『怒涛の鯨のタタキ』
2011年11月の犬バカ愛日記



イナゴ狩りに夢中だった11月。
毎日のように捕まえて食ったイナゴの数は数知れず・・・。
ジェリーのおなかは大丈夫かしら?
・・・ちょっと心配。

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2010/11/1(月)
技術の進化
「書斎で何かが起きている」

だからジェリーは昼寝ができない・・・。妹の腕にがっちりつかまって、それでも耳をそばだてて、人の話し声、物音などを聞き取ろうとしている。

前回は洗面所のパッキン交換と照明具取り換え、そして、今日は書斎の照明具取り換えにやってきてくれたのが妹夫婦。妹の旦那は手作り大好き、電気工事にも結構詳しい・・・のだが、今日はちょっとばかりてこずり、網戸張替えまで手が回らなかったとのこと。それにしても驚くのは技術の発展。今どきの照明器具は、蛍光管を「10年取り換えなくてもいい」のである。75Wで10畳の部屋が隅々まで明るい。それに器具そのものが軽くて天井に負担をかけない。20年前の最新型はとっくに時代遅れの電力食い。いや、時代遅れなのは、機械や器具ではなく人間である。

今日、ジェリーは妹と遊び、工具類の間を宝探ししてかぎまわったりして、とうとう昼寝しなかった。そのせいか、夕食前にセロリの葉をかじって、吐いていた。寝不足すると嘔吐するワンコである。




   
2010/11/2(火)
9.1キロ
「もっと食べてもいいんだけど」

ジェリーの体重は9.1キロ。この季節、動物は冬に向けて肉と脂肪をつけなければ・・・と心配する必要はなかった。フードをしっかり消化吸収して、なんだかんだとおやつももらって、一日3回の散歩もこなしつつ、増量中。

夕方散歩に出かけたジェリーを、しばらくしてからカメラを持って追いかけた。「あら、今日はひとり?」と12歳のヨーキーとコーギーのミックス犬の飼い主さん。「カメラ持って追いかけてるんだけど、今日はコースが違うのかなぁ」・・・。仕方ないので、一回りして家のそばまで帰ってくると、父がリビングの窓をたたいているらしい音。ピュッピュッと口笛を吹くと、ジェリーが気付いた。「今日はジェリーが取り壊し中のスーパーのそばに行きたがった」とのことで、会えなかったわけだ。

イナゴを追いかけるジェリーの写真を撮りたかったんだけどな。




   
2010/11/3(水)
風が冷たい季節
「何の音だ?」

ブォッブォッと爆音を立ててバイクが行く音。ジェリーは何度も立ち止まり、振り返り、時には座り込んでまでしっかりと音を確認する様子だった。ジェリーはこんな音がとても気になるらしい。

うちに来た頃のジェリーは、まずバイクに反応した。ひゃっほーーぃ、と、飛びかかる勢いだった。車にも反応するので危なくてしかたがなかったが、今のジェリーは違う。「飛びかかってはいけないんだ」と知っている。

寒くなって、頭痛や悪寒で風邪を恐れて、用心に用心を重ねる季節がやってきた。すでにハイネックのヒートテック着用。できればハイソックスを常用したい。今日は中綿キルティングのパーカーを着用。そろそろダウンジャケットの登場か。朝のコーヒーは10日前からショウガ紅茶に切り替えた。あとできることは、運動して筋肉量を増やして、熱を発生できる体づくりだ。




   
2010/11/4(木)
食事のマナー、ジェリー流
「腹減ったよ!」

ジェリーの食事時間は1分未満。あっという間に食べ終えて、まず母の手元を狙う。

「何か降ってくるかもっ!」

落ちてこないと見るや、母の腕をはねのけてでもテーブルの上を自分の目で確かめる。画像のように、父にはかなり遠慮なくアピールする。父の手はジェリーにとっては、ドラエモンのポケットなのだ。食事の間中、ジェリーは父と母の間にいて、何度も立ち上がってアピール。私と母は夕食後にヨーグルトを食べるが、その時になると、ジェリーはテーブルの下でお座りして私に注目している。私が先に食べ終わると知っているのだ。

万年肩こりだが、肩こりが気にならないほどに首がこる。首こりが当たり前になって苦痛ではないが、頭がぼーっとしたり、ふわふわゆれたり、ぴっきーんと痛みが走ったり。目を動かすと「筋肉痛!」的な痛みが走って、目が肩こり状態だ。ストレッチも間に合わない。やーねー、年取るってこういうことなのねー。




   
2010/11/5(金)
近頃はまっていること
「はまると眠りやすい」

昼間の田んぼ道はイナゴがたくさんで、ジェリーは獲物に事欠かない。今日は、3匹、捕まえて食った模様。シャリシャリとかみ砕き、ゴックン。3匹といわず、30匹でも300匹でも捕獲可能な豊かな秋の田んぼ道。ジェリーの機敏なハンティングの様子は、デジカメでは撮影不可能。やはりビデオの出番か。デジカメや携帯のの動画撮影機能を使ってみよう。

デジタルワールドはすごい。揺れる船の上でハンディビデオカメラで撮影した画像が、うちのパソコンでもくっきりと見えるのだから。どうやって保存するのだ、と試みたがよくわからなかったので、心の目に焼き付けるにとどめた。あくまで青い空と海の中、異常な緊張状態が展開するが、漁網を引き上げる時には、海鳥が飛んできて網の魚を狙っている。カモメはずっと飛び続けているのかしら、波にちゃぷちゃぷ浮かんで休憩するのかしら。鳥はたくましい。この国よりたくましいのはもちろんのことだが、かの国よりもたくましいのかもしれない。




   
2010/11/6(土)
腹ぺこで眠くて
「上も下も、右も左も・・・」
「・・・ぐっちゃぐちゃに眠いっ」


今日は「絶好の行楽日和」とかで、寒くなく、もちろん暑くなく、風もないいい天気だった。そんな日の昼飯前の散歩は、ジェリーにとって絶好のハンティングチャンス。私がのほほんと歩いているのを察したか、一気に田んぼへダッシュ。もちろんイナゴ狩り。無我夢中で稲の切り株や枯れ草に顔を突っ込む様子は、かわいいというよりワイルド。今日も間違いなく3匹は食べたことだろう。

「今朝はウンチ2本、2本目は最後の方ちょっとゆるかった」との父の報告。イナゴの食べ過ぎ? そもそもイナゴなんて常食してはいけないのでは? いけないんだよ、ジェリー。

これは夕食前の画像。ちょっと眠ってから遊び始めて、遊んでいるうちにまた眠くなって、わけわかんなくなっているジェリー。こんな姿も天真らんまんでかわいい。




   
2010/11/7(日)
正体不明の物体
「ちょっと待って!」

ジェリー、昨日のハンティング中の画像。今日は一転して曇りでテンションが少しばかり下がる。しかし、ジェリーはいつも通りハイテンション。

イナゴは晴れた日の方が好きなようで、今日のような曇りの日には数が少ないようだ。今日は小ぶりな1匹だけがジェリーの餌食になった。

「今朝のウンチは2本。しかし、2本目のキレが悪くて、何かがひっかかっているようだったので、引っ張り出したら、ビニールのようだがビニールでないなにか不思議なものが出てきた」とのことだった。寄生虫とは思えないから、イナゴのハネ? イナゴの脚? イナゴだね、きっと。これから数日は、ウンチに注目してみよう。




   
2010/11/8(月)
日本丸の登しょう礼
「ご〜きげ〜んよ〜う」

船大好きな父。テレビニュースで、「名古屋港で軍艦の一般公開がありました」などと知ると大変に悔しがる。

「うわー、見たかったなぁ」

あまりにかわいそうなので、名古屋港のサイトで船舶来航予定など調べてみた。そこで見つけたのが、日本丸の「登しょう礼」。出港する時の最高の儀式らしい。

独立行政法人航海訓練所の練習帆船のひとつ日本丸が、本日14時、名古屋港出港時の登しょう礼の様子。


「ご〜きげ〜んよ〜う」

本日、曇天。さらに、逆光とあって、思ったような画像がほとんど撮れなかったらしい。この画像は「独立行政法人航海訓練所」のホームページの、「平成19年の名古屋港での日本丸の登しょう礼」の様子。

「登り方始め」の合図のもと、練習生たちがマストを登っていく。

そして、あっという間に各ヤードのフートロープ上に整列し、士官の敬礼を合図に、船の舳先(バウスプリットというらしい)の練習生がマスト側を向き、「ご〜きげ〜んよ〜う」と号令。すると、ロープ上の練習生たちが、帽子をとって「ご〜きげ〜んよ〜う」。それが3回繰り返され、船が出ていくのだそうだ。見物人からは自然発生的に拍手。

そして、「ぐっとこみあげるものがあった」、と。


「ご〜きげ〜んよ〜う」

これは独立行政法人航海訓練所からもらった日本丸の誇らしげな姿。

「実は、日本丸より海王丸の方がもっと好きだ」と父は言う。その昔、海軍兵学校予科受験に向けて準備していた少年は、ことのほかロマンチストである。

この登しょう礼を見ていた人々はほぼ例外なく涙がこみ上げるのだそうだ。「郷愁、かな」と父は言う。「ごきげんよう、と聞いて、日本語はきれいだと思った」、「若さはいい。今の若い人は幸せだな」、と。

日本人は農業国であると同時に海洋国家であった。ドン百姓(ドン・ジョバンニ、とか、ドン・フェルナンデスなどの「ドン」である)と船乗りの気質を持つのだ、きっと。




   
2010/11/9(火)
歯磨き体験
「ネーチャン、何をしたいの?」

アルにはとうとう歯磨き習慣をつけることができなかった。ジェリーにはいつまでもピカピカの歯を保ってもらおう・・・と思いつつも、今まで何もしてこなかった。「デンタルももちゃん」の歯磨きジェルを一滴二滴たらすことはしているが、歯の付け根がうっすら黄色いのは歯石が付き始めているのだろう。・・・まずい。今からでも遅くはない。あきらめてはいけない。

そこで、幼児用の歯ブラシ「やわらかめ」を買ってきた。そうそう、大人用の歯ブラシ「やわらかめ」タイプはことごとく売り切れていた。少し前の『たけしの家庭の医学』で歯周病対策を特集していたからそのせいだろう。

薄い塩水をコップに入れ、どっこいしょと床に腰を下ろし、ジェリーを呼ぶ。ジェリーを捕まえ、歯ブラシを口に当てるが嫌がらない。奥歯に歯ブラシを当てても嫌がらない。今日のところは軽く数回、歯に歯ブラシを当てただけにとどめた。




   
2010/11/10(水)/
戦略的冬支度
「浅略?」

戦略:長期的・全体的展望に立った闘争の準備・計画・運用の方法。(三省堂:大辞林)

ちなみに、「戦略」のひとつ前に載っているのが「浅略」で、「あさはかで、粗略なこと」という意味である。昨今の日本の政局を見るに、とても意味ありげにこの二つの語が並んでいる。

さて、我が家での戦略的冬支度。ジェリーの後ろに見えるのは、ソファカバー代わりに使っているタオルケット。ほんの一時的に使うつもりがあっという間に11月。寒い。ところが我が家には冬用のソファカバーがない。

しかし、コタツ用のマットならある。コタツはこの2〜3年使っていない。2.5メートル四方はありそうなコタツマットをソファにかけてみた。使えるっ。しっかりしたキルティングで、汚れていなくて、そこそこおしゃれな柄で、ソファをしっかりカバーできる大きさ。良かった、役に立った。これならジェリーのジャンプにも耐えられる。




   
2010/11/11(木)
暖かな日だったから
「寝不足だよ」

ジェリーは午前中、昼寝?しなかった。ワンワン・ワンワンの日だというのに。(11月11日は、きっと犬の日に違いない。)

午前中、すっかり忘れていた「モッコクの木の剪定」をした。「バサバサ切ってよし」と父に言われるが、なかなかバッサリとはいかないものだ。ジェリーは、上から落ちてくる枝や葉っぱをオモチャにして忙しい。庭が片付いたら、今度は古い照明具の分解である。22年前に取り付けた時とは、我が家の生活スタイルはずいぶん変わってしまったのだ。22年前の照明具は、丁寧に作られていて、部品もきれいで、分解するのに何の苦労もいらない。丁寧に分解することで「捨てることの罪悪感」が減っていった。分解し、コンパクトにまとめてゴミ袋に入れたところで11時30分。ジェリーの昼飯前散歩の時間。

昼食後、ジェリーの姿が見えないと思ったら、書斎の私のベッドの上で熟睡していた。そして、夕食後の画像がこれ。リビングのソファの上で、もう眠くて、眠くて、フラッシュをたいて撮影しても目を覚まさない。




   
2010/11/12(金)
ジェリーは困難に挑戦する
「好きじゃないけど・・・」
「・・・嫌でもないし」


昨日は歯磨きしなかったから、今日はしようか、と、ジェリーの歯磨き。薄い塩水につけた歯ブラシを、軽くちょいちょいと何度か歯に当てるだけ。ゴシゴシと磨くのはもう少し先になるだろう。

今日は朝から空が暗く、午前中にしばらく雨が降ったが、昼前には天気予報通りに晴れて暖かくなった。ジェリーの昼前散歩は、いきなり駆けて行って、まずはウンチ。それからのびのびとイナゴ狩り。生きのいいイナゴしか食べないんだから、ジェリーはグルメ?・・・。

海外ドラマ『E・R』を再び見ることにした。日本語字幕で見て、英語字幕で見て、字幕なしで見る。好きな「スーザン・ルイス」先生のセリフは口真似したりして。『ブリジット・ジョーンズの日記』や『プラダを着た悪魔』も好きだが、映画は2時間なので時間がかかり過ぎる。毎日見るには、45分間のテレビドラマがちょうどいい。




   
2010/11/13(土)
ジェリーは現実肯定派
「すっぽりかぶってるの」

「んまーー、犬をこんなにぬくぬくと可愛がっちゃって〜、過保護!」という声が聞こえてきそうな気がする。

ジェリーの寝床をおおっているのは、昼間はジェリー愛用の昼寝用ベッド(私のベッド)のカバー「すべり止めのついたカバー」である。11月になってからは、夜はジェリーの寝床のテント(?)。初めてカバーをかけた日には、「おおっと〜!」と一瞬あとずさりしてカバーに注目したジェリーだが、嫌がらなかった。入口上部に、カバーをたらしてやったら、ほら穴みたいになって喜ぶだろうか。・・・嫌われるかもしれない。

昼ごはんの後、ひと眠りしたジェリー、書斎のベッドからとびおりて、遊び相手はいないかとリビングに向かった気配。そのあと、ひとりでボールを何度か放り投げて遊ぼうとしていた様子。・・・あ、ジェリーがやってくるぞ! デスクに向かっていた私は、ジェリーに気付かないふりをした。私の後ろでジェリーがボールをゴトンと落とした。ジェリーが様子をうかがっている。ジェリー、立ち去る。そっと後ろを見ると、ボールもなかった。台所で何の音もしないから、自分のラウンドベッドで眠ってしまったのだろう。・・・かわいい。




   
2010/11/14(日)
自動翻訳機能
「ジーチャンが言ってること・・・」
「・・・わかるよ」


「ジェリーは、人の言うことをよく聞こうとするから、話しかけるようにしてるんだ」と父は言う。ジェリーの学習能力は高い。

そういえば、ジェリーは私のベッドでおしっこしなくなった。母の草履をかじることもないし、靴ヒモもかじらない。家の中でおしっこする時は、ペットシーツに命中させる。ずいぶんいい子になったものだ。

昨夜、ふと思いついて、自分のホームページのトップページ上で「自動翻訳機能」をクリックしてみた。ひどい・・・。「鯨のタタキ」の「タタキ」が、火でさっと炙った料理の「タタキ」ではなくて、ぶんなぐる、という意味になっている。危ないサイト名だこと・・・。




   
2010/11/15(月)
幸せワンコ
「どっちがいいの?」

夕食のしたくをしていても、ジェリーは遠慮なくやってくる。「遊ぼう、投げてよ」とボールを私の手に握らせる。

鍋にキャベツと豚薄切りを段々に敷き詰めて、コンソメスープの素を砕きいれて、シメジをほぐしてばらまいて、水をカップ1杯。ふたをして火にかけたらあとはヒマ。椅子に座って夕刊を眺めていたら、ジェリーの視線を感じた。私の足元には、オレンジ色のボールと火の玉ブラック。

「どっちがいいの? どっちで遊ぶの?」、そう言っているんでしょ、ジェリー。ちょっと待って、その顔、撮影するから、そのまま動かないで待ってて!

岡山のケビン君が今朝、静かに眠るように逝ったそうだ。14歳と2カ月半。しあわせワンコがまたひとり、虹の橋へと旅立った。




   
2010/11/16(火)
時短
「早寝早起きしようよ」

夕食後、私が台所を片づけている間、ジェリーはソファで眠っていた。となりに座る母を、首をかしげて見つめる。眠くてぼんやりしているのだろうか。

そんなジェリーを写そうとカメラを構えると、ジェリーが前進。ひざ掛けとダウンジャケットでできたV字渓谷に到達。ほんわかおっとり表情。とてもイナゴ狩りに燃えるワンコには見えない。

今日もアオキスーパーで週に一度の食料買出し。その前にバローホームセンターで風呂のふたと入浴剤のエモリカを買う。12年使って、切れてしまったロール式の風呂のふたは、父のアイディアで半分をプランター置き場として再利用。

まとめ買いの結果、1ヶ月間トータルで見ると、買い物時間はもちろん短縮。金額も減少。調理にかける時間も短縮。材料は使い切るので無駄にならない。いいことだらけ。時短はすべての無駄排除に通じる。




   
2010/11/17(水)
クールジャパン
「楽しい話?」

日本のアニメは「クール!」とかで、世界でも人気らしい。今日、美容院Broochの若者に根掘り葉掘り聞いてみた。

「エヴァンゲリオンとは何か?」
「何を読むべきか?」・・・などなど。

・・・私はマンガ好きだが、えり好みが激しく、少年マンガには手を出したことがない。しかし、世界で人気なのはいわゆる少年マンガらしい。彼らに聞いてみたところ、「エヴァンゲリオンは深い」らしい。「コッペリオン(だったかな?)とビリーバットはぜひ読んで欲しい」、「スラムダンクはするする読めちゃいますよ、でも話の内容は1冊で30分しか経過しなかったりするけど」、「世界中で人気のドラゴンボールはイスラム圏で放映禁止になったんですよ。お祈りの時間に子供たちが来なくなるってんで」とのこと。「ふぅ〜ん、『君の名は』状態だね」と言って、何のことかわからないという顔をされた。年末年始に、「エヴァンゲリオン」と「ビリーバット」を読んでみようかな。

7時過ぎに帰宅したら、ジェリーが大歓迎。「ネーチャン、美容院? 髪の毛、いい匂い! なめていい?」と大騒動。そして、私のひざに前足のせて落ち着いた。あまりにかわいいので一枚パチリ。




   
2010/11/18(木)
失言
「何を言ってるの?」

ジェリーにカメラを向け、何か言うと、ジェリーは一歩前進する。また何か声をかけると、また数歩前進し首をかしげる。「食べる、でもないし、散歩、でもないし・・・なんだろう?」と。

デスクに向かっている間、ジェリーはベッドや床に寝そべっておとなしく待っている。私が背伸びをしたり、立ち上がると、即、ジェリーが立ち上がって、「気分転換に遊ぶ?」とやってくる。「遊ばないよ、あとで」と言うと、たいていはおとなしく引き下がってくれるが、時には、「ホントかどうか、机の上を見せてくれ」と膝の上に飛び乗ろうとする。そんな時は、ちょいと抱き上げて、くしゃくしゃっとなでてやる。午後3時半頃、ひと区切りついてノートを閉じてふとジェリーを見ると、ジェリーは伸び伸び〜と、「犬のポーズ」を取っていた。ジェリー、わかったのか?

おもしろい、と言っては申し訳ないのだが、予想外の発言で見逃せないのが国会等の中継である。ずっと見ていると腹が立つので、通りすがりに10秒ほど眺めるだけだが、それでもじゅうぶんに腹が立つ・・・じゃなくて、おもしろい。いや、・・・ひどすぎる。悲しい、情けない。恥ずかしい。テレビの音声を消してみて気づいたことがある。女性議員よ、濃紺のスーツを着たまえ。その方がプロフェッショナルに見えるぞ。




   
2010/11/19(金)
シャンプーの日
「ぜっこーちょーーーっ!」

昼前の散歩で見上げると、雲ひとつない晴れ渡った青い空。絶好のシャンプー日和である。

昼飯前にパパッと済ましてしまおう、と、帰宅後、車庫の前にドライヤー・バスタオル・ブラシなど準備してから、ジェリーのシャンプーを始めた。

まずお湯をかけたら、もわっと匂いが立ち昇るかと思ったが、そうでもなかった。ジェリーに抵抗されながらも、5月以来のシャンプーを済ませたが、寒い時期のシャンプーはなかなか大変だ。隙あらば逃げ出そうとするのでドライヤーも大変。来年は自力でシャンプーできるかどうか不安だ。プロに任せることになるのだろうか。

「結界がある・・・」

押さえつけられてドライヤーをかけられて、すっかりふんわりきれいなワンコになったジェリーは、まるでうっぷん晴らしかのように、すごい勢いで庭先と室内を走り回った。かなり細長い長方形の我が家とその庭のヘアピンカーブをものともせずに吹っ飛ぶように走り続ける。

絶好調だね、ジェリー。

それから勢いよく水を飲んでおとなしくなった。絶好調ついでに、私のベッドでおしっこしたらしい。私が見つけた時は、おしっこはまだ温かかった。

すぐ届くところにボールがあっても、自分の「失敗」を目の前にすると、ベッドに上がることができないらしい。ベッドカバーをそのままにしておいたら、今日の午後はジェリーはベッドにのらなかった。




   
2010/11/20(土)
洗濯の日
「それより散歩だよね」

今日もまた雲ひとつない青空の、ほかほかと暖かい日。タオルケットやシーツやカバーなど、大物ばかりをコインランドリーに持っていった。コインランドリーの稼働率、ほぼ80%。乾燥機にも42分間働いてもらって、ふっくらふんわり。コインランドリーでの1時間半ほどの間、『ふるさとジャパン』をひそひそと音読。ちょうどいい騒音に囲まれて、いい感じに集中。

洗濯ものを片づけてから、ジェリーと昼飯前散歩。ジェリーはイナゴを5匹ほど食べた気がする・・・。食べすぎではないだろうか。昼飯前散歩の前半はのんびり好きにさせるが、後半はさっさと歩かせる。私が前、ジェリーは後ろ。散歩の基本。

午後、母の買い物の荷物持ちでマツザカヤに出かける。数年前までは買い物に出かけると腰が痛くなるので、2時間が限度だったが、今日は、足が弱っている自分に気付いてガッカリした。そういえば、寒くなってきてからすっかりステップ運動をさぼっていた。首と頭はガチガチ、肩や背中はバキバキ、おなかプヨプヨ、脚はフニャフニャ。

ジェリーを見習わなきゃ。




   
2010/11/21(日)
スズメの事情、ジェリーの事情
「ほらね、消化にいいんだよ」

『ダーウィンが来た』を見ていたら、スズメの子育て事情などを特集していた。スズメはたくましい。スズメは草の種や穀物などを常食するようだが、子スズメの離乳食には虫を与えるのだそうだ。

「虫は消化がよくて、たんぱく質豊富なのです」!

ジェリー、よかったね。スズメは雑食性、ジェリーもきっと雑食性。イナゴ、食べても大丈夫だねっ。今日も、4匹、食べちゃったんだもんね。

昨夜ふと気付くと1時半、眠ることにしたら、頭がもうろうとしつつも過熱状態で、頭の中にさっきまで読んでいた文章がぐるぐる走り回っている。いつまでもそんな状態だったような気がするし、夢かうつつか、眠っているというよりはぶったおれたような感じで、ジェリーが散歩に出かけたのにも気づかず、頭の芯がしびれたまま、8時に目が覚めた。「あれ? 昨夜は、寝る前に目薬さしたっけか?」・・・思い出せない。ジェリーみたいに、ぐっすり眠って、スッキリ起きて、元気よく走り出したい。




   
2010/11/22(月)
ジェリーの性格
「2回分の散歩だった」

今朝、ジェリーは雨が降り出す前に、と、暗いうちから散歩に出たそうだ。例によって、「散歩ならいつでもウェルカム!」なジェリーは勇んで出ていったことだろう。

朝から雨が降り始め、昼飯前の散歩はとりやめ。「大丈夫だよ、ペットシーツにおしっこできるよ」とまったく気にしていない私と違い、父は、雨の合間に、と、2時過ぎにジェリーを散歩に連れ出した。ちょうど1時間ほど雨がやんで、ジェリー、ラッキー。今日の一枚は、レインコート姿のジェリー。

ジェリーの実家のおかあさん(スマイルアンジョーの村瀬さん)から電話あり。カレンダーを送ってくださるそうだ。カレンダーにはジェリーの実父のダンディ君がのっているそうで、近頃、ジェリーはダンディ君に似てきた気がするだけに、とても楽しみ。ジェリーはおなかを見せたがらないが、「ダンディの子どもたちは、みんな、プライドがあるというか『ワタシは!』という気性があるような」感じなのだそうだ。愛すべき犬たちだ。




   
2010/11/23(火)
ダンディパパ
「この角度でいい?」

ジェリーの実家のおかあさん(スマイルアンジョーの村瀬さん)からカレンダーが届いた。誠文堂新光社のコーギーカレンダーだ。ここのカレンダーはほぼ毎年購入していたが、スマイルアンジョーの犬たちが協力していたとは知らなかった。よく見ると、今年のカレンダーにも「撮影協力:村瀬紀元」の表示。今年のカレンダーはどの月が関係者ならぬ関係犬だったのだろう。1月かな。

7月の写真がダンディ。ジェリーのおとうさん犬である。ジェリー、おとうさん似だね。表紙と5月の犬もスマイルアンジョー関係犬だそうだ。

同じ角度で撮影を試みた。こんな感じ? あ、向きが逆だった。




   
2010/11/24(水)
ジェリーの反応は
「とくにあっちのヤツ・・・」

「今年のカレンダーの1月の子もダンディです」、今朝、ジェリーの実家のおかあさんが教えてくれた。ダンディってフォトジェニックなコーギーなのね。数あるコーギーカレンダーの中でも「誠文堂新光社」の写真が好きで、ほぼ毎年購入していたが、不思議な縁だったのかもしれない。

さらに、「今年の11月の子、『午後の紅茶』のコマーシャルに出ていたあの子ですよ」。小泉今日子と共演して、コーギーブームに火をつけたあのかわいいコーギーも、スマイルアンジョーのコーギーなのだ。

ジェリー、ほら、どっちの写真もキミのお父さんだよ、と、ジェリーに見せたら、いきなり「がるるる〜っ」と、来年のカレンダー7月のダンディに向かっていった。なるほど、よくわかっているようだ。

今日はどうした風の吹きまわしか、昼前に母が「ジェリー、おばあちゃんと散歩に行こう!」と、目覚まし散歩だ!とジェリーとふたりで勇んで出かけていった。ジェリーのイナゴ狩りにかなり驚いたらしく、「2匹も食べちゃったから、お昼ごはん抜き?」などと過激な提案をしていた。




   
2010/11/25(木)
もういくつ寝ると・・・
「ひとりでも遊べるけど」

ジェリーの姿が、入口のガラス越しに見える。ジェリーが部屋の外で私を待っている。起きねばなるまい・・・。ジェリーは盛大にジャンプして「ネーチャン、オハヨー、ゴハンゴハン、ハラヘッタヨー」と台所までぴょんぴょんしながらついてくる。朝ごはん35グラム、おやつ分25グラム、昼ごはん15グラム、夕ごはん35グラム、と、ドライフードを仕分けする。朝ごはん35グラムに消化酵素のパウダーをふりかけてお湯を大さじ1杯かけてやって、「ジェリー、おすわり、まて。ごはん食べる? 食べるよね。今日も寝坊してごめんよ。さ、ごはん、よし!」

お昼ごはんの前の散歩で、今日もイナゴ狩り。4匹ぐらい食ったのではないか? 田んぼに勢いよく降りて行ってウンチ。チェックすると、「・・・これはイナゴの触角? 頭部?」、そろそろイナゴ狩りも潮時か。

元気印ジェリーが思いっきり走ることができるように、木曽三川公園や養老公園に連れて行ってやりたいと思いつつ、もうすぐ12月。あれこれ焦る12月だ。




   
2010/11/26(金)
晩秋の楽しみ
「犬山の犬」

父が紅葉見物に出かけた。

「岐阜に行くので、その帰りによさそうな場所」とのことだったので、犬山の寂光院を提案。最寄駅からタクシーで5分、徒歩なら30分である。今日はバスが出ていない日だったので、「歩いてみた。年寄りがたくさん歩いていたぞ」とのこと。

犬山城はオリジナルであって、再建されたものでない。ということで、国宝なのである。「中の階段はおそろしく急で大変だった」らしい。25年ぶり。今日は「2万歩、歩いた」という父、急階段効果もあって、明日は筋肉痛かも。

「犬山の町がおしゃれになっていた。その犬は、つながれてもいないのに、店の前でおっとりと座っていた」と。りっぱな看板犬。


「寝てたよ」

今日は私と留守番のジェリー。昼、いつものように昼飯前散歩に出かけて、やっぱりイナゴ狩り。帰宅後、郵便局に行くのに、再びジェリーを連れていった。結局、合計45分。

午後、2時間ほどジェリーはよく眠っていた。うらやましい。




   
2010/11/29(月)
気圧の変化か? ジェリーより早く眠った二日間
「ちょっと遊びましょうよ」

ジェリーがじっと見ている。「ネーチャン、今日はほとんど家にいなかったでしょ。ジェリーと遊ばなかったでしょ。お散歩もしなかったでしょ?」と。

土曜日の朝、突然の片頭痛が私を襲った。目の疲れから来たのかもしれないし、長年の肩こり首こりから来たのかもしれない。それでも夕方までは老眼に鞭打って机に向かった。薬局に行って「片頭痛に効く薬、ください。バファリンは効かないので、それ以外の血管が拡張するタイプの頭痛に効くヤツで正常眼圧の緑内障を邪魔しないヤツ、さらに、ひょっとしたら風邪かもというのにも効くヤツ」、と。薬剤師さんは痛みが伝わるのを遮断するというイブプロフェンたっぷりの「リングルアイビー」というカプセルを勧めてくれた。小型できれいなエメラルドグリーンのカプセルで、効きそうな気がする。しかし、限界。その日はジェリーよりも早く眠った。そして翌朝、当然、ジェリーよりも遅く起き、食欲ゼロのまま再びデスクに向かい、頭が重いので、ほとんど机にうつぶせになったまま学習用CD4時間分を聞く。半分は寝てたかも。夕食は軽く取って、決死の思いで入浴。ちょっと気分が良くなった。この日もまたジェリーより早く眠った。

土曜の朝は、母が突然の坐骨神経痛に襲われた日でもある。「左のお尻からひざの裏までが痛くて、座るのも立つのも痛い」らしい。母と私は同じ日に同じような体調不良があらわれる。体型は恐ろしく違うのに、体質は似ているようだ。

さて、今朝はいつものようにジェリーより遅く起きて、まだ少し頭痛は残っていたが、ピーナツバターをたっぷり塗ったトーストと蜂蜜たっぷりのショウガ紅茶を飲んでいたら、俄然やる気が出てきて、「治った! 予定通り、東京へ行く!」と外出準備をした。ホカロンを背中と腰に貼った。今日はとある講座を申し込んでいたのだ。新幹線の中、待ち時間、レッスンと、目いっぱい集中して時間が使えてよかった。東京土産を買って8時20分に帰宅。ジェリー、大歓迎。元気なジェリーに会えて嬉しいよ。




   
2010/11/30(火)
上機嫌の散歩
「ええ、そうです、まんなかです」
「ここで寝るの」


とある提出物が完成し、「ジェリー、いつもより早いけど、お散歩に行こうか」と出かけたのが10時。いつもより1時間以上早い昼飯前散歩だ。

いつもの水辺の散歩道を通って、公民館の前を通り越し、横断歩道を渡って郵便局に向かう。郵便局から、バイクの郵便屋さんが次々に出てきた。ジェリーはそのうちのいつもの郵便屋さんを見つけ、「ニーチャンッ、見ーつけたっ!」とあいさつしようとする。コラコラ、ジェリー、やめなさい。

郵便ポストに郵便を投函すると、「ひゃっほーい! 田んぼ道だー!」とジェリーはいきなり忙しくなる。見なれた田んぼ道に出ると、ジェリーは弾むように田んぼに飛び降り、「わーーーい!」とはしゃいでいるかのようにとび跳ね、田んぼ道に戻り、ダッシュし、草むらに鼻先を突っ込み、また田んぼに飛び降り、田んぼ道に飛び上がり走り出す。途中、小学校から「嵐」の曲のような音楽が大音量で流れてきて、ジェリーは何度も小学校の方を振り返って気にしていた。軽快な音楽を伴奏にジョギングの練習だったのだろうか。

晴れていたが、空気に冷たさが混じり始めたせいか、もうそんな時期なのか、イナゴの姿は見かけなかった。ジェリー、狩りの季節は終わったね。




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