『怒涛の鯨のタタキ』
2009年5月の日記



夏のように暑かったり、初春のように肌寒かったり、
5月ってこんな気候だったかな?

アルが生きた頃は、どの季節も素敵だったよね。

この5月は、犬の本ばかりを読んでいるうちに過ぎていった。


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2009/5/6(水)
イヌとネコ
「それなりのルールを守って遊んでるの」

世間はゴールデンウィークの最終日。私にとっては、単なる休日の水曜日。午前中は栄の美容院のBroochさんに出かけた。栄から地下鉄東山線終点の藤が丘に向かう。ケーコちゃん宅の最寄り駅である。

もちろん、アルの記事が載った4月末発売の『コーギースタイル22号』がお土産。生後9ヶ月頃のアルに会いにきてくれたことがある彼女は、私も忘れていたアルのエピソードを話してくれた。「廊下を滑りながら走りこんできたりして、とにかくよく動く子だったね」、と。

彼女のうちのリリちゃん(プードル)とカイちゃん(ネコ)は、お姉さんネコに遊んでもらう妹イヌ、という関係らしい。カプッと頭やアゴや鼻先を噛み付かれるのはイヌのリリちゃんだ。画像は、うとうとするカイちゃんとリリちゃん。雨模様の日は、イヌもネコも眠くてたまらないはずなのに、私に付き合ってたくさん遊んでくれた。




   
2009/5/12(火)
アルの記念に
「夏が来ちゃった」

昨日の暑さは、冷房完備のビル内で仕事していた私は感じることがなかったが、今日の30度超えの暑さには驚いた。蚊も飛び始めていて、「そうなのだ、フィラリア対策の5月なのだ」と実感。

『コーギースタイル 22号』を何冊も購入したのだが、最後の1冊を、お世話になった動物病院に持って行った。動物病院は家から500メートルほどの距離なのに、ほぼ1年ぶりに通ってみると、途中の風景がところどころ変っていた。

「先生、アルの記事が載ってるんですよ。記念にもらってくださいね。次の犬を飼うようになったら、またお世話になりますから」、と、雑誌とアルの写真付きのHPの名刺を置いてきた。アルにそっくりなかわいいワンコときっと縁がある、と信じて・・・。




   
2009/5/13(水)
キュウリを刻みながら
「9歳のアタシは世間知らずだった・・・」
「キャベツやキュウリよりおいしいオヤツがあるなんて・・・」
「・・・知らなかったの」


夕食の支度で、キュウリを刻みながら、「キュウリを切り始めるとアルが飛んできたっけ」と思い出した。特に、もぎたてのキュウリはキュウリらしいいい匂いがするらしく、一切れやふた切れ与えたくらいでは満足せず、なかなか足元から離れようとしなかった。

角切り肉がフライパンから飛び出して床に落ちた時には、アルは「やったっ!ラッキー!!」と丸呑みした。卵を割りそこねて床に落とした時も、アルは素早かった。

近頃、よくアルを思い出す。もうすぐ一年だからだろうか。雑誌にアルの記事が載ったからだろうか。アルに会いたい。




   
2009/5/20(水)
花盛りなのに
「花より土の匂いが・・・」

腹ペコアルは、花を食べようとはしなかったが、よく腐葉土に鼻を突っ込んでいた。2003年4月の写真のアルは、まだ何の心配もない元気なワンコだ。

ある雑誌を買ったら、「厳選美味カタログ」が付録だった。私に「お取り寄せ」の趣味はない。30点の厳選商品のうち、目を引いたのはふたつ。そのうちのひとつが、「国産巣みつ」。ハチミツを、「巣ごと」パッケージしたものだそうだ。・・・なんだか複雑。

今、世界的にミツバチが減少しているんだそうだ。ミツバチがいなくなったら、どうやってリンゴや梨の受粉をするのだ?花盛りの季節なのに。いなくなったのは、ミツバチだけ?




   
2009/5/26(火)
孤立、孤独
「仲良しのチェルシーと」

2003年10月、チェルシーが久しぶりに会いにきてくれた時の写真だ。アルより3ヶ月ほど若い、ハスキーとシェルティーを両親に持つチェルシーは、この時、後ろ足がふらついていて、ずいぶん弱っているようだったが、「まだ歩けるよ」とばかりに、歩いてみせてくれた。アルはなにやら真面目な顔をして写っているが、久しぶりのチェルシーを見て何を思っていたのだろう。

本日昼下がり、うちのすぐそばの銀行で、事件が起きた。ATMを利用した私がたまたま見かけたのは、事件発生直後の行内の様子だった。ロビーの床に広がったたっぷりの血だまり、不思議な静けさ・・・、結局は、自殺だったのだそうだ。

そんなことがあったのに、いつも通りにATMを利用する客が次々に訪れ、警官の姿に「何があったのだろう?」という風に振り返りつつも去り、野次馬もほとんど現れることなく、静かに時間が過ぎていった。・・・行き詰まり、孤独、孤立・・・そんな言葉が、ふわりと頭をよぎった。




   
2009/5/27(水)
アイスクリーム、バンザイ!
「ジーチャンとバーチャンとドライブだよ」

2003年10月、両親がアルとコスモスの花を見に行った時の写真。舌がチョロリとのぞいているように見える。カメラを向けられるとポーズを決める、かわいいワンコだった。

杉田眼科で3ヶ月に一度の目の検査。視力両目とも裸眼で1.2。(遠くは見えるんだ、遠くは。)眼圧は「ボチボチですな」。(?)そして、視野検査の結果は、「良くなってますよ! 悪いところ、ないですよ!」とのこと。つまり、緑内障の進行は止まっているということらしく、めでたい。次は、4ヵ月後。

点眼薬で瞳孔を開いての検査とあって、検査後はぐったり疲れてちょっと気持ち悪い。「こんな時はアイスクリームが一番だよね」と、「モナ王」を2個食べた。バンザイ!




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