『怒涛の鯨のタタキ』
2009年12月の犬バカ愛日記



ジェリーは元気に12月に突入し、
ますます元気に12月を走り抜けた。

体がしっかりしてきた。
もう安心だね。


〔トップページへ〕 〔犬バカ愛日記目次ページへ〕

掲示板に行ってみる?



   
2009/12/1(火)
みんな絶好調
「何も入っていないよ」

アルが使ったテニスボール。切れ目が入っていて、中にドライフードやオヤツを仕込む、知育ボールのようなもの。ジェリーはボールの毛をむしって、ボロボロに破壊中。

今年はいつまでも寒くならずに、暑さがぶり返して、いったいどうなってるの? しかし、ジェリーは絶好調。両親はそんなジェリーと一緒に散歩して、絶好調。母は朝から、ワイドショーに突っ込みを入れまくってワイルドなまでに絶好調。私は、今日はケーコちゃんとオイスターバーでカキ料理を食べ、「美味しかったね。で、おなかがすいたね☆」とマクドナルドでチーズバーガーを食べた。これも、ある意味、絶好調?

今日のごはんは、「スパミール」一袋、馬肉スライス100グラム、カッテージチーズ少々、消化酵素。スパミールも馬肉もフードプロセッサーで細かくする。馬肉は油なしで炒める。




   
2009/12/3(木)/
大事なものが見えてくる
「散歩に行こうよ」

「午後は少し雨模様だったが、散歩に行った。雨に濡れて汚れるかと思っていたが、帰ってから、拭いてやったら、足の裏も体もきれいになった」、とのこと。これしきの雨、平気だよっ、と、ジェリーが外に行きたがったのだそうだ。

ジェリーのラウンドベッドは、ジェリーの大事な昼寝用ベッドであり、お気に入りのオモチャを置いておく場所。今日は、ボール2個と火の玉ブラックピーピーと母の靴下が片方入っていた。ジェリーの持ち物はシンプルでいいねぇ。

昨日は「スパミール」と牛モモスライス100グラム、今日は「スパミール」と馬肉切り落としスライス100グラム。それに、消化酵素。「スパミール」を何日も続けているが、ウンチにまったく問題ない。「スパミール」を与えると、キメの細かいツヤツヤのウンチになると聞いていたが、ようやくその通りになってきた。ジェリーのウンチの状態が良いので、散歩も遊びも何にもストレスを感じない、と両親が言う。よかったよかった。健康でよかった。

・・・なんてことを書き、深夜1時半に更新しようとしていたら、ジェリーがそわそわとケージの中を動き回り始めた。排泄問題だ! ケージの中のペットシーツにたっぷりのウンチ、・・・ゆるい。始末している間に、ジェリーはケージを出て台所に向かった。台所のペットシーツにほぼ同量のたっぷりウンチ。・・・ゆるい。食べさせすぎたか?心配するような下痢ではなかった。ジェリーは玄関に向かってオウオウッと吠えたが、照れ隠しか? ウェットシーツを手に「おいで、きれいにしようね」と呼ぶと、素直にやってきて、始末させてくれた。それから、素直にケージの中のキャリーケースに入って眠ったようだ。



   
2009/12/4(金)
盗み食い、拾い食い
「得意科目かな」

「深夜に、たっぷりゆるゆるウンチしたよ」、と朝の散歩に出かける父に報告。朝の散歩のウンチもゆるめだったらしい。その後、父が白状して曰く、「昨日、ジェリーが乾燥剤の袋をなめているのを発見して取り上げた。ひょっとしたらシリカゲルを少し食ってしまったかもしれない」、と。「ジェリーは元気そうだから、心配なさそうだよ」と、原因がわかって一安心。ゴミ箱の位置や、部屋の片付けなどを見直すいい機会になった。午後の散歩では、いつものまともなウンチ。乾燥剤の影響は最小限だったようだ。

食べさせすぎが原因ではなさそうなので、いつもの分量を食べさせた。今日も「スパミール」一袋、馬肉100グラム、消化酵素。スパミールは、肉・魚・玄米・野菜・ハーブ・炭などを温泉の水で調理したもの。天然素材の総合栄養食のようなドッグフードだ。色は真っ黒だが、香ばしくうまそうな匂いがする。当分は、このフードを続ける予定。




   
2009/12/5(土)
寂しくないね
「何を作るの?」

台所に立つ母の手元に注目するジェリー。今日の献立から逆算すると、この時母は、キャベツ、ニンジン、シイタケ、ヒジキ、フキなどの下処理中だ。こんな風に、ジェリーは時には立ちかかり、何ももらえないと知ると、母の足元に伏せして、母の足の甲にアゴを乗せて落ち着くのだそうだ。「ジェリーのおかげて足元はホカホカと暖かいのだけど、邪魔でねぇ」と母。

ジェリーがベッドに乗らないようにと工夫をしていたが、それだけでは済まなくなっていた。ジェリーは、無防備のデスクやハンガーラックを狙っていた。いい加減に積み上げた本や、ラックにかけたスカーフやマフラー、床に置いたままの箱や、棚にのせたものなど、ジェリーの背が届くところは危険だ。好奇心あふれるジェリーにとって、モノであふれる我が家は冒険心そそるジャングル。収納方法など見直さなくては。




   
2009/12/6(日)
月はどこに
「今日は留守番した」

夜、7時少し前から1時間ほど、ジェリーは留守番したらしい。私が帰宅した時、ぴょんぴょん垂直とびによる挨拶がいつもより格段に多かった理由は、それだったのだ。「ネーチャンネーチャン、ジェリーは留守番したんだよっ。いつもと違うパターンで緊張しちゃったんだよっ。ジェリーはすっごく大人になった気分だよっ」、と。

今日のごはんは、肉がなかったので、スパミールを多めに与えたら、ウンチがゆるかったそうだ。「食べさせすぎな感じがしたから、夜は少なめに与えた」とのこと。アルの時に、食べさせ過ぎで何度も失敗したのに、またやってしまった。食べさせ過ぎて、下痢させてしまうくらいなら、半日や1日を絶食させたほうがまだましだ。・・・わかっていたはずなのに。明日は半日絶食だね。

帰宅時、夜空に月が見当たらなかった。雲の陰に隠れているのだろうか。いつもオリオンの三ツ星の近くに月があるのに、「おかしいなぁ、月が見えないぞ」と何度も見上げながら歩いた。




   
2009/12/7(月)
「ジェリーッ! 待てっ!」
「ごほうびが出てくるはずだ」

「お座り、お手、おかわり、伏せ、コロン」のコマンドに従っている途中のジェリー。このポーズは最後の「コロン」だから、この直後にごほうびのデンタルボーロかなにかをもらったことだろう。

今日のジェリーは、朝と昼ごはんは抜き。もちろん、リンゴやごはんなど少しずつもらったのは間違いない。朝の散歩では、「最後は少しゆるかった」とのこと、午後の散歩では「ウンチは1本、大丈夫」とのことで、夕食にはササミを2本。霜降りに湯がいたもの。明日からはまた、「スパミール」一袋と肉に戻そう。ジェリーのおなかには、スパミールは一日に1袋が限度のようだ。ジェリーの体重は、7.8キロ。半月がかりで、ようやく100グラム増えた。

午後の散歩で、父の手からジェリーのリードが滑り落ちたらしい。ジェリーはいつものように、フレキシリード5メートル分のダッシュをしているつもりだったろうが、リードが離れたため、5メートル以上気分良く走ったようだ。父が「おいおいおい!ジェリージェリー!」と呼ぶも、ジェリーは田んぼをどんどん走る。母が「ジェリーーーッ! 待てーーーッ!」と叫ぶと、ジェリーはピタッと停まって、父が追いつくのを待っていたそうだ。「待て」を毎日の遊びに加えておいてよかった。




   
2009/12/8(火)
今年最後のシャンプー
「この扱いはなに?」

ジェリーの首を両脚ではさんで撮影。ライカのデジカメは、少し青っぽく写るのかな?

午前中、予定通りにジェリーをシャンプーした。6月にうちに来てから2度目。お湯をかけるとモワッと匂いが立ちのぼるかと思ったが、まったく匂いはしなかった。ジェリーには犬臭さというのがない。アルもそうだったが、食べ物次第で匂いは変るのだ。手作り食にすると体臭は消える、と断言できる。ふんわりすべすべかわいいジェリーのできあがり。

ジェリーのおなかは大丈夫。今日のごはんは、ササミ300グラム弱、「スパミール」半袋。消化酵素を混ぜた。

午後、銀行とユニクロと東急ハンズと高島屋に出かけた。大急ぎの4時間である。高島屋で、「私は今までにこんなに無駄なく丁寧な素晴らしい接客を受けたことがあるだろうか」と感動した。「ティファニーで朝食を」で、粋な店員さんが粋なはからいをするシーンがあるが、そんなプロフェッショナルの自然体に出会った気がした。




   
2009/12/9(水)
モノとの付き合い方
「ピーピーしか見えないっ」

リビングでテレビを見るなんて時間は週に一度くらいだ、今のところは。ソファにダラリと座っている私の手に、ジェリーはくわえてきた火の玉ピーピーをのせた。「ヒマならこれでジェリーと遊べ」という意味であろう。「私は、チャンネルnecoで天地茂の『雲霧仁左衛門』を見たいのだよ」と言っても、ジェリーは「あ、そう。それでもいいからジェリーと遊べ」と催促する。火の玉ピーピーを右手から左手、左手から右手へと持ち変えると、ジェリーの目は輝き、私の上を飛び越え、飛び越え、飛び越え、時に踏み越える。「ジェリー、ジャンプ力が増したねぇ。滞空時間が長くなったよ」と感心した。

ジェリーの今日のごはんは、「スパミール」1袋、鶏皮なしむね肉100グラム、消化酵素。オヤツにリンゴ。ウンチの状態は良好。元気度は5ツ星級。

今日の英会話のクラスは、新栄の白亜館でランチ。個室でのフレンチ料理はおいしくてリラックスできた。落ち着いたリビングのような個室を見て、このくらいシンプルな部屋が我が家にもあっていいはずなのだが、と、モノが多い我が家を思う。3人家族で9部屋なのに。・・・私、頭悪いのだろうなぁ。




   
2009/12/10(木)
基本中の基本
「どよ〜ん」

遊びつかれてひと眠りする直前のジェリーの姿か?

ジェリーに渡されたボールを手にしたまま、ぼんやりとテレビを眺めていると、いつのまにかジェリーが「そこまでジャンプしろって? 跳ぶよっ、覚悟しろっ!」とばかりにジャンプしている。ただジャンプするだけでなく、前脚を私の膝について、まるで跳び箱のように、さらに上へとジャンプするための足がかりにしようとするのだ。落下する時のことなどまるで考えていないジェリーである。・・・危険だ。

「収納スペースを決めて、それに合わせてモノの総量を決める」という素晴らしい原則を知った。当たり前と言えば当たり前である。しかし、「とりあえず取っておく」というなかなか捨てられないタイプの私には目からウロコである。この家全体の収納を考えるから挫折するのだ。まずは「隗より始めよ」である。私はこの部屋(約9畳)で暮らすのだというスタンスでモノの総量を見直し、そしていつでも簡単に引っ越すことができる状態を理想としてモノと付き合いたい。・・・できるさ、きっと。アルやジェリーを見習えばいいのだ。




   
2009/12/11(金)
雨、一時曇り、また雨
「まとめてウンチ」
「まとめて散歩」


これは今日の午後9時少し前のジェリー。私の帰宅直前は、こんな顔して眠くてたまらない様子だ。

朝から雨で、いつまでも暗かったので、私はすっかり寝過ごしてしまった。気付くと8時45分。「うわっ!」と飛び起き、ジェリーのケージの扉を開けて、「はいはい、あいさつはいいから、早くトイレしといで!」。ジェリーはリビングにすっとんで行き、私が大急ぎで着替えて部屋から出たところに、戻ってきた。リビングのペットシーツでオシッコしてウンチして、残りの2センチがちょうどジェリーのお尻から落ちたところだった。「ちょっと待った、匂いは嗅がなくていいから!」と片付けて、台所に行くと、そこのペットシーツにもしっかりウンチ。午後の分までしっかり出してしまったらしく、こっちのはちょいとゆるめ。

午後3時頃から、父とジェリーはなんと1時間半も散歩したそうだ。ちょうど雨がやんでいたらしく、ジェリーの気の向くまま足の向くまま、延々と。ジェリーは元気だねぇ。




   
2009/12/12(土)
ジェリーの散歩・・・バーチャン編
「義理は感じないことにしてるの」

・・・とジェリーが思っているかどうか、不明。しかし、日本犬によくある「飼い主にしかなつかない」ということはジェリーにはなさそうだ。ジェリーは会う人すべてに、「私ってこの犬に好かれてる?☆」と幸せな思いを与える犬であろう。・・・なんちゃってね。

父が佐賀に出かけた。したがって、今日の夕方の散歩は、母ががんばったらしい。「3時前から出かけて、40分間歩いたよ。どうしても田んぼに入るっていうから、付いていったよ〜。ウンチの状態はとても良いのが3本、スルッと。外で十分にトイレを済ませたから、家の中で全然してないでしょ。ペットシーツ、汚れてないでしょ」、と、母、饒舌。やればできるじゃん、お母さんっ。「明日の朝は、ネーチャン、頑張ってね」とのこと。




   
2009/12/13(日)
バーチャンとの散歩その2
「疲れたからちょっと寝るよ」

画像は12月8日のもの。7日に星型の迷子札の革紐を食いちぎったジェリー、代わりにつけさせた手作りペンダントも破壊。ネームプレート入りのこのカラフルな首輪も、この翌日には半破壊状態ではずしていた。

「夕方の散歩は1時間! 4時に帰ってから、ごはんまでの間しばらく眠ったよ、ふたりで」とのこと。母が語る、母とジェリーの散歩の様子は、まるでマンガのようである。

「ジーチャンはフレキシリードで散歩させるから、ジェリーはどんどん田んぼの中を走ることができるけど、私との時は普通のリードだからそうはいかない」と、フレキシリードを使いこなす握力のない母は言う。ジェリーが田んぼに入っていくから、「ジェリー、待て。ほら、ヒモ、短い。ヒモ、短い。わかった? これはバーチャン、バーチャン。ジーチャンではない。わかった? 田んぼ、ダメ。田んぼ、ダメ。わかった?」、外国人と意思疎通を図っているかのように単語を連ね、身振り手振り豊かにジェリーに話しかけると、ジェリーは振り向き、母の顔を見て、母の手元を見て、リードを見て、田んぼから上がってきたそうだ。すごい・・・。「他に誰も散歩している人がいなくてよかったよ〜」と言っていた。




   
2009/12/14(月)
そして筋肉痛
「ジーチャンも帰ってきたし」

昨日の朝と今朝のジェリーの散歩は私の担当。ダッシュとほとんど駆け足のジェリーの散歩で、昨日の午後にははやくも筋肉痛が出現。両脚のスネ部分。重い靴を履くとすね部分が痛くなる、と聞いたことはあるが、私の靴は軽い。重いのは体だ。ダッシュするジェリーを引っ張りながら、・・・というか引っ張られながら、ブレーキをかけながら早足を強いられる私の脚には脂肪はついていても筋肉は衰えており、重い体がズシンズシンと脚に負担をかけたに違いない。時折、右ひざに響く。・・・まずい。実にまずい。

ジェリーのごはんは、「スパミール」1袋と皮なし鶏ムネ肉100グラムを3日間続けた後、「スパミール」1袋と牛モモスライス80グラムを2日続けた。今朝の散歩では、いろんな犬たちに会って、あいさつしたり遊んだりして興奮したのか、ウンチは後のほうが少しゆるかった。




   
2009/12/16(水)
おでん大根
「ジェリーの顔は小さいね」

ジェリーがいつのまにか私の膝に乗ってきた。手や顔をぺろぺろなめて、「なんかくれ」とうるさいので、鼻をかぽっとはさんでみた。ジェリーの顔はこんなサイズだ。

スーパーで普通に売っている大根が私の腕サイズだとすると、農家の方にいただいた大根は私の太ももよりは細いが、ふくらはぎよりは太かった。直径15センチはあった。「おでん大根、というのですよ。こんなの細いほうですよ」とのこと。大きいのは大味かと思いきや、みずみずしくてうまかった。たっぷりの大根と豚ばら肉を味噌煮にした。冬の味覚だ。

普通の季節性のインフルエンザの予防接種を受けた。直径10センチほどに腫れて、太い腕がますます太い。そしてかゆい。冬だなぁ。




   
2009/12/17(木)
寒波
「散歩がアタシを呼んでいる」

散歩が終わってからも、しばらく外でウロウロしているジェリー。愛知県では、今朝あたりから寒波がやってきている。予報では、土曜日に雪が降るのだそうだ。12月に雪なんて珍しい。ジェリーが雪を見たらどんな反応を示すのだろう。大喜びで外で遊び続ける・・・と予想。

昨日、季節性のインフルエンザ予防接種のために行った近所の病院で、受付の奥さんに「今度の子は小さいね。これからもっと大きくなるの?」と聞かれた。ジェリーの胴の長さは、アルと同じくらいだ。つまり、堂々たる胴体のコーギーなのだが、遠くから見ると、コーギーは小さく見えるのだ。「もう大人の体格ですよ。ただ、活発な子で、食べた分のエネルギーを一日のうちですっかり使い切ってしまう勢いなので、ちっとも太らないです。ホントに見習いたい生き方ですよね」と説明した。




   
2009/12/18(金)/
事故と地震と
「日向ぼっこだよ」

お昼前のジェリーの画像。今日はまるで冷蔵庫の中のような寒さだったが、風の当たらない日なたは過ごしやすい場所だったようで、ジェリーが外を眺めている様子が映っていた。ユミチャン(妹)とヨーコチャン(姪)がやってくるのを待っているのだろう。

ニュースも何もチェックせずに出勤のために家を出たら、最寄り駅でいきなり30分弱の電車待ちの目に遭った。そして、ようやく乗り込んだ満員の電車の中では、いつものように読書することもかなわず、事故に遭った人とその家族と、通勤通学の足を乱された人々のこと、伊豆の群発地震のことなど考えながら過ごした。そして、明日は雪が降るかしら、と少し期待した。




   
2009/12/19(土)
初雪体験
「こんなにたくさん!」
「全部食べていいのっ?」


夜中から降りだした雪は、大して積もってはいなかったが、散歩に飛び出したジェリーを驚かせるに十分だった。散歩直前に再び雪が降りだした。玄関から飛び出したジェリーは、空から落ちてくる白いものを見て、ガウガウッ!そして、再び玄関に飛び込んだ。用心深いワンコである。しかし、散歩に出かけてからは、いつもにも増して元気いっぱいだったようで、母の携帯には、雪の田んぼを駆けるジェリーが何枚も写っていた。

雪はすぐにやみ、同時に太陽が顔を出し、勢い良く雪を溶かしていった。朝ごはんのあとで、残った雪で大きな雪玉を作ってもらったジェリーは、飽きずにいつまでもかじっていたようだ。

慣れないものを食べたり、多めに食べるとすぐに軟便になっていたのがウソのように、今は何でも食べることができるようになった。もちろん、量は用心するが、いろいろなものを平気で食べさせることができる。ヨーグルト、白米ごはん、ミカン、丸ぼうろ、リンゴ、バナナ。「スパミール」とお肉の主食や、ビオフェルミンやササミジャーキー以外にも、結構いろいろ食べている。明日は体重を量ってみよう。




   
2009/12/20(日)
ジェリーの世界
「見えるところ全部アタシのテリトリー」

コーギーは、見えるところ全部が「テリトリー」と思いがちな犬種なので、外が見えるところで飼うのはかえってかわいそうなのだ、とか。ここもあそこもパトロールしなくちゃ、アイツもコイツも怪しげなヤツ、吠えなくちゃ、と、犬が神経を使ってしまうのだと読んだ気がする。

アルは、玄関の呼び鈴の音に反応した。テレビから同じ音が流れると、「誰だ!」と反応したものである。ジェリーは、パトカーや消防車のサイレンの音に反応する。テレビからの音にも、夢中で遊んでいる最中でも、オモチャを放り出して、急に真面目な顔して反応するのがおかしい。




   
2009/12/21(月)
やっと少し太ったよ
「ひとりで遊べるもん」

我が家の狭い庭の、貧相だがシンボルツリーであるモッコクの根元もジェリーのお気に入りの場所。庭に出ると必ずチェックする場所である。

朝、ヤマト運輸のお兄さんが荷物を持ってきてくれた。門を開けて、玄関までやってきてピンポン! 「犬が飛び出しまーす!」と警告してからドアを開けると、ジェリーが飛び出し、お兄さんの足元でジャンプで大歓迎。「ニーチャンニーチャンニーチャン!」、それでもやや遠慮気味のジャンプなのは、足元が滑りやすい大理石(もどき)だからか。「あっ!門扉を開けたままですねっ! 犬が飛び出して行っちゃうよ」と言うと、受領印を受けた伝票を持ってお兄さんは、ダッシュで外に出て門扉を閉めてくれた。「ありがとー!お疲れさまー!」・・・宅配便の人たちや郵便屋さんや電気やガスの検針の人たちは、犬を嫌がるだろうな、と思った今朝の出来事だった。

夜、ジェリーの体重測定。8.1キロ。ようやく、8キロを超えた。食べて運動して増量している、ということは、しっかりした筋肉が付いているのだろう。




   
2009/12/22(火)
年末恒例行事その1
「こんなにいい天気なのに?」

今日の午後散歩は、私とジェリーとで40分間。あまり行かない道を選んだので、ジェリーは情報収集に忙しかった。途中出会ったワンちゃんは、12月24日で16歳になるロッキー君。遊んでもらいたがるジェリーに、悠然と向かい合っていた。「近頃、後ろ足が震えてきて」と飼い主さんご夫婦。筋肉が衰え始めたのだろう。アルは10歳頃から、そんな様子を見せていたっけ。

去年は12月18日に、年賀状を完成させた。今年は、今日になってようやく作成に取り掛かり、家族分5パターンの図案ができた。当然、ジェリーの画像を使う。明日、葉書を購入して印刷である。段取り悪くて、今年はギリギリになりそうだ。




<    
2009/12/23(水)/
年末の休日のひと時
「キャッチ!」
「同時に、急ブレーキっ!」


朝の散歩で、ジェリーはボールを見つけ、くわえて持って帰った。子供用のウレタン製の野球ボール。噛み心地が良かったらしく、朝から何度もボール投げをせがみ、それからしっかり抱え込んで味わっていたが、ついに噛み千切ってしまった。・・・あっけない。

今日は、ケーコちゃんと八事のかに本家でランチ。かに本家の隣の八事の興正寺を歩いた。真言宗のお寺ではないか。ほぼ貸し切り状態で、ちょっとした森林浴を楽しんだ。それから、ケーコちゃん行きつけのショッピングセンターの100均と300均の店でショッピング。愉快、愉快。とってもリラックスした。




   
2009/12/24(木)
家の中はオモチャでいっぱい
「脚? 窮屈じゃないよ」

コンパクトにまとまって眠るジェリーの図。昨日、315円で買ったばかりの母のスリッパが、ジェリーのお気に召したらしい。カラフルでフワフワしていて、噛み応えもあるようで、スキあらばオモチャにしようと狙っている気配。朝、今年最後のお稽古に出かけた母が脱いだスリッパを、ジェリーはラウンドベッドに持ち込もうとしていたので、取り上げてスリッパ立てに収納した。母は、帰宅後、「スリッパを探し回ったよ」とのこと。そして、母がトイレから出てくるとスリッパが片方しかない。ジェリーがすかさずトイレのドアの前からスリッパを片方くわえていって、ラウンドベッドに持ち込み、じっくり破壊しようとしていたらしい。「ダメよ、ジェリー。これはバーチャンのスリッパだよ」と言って聞かせたらしいが、・・・どうだろうか。

床に、毛皮の切れ端のようなものが落ちていた。「この手触りは・・・ウサギ? この色合いは、オカーサンのストール?」、椅子の背もたれにかけておいたというストールの端の房が1本、ジェリーの餌食になっていた。脱ぎっぱなし、置きっぱなしの習慣を持つ母の私物は、ジェリーの格好のオモチャになっているようだ。




   
2009/12/25(金)
メリィクリスマス
「ピンクのウサギ!」

仕事帰りに、途中の金山駅のアスナル金山の雑貨屋に立ち寄った。クリスマスなので、と言い訳しながら、ピンクのウサギのぬいぐるみを買った。ボタンやスパンコールなどの危ないパーツがついていないので、ジェリーのオモチャによさそうだ。帰宅して、「ほら、お土産」と渡したら、さっそくラウンドベッドに持ち込み、「誰にもあげないっ」という表情。ウサギの耳についていたフェルトのリボンはすぐにはがされたが、なかなか丈夫にできているらしく、それ以上の破壊は、今夜のところは免れた。

クリスマス、といっても特別のことは何もしない我が家である。我が家の最大にしてほとんど唯一の行事は「お正月」なのである。危険と事件と事故と陰謀(?)うずまく現代の、年末のこの時期を無事に過ごせればそれで万々歳、なのである。




   
2009/12/26(土)
増量中
「となりの畑に・・・」
「・・・怪しいものが」


隣には小さな畑と田んぼがある。田んぼの部分にトラクターが入ったようだ。ジェリーの後ろ姿には、好奇心がみなぎっている。

夕食時に、ジェリーを見て太ったようだと感じた。母も、ジェリーが立ちかかってくるとズッシリと重さを感じると言う。8.2キロになっていた。ようやく、元に戻ったようだ。「スパミール」1袋(200グラム)と肉100グラム前後を合わせた食生活は、ジェリーの体にあっているようだ。ビオフェルミンを続けているけれど、もう不要な気がする。

私は胃もたれ対策にエビオス錠を利用しているが、また中瓶を買ってきた。確か3瓶目。油断すると、胃もたれ復活。寝不足が一番いけないような気がする。




   
2009/12/27(日)
今日のオモチャは
「いたずらしてる・・・?」
「・・・アタシが?」


ジェリーの動きがすばやく、人間の動きが鈍いだけのこと。帰宅したら、母が「ちょっと聞いてやって!」とおもしろがっている。聞いてみると、父が台所の照明具の蛍光灯を取り替えている時のことだった。照明具のパーツが床に落ちたらしい。「ジェリーっ、待て! 拾っちゃダメだよ」と母が騒いでいる時は、とっくにジェリーが拾って、リビングに置いたラウンドベッドに持ち込んだ後だった。パーツがないっ、ジェリーは? ジェリーが静かだ! ジェリーがあやしいっ! ・・・「ジェリー、ちょうだい」、案の定、パーツは破壊される寸前だった。「この子は油断できないよ」と、母が言う。・・・何を今さら。ジェリーは、今朝は、洗面所から歯間ブラシを見つけて、ラウンドベッドに持ち込んでいた。

夜、ジェリーが昆虫(多分クモ)を見つけた。ジェリーがくわえそうになる。夜のクモは危ない、というではないか。「ジェリー、待てっ!」と、私はスリッパでそれを踏み潰した。命中。さっさと片付けた。ジェリーは、さっきまでいたはずのクモを探していた。ジェリーの安全のために、収納など見直さなくては。




   
2009/12/28(月)
しつけ
「大丈夫だよ」
「アタシはきっといいこになるよ」


今日は忘年会だった。10時40分頃に帰宅して、ケージの中のジェリーを出してやった。ジェリーが垂直とびであいさつしないように、私がしゃがんでジェリーのあいさつを受けた。

ジェリーは私の顔をなめ、手のひらをなめ、また顔をなめ、頭の匂いをかぎまわり、床にころがり・・・忙しい。そんなジェリーの勢いがよすぎて、しゃがんでいた私の態勢が崩れて、しりもちを付いてしまう。

しつけができていない、というより、しつけをしていない。こんなに活発な子は、ほっといてもとても良い犬になるような気がするのだ、なんとなく。ジェリーがいけないワンコになるわけがない。ジェリーは名犬になるんだもんね。




   
2009/12/29(火)
年末恒例行事その2
「日なたはあったかいよ」

日なたで昼寝中のジェリー。そのコンクリート面に触れた顔が冷たかろうと、父がタオルをしいてやったようだ。こういうところがデリケートすぎる父である。

年末恒例行事といえば大掃除である。今日は職場の大掃除。ちなみに仕事は明日までである。

では、自宅はどうかといえば、父が車庫の掃除や、窓拭きなどしているようだが、母はマイペース。今日は買い物と洗濯、だから掃除は明日とあさって、ということらしい。私は何もしていない。自室はあいかわらず乱雑を極め、リラックスにはほど遠い環境。日曜日に届いた、5割引送料無料3980円のパソコンデスクは梱包も解かずに部屋の外に置いたまま。大晦日の1日にすべてをかけるっっ!




   
2009/12/30(水)
仕事納め
「さぁ、大掃除頑張ろうね」

仕事終了。いつもの時刻に帰宅。夕方からの雨で、今夜は帰宅時に夜空にオリオン座を探すことができなかった。

「かずのこの調理法が載っていた箱がないっ」と年末恒例カズノコと大根のしょうゆ漬けを作っていた母、「あっ、さっき粉々にちぎって捨てちまった!」とあわてた父がゴミ箱から探し出し、テープでつないで復元。それを両親ふたりでのぞきこみ、解読(?)しようとしているところに、昼寝していたジェリーも飛び起き、「どうしたの?なんなの?何を見てるの?」とふたりの手元を見、父の顔をのぞきこんだ。「その顔が、いかにも『どうしたの?なんなの?なんなの?』って表情で、いっちょまえな感じでおかしくってねぇ、おもしろくってねぇ、大笑いしちゃった」と母。

ワンコのおかげで、忙しさで険悪になりがちな状況もなごむらしい。ジェリー、ありがとう。世の中の犬猫のみなさん、お疲れさま。




   
2009/12/31(木)
それなりに終了
「今日も忙しかった」

私の部屋の掃除や両親の迎春準備につきあって、すっかり昼寝しそびれたジェリー。夕食前後にほんの少し眠っていた。すっかり疲れただろうから、いつもより早く9時半に、キャリーケースに入ってもらった。

自室に64センチ幅のパソコンデスクを入れるために模様替えをした。少々計算違いをしたようで、1メートル20センチ四方のジェリーの木製ケージを入れると、私のほうがオリに入ったような圧迫感。とりあえず、今日のところはケージは撤去。折りたたんで部屋の隅に置いた。分類収納できなかった分は、「ポチの幸せ」や「ビッグウッド」や「ペピィ」(いずれも犬関係通販)の小さめダンボール箱に入れて、これまた部屋の隅に積み上げた。明日以降、少しずつ片付けていくことにしよう。片づけがリバウンドしないように、整理整頓掃除が継続できるようになりますように。

天真らんまんな元気なジェリーがやってきて、楽しい半年が過ぎた。天国のアルが選んでくれた2代目は、「犬の中の犬」だ。再び、犬と暮らす幸せを与えてくれた人生に感謝。そして、みなさまが良いお年を迎えることができますように☆




他の月分も読んでね☆〔日記目次へ〕