、生牡蠣。




   
2006/10/27(金)
ケリー=ウィーバー・・・今夜のご飯は
「マヨネーズも好きだよ」

食事控えめ、オヤツも控えめ。病院でもらった整腸剤は粉末なので、何かに混ぜ込む。ヨーグルトは味が変わるかもしれないので、他のものと混ぜる。薬を小皿に出して、マヨネーズをほんの少々、デラウェアぶどうひと粒の半分サイズほどしぼり出し、つまようじを使うとうまい具合に混ざる。

ケリー=ウィーバーとは、『E・R』の第2シーズンから登場する有能な救急救命医である。管理・規律の能力にすぐれるがゆえに職場では嫌われ役であるが、人情の機微にも通じ、大好きな登場人物。ドラマの中で説明はないのだが、彼女は片足が不自由で杖を使用している。・・・病気だろうか、事故だろうか。

・・・いや、そんなことよりも、下の姪っ子が足を骨折したらしい。今、松葉杖なのだそうだ。そういえば、この姪っ子は、5歳か6歳頃に手首を骨折した。・・・2度あることは3度あるぞ、と言ってやらねば。さて、見舞いに行って、ギプスに落書きしてこようかな。3週間前の誕生日にケーキを持っていったが、今度は何を持っていこう?


朝ごはんの材料

鶏ササミ110グラム。整腸剤はマヨネーズ少々に練りこむ。

昼ごはんは、ヨーグルト少々。整腸剤を再びマヨネーズ少々に練りこむ。

夕ご飯の材料
鶏ササミ110グラム。鯛のアラ汁(調味前)70ccほどをかけてやる。整腸剤は無塩バター少々に練りこむ。

人間用は、鯛のアラ汁。(寒気がする時はこれが一番!)




   
2006/10/28(土)
どう思う?・・・今夜のご飯は
「吠えてやろうか?」

昨日の夕食は水分が多かったから、夕食後に一度もオシッコしなかったアルは、ずいぶん我慢したのだろうが、朝方4時についにオシッコ。ケビンマンマさんのように、私が超朝型の飼い主ならば、アルに辛い思いをさせずに済むのだが・・・アル、ごめんね。気にしないで、室内でどんどんオシッコしていいぞ。防水マットもペットシーツもたっぷりあるから。

『ビルとテッドの大冒険』という、若き日のキアヌ・リーブスが主演した青春映画がある。「世界史」の授業の評価をテストではなく、生徒たちに研究レポートを発表させる。そのために、劣等生のテッドとビル(?だったか、ビリーだったか? ジョンだったか?)がタイムマシンを利用して、プラトン、ジャンヌ・ダルク、ナポレオン、リンカーン、フロイト、チンギス・ハンなどなどを連れてきて、研究レポート発表を大成功させる、という映画。実にアホらしい映画なのだが、「高校生が人前でプレゼン」と、「アホなほどに歴史を知らない高校生」という点に、ある意味感動した映画だ。・・・ここ数日急浮上した『必修科目未履修問題』の罪深さを思うと、この映画はすばらしい(?)提案をしているようにさえ感じる。


朝ごはんの材料

馬肉100グラム、ブロッコリ、消化酵素、核酸。
馬肉と野菜は油少量で炒める。整腸剤はマヨネーズに練りこむ。



夕ご飯の材料

鶏ササミ110グラム、しいたけ、ピーマン、ニンジン。
ササミはゆがいて裂く。野菜を細かく刻んで少量のグレープシードオイルで炒め、牛乳少々で煮込む。整腸剤は無塩バターに練りこむ。

人間用は、サバの竜田揚げ甘酢あんかけ(サバ、タマネギ、ニンジン、ピーマン、しいたけ)。




   
2006/10/29(日)
どうだった?・・・今夜のご飯は
「バーゲンの成果は?」
「そして骨折(こっせつ)娘は?」


今朝もまた午前4時少し過ぎに、アルのオシッコの気配。ほんのちょっとペットシーツからはずれたねぇ・・・と、アルを拭いてやり、タオルを洗って部屋に戻ると、またオシッコしていた。今度はペットシーツに命中! 

案の定、ドラゴンズは日本一を逃したが、バーゲンは引き続き行なわれているので、おなか周りがデブの私は、松坂屋のLサイズバーゲンに出かけた。減量はうまくいかないのだが、今回、体型をカバーする思い通りのジャケットとパンツを見つけることができて、プラスマイナス・・・ちょっとプラスの幸せ。それからパンプキンパイを買い、妹夫婦の家に、姪っ子の見舞いに行く。

体育の授業中、ハードルを飛び越え、着地した瞬間、違和感を感じたそうだ。転んでもいないし、ぶつけてもいないが、ピリリとひびが入っていたそうだ。本人も学校の先生も、「まさか折れているとは思わなかった」ということで、やっぱりどうしても痛いから、と、病院に行ったのは3時間後。こういう骨折例は、非常に稀(まれ)だそうだ。


朝ごはんの材料

馬肉100グラム、キャベツ、マイタケ、消化酵素、核酸。



夕ご飯の材料

馬肉100グラム、白菜、マイタケ、消化酵素、核酸。

人間用は、いわしの塩焼き、野菜の煮びたし(白菜、マイタケ、油揚げ、豆腐)。




   
2006/10/30(月)
スーサイドその他もろもろの不思議・・・今夜のご飯は
「どんなもんだい!」
「きょうはペットシーツのど真ん中!」


今日は日中、アルと母がお留守番。母と二人の時のアルは、手のかからないワンコ。たっぷりのオシッコはペットシーツのど真ん中に命中。2階にいる母を「オシッコしたよ!」と呼んで、体を拭いてもらう時にも文句を言わない。

英会話の先生が言う。「川端康成も、芥川龍之介も自殺したと聞いてショックだった、日本人はなぜそんなに自殺するのか」、と。・・・なぜなのだろう。なぜ日本人の自殺率は高いのだろう。なぜ日本人の男性は外で立ちションをするのだろう。なぜ日本人は電車の中でよく眠るのだろう。なぜ老人に席を譲らないのだろう。なぜラブホテルが多いのだろう。なぜ自販機で酒やタバコやポルノ雑誌を売っているのだろう。なぜ勉強しなくても卒業できるのだろう。


朝ごはんの材料

馬肉100グラム、ブロッコリ、消化酵素、核酸。



夕ご飯の材料

馬肉100グラム、ジャガイモ、消化酵素、核酸。

人間用は、ササミとワカメと豆腐のサラダ、ジャガイモの煮ころがし。




   
2006/10/31(火)
かわいそう?・・・今夜のご飯は
「かわいそうだ・・・って言われるの」

お年寄りがアルを見て言う、「あぁ・・・私もそうやって歩けなくなって弱っていってしまうのだろうな」、と、涙ぐむのだ。アルはのんびりと散歩し、のほほんと日向ぼっこしているだけなのだが・・・。老いるという事は、80歳過ぎの人にとっては恐ろしいことなのだろう。私にとっては、老いはまだ漠然としていて恐怖の外側にある。

毎朝の頭痛腰痛の原因は朝寝と二度寝にある、と、経験上わかっていたが、生活リズムは日々に狂いの度合いを強め、私のモチベーションは低下し続けていた。何度も早起きに挑戦し、何度も挫折してきたが、昨夜、当然のことに気がついた。「何時に起きたっていいじゃん! 目覚ましをかけなくても目が覚めたときに起きればいいじゃん!」 すると、急に気が楽になり、再挑戦する気になった。そうと決まったら、「さっさと寝よう!」とベッドに入ったのが10時半。1時過ぎに目が覚めたが、1時は朝ではなくて夜なので、再び眠り、次に目が覚めたのが4時少し過ぎ。4時は朝である。ケビンマンマさんなら散歩の準備を始めるころだろう。「起きよう!」 着替えて、ポットの電源を入れ、今朝は読みかけの本を読むことにした。池波正太郎の『火の国の城』である。7時までの間に、コーヒーとオレオクッキー3枚、そして上下巻を読み終えた。楽しかった。明日もおいしく楽しい朝のために、今夜もさっさと寝るぞ。


朝ごはんの材料

馬肉100グラム、マイタケ、消化酵素、核酸。



夕ご飯の材料

鶏ササミ110グラム、マイタケ、白菜、厚揚げ、消化酵素、核酸。

人間用は、豚汁(豚肉、白菜、里芋、コンニャク、マイタケ)、さつま揚げの煮物。




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