『怒涛の鯨のタタキ』
2012年12月の犬バカ愛日記


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2012/12/1(土)
ロムスチン投与後1週間、検査

食欲旺盛、嘔吐・下痢なし、元気いっぱい。
体重10.5キロ。

白血球数、投与前7600→本日2500。
好中球数、投与前5700→本日1875。
ただし、好中球数は電卓計算によるもの。
正確な計測数ではない。

触診:しこりは小さくなっていない。
ロムスチンは2〜3週間かけて効いていく薬なので、
効いていないと判断するのは時期尚早、らしい。

ただし、ステロイドが効いていないのは間違いないので、
来週の検査までなにもしない、出さない、と。

次はドキソルビシンだが、もしそれも効かなくなったら?

レスキューの薬を温存しています!
自分が研究していた時、それだけで2年生きた例があります!

妙に張り切る先生。

選択肢は急に狭まった。
これはまるで退却戦、消耗戦ではないか?

この方法ではダメだ。
他の手はないのか。

今日は、イワシと野菜とごはん。バナナとみかん。

さっさと眠って、元気を貯金しておこうね。




          
2012/12/2(日)
闘うために食べよう


圧力鍋で、鮭を骨までやわらかく。

鮭ときのこの豆乳シチュー、
おいしく食べてデトックスしよう。

気ままに過ごそう。

好きな場所で眠っていいよ。

眠る前には、
ペットシーツにオシッコして、
安心して眠ろうね。




        
2012/12/6(木)
暖かくして眠ろう


ジェリー、どこ?

台所の後片付けに、
午後9時まで付き合っていたけど、
ジェリーはお先に、と部屋へ。

私のベッドのどまんなか。

そのままでいいよ、

ゆっくりおやすみ。




        
2012/12/7(金)
ポテチ失敗


サツマイモを電子レンジでチン。

分厚くて、失敗?

「ほんの少し、自分で自分の体をいたわってる感じ」
そんな感じのジェリーだったらしいけど、

今日も食欲旺盛、ウンチOK、
お目目キラキラ、お鼻ツヤツヤ。




        
2012/12/8(土)
フルダラビン投与後2週間、検査


薄くスライス、今度はポテチっぽい。


体重10.5キロ。
「stable disease」=変化なし、
つまり、ロムスチンは効かなかったという意味である。

首のしこりが消えなかったからと言って、
一概に「効かなかった」とは言えないけど、
とかなんとか先生は言うが。

ここだけ腫れるってのはレアケース、
とも先生は言うのだが。

とか言いながら、一般的な例やデータに基づいた話をする。

「薬剤強度をあげて完全寛解を目指す。
つまり、ドキソルビシンを3週間ごとに打ちたい。
ドキソルビシン単体で行く。
量を増やすと白血球数がもっと下がってしまうので、
間隔を3週間にして、薬剤強度を上げる。
白血球数低下は感染症の危険がある。
人間の場合、抗がん治療前に歯周病を治療してしまう。
Lーアスパラギナーゼはいざという時にとっておきたい。
今日は、白血球数の検査は不要。」

そうなの? その先は? 先生、他に手はあるのだろうか。

どうやらこれしか持っていなさそうだ。




           
2012/12/9(日)
鯛のオジヤ


横顔も美しいね、ジェリー。

昨日はイワシ、今日は鯛。

鯛の脂はキラキラ光って、
とてもうまそう。

「うまいっ!(ワンッ!)」
・・・と言いながら、ジェリーは夢中で食べていた。

白血球を回復してくれるから、とのセファランチン、
いつものように男前豆腐と一緒に飲ませた。



        
2012/12/14(金)
うわ、ビー玉


名前を呼ぶと、振り向くジェリー。

なぁに? もうすぐおうちだよ。

あご下のしこり、
ちょっと大きくなっている。

ロムスチン、効かなかったのだ。

ショックだ。

明日はドキソルビシンの予定。
しっかり検査もしてもらうことにしよう。




          
2012/12/15(土)
22回目の抗がん治療(ドキソルビシン)


体重10.66キロ。
白血球数は8400まで回復。

しこりが大きくなってる、
だから、ドキソルビシン、はいどうぞ、
・・・とジェリーを渡す気分になれない。

不安と不信が強く渦巻く。

ジェリーの体がどうなっているのか知りたい、と、
ジェリーを抱きしめ検査を頼む。

頼んでも検査をしてくれない。

「悪性リンパ腫なのは決まっているんだから、
検査なんかムダでしょ、
L-アスパラギナーゼを毎週打てばまだいける、
うちには放射線もあるし、
それにもう1年生きたのだから。」

ただしこりを消せばいいのか?
ガンは治らないのが前提か?

抗がん剤はガンの治療薬ではない。
しこりを小さくしてくれるかもしれないが、
必ず再発する。
抗がん剤の副作用のひとつに「発ガン」がある。

しかし、結局、ドキソルビシンを入れてもらった。
きっと後悔する、とわかっていながら。

ジェリー、ごめんね。




            
2012/12/16(日)
ジェリー、不安?


鮭をレンジでチン。

鮭2切れで、この分量。

サーモンジャーキー、うまそう。



昨夜のジェリーは変だった。

困った顔して、ハウスを出る。

台所のペットシーツでトイレ。
部屋に戻るが、ベッドに戻らない。

どうしたの? おいで、抱っこしよう。

抱っこが嫌いなはずのジェリーが、
私の膝に乗る。

毛布でふんわり抱きかかえる。

ジェリーが震えている。

ドックンドックンドクドックン
ジェリーの鼓動、強く響いて、
ジェリーの体から飛び出しそう。

ドキソルビシンは心臓に毒がたまる。
ドキソルビシンの副作用じゃないだろうか。

私の不安がうつったかもしれない。




        
2012/12/22(土)
オヤツ禁止、だらだら食いをやめること


ALPの数値は、
胆のうの入り口の炎症を意味するらしい。
その原因は、食事ではない。

食事原因の病気なら、
相当長期間の問題ある食生活が必要だ。
医者によっては、
なんでも食事のせいにしたがる。
脅しにかかる。
フードを買わせたがる。
そんなことより、
食事にお酢1滴を、
そんなアドバイスがうれしい。

できることをやっていこう。
ご飯作りや、歯磨きや、グルーミング。
つまり、普通の生活だ。
それに、すい臓をいたわる普通の食生活だ。




           
2012/12/26(水)
どうしようか


ドキソルビシン後・・・
12月16日:しこりがひとつ、小さく硬くなった。
12月17日:しこり、元のサイズに戻った。
数日後:しこりが3つに増えた。
12月25日:しこりに触れたら、ジェリー、「ヒッ」と小さく悲鳴をあげて逃げた。
あご下のしこりが大きくなっていた。

ドキソルビシン、効果なし。


「口内ケアは健康の基本」との病院がある。
そのC病院にメールで事情を説明していたので、
本日、口内ケアのための事前診察。

治療歴等の資料を手に、
触診しかせずに、医師は言い放った。

こうれはもうダメですよ、
口内ケアなんかムダですよ、
何をしても1〜2ヶ月ですよ、
・・・と。

患者(代理人)の声を聞かない、
説明しない医師がここにもいた。

私はジェリーの現状は受け入れるが、
あきらめない。
私にできることをなんでもやる。

抗がん剤はもう効かない。
何をしてもダメらしい。
今までのやり方はダメだと医者が言ったも同然。

ならば、やり方を変える。
なんでもいいから、やり方を変える。

今日のジェリーはドライブで疲れたのか、
午後はずっとハウスで眠っていた。




        
2012/12/27 (木)
ビー玉なんかに負けないぞ


すい炎にでもなったら、
手の打ちようがないのが今のジェリー。
すい臓を休ませるために、
しばらく一日一食にする。

朝ごはん前に、乳酸菌大量摂取。
朝ごはん:タラと野菜とごはん。納豆。

夕食時がわりに、乳酸菌大量摂取。

ゆたポンで体を温めながら、
マッサージも追加。

首や脇にビー玉様のしこり。
それでも元気いっぱい。
ウンチの状態、非常によろしい。




                  
2012/12/29 (土)
大掃除のお手伝い


ジェリー、どこ行くの?

今、忙しいの、後にして。

掃除機、追いかけなくちゃ。



キクの花?

匂い、強いね!

ひとつちょうだい、ジーチャン!




ジェリー、お散歩、行く?

行くよっ!

お散歩はジェリーの仕事だよっ!




        
2012/12/30 (日)
夕食も、ちょっとだけ


台所で期待満々のジェリー。

28日に本葛を買った。
葛練を夕食代わりに与えた。
サプリを混ぜてみた。

29日もサプリ入り葛練り。
ウンチに異常なし。

今日は、玄米を玄米クリームにして、
サプリを混ぜてみた

オヤツはなし、
そこんところは譲れない。




        
2012/12/31 (月)
スッキリ、息ができる


上も下も、
あっちにもこっちにも、
ホコリがいっぱい。

掃除機、ほうき、モップ、ぞうきん、
消臭と除菌スプレー。

あ、森の中のすーっとした空気。
掃除の効果を空気で実感。

ジェリーが一番感じてるよね。




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