『怒涛の鯨のタタキ』
2010年9月の犬バカ愛日記



暑さ寒さも彼岸まで、
まさにその通りの気候。

お彼岸の前も後も、変わらず元気なのがジェリー。
若いって、そういうこと。

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2010/9/15(水)/
夏休みの間に
「服従訓練って何っ?」

ひと月も日記更新を休んだのは、開設以来初めてのこと。

ジェリーはおなかを見せるのが嫌いだ。しかし、「嫌いだ」では済まないのが人間と暮らす犬の宿命である。気の強いのはいいことだが、我が家では最下位にあってこそ「幸せ☆」と納得してもらわなければならない。

そこで服従訓練である。つまり、「赤ちゃんだっこ」である。画像のように、あおむけで抱っこされて、リラックスして、「気持ちいいねぇ」とそのまま眠ってしまうくらいにならなければならない。

「さあおいで」と抱っこすると、ジェリーはイヤイヤする。私の膝の上で、ウナギのように身をくねらせ、伏せの状態になろうとする。そこを強引に仰向けにして、「おなかなでなで」するが、ジェリーの体はゴムマリのように緊張していて今にもはじけそうだ。それでも、何度か「赤ちゃんだっこ」するうちに、少しは緊張を解くようになってきた。

「環境に変化あり」

9月になってようやくノートパソコンを新調した。東芝のダイナブックが壊れてしまう前に、エプソンのエンデバーNJ3300を購入。余分なソフトを入れなかったせいか、サクサク快適。

同時に、またもや部屋の模様替え。2本のタンスのうち1本を分解、衣類も減量。ジェリー用木製サークルを撤去。かわりに、100均のパーツを利用して、折りたたみ可能な超軽量サークルを製作。エアコンの風を避けるために、ベッドの位置も変更。

ベッドは、今までは窓際にあって、そのヘッドボードが窓から外を見たがるジェリーにとってちょうどいい高さと位置にあった。位置を変えたため、「ジェリーがかわいそう」と両親からクレームを受け、カラーボックスを2個購入し、ジェリーの足場とした。高さは今までのヘッドボードと同じなのだが、ベッドと違ってカラーボックスは、勢いよく窓際に突進するジェリーにはいまひとつ信用にかけるらしい。「やだ・・・なんか軽い」、「やだ・・・ちょっと動く」、と、時々びくついている様子。




   
2010/9/16(木)/
デフレ時代のイヌ用サークル
「アタシの良識が期待されているらしい」

ベビーベッドメーカーが製作した木製サークルは、手触りもよく、安定していた。いつかまた使うこともあるかもしれないが、ジェリーも大人になったことだし、いったん片づけることにした。

100均のワイヤーネット10枚を一列につなげる。夜間、ジェリーが眠る時にキャリーケースをこのサークルで囲う。S字フックをカギ代わりにする。製作費1500円ほど。まったくヤワなサークルだ。ジェリーの頭突き一つで傾くだろう。

毎晩、サークルを設置する際、ジェリーはついてきて見ている。フワッと動いたり、カサカサッと音を立てたりするものを好まないワンコなので、こんなヤワなサークルは心配なのかもしれない。「・・・地震の時、どうなるの?」

「意外と広い・・・」

一応、「アタシ、このサークル、嫌いなのよ」という意思表示をしてから、それでも数粒のドライフードにつられて中に入る。そして、さっきのイヤイヤは何だったの?というスムーズさで眠ってしまう。これはジェリーの新たな就眠儀式か?

昨日、「あら、大きいねぇ。太ってる?」と言われたので、ジェリーを計量。9.2キロ。変化なし。おや?私に向けての言葉だったのか? おやつ分も含めて、ドライフードは110グラムから120グラム。とても少なく感じるのだが、体重を維持していて元気なのだから、多分これでいいのだろう。

私の食事が多すぎるのだ。女性は更年期を過ぎると太りやすくなり、かなり努力しないとやせることができないのだそうだ。夕食の炭水化物を減らし、ステッパー20分の運動を実践中だが、現状維持が精いっぱい。20代の体重が理想らしいが、ひと月で10キロ激太りをしたこともある私の20代は、身長165センチにして48キロから70キロまで幅広い・・・。経験上、54キロが無理のない数字だろう。試行錯誤で無理をした時期もあったが、もう王道を行くしかない。できるだけ和食としっかり運動。まずは1キロ。・・・とにかく、山(脂肪、ぜい肉)を動かさなくては。




   
2010/9/17(金)
ジェリーはハンティングが好き
「外は楽しい」

今年は猛暑で、朝晩の水やりをしていても、鉢植えの植物は枯れてしまった。水道の水がほとんどお湯・・・そんな日々がつい先週まで続いていた。

今朝、庭木を大胆に剪定する父のそばをうろついていたジェリーが、台所に戻ってきた。何かをくわえては落とし、追いかけてまたくわえている。

蝶だ。黒と緑の羽のアゲハ蝶。「ジェリー、待て。やめなさい。食うな!」と蝶を取り上げ、外に逃がした。ジェリーは、お気に入りのものをラウンドベッドに持ち込んで、じっくりと味わうつもりだったのではないかな。片羽が少し傷ついていたが、飛べただろうか?

飛んでいる蝶を捕まえるなんて、なんとアクティブなワンコだろうか。いや・・・飛べないワンコに捕まるなんて、あの蝶はそろそろ限界を迎えるころだったのか。

実はこの8月下旬、夕方の散歩中、ジェリーは小さな蝶を追いかけて、カプッ、と。モグモグムシャムシャ、そしてペロペロと口の回りをなめまわしていた。・・・食ったな。




   
2010/9/18(土)
すさまじきもの
「ジャングルっぽいね」

夕方散歩は5時から出かけた。ぐずぐずしていると日が落ちてしまう。9月の初め頃の日の入り時刻は6時近いが、9月の終わりになると、これが5時近くまで早まるのだそうだ。その差、45分。まさに「つるべ落とし」。11月はその差は11分ぐらいしかないのだそうだ。「・・・と天気予報で言ってた」と、父が言っていた。

今年の田んぼの風景は去年とは違う。とても荒れている。新種のイネか?と勘違いするほどに、雑草がイネの背を越した田んぼや、雑草というより灌木のように固い枝の草木がはびこる田んぼがここにもそこにもあそこにも。例年のようにきれいな稲穂が光っている田んぼもあるだけに、荒れた様子が目立つ。

米を粗末にしたら目がつぶれるのではないのか? 米は換金のためのモノで、モノ作りの基本のコスト削減を優先しただけのことだろうか。では、もうひとつの基本の「安全と品質」は確保されているのだろうか。これでいいのか、ジャパーーン!

補助金が出るって、こういうことなのか。

この町からは、美しい田んぼの豊かな秋の風景は消えた。プロフェッショナルの農家も消えたんだね。

「仲間が呼んでいるよ」

・・・そしてジェリーは遠吠えする。

田んぼの写真を撮ったあと、救急車と消防車のサイレンが近付いてきた。

ジェリーは道端にお座りし、大好きな救急車と消防車の来る方を見つめる。救急車が通過した。ジェリーは少し前足を浮かせて気を取られた様子。そして、消防車のサイレンがさらに近付くと、ジェリーは遠吠えを始めた。

「うぉーーーん、うぉーーーん」

ジェリーの遠吠えの音色は、思ったより細く、悲しげにも聞こえた。そして、消防車がジェリーの前を通過するやいなや、ジェリーはあとを追いかけようとした。救急車より消防車が気になる存在のようだ。




   
2010/9/19(日)
ジェリーの苦手は吠えるワンコ
「このコは苦手じゃないんだけど・・・」
「・・・あのコが・・・」


なぜ、ジェリー、あとずさり?

この時、ジェリーは3匹のワンコに囲まれていた。アルと同い年の16歳のトモちゃん、その妹分のやんちゃでガウガウなプードルのカール、そしてこのコ、ジェリーと生年月日が同じのヨーキー。

いつもプードルのカールに吠えたてられるので、ジェリーはカールが苦手らしい。カールを気にして、あいさつどころではない様子だ。



「同じ日に生まれたキミ、元気?」

これは昨日の画像。いつもちょいとあいさつするんだそうだ。そして、「遊ぼうか?」という顔をしながら、「じゃあね!」とサッサと別れるらしい。

ジェリーと誕生日が同じワンコは、シュナウザーの愛ちゃんではなくて、このヨークシャーテリアだった。2009年1月3日生まれ。同じ日生まれの有名人は誰だろう。

毎朝、新聞の日付を見るたびに、「何か記憶にあるような・・・。誰かの誕生日だったかな?」と思う。そして思い出せなくて、「そうさ、今日も誰かの誕生日さ」と思うのだ。




   
2010/9/20(月)
運動していますか?
「新品同様、だね」

ステップ運動を始めて2か月。毎日欠かさず、ではないが、ほぼ毎日20分間の運動が続いているのは、その後の水浴びが爽快だったから。

このメイドインUSAのエアロビステッパーを買ったのは、10年前だったか、もっと前だったか。なかなか続かなかったが、今度は続きそうだ。太ももの後ろがしっかりした感じになってきた。今のところ、腹周りには変化なし。腕はもちろん太いし、背中ももったりしている。腰まわりの憎たらしさは言うまでもない。「運動で代謝を上げる」とよく聞くが、実際はとても大変なことなのだそうだ。それでも続けよう。寒くなったら、水浴びでなくて、ぬるま湯のシャワーを浴びよう。

ジェリーの辞書には、「運動不足」という語はない。家の中でも走る、走る。何が嬉しいのか、ひとりで追いかけっこしている。




   
2010/9/21(火)
秋の夜長は眠るために
「夜更かしはダメッ!」

「おはぎがうまいねぇ」と、やけにゆったりとティータイムができたなと思ったら、ジェリーがいなかった。

ジェリーはどこだ?

花より団子、ではなくて、「団子よりボール遊び!」のジェリーは、外で父にボールを投げてもらっていた。そんなジェリーにカメラを向けると、「ネーチャンネーチャン!ほら、ボールだよ。投げてよ」と、私の手にボールを握らせようとする。右手にカメラで、左手でフラフラとボールを投げると、あっという間にくわえて戻ってきて、なかなかシャッターを押せない。

このところ、夜が過ごしやすく、机やパソコンに向かっていると、1時過ぎることがある。さらに、寝つきが悪く、眠りも浅く、朝起きたときは、ぐったりと体も胃も重い。鉄の胃袋の私はもういないのだ。冷たいもの、甘いもの、脂の多いものはもう諦めよう。おはぎの後、とても後悔した・・・。夜更かしも体に負担だ。ジェリーのまねして、早寝しよう。




   
2010/9/22(水)
目の検査は疲れるの
「時々、夢も見るんだよ」

4か月に一度の眼科は混んでいた。眼圧の検査を待っていたら、ひと回りほど年上の女性に話しかけられた。「お若いのに、何の病気で?」と聞かれるのはいつものことで、「正常眼圧の緑内障、ですかね」と答えると、その方は、「毛細血管がなんたらかんたらで」、その治療法はかつてはレーザー照射だったのが、今は「注射一本!」なのだそうだ。ちょっとちょっと、注射ってどこに、まさか・・・、「そうなのよ、目っくり玉なのよ」と。麻酔は?と聞くと、「するわよ、目っくり玉に!」ですと。その麻酔注射の麻酔はないんですか?体や頭は固定されてても、目玉、動きませんか? 

どうか、私の人生で、手術とか注射とかそんな目に遭いませんように・・・。

ジェリーの目玉はつやつやで、透明感あふれて美しい。ジェリーはテレビを見ないし、パソコンも操作しないし、不十分な照明で読書もしないし、寝不足もしない。ジェリーは大の字でネンネする。かわいい。時々、夢を見るのか、仰向けのまま、足を動かし蹴っている。かわいい。




   
2010/9/23(木)&雷→
雨と雷の日の過ごし方
「じっとしてなきゃ・・・」
「空で誰かが怒ってる」


昨夜からずっと雷が鳴っていた。今朝方4時半頃、「すごい雷で目が覚めた」と両親が言っていたが、もちろん私には聞こえなかった。朝方になって爆睡する私である。

アルは雷や花火を気の毒なほど怖がった。全身を緊張させて、ぶるぶる震えていた。ジェリーは一見のほほんとしているが、やはり動物の本能で怖がっているようだ。先月、雷が鳴った時は、階段の下の柱とドアの間のくぼみに体をひそませていた。そして今日は、ご飯の時以外は、私のベッドの足もとの、デロンギヒーターとチェストの隙間のくぼみに体を寄せるようにして隠れていた。画像はフラッシュ撮影しているが、実際は真っ暗な部屋である。幸いなことに、午後2時には雨もやんだので、あとはのびのびと昼寝していた。

昨日、突然、インターネット接続とメール送受信ができなくなった。仕方ないので、今にも壊れそうな先代パソコンで日記の更新とメール送受信を済ませた。・・・だから、原因は新パソコンそのものにある。オンラインのヘルプとサポートを参照できないので、紙媒体のマニュアルをチェック。システムの復元、というのをやってみた。・・・変化なし。えーーー、Windowsの再インストールしかないの? 夜も遅いし、そんな怖いこと、明日にしよう、と問題先送り。今朝になって、サポートに電話する前に、とりあえずネットにつないだら、何事もなかったかのように接続できた。昨日のトラブルはなんだったのだろう。




   
2010/9/24(金)//
オールフリー
「この音は・・・!」

そうだね、その音は、ジーチャンがコーヒーを入れる音。ジェリーはベッドから飛び降り、台所へ駆けて行った。何かもらえるといいね。

「ちょっと、これ、味見してくれ」と父が買ってきたのがサントリーのアルコール・糖質・カロリーがオールフリーのビール風飲料。父は今日は「天狗舞」を飲みたかったらしい。「オールフリーってなんだそれ? 結局・・・水?」と、いきなり毒舌モードの私。アルコールをまったく受け付けない体質の母は、「ビールだ!」と喜ぶ。私の感想は、・・・確かに、今までのビール風飲料の甘苦い感じはなくてビールに近い・・・「でも、何のために人はこういうのを飲むのか?」となぜか怒りに似た感情が。オールフリーで酔ったか、私? たちの悪い酔っ払いである。

腹立つことがある日には、アルコールは飲まない方がいい。今日みたいな、自分の国に失望するような日にはオールフリーを飲むといいのだ、きっと。

名古屋城が今日明日はオールナイトでライトアップ。愛知トリエンナーレの一環としてのアート作品である。成層圏まで届くという青い光が夜空にまっすぐに延びて、夜空の雲に当たっているのが、我が家からもよく見えた。




   
2010/9/25(土)
捨ててやる
「それよりアタシと遊ぼう」

車が出て行ったら、車庫は広々としている。ジェリーにとって、しばしの運動場。

車庫の4分の3に車、残りスペースをあれこれが占拠。父の提案により、再び片付け作戦が始まることになった。ああもううんざり。今の私は心に余裕がないのだ。そんなことしてる場合じゃないのだ。でもやらなくちゃ。やれば頭もスッキリするかも。

「タオルケットでは寒い、でも羽毛布団はまだ早い、羽毛布団より薄いが肌掛け布団よりしっかりした掛け布団があったはず」(by母)、とか、「この毛布では気分よく眠れなかった」(by父)などと言う。日本人はデリケートである。それよりもまず、その夏用パジャマを秋冬バージョンに換えたまえ。・・・と突き放すのもかわいそうなので、この際、もらいもので手つかずの寝具などを出すことにした。

そして、そろそろ限界を迎えた寝具を「処分するか」という私の気持ちを読んだか、母がすかさず「取っときなさいよ。ジェリーや私たちが寝たきりになった時に使えるかもしれないから」・・・ですと。そういう発想で取ってある食器や家具や衣類や寝具で我が家の何割かは占められているような気がする。




 
2010/9/26(日)
いろいろでてきた
「派手なのが好きだね」

昨日、ソファの汚れを落として「ラナパー」を塗りこんだ。ホコリや皮脂やジェリーのよだれでずいぶん汚れていたようで、掃除が終わってから触れてみると、手触りがまったく違って、さらさらすべすべになっていた。今までのカバーは洗濯することにして、とりあえず超特大のバスタオルをかけた。2メートルはあるので、シーツかもしれない。天袋の「バスタオル新品」の箱から出てきたものだ。

「避難グッズ」のリュックからは、乾パン・水・救急セット・ジャージと下着と靴下・バスタオル・運動靴・笛が出てきた。私のリュックからはさらに「アルのリードとボールペン」、母のリュックからは「身代わりお守り」、父のリュックからは「ラクダの肌着」も出てきた。乾パンの賞味期限が切れていた。どうしよう、明日のおやつにしようか。

昨日、ジェリーの体重測定、9キロ。200グラム減。腹ぺこジェリーは散歩の時など油断できない行動を取るので、おやつ分のドッグフードも忘れずに食べさせるように努めた。




   
2010/9/27(月)
どんどん早寝
「ラグビーだ!」

1年後に新築オープンの予定で、近所のスーパーが今度の日曜日で閉店する。結束バンドを買いに行ったついでに、100均ショップでジェリーにラグビーボール型ぬいぐるみを買った。閉店セールで1割引きの90円プラス消費税。ジェリー、新しいボールに大喜び。ひとりで投げて追いかけて、くわえて振り回して遊んでいた。あっという間にボールは破壊された・・・。あっけない。

日暮れが5時台になって、ジェリーの散歩が4時台になった。早く夜が来るような気がして、今日が食事当番の母は、1時間勘違いして早めに食事の支度を始め、まだ5時半なのに「みんな何してるの!」と怒っていた。「さすがに早すぎませんかね」と言うと、「食事の時間をいつにするか決めてもらわないと困る!」と逆ギレ母さん。「んじゃ、6時ってことでよろしく!」

今日のジェリーは、私が台所を片づけていた7時頃には、もうとっくに眠くてたまらない。早寝早起き、ジェリーはいい子。冬至の頃には、日の暮れる5時頃には眠くなってしまうのかもしれない。ジェリーの真似して生活したら、どんなにエコフレンドリーなことだろうか。




   
2010/9/28(火)
ストレス、便秘、免疫力
「今?漂ってる感じ・・・」

昨夜に引き続き今夜も健康情報番組を見た。見てるうちに疲れてしまう。疲れているのは、昼間、車庫の掃除をしたからかもしれない。ジェリーも、モノが散乱した片付け中の車庫で、宝探しをしたり、外を行く人を観察して、昼寝不足の午後を過ごした。そのせいか、夕食前にこんなふうにテーブルの下で眠そうだった。

交感神経が優位だと、腸が広がったままで収縮しないから便を押し出すことができなくて便秘になってしまうのだそうだ。セルフチェックしながら便秘症の母がつぶやく、「ストレス、私は感じないね」。・・・え?

免疫力の低下で、母は全身にひどい皮膚炎を生じ、一時は死ぬほどつらい思いをした。免疫力は笑うとアップする、と、番組で言うと、母は「家では笑うことなんてないから、外に行って言いたいこと言ってこようっと」と元気よく立ち上がった。お母ちゃん、アンタ、むちゃくちゃ逆ですぜ。がっくり・・・。ストレスだらけだ、かわいそうに。こりゃもう一生治らないな。

私はそっとリビングを抜け出し、自室に戻り笑うことにする。人生は短いんだ。




   
2010/9/29(水)/
ジェリーのいいところ
「ほらほらほらボールだよ。投げてよ」

飛行機の音が聞こえると上を見る。しばらく見ている。救急車が通ると、追いかけたいっ、というような顔でそばにいる人間を見上げる。ボールを見ると、嬉しくってたまらないよ、と思っていそうな弾み方でボールを放り投げる。ひとり遊びができるなんて、なんて賢いんだろ。フェンスのそばでガウガウの最中にも「ジェリー、おうちへ」と言うと、くるりと身をひるがえし家に駆け込む。あまりにいい子でかわいそうな気がして、「もう少しおバカでもいいんだよ」と言ってみる。

おっと、犬バカの親バカ。

長いこと怒ることを抑えてきたし、思考停止状態にあったから、馬鹿にされた時、侮辱を受けた時、権利を侵害された時、危険が迫った時に、どうすればいいのかとまどう。そして、自分が所属する国にとっても、自分はただの数字にすぎないという現実。きっと、世代を超えて国を越えて、こんな不愉快さがまん延しているのだ。




   
2010/9/30(木)/
今月できたこと
「こーゆーこと 」

夕食後、台所を片づけて、ジェリーの寝床をサークルで囲って、・・・あ、今日のジェリーの写真がない。カメラを取りにリビングへ行ったら、ジェリーがついてくる。そして、ジェリーは父に訴える。「ジーチャン、ジーチャン、ジェリーは眠いよ、なんかくれ」。ソファに横になっている母にも飛び上がるようにして訴える。「バーチャン、バーチャン、ジェリーは眠いよ、ジェリーはいい子だよ、なんかくれ」。すかさずカメラを向けたが、ジェリーの動きが速すぎて、全部ぶれていた。

こんな風に仰向けにして抱っこするのは、今月初めには難しかったが、今は、「これはやらなきゃいけないみたいだ」とわかったようで、諦めが良くなった。

ボールのキャッチもうまくなった。ゴムボールをダイレクトキャッチする。応用編として、両親がドライフードのダイレクトキャッチをマスターさせたようだ。




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