『怒涛の鯨のタタキ』
2008年3月の日記



アルの食欲にムラが見られるようになってから、
3月の下旬に下痢。
尿の色が薄くなりほとんど水のようになった。

・・・ついにきたか、とドキッとした。
しかし、早めの手当てが効を奏したか、
アルは再び元気を取り戻した。

アルはまだ私に伝えたいことがあるのだ。
私はまだしばらくはアルと一緒にいられるのだ。

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2008/3/2(日)
一番簡単な減量法・・・今日のごはんは?
「お出かけすると気分がいいね」

今日のように天気が良い日のお散歩は、のんびり長時間散歩。私は朝オシッコさせて、ご飯を準備して、帰宅後もまずオシッコさせて、自分自身のご飯とお風呂が終わってから、今度はウンチさせて、それからアルの要求どおりに私のベッドにあげてやる。そうやってアルとの一日は暮れてゆく。

さて、勤めるようになって半月が過ぎた。日中、お菓子をダラダラと食べる暇がなく、デスクワークも立ったままで常に動いている状態、そして人に見られているという緊張感も少々。体重は2キロ減、体脂肪5%減、内臓脂肪レベルもまた下がり、両脚の筋肉量は増えている。減量には、余分なものを食べなきゃいいのだ。朝から「腹減った!」としっかり食べて、夜は帰宅後9時過ぎ、10時過ぎに食事をするか、時間によっては食べない日も多い。減量法の王道、それは食べ過ぎないこと、運動すること。簡単だ・・・。




   
2008/3/6(木)
オシッコのタイミング・・・今日のごはんは?
「起きた時とごはんの後と・・・」
3月3日(月)は棚卸しの書類もできあがり、9時前に帰宅することができた。帰宅後は、アルをブラッシングしたり、目薬をつけてやったり、耳掃除もして、ゆっくりくつろぐことができた。4日(火)は定時前に帰宅できた。マネージャーが、寝たきりワンコの世話をかかえる(?)私を気遣ってくれたのだ。5日(水)は定休日、そして、火曜日夜の英会話クラスの先生が持つ水曜日昼の「レディースクラス」に初めて顔をだした。

ここのところ、夜中のオシッコが復活(?)。昨夜もその前の夜も。2時半・3時半・4時半・6時半・7時、とアルが呼ぶ。2時半と3時半はオシッコ、4時半のは「腹減った」、6時半と7時はまたオシッコ。アルは再び膀胱炎になりかけているのだろうか?今朝は、出勤前に9時少し過ぎに、アルにオシッコさせようかと思ったが、出なかったのでそのまま出かけたら、10時過ぎの散歩の前に、オシッコたっぷりのペットシーツの上のアルを見つけて、父は久しぶりに驚いたのだそうだ。




   
2008/3/9(日)
暖かな日曜日・・・今日のごはんは?
「やっぱりお外で気分転換が一番だよね」

3月7日の金曜日、2週間に一度の動物病院の日。アルの体重は11.44キロ。少しやせたけれど、これにはちゃんとした理由がある。お昼の3〜4時ごろのごはんを、「アルが熟睡していたから無理に起こして食べさせることはしなかった」とのことで、何日か抜いたのだ。朝7時に採取したオシッコも検査してもらったが、異常なしだった。とりあえず、万歳!

8日の土曜日、私の帰宅が非常に遅くなった。アルにオシッコをさせてから、2時近くに私も眠ったのだが、アルの「腹減った」、「オシッコしたいよ」の要求で何度も起こされた。アルはシーツを食い破ろうとするだけでなく、それでも私の反応が鈍いと知るや、私の枕にまで首を伸ばして食いちぎろうとするのだ。その夜は、3時頃に、「アルは今夜は自分のベッドで寝なさい!」とアルのベッドに下ろしてしまった。

床の上はスースーと風が通り、かなり寒いので、午前中、アルはテーブルの上にアルのリビング用ベッドをのせてもらって、その上に寝かされている。今日は、姪っ子2人が午前中にやってきて、そんなアルをなでてくれた。昨日ウンチをしなかったアル、今日はたっぷりと済ませたそうだ。今夜は少し早く帰宅できて、そんなアルの様子を聞いて、なんとか季節の変わり目は無事に通過したようだな、とホッとした。




   
2008/3/11(火)
このホームページをどうするかについて・・・今日のごはんは?
「できることからコツコツと」

10日の月曜日、「アルは6回のごはんの予定だったが、3回しか食べなかった」と9時20分に帰宅した私に両親が報告。「どええええ? 食欲不振っ?」と焦ったが、「よく寝ていたので起こさなかった。夜は牛刺しを食べさせた。喜んで食べた」とのこと。心配する必要はなさそうだ。

今日と明日は仕事が休みで、少しはゆっくりできるかと思ったが、仕事の日よりも多忙だった。午前中は伯母宅、午後は姪っ子たちの進学祝の買いものにつきあった。その時に妹が聞くには、「アルがいなくなったら、また犬を飼うの?」、「アルがいなくなったら、ホームページはどうするの?」、と。妹の友人で、この日記を読んでくれている人が聞くのだそうだ。「アルのあと、しばらく犬は飼わない。週に5日か6日は、朝の9時半から12時間、あるいはそれ以上の時間、自宅を不在にする現状は、犬と暮らすには不向きな環境だから。アルがいなくなってもホームページは続ける。アルの昔の写真を使って、アルの思い出日記を書き続けて、自分を慰めるつもり」と答えた。




   
2008/3/12(水)
ストレスが溜まる場所・・・今日のごはんは?
「のんびりしなくちゃ」

すっかり暖かくなって、アルのお散歩風景の画像にも春の陽光の温度を感じる。暖かさとごはんとたっぷりの昼寝と無理しない散歩で、ここのところアルはとても元気そうだ。

「ガチガチになってるよ」と明和治療院の先生が指摘。肩とみぞおち付近。自覚はほとんどないが、ひょっとするとストレスや疲れがたまっているのかもしれない。年は取りたくないものだ。体調管理のため、通院の間隔を3週間に一度から2週間に一度に早めることにした。




   
2008/3/13(木)
春支度・・・今日のごはんは?
「とろけそうに暖かいよ」

アルが夜中に騒ぐのは、オシッコをしたいからか、腹ペコだからか、暖かすぎて眠れないのか? アルのヨダレが多いのは、腹ペコだからか、虫歯があるのか、熱があるからなのか? わからない・・・。

「アルが馬肉ミンチの蒸し炒ごはんめを食べたがらない」、と父が言う。「だが、別に準備しておいた『焼肉用牛肉250グラムをフライパンで焼いたの』は、ペロリと食った」とのこと。・・・心配することはないな。

昨日とおとといは仕事が休みで、昨日の夜にようやく部屋を片付け、(超)冬物を片付ける準備をした。もう冬物は着たくない気分。




   
2008/3/15(土)
ぜいたく・・・今日のごはんは?
「だって、床は寒いんだよ」

アルがアルのベッドごとテーブルにのっている。父の「足元は風がスースー通り抜けて、アルが寒いのではないか」という配慮である。

「アルが食べない」と父が言う。いつも同じ馬肉ミンチの肉野菜蒸し炒めに飽きた、味付け控え目の犬用クッキーは飽きた、ということなのである。冷凍馬肉ミンチが切れたので、豪州産牛肉の切り落としを買っておいてもらい、今朝はそのうち1パック250グラムを油なしでテフロンフライパンで焼いた。一日おきに飲ませるステロイドの錠剤はパンに仕込んで、焼いた肉の上にのせてみた。アルはそのパンを食べようとして、「お!牛肉!」と気付いたようで、肉をまず飲み込んでしまった。・・・もっと味わって食べなさい。




   
2008/3/19(水)
食べすぎ?・・・今日のごはんは?
「おお、日陰が鼻にやさしい〜」

これは昨日の暖かすぎるほどの午後のお散歩画像。アルが暑かろうから、と、電柱の影がアルに当たる所で撮影した父。神経細やかである。細やか過ぎて鋭敏、過敏とも言えよう。

日曜日のアルは食欲旺盛で、「肉食べるっ、ブロッコリも食べる食べるもっと食べる! 水も飲むよっ!」と、すごい勢いだったらしく、それが嬉しくて、「どんどん食べさせちゃった」のだそうだ。当然、月曜日はその反動で、「・・・また肉?」といった様子で一日5食にわけたごはんを2回分食べて、あとは寝てばかり。火曜日は、食欲不振を心配した父がスーパーで犬用のソーセージやパンや缶詰を買ってきて、「いつもの肉に、シニア犬用の缶詰を少し混ぜ込んで食べさせたら、食べた食べた!」と勤め先に電話してきた。今日は肉にシニア犬用缶詰少々とサッとゆがいたブロッコリを刻んで混ぜたものを50グラムずつ4度、食べさせた。おとといあたりから、牛乳入りではなく、普通の水を飲むようになってきた。水もよく飲むようになってきた。よく飲む、といっても200ccも飲んでいないと思う。

今夜のアルのウンチはゆるかった。食べなれない缶詰のせいか、久しぶりのブロッコリや水分摂取のせいか、アルにとっては危険な症状の下痢なのかは不明だ。ゆるかったウンチの始末をし、ブラッシングや部分的にドライシャンプーをしてきれいにしてやった。右を下にして寝ていることが多いせいか、アルの右耳の中は蒸れているのか赤くなっている。まだ炎症は起きていないようだが、気をつけてやらねば。




   
2008/3/22(土)
今日は動物病院の日・・・今日のごはんは?
「規則正しく、そこんとこよろしく」

天気がいい日のお散歩は、午前と午後の2回。私が朝寝をすると、アルも付き合うことになるので、午前のお散歩がカットされてしまうこともある。

今日は、いつもより2時間遅く出勤(遅刻、ではない)。朝は10時近くまでトロトロと眠りをむさぼり、アルの朝ごはんは卵とチーズのオムレツを作り、ほぼひと月ぶりにアルの病院行きにつきあった。

体重11.52キロ。ほぼ横ばい。おとといのアルのウンチがゆるかったこと、昨日のウンチはしっかりしていたこと、ここ3週間ほどはアルの息遣いがやや浅くなってきたこと、1週間くらい前からはオシッコに時間がかかることが多くなってきたこと、などなどを報告。診察台にのせたアルが、体を伏せの態勢に保てずにコロンと右に倒れたのを見た先生は、アルの筋力がずいぶん抜けてしまったのを感じた様子。そして、「排泄にも呼吸にも筋力が必要なので・・・」と、説明をしてくれた。先生が心配するのは、下痢。はたして、今夜、アルのウンチは初めの5センチはまともだったが、あとは下痢だった。




   
2008/3/24(月)
今日も動物病院・・・今日のごはんは?
「まだ大丈夫だよ」

土曜日の夜に下痢。そして、日曜日の朝ごはんの直後に下痢。いずれも泥状。ここのところ肉ばかり食べさせすぎたか、という思いもあったが、最悪の事態も考えてしまう。これで嘔吐と食欲不振が重なれば、間違いなく最悪の事態だ。

日曜日の朝の下痢の後は、夕方に焼き芋少々を与え、あとは水だけ。月曜日の朝には、バターロールを少々。「下痢の時は、絶食」の我が家の方針に従った。幸い、下痢が続くことはなかったが、用心のため、本日、月曜日午前中に動物病院に連れて行った。抗生物質とステロイドの注射を1本ずつ。消化剤の粉薬を1週間分もらって6000円。体重は11.3キロ。こんな時の食事は、「ごはん、じゃがいも、カテージチーズ、ササミ」だそうだ。今日のアルが食べたものは、ゆでたジャガイモをトータルで2分の1個ほど、牛タタキを4切れ40グラムほど、カテージチーズを大さじ2杯ほど。

今度もアルは持ち直したようだ。長年の付き合いのメル友さんの表現を借りれば、「すごいなぁ。アルちゃんは、すごい。一日でも長くみゃんこさんたちと一緒にいたいんですよ。思うようにならなくても、頑張っちゃう生命力。すごいなぁ」・・・と。アルはすごいんだね。




   
2008/3/25(火)
毎日が新しい・・・今日のごはんは?
「朝ごはんの後は・・・」
「気分がいいよ」


今日は、こうしてしばらくの間(10秒ほどだが)、頭を持ち上げる余裕があった。表情も生き生きしている。アルが気分良さそうで、私も嬉しい。

ゆでたジャガイモと牛タタキを40グラムずつとカテージチーズを20グラム混ぜて2等分したものを朝と昼に与えた。馬肉ミンチ300グラム・ゆでたジャガイモ1個・卵1個・パルメザンチーズ小さじ1をよく練り混ぜて、2枚の耐熱皿にいれ、180度のオーブントースターで40分間焼いたミートローフ、この一皿分を3等分して、アルの3回目と4回目のごはんにした。このミートローフは非常に気に入ったらしい。

近所の体育館の桜も、中学校の桜も咲き始めていた。アルは今年の桜の下を散歩することができた。




   
2008/3/26(水)
ああデジカメがあったならば・・・今日のごはんは?
「ネーチャン、寝不足?」

肉を30グラムほど食べて、少しおなかが満足して、とろ〜んと眠くなっているアルの様子。昨夜は2時から今朝の7時までの間に、何度も何度も「ネーチャン、オシッコ!」と騒いだアルもきっと寝不足で疲れたことだろう。

午後、英会話クラブに出かけた私は、名古屋の高岳駅近くの小川町交差点の満開の枝垂桜を見て、「ああ、デジカメがあったならば」と思い、アルとうちの近所の公園に散歩に出かけた父も、きれいに咲いたユキヤナギを見て「ああ、デジカメ・・・」と残念に思ったそうだ。ユキヤナギの下のアルの姿はかわいいから。

午後3時頃、アルがやけに騒いでいると思ったら、しっかりしたウンチを10センチほど排泄したそうだ。「ウンチしたいよ、手伝ってよ」と騒いでいたのだろうか。下痢でなくてよかった。明日の朝も、ミートローフもどきを作ってやることにしよう。




   
2008/3/27(木)
尿の色・匂い・量・・・今日のごはんは?
「食欲?」
「・・・あるよ」


火曜日にアルを病院に連れて行ったが、その午後、アルのオシッコに変化が出始めた。色が薄くなってきた。いわゆるオシッコの匂い、ではなく、今までかいだことのない妙な匂いがした。オシッコの量は、摂取している水分量のわりに多いように感じられた。

水曜日、オシッコの色が更に薄くなり、匂いはほとんどしなくなってきた。まるで水のようだ。夜中は、前夜に比べると、さすがに何度も起きるほどの元気はなくなったのか、2時と4時にオシッコしただけ。その尿の色と量を見て、「・・・これはマズイ状況だ」と、今日も動物病院に連れて行ってくれるようにと、ここ数日の状況をメモにして、父にアルを託して出勤した。

父によると、「アルの体重は11.2キロ。先生は状況を深刻に受け止めている様子だった。ビタミン剤を添加した点滴、ステロイドの注射を受けた」、と。腎臓が衰えているのは明らかだが、衰えているのは腎機能だけではない。アルが痛がっている、とか、苦しんでいる、という様子はなく、ただ静かに眠っているのだ。眠るのが最優先で、起きたらごはんを食べ、水を飲む。パンやバナナもちょいと食べる。ミートローフもちょいと食べる。食べ物の消化吸収にも大変なエネルギーが必要だろうから、量的に無理はさせるまい。おいしいものを楽しんでもらえたらいい。




   
2008/3/28(金)
アルはすごいね・・・今日のごはんは?
「朝ごはんのあとはアクビ〜」

昨日より今朝、今朝より今夜のアルのオシッコは、オシッコらしい色と匂いになってきた。ちょっとしたことがきっかけで体調を崩すけれど、ちょっとした手当てで少し持ち直す・・・これぞ正しい老犬生活。

2年間の闘病生活にもかかわらず、アルはきれいな毛並みを誇り、かわいいし、頭もハッキリしている。そして、「生きるってこういうことなんだよ。年を取るってこういうことなんだよ」、と、世間知らずの私に教えるために、アルは長生きしてくれているような気がする。時間をかけないと理解や納得ができないボンヤリ頭の私のために、アルは私の師匠として、全身でいろいろなことを教えてくれているのだ。アルはすごいね。




   
2008/3/29(土)
おいしく食べるために・・・今日のごはんは?
「腹八分目、だね」

下痢以来、アルの食事を減らした。1日5回食から、3食へ。肉の量も一日200〜250グラムから150グラムへ。私の留守中は、犬用のパンやリンゴ、バナナなどももらっているようだが、おやつの量も多いときに比べれば半減していることだろう。

夕食が帰宅後の9時半頃から10時ごろになってしまう。美容と健康のために、食後3時間は起きているようにしているが、これがとても眠い。アルを抱っこしたまま、アルの暖かさがちょうどいい湯たんぽのようで、ウツラウツラと寝てしまう。翌朝、おいしく朝ごはんを食べるためにも、がんばって起きていなくては。




   
2008/3/30(日)
花見の季節・・・今日のごはんは?
「沈丁花のいい匂い〜」

まるで、沈丁花のいい匂いにほほえんでいるかのようなアルの表情。今日は、雨が降り出す前に連れて行ってもらったお散歩で、いろいろな花と一緒に写真を撮ってもらった様子。桜、沈丁花、レンギョウ、ユキヤナギ、水仙、菜の花、などなど。

そろそろ狂犬病予防注射の季節。町役場の環境課から注射の案内葉書が数日前に届いた。今までになかった「問診票」欄ができている。「(1)現在、愛犬に体調の悪いところがありますか? (2)現在、何か治療をうけていますか? (3)今まで狂犬病予防注射で、体調が悪くなりましたか?」、というもの。当日、担当獣医師の判断により予防注射のできない場合があります、との注意書きあり。これは世の中の流れか? 役場の人間が狂犬病予防ワクチンの危険性にようやく気付いたか? うちのアルはこの3点すべてに該当する。今年は当然、狂犬病予防注射も受けさせるつもりはなかったが、これで堂々とパスできる。よかった。




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