『怒涛の鯨のタタキ』
2012年5月の犬バカ愛日記

夏が近づいてきた。
異常気象の夏、
雷や花火の夏、
怖いものがいっぱいの夏。

そして、リンパ腫再発。

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2012/5/3(木)
風に押されてジェリーが歩く
「ぎらぎら〜」
今日はいい天気、ただし強風。 雨の翌日は、いつも強風、そしてぎらぎらの太陽。

背中からの風を受けて、ジェリーの後ろ足の被毛が広がる。 毛はまあるく広がり、風を受けて、ジェリーはどんどん急ぎ足。

ジェリーが、床や玄関にこてっと寝る季節がやってきた。 暑くて、ボール遊びも20回手前で終了。

気ままに過ごそうね、ジェリー。




        
2012/5/4(金)
ゴールデンウィークの予定は?
「掃除、だね?」
今日もまた快晴、そして強風。 午後の散歩はあまりの強風で前のめり、 よいしょよいしょと声に出して歩いていたら、 ジェリーが、不思議そうに私を見上げた。

連休は趣味を楽しむ時間。 ・・・というわけで、DVD鑑賞と車庫の掃除。 行楽地なんぞに行く暇はない。

数ヶ月放置していたら、またもや車庫がとんでもないことになっていた。 それなのに、母はまた「土を捨てる場所がないよねぇ〜」と言いつつ、 ホームセンターで花の苗やプランターや土を買ってきた。 誰かが何とかしてくれると信じているらしい。

・・・捨ててやる。




        
2012/5/5(土)
水がおいしい季節
「ニワトリとネコがいるよ!」
お散歩終盤、観音さんを探検したがるジェリー。 立派なニワトリと何匹ものネコたちの気配を感じたらしい。

今日は夏日、日差しが強すぎる。 夕方買い物に出かけた時もジリジリと強い日差しに照り付けられ、 異常気象じゃないかしら、と不安になったほど。

ジェリーは、開けっ放しのドアから車庫や庭先に飛び出し、 走り回り、ひからびたミミズを見つけて体をこすりつけていた。 そして、部屋に入っては、水をがぶがぶ。

去年までは、水を振り回して、そこらじゅう水浸しにしていたが、 今年は、新しい水の飲み方を開発したジェリー。 明日こそはその写真を撮ろう。




        
2012/5/6(日)
地震よりも雷が苦手?
「油断できないよね」
昨日の夕方、地震。 愛知県西部が震源で、震度3程度だがやや長めにゆれた。 その時、ジェリーは、部屋を出て玄関と階段回りをチェックしていた。

今日の昼前、雷。 突然、遠くでゴロゴロと一度だけ音がしたに過ぎない。 その時、ジェリーは、不安げに反応。 台所の壁に体を押し付け動こうとしなかった。

DVD鑑賞(『E・R』第14とファイナルの15シーズン)と、 車庫の掃除で、連休は終わった。 それなりにキリが良かった・・・かな。 これからは、毎日何かひとつ楽しみを作って、 なんとかかんとか日々を切り抜けていくことにしよう。




        
2012/5/8(火)
買えたもの、買えなかったもの
「眠いんだけど」
連休前に注文した滑り止めのカーペットが到着。 最初は、乗りたがらなかったらしい。 賢いワンコは、用心深く、かつ、慣れるのも早い。

買えたものはカーペット。 買えなかったものはジェリーのフード。

注文しておいたジェリーのフードがそろそろ届いた頃だろうと、 父に頼んで、動物病院に買いに行ってもらった。 午前中、出かけた父によると、 「緊急手術中、さらに、待合室には4人の患者(患畜とその飼い主たち)」

明日一日分のサンプルフードは残っているので、大丈夫。 ジェリーのごはんは、明日買いに行くからね。




        
2012/5/10(木)
糖尿病ではないけれど
「腹減った・・・」
5時半で遠慮なく仕事を終え、さっさと地下鉄に乗ると、 運がよければ6時10分には家についている。

今日は、そんな運の良い日で、夕食前にジェリーとボール遊び。 ジェリー、大喜びで何度もボールを追いかける。 力がありあまっていたようだ。

昨日、再び動物病院に父が行ってくれて購入したフード、 ロイヤルカナンの「糖尿病食」だった。 ジェリーは糖尿病ではないんだけど・・・? サンプルフードでも食べたことはないと思うんだけど・・・?

電話して確認してみた。 問題ないそうだ。

フードの量は、体重10キロの犬で、標準180グラム、 最大205グラム、最小155グラム、とある。

「最小、でいいと思いますよ」とのこと。 ジェリー、最大でなくて・・・残念! 明日から、155グラムのカリカリごはんだね。




        
2012/5/12(土)
「糖コントロール」、いい感じ
「ウンチ、上々!でしょ」
誇らしげに、ジェリーが見上げる。 2度目のウンチの後。

ロイヤルカナンの「糖コントロール」は、 粒が大きめ、色はこげ茶。 うまそうなにおいがする。

朝40グラム、昼30グラム、夕40グラム、おやつ40グラム。 合計150グラム。

午前中、ジェリーをつかまえてブラッシング。 ジェリーのおひげがまたまた増えていた。 左は黒いひげが多くて、右には白いひげだけ、元通りだ。 手入れする時にチェックする限りでは、グリグリの異常なし。 ジェリーは元気。

私は、昨夜ストレッチ2分間をサボったからか、少し冷えたせいか、 今朝5時半、寝返りを打とうとした瞬間、こむら返り。 左足ふくらはぎから腿の裏にかけて激痛。 「イタタタタ!」と脚を伸ばそうとして、 私のベッドに乗っていたジェリーをけとばした。 ジェリーは一旦ベッドからとびおりたが、 またとびのって、いつもの場所にドサッと落ち着く。 だからジェリー、私の左足にもたれないでよね。




        
2012/5/13(日)
肥満はビョーキのもと
「ウエスト、ある?」
ジェリーがまんまるお目目で注目するのは、 お散歩中のオヤツ、ドライフードひと粒。

ジェリーは「糖コントロール」のドライフードの、 10キロの体重のワンコ用の最小のフード量で元気いっぱい。 ウエストがくびれてきた。 動きは元々シャープだが、ボールを追いかける姿はさらに軽やか。

南雲吉則医師の『50歳を超えても30代に見える生き方』を読むと、
ブローカ式桂変法・・・(身長-100)×0.9・・・においても、
加藤式・・・(身長-50)÷2・・・においても、
BMI・・・身長(m×m)×22・・・においても、
どの計算法においても、私の体重は標準体重をオーバーしている。 いつのまにか・・・。 少し、だが・・・。 5キロを、少し、といえるのならば。

砂糖中毒、治さなくちゃ。




        
2012/5/16(水)
散歩より好きなこと
「ご飯よりも好きーーっ!」
うぉりゃーーーっ!

・・・どどどーっと音を立てジェリーが走る。 6時20分に帰宅したら、ボール遊び。

「散歩、500メートルほどしかしていないから、ボール遊びしてやってくれ」とのこと。

今日は25度を軽く超えたようだ。 こんな日の日中に舗装道路を散歩したら、足をやけどしてしまうよね。

ありあまるエネルギーは、飛ぶように走ってボールを追いかけ、 晩ご飯前に使ってしまおう。




        
2012/5/18(金)
ジェリーが人間にくっつく時
「怖い怖い怖い怖い」
これは、ジェリーの笑顔、ではない。

昨夜は、雷が長時間ゴロゴロと鳴り続けていた。 ふと気づくと、ジェリーが私の足元にいた。

「おや、ジェリー、どうしたの?」、と、ジェリーをなでても逃げない。

ジェリーはなでてもらうのが好きではないワンコだ。 喉もとのチェックなどしようものならフードを差し出しても警戒する。

しかし、昨夜は、人のそばから離れず、 恐怖のあまりか、目をまん丸に見開き、 フードをひと粒差し出しても、無視。 洗面所や風呂場に行く人間にも付いていく。 ひとりにしないでよ、アタシも入るよ、と。

この時とばかりに、ジェリーをたっぷりなでてみた。




        
2012/5/19(土)
手根管症候群
「そろそろご飯?」
ジェリーは賢い。 夕食の食卓が整うと、そろそろかな、と察してやってくる。

「ごはんできたよ、おばーちゃんを呼んで来て」と言うと、 庭に出て行った。

すぐに戻ってきたジェリーに、「おじーちゃんは?」と言うと、 風呂場に向かう。 あとは何も言わずとも、メンバーがそろうまで、 庭・台所・風呂場・台所・・・と何度も行ったり来たり。

*****

そういえば1週間前から、左手首にビリビリとした痛みが走る。 結構、痛い。 いつも、ではないが、時々。 時々、というか、わりと頻繁に。

今朝、左手がしびれるのに気づいた。 脳がどうとか、心臓がどうとかいう感覚はないが、 ほっといても治まる予感もない。

ネットで調べたら、そっくりな症状の例を見つけた。 手根菅症候群。

中高年の女性に多いのだそうだ。・・・そうかそうか。
整形外科の分野らしい。・・・なるほど。 や〜ね〜。




        
2012/5/20(日)
昨日よりずっときれいになった
「今日はもつれてないよ」
昨日と比較するために、昨日とまったく同じ構図で写したかったのだが、 残念ながらちょっと違うポーズの、これは今夜のジェリー。

昨日の、もつれて毛玉になったようなジェリーの画像、 恥ずかしかったので、今日はドライシャンプーでジェリーを手入れ。 そして胸元の白い被毛を何度もブラッシング。 被毛がふんわり広がり、美しい。

手入れしようと道具を準備している私を見て、 「ネーチャン、何する気?」と、ジェリーは警戒し、 差し出すドライフードにも近寄らなかったのだ。

「食いたい、しかし、とっつかまっては元も子もない・・・」、と、 野生動物さながらの本能を持つ立派なワンコではないか。

*****

さて、明日は金環日食。 日食メガネも準備した。 晴れるといいな。




         
2012/5/21(土)
金環日食の朝
「いつもと違う!」
両親は6時頃から、日食を気にして動き出した。 私も7時20分には外に出て、日食グラスを手に観察開始。

ジェリーはいつもと違う展開に大喜び。 大きな青いボールをくわえて放り上げ、ひとりで遊びだした。

夕方のように日差しが弱まり、ジェリーの影もぼんやりと。



日食グラスで目を保護しながら、父は撮影に挑んだが、 やはり太陽光を弱めるフィルターが必要だったらしく、 うまく撮れていたのは、数枚のみ。

それも、金環となる瞬間にうっすらと雲が太陽を覆って、 天然のフィルターを作ってくれた瞬間のものだった。




        
2012/5/24(木)
ジェリーの暑さ対策
「ここで眠るよ」
いつものラウンドベッドにジェリーがいない。 「ジェリー?」と呼ぶと、玄関からジェリーがやってくる。

アルがよくいたこの場所が、ジェリーもお気に入りのようで、 数日前から、夜もぎりぎりまでここにいる。

夕食前に、20回以上もボール遊びして、 ご飯食べて、水飲んで、ペットシーツにオシッコして、 そしてお気に入りの場所で、ひとりのんびり過ごしている。

おとなだね、ジェリー。




        
2012/5/26(土)
グレーゾーン
「ジェリーは美人だからね」
ジェリー、5月の検査。
本日の体重は、10.6キロ。 前回4月28日が10.7キロだったので、いい感じ。
血液検査の結果は良好。 ALPは50で、ノーマル。 フードの影響は大きい。
リンパ腫再発の目安になるカルシウム値は9.6で、これまた良好。

「先生、これ何? よだれ焼け?」
・・・と質問した口元の茶色に変色した毛は、 やはり、よだれ焼け。

よだれ焼けの原因は、歯周病である。

「で、ここのところに、ひょうたん型のコリコリしたものがあるでしょ」
・・・と指摘されたのが、右のあごの下あたりの小さなコリコリ。

唾液腺の腫れだと思うが、針を刺して採取したものを見たところ、
「いろんな例を見てきた自分が見ても、グレーゾーン」、と。

病理検査に送って、検査結果がわかるのが火曜日の午後。 それまでほっとくのではなく、ステロイドを朝晩2錠ずつ。 抗生物質の錠剤も半粒ずつ。

ステロイドがよく効くジェリーなら、それで唾液腺の腫れも治ってしまうだろうし、 再発していてもしこりは消えてしまうことだろう。 プレゾニンを1日4粒、1週間のませても、 肝機能の数値が少し上がるだけで悪い影響は出ない、とのこと。

検査結果次第では、火曜日の夕方にでも抗がん治療再開だ。




        
2012/5/27(日)
疲れちゃったね
「ジェリーが? ネーチャンが?」
これは、夕食後のジェリー。 さて、食後のひと眠りをどこでしようか、と、思案中の姿。 なかなかりりしい。

男前なおんなのこ、ジェリー。

今日は9時に出かけて2時半に帰宅。 約2ヶ月に一度の美容院も疲れる。 これしきのことで疲れるようでは、老後は暗い。

運動して、筋肉を維持しなくては。 ジェリーとのボール投げの合間に、スクワットをしようか。 一石二鳥、かも。




        
2012/5/28(月)
ステロイドの影響で
「それに、お外は怖いし」
散歩に行こうかな、と、ジェリーがその気になった頃、 一瞬の雷、ほんの数分間のポツポツの雨。 ジェリーは散歩に行く気がしなくなった。

結局は、お尻を押されて、 「おばーちゃんも行くんなら、お散歩、する」と、出かけたとのこと。

昨日から、プレゾニン1日4粒の影響で、 お水たっぷり、オシッコたっぷりのジェリー。 ペットシーツの真ん中まで行く余裕がないのか、 オシッコばかりでむかついているのか、 ペットシーツのはしっこに用を足して、 おまけに途中で移動を開始するので、 床の上にまで水溜りが広がっている。

ストレスいっぱいで、つらいね、ジェリー。




        
2012/5/29(火)
再発、だけど超〜初期
「ムショーに食いたいです!」
仕事中、4時少し前に携帯に着信あり。 動物病院の先生から。

「再発したっぽいです」

午後の部、5時に間に合うように、父にジェリーを連れて行ってもらう。 そのままジェリーを預け、注射で抗がん剤を投与。 私が帰宅してから、7時過ぎにジェリーを迎えに行った。

あご下の小さなしこりは、3日間のステロイドで消えていた。 しこりが消えたからといって、ガンが消えたわけではないのが、 悪性リンパ腫の困ったところだ。

再発といっても、超初期で発見。 このまま1ヵ月遅れて発見したとしても、「何か触る?」という初期段階だったらしい。

これからの方針として、前回の9回のプロトコルをそのまま繰り返すのではなく、 少しパターンを変えることになった。 しかし、超初期とはいえ、最初にガンをがつんとやっつけたいので、 きっちり1週間後に、飲む抗がん剤、 それからすこし間をあけて、3週間効く抗がん剤を入れましょう、とのこと。

同意。

抗がん剤の効き目は、正確には24時間なのだそうだ。 1ヵ月も間をおけば、効き目は完全に消えて再発する。・・・完治、という言葉は、リンパ腫の場合は使えないのだから。

ジェリーの場合、薬なしで、2ヶ月間も寛解していたというのは、 とてもすごいことなのである。

セファランチンとプリンペランも処方された。 ご飯の後の楽しみ(薬を仕込んだチーズ)と、 食事の前のお仕事(検温)も再開だ。




        
2012/5/30(土)
ジェリーの戸惑い
「なぜだと言われても・・・」
ジェリー、困惑の表情。

ジェリーのオシッコ、
その1、ペットシーツからはみだすほどたっぷり。
その2、ペットシーツからちょっとはみ出た。
その3、ペットシーツからほとんどはみ出た。
その4、ペットシーツがないところにやっちゃった。

そりゃまぁ、一日にステロイド4粒、抗生剤半粒、セファランチン2粒、プリンペラン2粒、 抗がん剤はまだ体の中に残っている、という状態では、 「気分いいわけ、ないでしょ!」であろう。 「ぐれてやる!」 ・・・なんてことも思っているかもしれない。

それでも朝は、みんなに「おはよー!おはよー!」とうれしそうにあいさつする。

ジェリーはいい子だ。 みんなを幸せにしてくれる幸せワンコだよ。




        
2012/5/31(木)
カメラはジェリーの真実を切り取る
「アタシらしくないってーの」
ジェリーに笑顔がない。 多分、調子が悪いのだろう。 今日の画像は、浮かない顔のジェリーばかりだ。

昨夜、というか、本日未明、3時頃、 ジェリーがそわそわしていた。 オシッコしたいのだろうか、と、気になったが、 実際は、ジェリーは水を飲み始めた。 気になってよく眠れず、うつらうつらしていたら、 4時頃、いよいよオシッコする音が。

・・・ジェリー、そこじゃないって・・・

仕方がないので、電気をつけて、そのまま用を足すのを待ち、 床に広がる水溜りにペットシーツをかぶせる。 片付けている間、ジェリーは廊下に出ていた。

ジェリー、おいで、きれいきれいしようか。

ジェリーは、お座りしてすまなそうな顔をしていた。 「ごめんね、ネーチャン」と言っているかのように。

廊下に座って、しばらくジェリーの首や頭をカキカキしてやる。

さ、ジェリー、ネンネしようね。 たっぷりオシッコしたから、安心して眠れるね。

ここ数日、ジェリーはたっぷり水を飲んで、 あちこちにオシッコしている。 どうしたんだろう、ジェリーらしくない。 薬の影響だと思うけど、まさか、膀胱炎かしら? この状態が続くなら、 来週火曜日、オシッコを採取していって、検査してもらおうか。 アルの時、膀胱炎が、DM発症のきっかけだったように思うから。




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