『怒涛の鯨のタタキ』
2011年12月の犬バカ愛日記

ジェリーは絶好調で、
ジェリーがいつまでも元気でいられるような、
そんな夢か錯覚に浸ってしまう・・・、

2011年はそんな甘っちょろい幻想を打ち破る年だった。

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2011/12/3(土)
抗がん治療4週目
「どっちがいい?」
今日のジェリーの画像。

「ジェリー」と呼ぶとやってくる。「ジェリー、ボールは?」と言うとボールの匂いをかぐ。「ジェリー、こっち向いて」と言ったので、こっちを見た時の画像。

さて、12月3日土曜日、ジェリーの第4回目の抗がん剤治療。3週間効く抗がん剤、である。薬品名は何とか言っていたが、忘れた。次に行った時に確認してみよう。

「この抗がん剤投与の3〜5日以内に、ほとんどすべての子に血便が見られます」、とのこと。色は、「赤です。大腸が炎症を起こしたな、って感じの」、だそうだ。「ただし、2〜3日続くようならすぐ連絡ください」、と。

嘔吐のためのプリンペラン、免疫抑制のセファランチン、これらは、朝夕1錠ずつは変わらず。ステロイドのプレゾニン・・・ではなくてプレドニンがさらに減量で、一日おきに半粒ずつ。薬が減って、よかったよかった。

第5回目は12月10日の予定で、検査だけ、である。その結果しだいでは、「ステロイドも切る」ということで、ドキドキ。きっと、薬なしということになる・・・そんな気がする。

「調子よさそうですね」と言ってもらった。

ジェリー、10.4キロ。やせてなくて、よかったよかった。

本日のお会計は、42,150円。麻酔の費用がかかった分、高い。血管に点滴をする際、薬剤が血管外に漏れ出すと、皮ふなどの回りの組織に多大なダメージを与え、組織が壊死する。万全を期して、麻酔でジェリーに眠ってもらう、というわけだ。




   
2011/12/4(日)
京都:伏見稲荷、東福寺
「目が合った気がする」
京都の深草付近に用事があって、出かけた。用事は午前11時には終わったので、念願の伏見稲荷にGO!

深草駅から京阪鉄道で一駅、伏見稲荷に到着。 腹ペコだったので、まずは「日野屋」というお店で、きつねうどんとイナリのセット。それから、お稲荷さんへ。

ここにお稲荷さんが来て、1300年だとか。京都に都ができる前、8世紀初めということか。

「想像以上にきれい、新しい」

伏見稲荷といえば、テレビドラマでおなじみの千本鳥居。

伏見稲荷境内には、1000基といわず、大小さまざま5000基の鳥居があるのだとか。

鳥居のトンネルを通る。

・・・願いが通る、かな。

姪っ子たちに、とお守りなんぞを買ってみる。

伏見稲荷を出て、そのまま東福寺まで歩こうかと思ったが、「伏見といえば、酒だ」と思い出し、東福寺とは反対方向へ行ってみた。

私はうまい地酒を扱う店を見つけるのは得意だ。日本酒と焼酎と1本ずつ買い求め、その重さによろめきながら、JR奈良線の稲荷駅から電車に乗る。

一駅で、東福寺駅だ。

「おおおお、時代劇の世界だ〜」

東福寺といえば、「通天橋」。テレビの鬼平犯科帳の、タイトルロールのうちの秋のシーンはここではないか? お大尽がきれいどころを何人もつれてそぞろ歩くあのシーンの場所。

ここ通天橋は京都の紅葉の名所である。紅葉の盛りは数日過ぎたと思われるが、紅葉の色もさまざまで、ただただ「きれい〜」。

酒の重みでずっしり疲れ、3時半頃の新幹線で早々に帰宅。

途中、虹を見た。虹など、いったい何年ぶりだろうか。

これもなにかいいことの予兆?




        
2011/12/5(月)
ぐっすり? ぐったり?
「もう夜の9時だから」

父が、「今日のジェリーはおとなしい」、と言う。

ただし、夕食後、台所が片付いてしまい、「・・・もう何ももらえない」とわかった時のジェリーの様子を見てのこと。

いつもと同じ、「もう眠くてたまらん」ジェリーの姿だ。

しかし、確かにいつもよりは「ぐっすり」な感じ。

眠って、どんどん強くなれ、ジェリー。
体力を温存し、元気を貯金して、長生きしようね、ジェリー。




        
2011/12/6(火)
「元気だよ」

本日午後9時半のジェリー。「眠いよ〜、撮影なんかさっさと済ませて〜」という様子。

午前中、ジェリーが吐いたらしい。今朝、食べたのは、ドライフード30グラムとヒルズのn/d100グラム。ちょっと多かったかな。

「食べたものが胃でどろどろにこなされたけれど、それが出てきた」感じだったらしい。そういうわけで、昼のドライフード15グラムは抜き。夕食のいつもの肉と野菜の煮込みとドライフードは念入りに食べたそうだ。

父の観察では、昨日今日と少し元気がない、とのこと。
母の観察では、いつもと一緒だよ〜、とのこと。

私の観察では、ほんの少し・・・おとなしい、ぐったり気味な感じ。

明日あたり、血便の可能性がある、そんな気がする。

さて、3週間効く抗がん剤の名前で「ア」で始まるもの。L-アスパラギナーゼ、あるいは、シトシン・アラビノサイドというものだろうか。もっと短い名前だった気がするのだが。

Wikipediaで「Lymphoma in animals」を検索してみた。化学療法では、サイクロフォスアミド、ヴィンクリスチン、プレドニゾン、L-アスパラギナーゼ、ドキソルビシンなどを組み合わせるようだ。薬品名の正しい読み方はあとで調べることにしよう。

プレドニゾンは、症状を劇的に改善するが、生存率を高めるわけではない、と。プレドニゾンだけの治療を受けた犬と、何も治療を受けなかった犬の余命は、どちらも1〜2ヶ月である、と。

アルの「変性性脊髄症」は、犬が痛みで苦しむような病気ではなかったのだが、ガンは痛みを引き起こすらしい。ガンを治療しない犬は、その痛みで今までのようには生きられない。痛みが起こらないように、痛みをコントロールすること、それが大事。それが治療の最大目的なのかもしれないな。




          
2011/12/7(水)
おなか、痛くないよね
「平気の証明だよ」
ジェリーのおなか、大丈夫かしら・・・。

ドライフード、このまま「華」でいいかしら。もうすぐ在庫終了するから、注文しようかどうしようか。しばらくは、n/dと肉野菜煮でいこうかしら。

などと、少し心配しながら、ジェリーを見ると、こんなあおむけで眠っていた。

おなかが痛い時は、あおむけでは眠れないと思うから、きっとジェリーは大丈夫。明日は少し早起きして、鶏肉と野菜、牛肉少々でごはんを作ってやることにしよう。

「散歩?」
血便を心配していたが、本日もジェリーは無事だった。そして、昨日よりもはるかに元気。

「おかえりーおかえりーおかえりー、ねーちゃんねーちゃんねーちゃん!」挨拶のジャンプが果てしなく元気。

食後に激しい運動してはいけないよ、ジェリー。胴長族も、胃捻転を起こすかもしれないのだから。・・・ラブラドールの大介君を思う・・・。

今朝は、鶏モモ肉300グラムを小さいさいころに切って、冷凍しておいたタイのアラ汁(調味前のスープ)で煮て、フードプロセッサーにかけてみじん切りにしたキャベツとブロッコリを加えて、すぐに火を止めた。野菜には余熱で火を通す程度。

4等分して、二日分のごはんのトッピングとする。それぞれにDフラクションを6〜8滴ずつたらしておいた。

ジェリーが、がん細胞に追いつかれないように、このまま勢いよく生きていけますように。




        
2011/12/8(木)
for your eyes only
「もう寝るの?」

ジェリーが椅子の下から顔を出した。「ジェリー、もう何ももらえないよ」と言った時のちょっと情けない顔。

for your eyes only、とは何か。
ジェリーの名前である。
(for your eyes only of smile anjo jp)
国際公認血統証明書というたいそうな書類に記載されている。おもしろい名前だこと。映画『007シリーズ』を連想させるではないか。

極秘の、見るだけでメモも許されない・・・・というのが、eyes-only。

スマイルアンジョーの極秘重要ワンコ、・・・それはジェリー?

ジェリーの実家のお母さん(スマイルアンジョーの村瀬さん)から電話があった。9月末のレンタルサーバ引越し以来、サイトを見ることができなかったそうである。「横浜のKさんという方から聞いて、びっくりして」電話をくださった。Kさんのワンコの母親犬・・・でなくて父親犬は、ジェリーの父親犬と同じなのだそうだ。あのダンディーである。

ちなみに、ダンディーの血統書上の名前は、「He's a dandy」であった。

血筋が同じということで、いろいろ心配もおありだろうが、ご心配めさるな。

ジェリーは、奇跡のワンコになるのである。ジェリーは、悪性リンパ腫治療の歴史の記録を次々と塗り替え、悪性リンパ腫の犬を持つ飼い主たちの希望の星となるのである。

そういう運命を持って2009年1月3日に生まれたワンコなのである。極秘重要ワンコなのであるから。・・・ウヒヒ。

こういうあっけらかんポジティブ飼い主と一緒に、ジェリーは毎日かわいく、元気に暮らしておりますよ。




        
2011/12/9(金)
ジェリーのお気に入り
「ユミチャン!」

ジェリーは今日も元気。

実は私は体調不良で昨日は早退、今日は有休とって欠勤。熱はないし、風邪とも思えないが、胃をはじめ体中痛い。そういえば、ぎっくり腰寸前な感じ。おお、それになにより食欲ゼロだ。

これは、問題だ。食欲ゼロなんて、犬だったら大問題だ。即病院だ。

しかし、私は人間だ。普段食べ過ぎているのだから、2日や3日、食べなくていいのだ。・・・と病院に行かずに、ひたすら眠って休養を取る。ああ、しかし、病欠なんて悔しい。遊びたい。

今日、たまたま妹がやってきた。ジェリーは妹が大好き。大喜びして出迎えて、カワイイ顔して、妹のひざにすっぽりおさまる。

「ネーチャン、家にいるのに遊んでくれないんだよ。だから、ユミチャン遊んで!遊んで遊んで!」

ジェリーはよくわかっているのだ。数歩ベッドに近づいて、「ネーチャン、様子がおかしい」と気づいたようで、それから部屋から出て行く足音。

ワンコはかしこい。そして、かわいい。




        
2011/12/10(土)
抗がん治療5週目
「もう帰るの?」

抗がん治療5週目:「検査だけ」

今日の検査結果次第では、「薬をやめます。ステロイドも切る」予定。血便がなかったこと、嘔吐は1回だけ、一日だけ少しおとなしかったこと、あとは元気で食欲旺盛だったことなどを報告。

「血便なかった? すごいですねー!」

検査結果でわかったのは、3週間効く薬(アドリアシン)が「少し血を薄くした」らしい。

体重も減少せず、10.45キロ。50グラム増えてる。「抗がん治療中に体重が減らないのはいいことですが、増えすぎると、薬の量も増えますから」、とのこと。

薬は、セファランチンを朝夕1錠ずつ。ステロイドが6粒半残っているのはそのまま保存、「ステロイドを飲ませてください、と緊急時に指示することがあるかもしれないから」と。プリンペランも3粒残っているけど、それも保存。

次回は、12月19日月曜日、抗がん剤を注射で、の予定。

本日のお会計は、8530円也。

薬がまた減ってよかった、よかった。これからの1週間、うまいごはんと楽しい生活でガンと闘おうね。




        
2011/12/11(日)
手作りジャーキー2種
「ここは我慢・・・」

ジャーキー満載の皿を目の前にして、ぐぐっと耐えるジェリー。さすがです! ジェリー、偉いです!

「・・・全部アタシのもの」

撮影のあと、ご褒美として砂肝ジャーキーをひとつ。

先週はジャーキーを作らなかったので、ドライフードがおやつだった。今日は、ささみ5本と砂肝6個でジャーキーを作った。その全量が、このお皿にのっている。例によってゆで汁は、製氷皿で凍らせた。

今回は、ささみは短く太めに切って、160度で25分間、裏返して180度で10分間。砂肝は、180度で15分間にしてみた。

冷ましてから、一日分だけオヤツ容器に入れて、残りは冷蔵庫へ。1週間で使い切ること。・・・1週間持つかしら?母がこれを味見したがるから・・・。

今日と明日のごはんは、朝と夕:ドライフード20グラム、鶏肉と野菜(キャベツ・ブロッコリ・マイタケ)の煮込み。昼:ドライフード15グラム。オヤツ:ドライフード20グラム。

トッピングの肉野菜の材料は、昨日、5回分をまとめ作りした。材料は、鶏モモ肉(皮も脂も)1枚・・・350グラムほどを小さく切る。キャベツ2枚、ブロッコリ4分の1個位、マイタケ4分の1個くらいをフードプロセッサーにかける。 鶏肉を水カップ1強で煮て、アクを取り、野菜を入れて火を止める。

今日は1週間分の買い物をする日だったので、ジェリーの分の肉も、牛肉と鶏肉と砂肝あわせて750グラムになるように購入。10回分のトッピングの予定。

ドライフードの華は、糖質の割合がかなり多い。糖質は10%以下に抑えたいので、ドライフードを減らし手作り食をくわえている。難しいことは苦手で、なんとなく・てきとう・多分、の感覚でやっている。 今あるドライフードがなくなったら、ヒルズのn/dの缶詰にトッピングの予定。

ヒルズの缶詰があと7缶。その間に、いろいろと研究しておこう。




        
2011/12/12(月)
10.6キロ!
「失礼しちゃうわっ!」

これは、12月10日土曜日に水動物病院へ行った時のジェリー。だから、10.45キロの後姿。

さっき、ジェリーの体重をはかったら10.6キロ。これは太らせすぎかしら?

アルの時もそうだったが、おやつの分のカロリー計算が甘いのかな。いやいや、甘いのは計算ではなく私たち人間の心だ。

ジェリーに必要なのは600キロカロリー。ドライフードで250、手作り分で400弱・・・、とっくに超過。それにおやつが加われば、毎週200グラムずつ体重増量だ。人間ならば、毎週1キロ増。

おお、いけない、危険だ。

大事なのは、毎日のモニタリング、そしてその結果の監視。寝る前に、毎日体重をはかろうね、ジェリー。(つまり、私の体重も毎日はかることになる・・・。)




        
2011/12/13(火)
師走のお散歩
「田んぼでお散歩」

すっかり枯れた田んぼは、カラスの餌場。あるいはジェリーのお散歩コース。

この日は母も付き合ったらしく、ジェリーは福祉会館のそばの田んぼまで遠征した様子。

ふと気づけば12月中旬。
年賀状を作らねば。
年賀状のための写真を撮らねば。
運転免許証の更新に行かねば。
2ヶ月ぶりで美容院にも行かねば。




        
2011/12/14(水)
さらに増量
「じたばたしないの」

これは午後8時半のジェリー。このままだっこして、体重測定。

あっら〜? 10.8キロ。

ドライフードを1日65グラムまで減らして、「ガン闘病中に、体重を減らしたらどうしましょ」と気にしていたが、杞憂だったか。単に、おなかの中にたまっているのか?

・・・?

手作り食にすると、便の量が減る。消化吸収される分が増えるのだと思う。多分、効率的なのだ。たくさん食べて、たくさん出す・・・よりも、適度に食べて、適度に出す方が、内臓にも無理がないのではないだろうか。

今朝のセファランチンは、納豆数粒に混ぜて与えた。夕方のセファランチンは、チーズに混ぜて与えた。

手作りジャーキーが冷蔵庫で少しシンナリしてしまったので、オーブントースターで少し湿気を飛ばした。

ジェリーがおいしく楽しく過ごせるように。




        
2011/12/15(木)
藤九郎銀杏
「え?アタシはダメなの?」

怪訝な顔のジェリーが見つめる先は、うまいものを食べている人間。

先日、英会話サークルの先輩から「実家の樹齢200年のイチョウの、銀杏」をもらった。藤九郎銀杏、というのだそうだ。

普通の銀杏の倍はあろうかという大粒。 殻には傷もなくなめらか。しかも、普通の銀杏の殻よりも薄い。キッチンバサミの木の実割りの部分でカチンと少し割って、茶封筒に入れて、電子レンジで1分半。

黄緑色の実は、もっちりと甘い。おお、ぜいたく。

新幹線の岐阜羽島駅のすぐそばにひときわ目立つ銀杏の大木、その実は、毎年あきれるほどに取れるのだそうだ。銀杏の実は、脳に良い、とか、血管によい、とか聞くが、そのせいかどうか、先輩の90歳前後のご両親はかくしゃくたるものだとか。

今夜も4粒ずつチンして食べた。

「新鮮なうちに食べてよ、2〜3日過ぎるとダメだよ」と、先輩に言われた通りに言うと、「わかった! 明日中に食べてしまうから!」、と両親。

ジェリーにも一粒、刻んで与えようか・・・どうしようか。

季節の恵みがジェリーにパワーを与えてくれるかもしれない。

どうしようか・・・。




        
2011/12/16(金)
体温測定の不思議
「ひなたぼっこのシアワセ」

朝の散歩のジェリーは、「さっさと帰って、ご飯にしようよ、ご飯ご飯!」と大急ぎ。オシッコどころじゃないんだよ、とばかりに、帰宅してからペットシーツにたっぷり。

しかし、ご飯の前には体温測定と呼吸数カウントしなくては。

「ただいまー! ネーチャン、ごはんごはん!」
・・・と興奮している状態で測定すると正確な数値は出ないのでは、と思うが、特に朝は、人間も時間がなくてバタバタ状態。

昨日今日とジェリーの朝の体温は39度。
・・・高すぎない?

父が測定すると39度になる。
しかし、私が測定すると37.8度。
・・・低すぎない?

「突っ込みすぎてるかなぁ?」と気にする父。

「散歩とご飯の期待で興奮して体温が高い・・・、あるいは、お父さんの体温が高くて、体温計に影響してたりして?」

今夜も18時の父測定の「39度」が気になったので、20時に私の手で再度測定してみた。・・・37.8度。

12月3日の「3週間効く抗がん剤」から丸2週間が経った。「大丈夫だよ」と思いながらも、怖がっている私がいる。だから、体温測定の誤差、あるいは個人差が気になるのだろう。




        
2011/12/17(土)
ネズミが来た時、ジェリーは
「困ったよ〜」

17日午前2時少し前、ジェリーが動く気配で目が覚めた。

「ジェリー、オシッコ?」

ジェリーは部屋のドアのそばにいる。廊下に出してやると、足音を忍ばせて玄関近くに移動した。コンセントの下あたり、壁際の匂いを嗅ぐ。

「ジェリー、ネンネするよ」

ドライフード2粒につられて、ジェリーは再びハウスした。しかし、その直後、ネズミが壁の内側を登り、天井裏に移動した音が!

またやってきたか!

ジェリーは物音をする方を見上げる。しかし、その表情には、「なんだろ?」という単なる好奇心ではなく、少し怖がっているような、様子を見極めようとしているような、何かを考えているような、・・・知性があった。

・・・って、親バカ?

寒くなってきたから、ネズミも暖を求めてやってきたか?しかし、ネズミは夜行性で、夜はエサ探しに出歩き、昼は巣で子作りするのだとか。我が家をネズミの巣にしてもらっては困る!冗談じゃぁないっ!

ネズミが嫌うというハッカ油スプレーを壁にあけた小さな穴に噴射。その他、ネズミの侵入を防ぐ対策をいくつか取ったが、今夜はどうだろう。




        
2011/12/8(日)
ジェリーのごはん
「何の音?」

夕食後に、窓の上のほうを注目しているジェリー。オーブントースターから、製作中のビーフジャーキーの匂いがし始める前のこと。

気づけばもう12月下旬。 運転免許証の更新は今日済ませた。美容院にも行った。

昨日は、人間用に大根と卵の煮込みを作る時、まず大根を下ゆでしたが、そのゆで汁(米大さじ1杯入り)で、鶏胸肉750グラムを煮て、ブロッコリ1株をフードプロセッサーにかけたものもくわえて、5日分のジェリー用のごはんを作った。

2日分は冷蔵庫に、3日分は冷凍庫に。

ヒルズのn/dは2日で1缶。やはり、n/dをストックしておくことにしよう。




        
2011/12/19(月)
昼飯抜きのジェリー
「邪魔しないで」

アキレスガムをくわえて、「じっくり食べたいのっ」という表情のジェリー。 今日のジェリーはひときわ腹ペコなのである。お昼ごはんを食べなかったから。

今日は、検査の日。どこも異常はなかったらしい。・・・らしい、というのは私がついていったわけではないので。

なぜ、セファランチンだけではく、プリンペランも処方されたのか、
検査だけなのに、なぜ、31,530円もしたのか、
半日預かっての検査とは、いったいどういう内容だったのか、
ジェリーの正確な体重はどれくらいだったのか、
次回は26日で、点滴もあるのか、
・・・今日は父にまかせたので、なにもかも不明。

医者の言うことに何も疑問を感じず、たとえわからなくても、ましてや納得できなくても、言われたことをすべて受け入れる人も多いが、まさに、両親はそういうタイプである。昔の人、である。

私はわからないことは、できる限りすぐに質問するのだが。(だって、ネタにしなくちゃいけないから)いい子ぶる必要もないし、好かれたいとも思わないので。

しかたがない。明日、電話して聞いてみよう。

半日預けての検査で、ジェリーはお昼抜きだった。まさか、成犬が1日3食も食べさせてもらってるなんて、誰も想像もするまい。




        
2011/12/20(火)
抗がん治療6週目
「緊張するよ」

これは動物病院でのジェリー。緊張で、耳がとんがっている。

ジェリーは、病院ではオシッコしない。帰りの車の中で砂肝ジャーキーを与えても、食べない。家に着いたら、安心して食べるのだ。そして、たっぷりオシッコするのだ。

・・・なんていい子なんだろう。

さて、昨日の31,530円は、抗がん剤治療分であった。ジェリーは、点滴による抗がん剤投与を受け、半日様子を見守ってもらったのだ。 そして、嘔吐対策のプリンペランと免疫抑制のセファランチンを出してもらった、というわけ。

前回、同じ治療を受けたのは11月24日で、31,880円であった。今回は、ステロイドの薬が出ていない分、安くなっている。納得、である。

今日、仕事が終わってから、電話して教えてもらった。肝機能値などを気にしていたが、それも全然心配ない、とのこと。

ジェリー、よかったね。

明日、ビーフジャーキーを作るから、待っててね。




        
2011/12/21(水)
寝不足と『家政婦のミタ』と砂肝ジャーキー
仕事柄かトシのせいか、疲れる。さっさと眠ればよさそうなものだが、そう簡単に眠れるものでもない。

がんばることも割りと好きなので、気がつくと、とっても疲れていたりする。

仕事中、耳鳴りの予兆のような、フワフワ感、いや・・・ジンジン感が頭の奥にあったような・・・。

こういう時は、たくさん食べてのんびりするに限る。

というわけで、大判焼き(回転焼き)を食べながら、『家政婦のミタ』最終回を楽しむ。実は、先週初めて見て、「おもしろいっっ」、と。

9時からのそのお楽しみの前に、ジェリーの砂肝ジャーキーを作り、ジェリーをネンネさせて、さっさとお風呂に入って、準備万端。

あぁ、おもしろかった。ジェリーも、砂肝ジャーキー、おいしかったよね。




        
2011/12/23(金)
ジェリーは我が家の年賀状モデル
「緊張してます」

この3連休で、年賀状を作る予定。

昼前に、「使えそうな画像がない!」と嘆いていると、父がカメラをかついで出かけて行った。

「町内の『甚目寺観音』を宣伝しなくては、今度は、甚目寺観音さんが恵方なんだから」、と。

歩いて数分の甚目寺観音、あっという間に帰って来た。

ジェリーが「早く帰ろうよ!」と急がせたらしい。「だって、もうすぐお昼ご飯だよ」、と。

確かに、ジェリーの顔はとっても緊張気味。ジェリーはおうちが大好き。ごはんも大好き。

今日は、大根の葉っぱとマイタケとゆでたブロッコリ、オーストラリア牛肉の赤身と鶏モモ肉で、ジェリーのご飯4日分を作った。

ジェリー、念入りに食べてくれた。




        
2011/12/24(土)
ジェリーは退屈
「いつも通りだよ」

クリスマスイブだからといって、何も特別なことはしないのが我が家。・・・というか、それどころではない。年賀状作成。

フリーソフトの使いにくさに閉口していたところに、「誕生日1,000円クーポン」が届いて、割引セール中だったはがき作成ソフトをダウンロード購入(980円)したのが昨夜。

明日、印刷すれば年末のプレッシャーがひとつ解消。

あとは、趣味の大掃除を残すのみ。

ジェリーは、いつも通りに昼寝をして過ごし、お昼少し前や3時頃になると、「そろそろオシッコタイム」と人間の周りをうろうろ。

その要求に気づかないでいると、「しかたないなぁ」と、ペットシーツに用を済ませる。

ジェリー、賢い。
ジェリー、協力に感謝!




        
2011/12/25(日)
ジェリー、聖夜の願い
「ボール遊び・・・」

昼前、ミゾレ混じりの風が吹いていた。午後4時前には、一瞬だけど、遠くの雪雲から雪が飛ばされてきた。

ジェリーは、おなかが汚れないように、エプロンか胸当て付きのレインコートを着用。

実は散歩に出る前に、ジェリーはこれ見よがしに、ボールで一人遊び。それもドッジボールサイズの青いボールを自分のベッドに運んだりして。

「ネーチャン、ヒマ?」
「ネーチャン、ボール投げてくれないかな」

そんなジェリーの声が聞こえた気がしたけど、年賀状製作からようやく開放されて、コーヒーを飲みたかったので、気づかない振りしてごまかしたの。

「ジェリー、いいボール持ってるねぇ。いい子いい子」、なんてね。

ごめんね、ジェリー。




        
2011/12/27(火)
抗がん治療7週目
昨日の26日月曜日に行く予定だったが、名古屋市近郊には珍しく雪が降ったので、本日に繰り延べ。

さて、抗がん治療7週目は、「飲む抗がん剤」である。

今日も仕事で行けないので、父に託した。しかし、また誤解や勘違いやすれ違いが起きるといけないので、「体温・呼吸数ノート」に質問を書いておいた。

「飲む抗がん剤を飲ませるタイミングは?」
1回目⇒12月27日、・・・?
2回目⇒12月30日、・・・?
次回来院日⇒1月7日(土)、・・・?

父は、誤解があってはいけない、と思ったようで、「はい、先生、書いといて」と差し出したそうだ。

先生の答え:

OK、と、それぞれに記入されており、さらに、先生からの連絡事項が。

前回の飲む抗がん剤(11月23日)の費用は、14540円でしたが、抗がん剤の内服費用を忘れていました。前回分はいいので、今回からいただきます。よって、申し訳ありませんが、今回から17730円となります。

・・・先生ったら。3190円、損しちゃったね。

791のマークのある、塩野義製薬のあの抗がん剤の費用を入れ忘れていたらしい。だから、「毎回、明細を書いてね」と次回、言っておこう。

ジェリーの調子は、「実にいい!」とのこと。体重は減少せず。むしろ、「数十グラム、増えていた」と、父。それもまた、「実にいいです!」とおっしゃっていた、とのこと。

この調子で、手作りご飯を続けていくことにしよう。

今夜は、豪州牛肉赤身300グラム、カブの葉っぱ、大根の葉っぱ、マイタケで、明日から2日分のジェリーのご飯を作った。フードプロセッサーで、野菜をガーーッと刻んでいると、ジェリーが「アタシのご飯ね」とそばにやってくる。

そうだよ、明日とあさってのご飯だよ。

犬のリンパ腫の化学療法についてちょっと調べてみた
リンパ腫の情報を求めて、ネットをさまよっていたら、赤坂動物病院の石田先生という人の文献にぶちあたった。犬のリンパ腫化学療法のプロトコルについての記事である。

A4用紙8ページに渡って記載があるが、そのうち、ほんの一部を書き出してみよう。下線は赤文字で書かれている部分である。

****

最近の新しい犬リンパ腫用プロトコールでは、完全寛解率が65%から89%で、寛解期間中央値は228日から330日である。古くからのプロトコールと新しいプロトコールの根本的な違いは、完全寛解率ではなく、寛解期間である。ステージの進行したものを多く含む研究では、完全寛解率が当然低くなっている。

動物の年齢は飼い主の考えにも影響する。若い動物の飼い主は強い治療法に同意しやすいが、老齢動物の飼い主はあまり積極的な治療を好まない。老齢動物は完治を目指さず、緩和療法での延命を目標にしたほうがよいだろう。 ドーズインテンシティーが高い、とは、患者の耐えうる最高量を、耐えうる一番短い間隔で投与することである。たとえば、ドキソルピシンを30mg/m2で3週間1回というのが、この薬物に関しては最高のドーズインテンシティーである。用量を20%減少させると、効果は50%減少するとも言われている。

ドーズインテンシティを高めると確かに完治率は高まるが、しかし副作用も最大になる。著者の疑問としては、果たしてリンパ腫は完治させられる腫癌なのかということがある。もちろん、2年間生存の例は多く経験していて、常にそれを目標にしてはいるが、完治ということに関しては懐疑的である。したがって、もともと完治しない性格の腫瘍なれば、ドーズインテンシティは低くしてでも長い間治療できたほうが結果的に長期延命できるのではないか、という考えには一理あると思っている。あるいは、副作用が激しく出るのは、ドーズインテンシティを高める用量そのものに間違いがあるのではないかと考えている。これは、報告されている用量が間違いなのではなく、むしろ体表面積換算表の間違いではないかと思う。

長期間の治療という場合、維持療法として投薬を長く続ける場合と、比較的短いプロトコールで寛解導入が得られたら中止して、再発時に再導入する間欠的治療法がある。最近の考えでは、短い治療法が支持されているようである。長い治療法と比較して、結果的には寛解率や生存期間に有意な差はなく、これは短い治療で再発が起こったとしても中止による再発であって、薬剤耐性の問題ではなく、同じ治療での再導入が可能という考え方である。長期にわたり同一の薬剤を使用していれば、当然多剤耐性の問題もあるものと考えられる。さらに、最近では、優秀なレスキュー化学療法が報告されており、12週程度の短期間プロトコールで導入し、一旦中止した後再発したら、同じプロトコールで再導入し、さらに再発した場合には、レスキュー化学療法を行うのが現実的と思われる。

化学療法導入時には真の薬物副作用ではない腫瘍溶解症候群としての血液成分異常や臨床兆候が発現しやすいので注意する。これはLアスパラギナーゼなどの急速に効果を発揮する薬物で多量の腫瘍細胞が壊死するために、血中にリンやカリウムなどが多量に出現することと関連がある。

*****

ジェリーが受けているのが、この「短い治療法」である。先生は言う、「副作用がおきるのは医者がショボイからです!」、と。おかげでジェリーは、とくに苦しむこともなく元気で寛解、である。

しかし、「・・・そうか、医者は2年を目標としているのか」と現実を知る。

2年、たった2年。医学って・・・。




        
2011/12/28(水)
ストレスを減らすために。「ガンは予防できるのか?」
「リラックスが一番」

ジェリーは耳と耳の間をマッサージしてもらうのが好き。「あ〜、そこそこ」と、うっとりしている様子。

リラックスしたあとは眠りもスムーズで、深い。ジェリーの免疫力も高まることだろう。

***

ガンははたして予防できる病気だろうか。「ガンはDNAの病気です」、と、本にある。ガンの引き金となる細胞のダメージがなぜ起こるかということは明らかになっていない。遺伝性、環境、生活様式などさまざまな要因が絡み合って引き起こすと考えられている。

もしもジェリーが健康に恵まれ、長生き(とはいえ、たかだか15年だが)が当たり前と思われていたら、きっと私は、あまりにも自分中心の生活を送って、ジェリーに関して手抜きしていたと思う。

しかし、長生きが当たり前、ということは、よく考えてみると、いや、考えなくてもわかることだが、単なる思い込みであり、おめでたい願望である。

明日をも知れない命、それが我々生きているものの現実。

ジェリーの命に限界があると突きつけられたのは、ある意味、幸いだった・・・ように思う。1年か2年か、奇跡的にもっと長いか、それはわからないが、限りある命、ということが、私に突きつけられた。

なぜ、と、立ち止まり、過去をふりかえったり、かわいそうに、と、人間の感傷に浸る暇はない。

ジェリーに本当にいるものは何か。
感染症予防ワクチン?
狂犬病予防ワクチン?
フィラリアの予防薬?

先代犬アルが、注射のあとしばらくして、夏バテ風の症状を見せていたことを思い出す。

そんなものいるのか?「ガン闘病中ですから」と拒否してやろうかしら。

そんな守りの武器は不要。生きる意欲こそ、闘病に必要な最大の武器だ。

生きる意欲、それは「食べたい!」という気持ち。
大好きな家族と「いっしょにいたい!」という気持ち。

・・・多分。

飼い主であり、ジェリーの代理人であり、つまりジェリーそのものでもある私は、ジェリーが本当に欲しいものを見極めなければならない。

「ごはん!」
・・・わかってるって。

本当に必要なもの、本当に欲しいもの、本当に大事なものを見極めるということは、毎日がまったなしの決断の連続だ。

これはきっと、優柔不断な私に天が与えた課題なのだろう。ジェリーのために。私のために。




        
2011/12/29(木)
年末イベント進行中
「休憩、する?」

今日は何もせず、年末行事(大掃除)の計画でもたてようか、と思っていたが、天気がよく、昨日までと比べて格段に暖かいときては、サボってはいられない。

天気がいいから、洗濯だ。

ついでに、ジェリーをドライシャンプーできれいにする。逃げたがるところを押さえ込んで、軽くブラッシング。ドライシャンプーで、ジェリーはフワフワのムクムク。幸せそうなふんわりワンコになった。

何度目かの洗濯の途中で、椅子に座ったら、ジェリーがボールを持ってきた。

「遊ぼ!」

空気が抜けかけて、ベコベコになった青いボールを投げてやる。ボールなのに弾まない。

「つかまえたっ!」

簡単につかまえたよ、とでも言いたげな、得意そうな様子で、 胸を張って大きなボールをくわえてくる。

忙中閑あり、ってことで。

今日は暖かかったので、母が散歩に出かけた。ジェリーは母を追いかけて、父を引っ張り、近頃めったに行かない小学校まで行ったらしい。腸のぜん動運動が活発になったようで、「ウンチがゆるかった」とのこと。

大根の葉っぱとカブの葉っぱを使った2日分のトッピング、実は野菜が多すぎたので、「ウンチがゆるくなるかも」と心配していたのだ。それに、ヒルズのn/dは、ウンチがゆるくなる。

そこで、今夜は、4日分のトッピングの材料として、牛肉300グラム、鶏肉300グラム、キャベツ、モヤシ、にんじん、シメジ、 取りのけて冷凍しておいた「大根の葉っぱとカブの葉っぱを刻んだもの」。いつもは鍋で水カップ1杯で煮るが、今日は、フライパンで油を使わずに、蒸し炒め。すりゴマを小さじ1杯、ケルプの粉末も少々入れてみた。今夜の分の、「野菜が多すぎる、牛肉と野菜の煮込み」も合体させ、それで9食分になるところを、少しずつ減らして10食分に分けた。

さらに、ヒルズのn/dを、1食分60グラムとしていたが、昨日からは、50グラムを1食分として分けている。

ジェリーは、1年や2年とケチなことをいわず、どどーんと長生きするんだから。かと言って、肥満が原因の病気にまでなっては元も子もない。 おいしく楽しく生きなくちゃ。

食べることはとっても大事。
工夫しよう、そうしよう。




        
2011/12/30(金)
ジェリーのお仕事:検温
「ただいま、お仕事中」

ジェリー検温中の画像。

食事の支度ができる。食器をテーブルに並べる。しかし、まだお箸は並べない。お箸を置く音がすると、ジェリーが落ち着かなくなるからだ。

ジェリーはとっくに台所でソワソワと落ち着かない様子。もうすぐ、本日最大のイベント「ごはん」だと知っている。

体温計の先をワセリンのボトルに突っ込み、腕時計を手元に、ジェリーに声をかける。

「ジェリー、お仕事するよ」

するとジェリーはラウンドベッドに横になる。
ジェリーの検温開始。近頃は、検温しながら、呼吸数をカウントしている。インチキだろうか?

ジェリーはゆったりと呼吸し、すっかりあきらめ落ち着いている。1分経過、呼吸数のカウント終了。検温はもう少し時間を追加。

「はい、ジェリー、終わったよ」

ジェリーはさっと飛び起きて、「ごはんだよ」と、家族を呼びに行くのだ。

ジェリー、かしこい。とってもとってもかしこくてカワイイ。




        
2011/12/31日(土)
ジェリー、大忙しの大晦日
「もう寝ていいかな?」

ここ数日、眠りが浅く寝苦しい。なぜだ?食べすぎ?年のせい?

今朝もスッキリしない目覚めだが、外の気配はいい天気。ラッキー、大掃除ラストチャンスだ。大掃除というより、自室の掃除なのだが・・・。

とりあえず取っておいたとしか思えない雑誌やカタログ、5年以上前に処分したゲートウェイのパソコン用マニュアルCDなど処分。いつの間にか絡まりきったコードやケーブルをまとめる。ベッドの下や回りを徹底的に掃除して、終了。

掃除機を持ち出すたびに、ジェリーがケンカを売りにやってくる。

廊下の収納庫を空けるたびに、「掃除機?」と、ジェリーがやってくる。

昼食後にはじめた掃除が終わったのが5時。ジェリーもいつものようにお仕事して肉野菜煮込みごはんを食べた。

家族の掃除や迎春準備につきあったジェリーは、 新年に備えるべく、すでに熟睡。


今年という年を、私はきっと忘れない。
3月の東日本大震災、
11月のジェリーの悪性リンパ腫発見。

ジェリーはきっと長生きする。
東北はもちろん再生するし、日本も生き延びる。

ジェリーのように、今日を精いっぱい生きれば、きっと明日がやってくる。


今年知り合うことのできた皆さんやワンコたちにお礼を申し上げます。
良いお年をお迎えください。




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