『怒涛の鯨のタタキ』
2009年2月の日記



アルにそっくりな犬とまた暮らせたらいいね、
と、気持ちが固まった。

その犬の目の中に、
私はアルを見つけることができるはずだ。

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2009/2/4(水)
小さい子ほど長生き?
「夏に靴下・・・?」

1999年7月10日のアルの写真。アルの前足には靴下。まだ4歳のアルが靴下を履いている理由は、前足の爪がとてもすりへっていたから。お散歩コースにやわらかい土の地面は少なく、アルの爪は簡単に削れてしまい、時には出血した。歩き方に癖があったのだろう。靴下をゴムひもでつないで履かせた。脱げないように工夫したつもりだったが、・・・もちろん簡単に吹っ飛んでしまった。脱げないように工夫したり、アルの爪を消毒したりしたものだった。

アルよりも1歳2ヶ月年上のコーギーと、アルより半年ほど若いコーギーの2匹を飼っている人がいる。なんとまだ健在である。彼女たちはどちらも小型のコーギーで、体重は8キロ前後だ。小型犬は大型犬より長生きするが、同じ犬種でも大柄よりも小柄な方が長生きするのだろうか。「年上コーギーの方は、さすがにヨタヨタした歩き方だった」と父が言っていた。

「体重30キロもありそうな、ラブラドールのような大型犬の面倒はとても見れそうにない」と、父が言う。もちろん、大型犬は無理だ。最期まで面倒を見るためには、無理はできない。

スクワットを始めた。足腰を鍛えておこう。再び犬と暮らす日のために。




   
2009/2/11(水)//
両手に花
「右手に猫、左手に犬」

私の休みの日と友人の休みの日が運よく重なった。ケーコちゃんちの犬と猫をたっぷり触りに行こう!と、プードルのリリちゃんには、アルも大好きだった砂肝フワフワジャーキーを、猫のカイちゃんには国産の厳選材料のごはんをお土産にした。

犬のなで方はよく知っているが、実は猫を触ったことは今までの人生で1度しかない。カイちゃんは人見知りするらしいが、私のことは「ケーコちゃんの家族?」と思っているのか、そばに寄ってきてくれるし、相手してくれる。リリちゃんカイちゃんと会うのは2度目だが、いきなり親しくなって、2時間はたっぷりなでて満足。猫が喜ぶと喉がゴロゴロ鳴るし、さらに調子が出てくると「遊んでくれ〜」と爪を出した手で握手したがったり、猫パンチや猫キックを繰り出してくるのだ。おもしろい。

コーギーを飼うのはイヤだと言っていた父が、やっぱりコーギーがいいな、と言い出した。ふっふっふ、思い通りになったぞ。そう、コーギーが一番だよ。アルにそっくりな、かわいいコーギーがいいね。アルの一周忌が済んだら、国際犬訓練所に電話しよう。それでいいよね、アル。




   
2009/2/18(水)
キミは9年前を思い出せるか?
「デブ症? 出不精?」

2000年4月3日の画像。養老公園にお弁当を持って行った時のようだ。犬はテリトリーから連れ出されるのをあまり好まないようで、アルは落ち着かない様子で、まるで地雷探知機のようにスルスルと這い回るがごとくに身を低くして匂いをかぎまわった。お弁当の時だけは私たちの手元に意識を集中していた。

9年前、何が起こったか? 検索するといろいろな事件にヒットする。9年も前のこととは思えず、ついこないだのことのようだ。だが、アルがいた日々のことは遠いことのようになつかしい。これからの9年は、今までの9年間よりもっと早く過ぎてしまうに違いない。9年後、私は犬と暮らしているだろうか?

今日は、英会話の帰りに、高1の姪っ子とお茶した。相談事があったらしい。それにうまく答えてやれたかどうかはわからないが、新栄のスターバックスでおしゃべりした。大人と子どもが同居した年頃の、真剣に生きようとしている女の子のもどかしさ、可愛らしさ、強さと弱さを感じて、自分に残された時間を数えてみたりした。




   
2009/2/25(水)
美しい部屋作りの第一歩
「アルが映ってるね」

2000年のお正月の写真だと思われる。アルはしっかりカメラ目線。当時、異常に重くて硬い鉄刀木とかいう素材の座卓があって、その表面にアルの顔が映っているのが笑える写真だ。お正月の時にしか出さない家具だった。その後、この座卓も他の家具と一緒に引き取ってもらったりして処分した。

10年ほど前のリモデルの際、工務店さんに「異常にモノと家具が多い」と指摘された我が家は、今、モノの処分に苦労している。伯母の老人ホーム入りの時、伯母の持ち物を大量に処分したが、その大変さが身に沁みた叔父はその後ひと月かけて、自宅の不用品を徹底的に処分したという。我が家もとっとと真似したい・・・のだが。父がコツコツと処分しているが、「モノを捨てたくない」だけでなく「人一倍物持ち」の母の目を盗んでの作業であるからなかなかはかどらない。

私も片付けは好きだが、なぜか片付かない。落ち着かない部屋で暮らしながら、私自身、どういう部屋に住みたいのかわからないで過ごしてきたからだろうか。自分自身のあり方について思い込みが激しすぎて、「楽しいこと」を大事にしてこなかったからか・・・。ようやく、私は今何をしたいのか、何が好きなのか嫌いなのか・・・などなどを書き出したりして、リラックスできる部屋作りを目指し始めたところだ。

今の私の部屋は、将来、老親の介護部屋になるかもしれない・・・と思いつつ。




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