『怒涛の鯨のタタキ』
2013年3月の犬バカ愛日記


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2013/3/1(金)・・・曇のち雨
オシッコの素、たっぷり


画像は今朝の様子。

うながされても
帰ろうとしない。

お散歩大好きジェリー。

10時頃、
ジェリーをY動物病院へ。
ステロイドの注射と、
ビタミン剤入りの点滴。

「治そうなんて思わない。
ただ、楽でいられるように」
・・・との希望を伝える。

連れて行ってくれた父によると、
注射した瞬間から、
ジェリーに活力が出てきた、と。

午後2時頃、
あっちこっちにゆるゆるウンチ。

水だけ飲んで何も食べずに寝て過ごしたらしい。

夜、栄養スープ100cc。
シリンジで強制的に。

a/d缶、大さじ1ほど。
ブリオッシュアンパンの餡抜き、半個。

豚肉しょうが焼きは、
食べたいな〜という感じではあったが、食べず。

首周りのしこり、減った。
右目は相変わらずだが、少し軽くなっている。

医薬のおかげか、足取りが力強い。
台所にいる時間が長かった。




        
2013/3/2(土)・・・晴
普通に元気なワンコ


昨夜10時と、
深夜3時過ぎ、
オシッコたっぷり。

今朝の体重:9.1キロ。

朝、
牛乳大さじ1+水大さじ3、
ヨーグルト大さじ3、
バナナ3センチ。
お米パン半切れ、
ブリオッシュクリームパン、クリーム抜き半個。
チーズ半切れ。

10時40分、はりもぐ先生登場。
今日もフルコース。

「普通に元気なコ、だねぇ」
と、うれしい言葉。

画像は、終わってから、
ごほうびの「乳酸菌のちから」ジャーキーを、
「もっとちょうだい!」
・・・と先生にねだっているジェリー。

さっそくスーパーに走って、
同じジャーキーと、
アルが好きだった「ふわふわ砂肝ジャーキー」を購入。

おやつを食べてから散歩。
中学校までの往復1キロ強。
40分間。

疲れたかな?

夜、ゆでた砂肝2.5個分とゆで汁。
迷わず完食のジェリー。
牛スジもゆでてみたが、これは食べない。

右目は昨日より腫れが引いている。
むしろ左目があまり見えていない感じ。
首周りのしこり、さらに縮んだ。
陰部の腫れ、大きくなっている。

毎日、ジェリーは新しいジェリーになる。

明日はどっちだ?ジェリー。




        
2013/3/3(日)・・・晴
体力温存


今朝の体重:8.9キロ。

朝、というかブランチに、
ゆでた砂肝1.5個分。
おやつ、
「乳酸菌のちから」、
「ふわふわ砂肝ジャーキー」。



パルちゃん情報で、
鶏がらスープを取ってみた。

豪雪の秋田からやってきた、
比内地鶏の鶏がら。

匂いをかぎつけて
ジェリーが台所にきた。
これは期待できるかも!

夜、ゆでた砂肝1個分、
鶏がらからこそげ取った肉50グラムほど。

スープは・・・飲まない。
・・・あらら。

散歩は朝600メートルコース。
午後2度ほど、近所ブラブラ散歩。

目はぼんやりと見える程度と思われる。
ウンチは朝の散歩で親指大。
今日は、無駄な動きをしない。
いびきは少ない。

食べる・眠る・散歩する・・・、
静かに闘っている感じ。





        
2013/3/4(月)・・・晴
リンパ腫 VS ジェリーとネーチャン連合軍対決


今朝の体重:9.0キロ。

牛乳の水割り、
「乳酸菌のちから」、
「ふわふわ砂肝ジャーキー」、
「グリコ朝のヨーグルト(人間用)」、
「和鶏やわらか軟骨サンド」、
「北の国ビスケット」(人間用)、
ゆでた砂肝半個。

少しずつ、いろいろ。

何でもいいから食べてくれいっっ!

リンパ腫が食べさせようとしないのだ。
ジェリーは食べたいのだ。

今、派手ないびきをたてている。

リンパ腫が体を冷やそうとしている。
では、負けずにジェリーを温めよう。
生姜温湿布、今からスタート。




        
2013/3/5(火)・・・晴
ぜいたくは言わない


今朝の体重:9.1キロ。

牛乳の水割り、
チチヤスの「毎朝快腸ヨーグルト80g」
「乳酸菌のちから」数本、
「ふわふわ砂肝ジャーキー」10枚、
「北の国ビスケット」(人間用)、
フリカケご飯。

東急ハンズで、
いろいろ買って帰ったが、
夕食時にうまそうに食べたのは、
イワシふりかけをまぶしたごはん。

朝は15分ほどの散歩。

見えているかのように、
体育館周辺コースを歩いた。

午後は、昼寝とマッサージ。

今夜も生姜温湿布。

元気ではないが、グッタリでもない。
ウンチはゆるいが下痢ではない。
だるそうには見えないし、
力強さも感じる。

右目は腫れてて、白目が赤くて、黒目が白い。
左目は普通だけど、見えていない、多分。

陰部は腫れていて、様子がおかしい。

こんなジェリーだけど、これくらいならいいじゃないか。

このままでいいから、長生きさせて。




        
2013/3/6(水)・・・晴
見た目悪化、でも、元気


今朝の体重:9.1キロ。

朝、牛乳の水割り、
チチヤスの「毎朝快腸ヨーグルト80g」。

昼、メロンパン
(ガワ抜きで半分強)。

夜、レーズン入りバターロール1個半
(レーズン抜きで)。

画像は朝の散歩。
ぐいぐい散歩。
「見えてるみたいだなぁ」と父が驚く。

朝の光は強いんだね。
朝のジェリーも強いんだよ。

今日も生姜温湿布。
15分間。

しこりはあっちこっちぼっこぼこ、
陰部の腫れは、
後ろから見えそうなほど。

変化は衝撃的に、
ドドーン!
ギューーンッ!
・・・と、派手に出現。

ジェリーはタフ。
傷ついても負けない。
あしたのジョーのように。




        
2013/3/7(木)・・・晴
不調、再び


今朝の体重:9.2キロ。

今日は水だけ。

何も食べない。

おあいそ程度に
匂いをかぐだけ。

食べ物を持って近づくと、
逃げてしまう。

かわりに、せめて
なでさせてよ。
軽く全身をマッサージ。

朝の散歩は15分弱。

日中は、
庭先をブラブラ。

こんな眼帯、ないかしら。

ジェリーの右目、
白目が赤く、
3日前からは、
盛り上がってきた。
潰瘍?

同じ頃から、
ジェリーの匂いが変化した。
口臭ではない。
別の何か・・・。

ジェリー、耐えている。
目はきっと激痛、
不快感もあるだろうに。

ジェリー、強い。

ジェリー、ごめんね。




          
2013/3/8(金)・・・晴
ジェリーは大丈夫だから


昨夜10時、
台所から
リビングへと
歩き回った。

お水?
オシッコ?
食べる?

ジーチャンを探してるの?

リビングでオシッコしてから
書斎に向かうジェリー。
ふらつきながらも、
しっかりと、ゆっくりと。

書斎でも、
ここじゃない、
そこでもない、
やっぱりここ、と、
いろいろな場所に移動。

いつもと違う行動に、
ドキリとする。

少し眠ったかと思うと、
身を起こす。
苦しげにあえぎ、腹が波打つ。

12時過ぎまでそんな繰り返し。

水を飲んだジェリーは、
わざわざ離れたリビングへ。

トイレシートのどまんなかにオシッコして、玄関へ。

がんばったのだから、少しの間なら、と、
冷たい玄関で眠るジェリーをなでながら、1時間半。

最悪の状態は脱した、
それなりに落ち着いた・・・と感じたので、
2時近くに書斎に運んで、私のほうが先に爆睡。



ジェリーは持ちこたえた。

今朝は、水も飲もうとしない。

Y動物病院に連れていった。
先週の金曜日と同じ処置。

多分、肺にも転移している、と。

数ミリグラムのステロイド、
ビタミン入りの点滴。

何にもならないかもしれない、
気休めかもしれない、
でも、緩和できるかもしれない、と。

その時は迫っている。
何もできない。
そばにいることしかできない。

今日は、外で過ごしたらしい。
外を少し散歩したり、
窓辺に座って外を見たり。

今回は食欲は戻らない。

だが、いびきが減って、
呼吸は楽そうだ。

ジェリーは今また玄関で眠っている。




          
2013/3/9(土)・・・晴
走るジェリー、食べるジェリー


昨夜のジェリー、
とても落ち着いていた。

夜中の12時、
チャップチャップと水を飲んだ。

ああ、きっと大丈夫だ。

朝、一応散歩に出かける。
30メートル先まで。

朝はだるそう。
食べる気にもなれないらしい。

玄関で一日過ごして、
午後になると調子が出てきた。

コンビニに出かけた父が、
ピュッと口笛。
ようやく、何度目かに聞きつけたが、
ジーチャン=おうち、
・・・と連想したか、
反対方向に走り出す。

あれ?耳、聞こえていない?



でも、走ったよ!
走るなんてすごい!

スイートポテト、食べる?

食べた!
ほんのふた口だけど。

ビスケットサンドアイス、食べる?

食べた!
ほんの数口だけど。

お水飲んで、オシッコして、
また玄関で昼寝。

何度も昼寝。




ジーチャン、お散歩だよ。
ジェリー、追いかける?

門をカチャンと開けると、
ジェリー、いそいそ。

サクサク歩いて、
50メートル先まで。

お散歩して、
オシッコして、
普通のワンコみたいだね。

アクビなんかして、
元気なワンコみたいだね。

こんな日があるなんて、
シアワセだね。

神様がくれた休日だね。




            
2013/3/10(日)・・・曇
食べてくれてうれしい


昨夜のジェリー、
よく眠っていた。

ネンネするよ、
と、声をかけても
目を覚まさない。

ちょっと大丈夫?

ほっぺの腫れは
ますますぷっくり。

頭、フリフリしようとして、
ふらつくジェリー。

明日、大丈夫?



朝のジェリー、
キュッと頭を持ち上げて、
なんだか元気そう。

桃のゼリー、
食べる?

食べるよ!
寒天はイヤッ!

ゼリーはお気に召さなかったが、
チチヤスのヨーグルトと、
グリコの朝のヨーグルト、
合計100グラムほど食べた。

すごいね、ジェリー。



家の前を
ブラブラ散歩。

水飲んで、
オシッコして、
昼寝して。

ジェリー、
食べる?

アイスクリームを
なんと、半カップ!
明治のスーパーカップ!

もっともっと!
ぎらぎら燃える食欲。

おなか、大丈夫?



夕方散歩。

ジェリーの左目は
見えている。

画像はその証拠。

しかし、
強烈な夕日は
目をくらませるようだ。

何日ぶりかのウンチは、
当然ゆるかった。

夕食は、
ゆでた砂肝50グラム。

何日ぶりに満腹?

風や車の音に、
ワンワン吠えるジェリー。

ほっぺの腫れは、
ずいぶん引いた。

散歩と昼寝とごはん、
三拍子そろった一日。

明日は何を食べようか。




        
2013/3/11(月)・・・晴
アンパン初体験


朝からいろいろ
食べさせてもらったらしい。

朝:グリコ朝食ヨーグルト。
100グラム弱くらい。

ブリオッシュアンパン半個
(アン抜き)。

ワッフル1個弱
(クリーム抜き)。

ポップコーン、
けっこうたくさん。

午後、小さいアンパン半個
(アンコも!)

桃缶のシロップ少々。

「乳酸菌のちから」1本。

今日は、アンパンマンパワーのジェリー。
夜は食べない。
もう玄関で眠っているけど、
あとで、口の中を熊笹エキスでぬぐって、
目薬(ゲンタマイシン)をさしてやろう。

びわの葉エキスで、
簡単温湿布してみよう。

今日は、顔の腫れはシュッとしぼんで、
かわりに、
脇のしこりがポンッと腫れた。

ジェリー、元気の貯金ができるといいのにね。

できるだけ回り道して、
ゆっくり生きて行こうね。




        
2013/3/12(火)・・・晴
切ない夜、闘うジェリー


朝、グリコ朝食ヨーグルト。
チーズ半個。


昼、ポップコーン10粒。

水は飲む。

朝、お散歩。
体育館まで150メートル。
帰りはだっこ。

午後、ウンチ3本。

元気はない。
郵便屋さんに吠えない。

あ〜だるいな〜、
あ〜しんど〜。

ジェリーの動きがとまる。
ジェリーの下半身がふらつく。
今日はまっすぐ歩けない。
首の左側が大きく腫れた。
ジェリーの左目も血走っている。

帰宅すると、
ジェリーがついてきてくれる。

ちょうどこんな風に座って。

ゴリンゴリンにやせた体を
なでなでかきかきすると、
手のひらにあごを預ける。

なんだか熱い。

こんな状態でも
あいさつに来てくれたの?
なんとかして、と訴えてるの?

ごめん、ジェリー。

それでも夜8時過ぎ、
水飲んで、オシッコして、
朝食ヨーグルトも食べた。

注射や点滴で、2日間ギュンッと元気にして、
ガクンと3日前に引き戻させて・・・。
こんなジェットコースターは、ジェリーに負担だろうか。

私のエゴだろうか。




        
2013/3/13(水)・・・曇のち雨
ジェリーはまん丸お月さま


昨日も腫れていたけど、
今日はさらにまん丸お顔。

これでは熱かろう。
気分も悪かろう。

それでも、
朝は朝食ヨーグルトを食べて、
私たちを喜ばせる。

口の中を熊笹エキスで、
そっとぬぐった。

うっすらと血。

腫れと熱と出血。

それでも、私が出かける時は、
門までついてきてくれる。

ジェリー、すごいね!
ありがとね、いってくるね!

昼までのほとんどを外で過ごし、
あまり水も飲まなかったが、
オシッコとウンチは、
玄関の段差をあがって、
リビングと台所のペットシーツで。

ジェリーはトイレできるよ!
ジェリーは自分で動けるよ!

ジェリーが喜ばせてくれるから、
今日のおみやげは、アイスノン。

お顔をのせてごらん。
冷たくて、気持ちがいい・・・かもしれないよ。




        
2013/3/14(木)・・・晴
耐えるジェリー


昨夜11時頃、

一瞬、ちゅうちょしたが、
ようやく水を飲み始めた。

うっすら赤いものを吐く。
血というより、粘膜。

口の中がただれているのか。

ふと気になって、耳を見た。

右の耳の奥が、
ただれていた。

私の手落ちだ。

耳の中をぬぐってやった。
そっと少しだけ。

それでもジェリーは、
台所まで行ってオシッコ。

朝、水とオシッコ。

食べる?と聞いたら、
フンッと逃げた。

一日、玄関や外で過ごしたようだ。

私の帰宅前に、水とオシッコ。

部屋にいたジェリーは、ちょっと頭を上げて出迎えてくれた。

前足がむくんでいるようだったので、
そっとなでていたら、
急に何かを吐いた。

口の中の粘膜がはがれた?
寒天状のこれは何?

この口の状態で、食欲が出るはずもない。
水を飲むにも一大決心がいるだろう。

つい先ほども突如立ち上がり、
何かを吐こうとした。
食べたもの・・・ではない何か、だ。

呼吸は苦しげではなく、
普通にできている。
いびきはしない。

横になるとスッと眠りに落ちる。
しばらくしたら、起き上がり位置を変える。

ジェリーは静かに耐えている。




          
2013/3/15(金)・・・晴
犬の生命力をなめるなよ


昨夜11時少し過ぎ、
黒色タール状の便。

ドキリとする。

ジェリーは水を飲んで、
玄関に移動し、
気持ちよさそうに寝てしまう。

次第に全身での呼吸となる。

さほど辛そうではない。
今夜は持ちこたえる気がした。

3時前に書斎に運び寝かせた。

3時半、ジェリーは立ち上がり、
勢いよく水を飲んだ。

よし、あとは天に任せよう。

6時、ジェリー、オシッコ。

8時少し前、
首の左の巨大な腫れが破れて、
トロリとした液が噴き出した。

血ではない。
膿?だった。

家族3人、一瞬ろうばい。
ジェリーは、不思議とケロリとしていた。

ジェリーが私たちを見る。
・・・あのぉ〜、アタシ、大丈夫だよ、と。

ジェリーが私たちを励ましている。
ジェリーとひとつになった、と感じた。

少し、許された気がした。

噴出がある程度収まると、
ジェリーは立ち上がり水を飲む。

そしてペットシーツにオシッコして、
玄関に移動、
眠ったり、外に出たり。



10時半頃、朝食ヨーグルト。
宅配便に反応したり、
門の外に出たり、オシッコしたり。

お昼、ビスケットひと口、パンふた口、ヨーグルトそこそこ。

首から透明の液はジワジワと出ているが、
すっきりした様子のジェリー。
顔の腫れも当然引いた。

夕食時に、朝食ヨーグルト、
カスピ海ヨーグルト、
ゆでたササミ半本。

水を飲んで、
リビングでオシッコして、
玄関で眠っている。

ジェリー、驚異的な体力!
ジェリー、応援するよ。




             
2013/3/16(土)・・・晴
今日は休憩の日?


今日は、
オシッコ3回、
水3回。
何も食べない。

家の前をブラブラ歩きは3度以上。

夕方には、
となりの空き地まで遠征。

画像は、この時のもの。
頭を持ち上げることができない。
辛そうだ。



よいしょよいしょ、
いっしょうけんめいに歩く。

好みの場所を探して、
オシッコして、
段差を乗り越えて、
また歩いて戻る。

よいしょよいしょ、
ジェリーはすごい。
ジェリーは強い。

しばらく中断していたが、
デトックスケアも再開。
吸入20分間、
フィトンチッドエキスで口内ケア、
目薬。

ケアのあと、水をガバガバ飲んでいた。
ジェリー、あした元気になぁれ。




          
2013/3/17(日)・・・晴
引き続き、今日も辛そうなジェリー


まだ傷がふさがらない。
傷がどこかもわからない。

大きな滅菌ガーゼを貼って、
ベビー用シャツを着せてみた。
包帯代わりになるかな、と。

80センチのベビー服に、
左前足だけ通した。
首回りを少し切って、
首回りゆるゆるにした。



今朝、抱っこしたとき、
痛いところに触れたか、
ヤダ!と逃げ出して、
庭木のすきまに入り込んだ。

自力でたっぷり水を飲む。
自力でペットシーツに用を足す。
こんなジェリーを餓死させてなるものか。

シリンジで強制給餌だ。
いや、言葉が悪い・・・。
食事の手伝い、介助だ。
無理強いはいけない、
吐いてはいけない。

まず、乳酸菌パウダー溶液。
30分様子を見てから、
栄養スープにサプリ3種を混ぜたもの。
マジカルパウダー・フィッシュオイル・ミツバチ花粉。

フィトンチッドエキスで口内をぬぐうと、
右奥がうっすら出血。

歯周病菌、おそるべし・・・。

ジェリーの白血球にはがん細胞をやっつけてもらいたいのに、
歯周病菌と戦いの真っ最中だ。

ジェリーの目は力強い。
ネーチャン、負けるな、
・・・と、言っている。




        
2013/3/18(月)・・・曇のち雨
ジェリー的にはこれでいいらしい


昨夜9時頃、
ブドウ糖溶液を与えた。

まず一滴。
・・・反応しない。

口の中を熊笹エキスでぬぐい、
生理食塩水で目を洗い、
おしぼりで顔を拭いて、
もう一度、ブドウ糖溶液。
今度は舌を動かした。
5ccが限度だったが、
これは無駄なく吸収されたはず。

夜中の2時、
ペットシーツにオシッコ。
たっぷり22カウント。

よくやったね、ジェリー。
おりこうだね、ジェリー。
ジェリーの全身をマッサージ。
もういい、と言われるまで30分間。

それでもジェリーは自力で歩く。

朝は玄関へ歩く。
午後3時過ぎに書斎へ運ばれるが、
5時頃には台所へ行ってオシッコし、
水を飲んで、玄関へ戻っていた。

飲まず食わず、
ブドウ糖溶液にも反応せず。

午後9時前、やおら身を起こし、
水を飲み始めた。
ガッポガッポと約100cc。

ジェリー、たくましいね。




        
2013/3/19(火)・・・晴
ジェリー、お散歩



お昼、きっかり12時、

ジェリーはお散歩、
お空へ。

お空が好きで、
よく見上げていたね。

大好きなボール、
お空に届けるよ。




夜中、ジェリーはいつものように場所を移動し、
呼吸は苦しげではないが、眠りは浅い。
マッサージしたり、声をかけたりして見守っていた。

今朝、ジェリーの後ろ足が張っていた。
マッサージするがなかなか通常の太さ(細さ)に戻らない。
父が交代してくれ、母も気にして付き添ってくれた。

今日逝ってしまうと思う、と父に告げ、
時々唇をしめらせてやって、水を飲みたがると思うから、と母にも頼み、仕事に出かけた。

ジェリー、待っててね、と言ったものの、待ってくれない気がした。

9時半頃、足を動かし身を起こすと、母がそばに寄せた水を勢いよく飲んだそうだ。
玄関に行きたがっているんじゃないか、と、運んでやると、
いつものように普通に寝て過ごしていたのだそうだ。

ずっと付き添った父が足をマッサージして、
ジェリーはゆったり呼吸をして楽そうだった、と。

12時少し前、黒タール状便。
父がきれいにしていたところ、また黒タール状便とオシッコ。
そして、聞いたこともないような大きな声をあげ、逝ったのだ、と。

まったく苦しまなかった、と。

「最後まで生きたよ!」、「じゃあね!!」、
この世のすべてに、高らかに宣言して逝ったのだ、と思う。


闘病1年4ヶ月半。
2009年1月3日生まれのジェリー、4年と2ヶ月と2週間と2日を駆け抜け、
よく晴れた日に、青空の向こうへ行ってしまった。






        
2013/3/21(木)・・・晴
今度のダメージは大きい・・・トシのせい?


ジェリーの実家(スマイルアンジョー)からお花が届いた。

やさしいかわいい色合いが、ジェリーのイメージ。
一瞬にして、思いがこみ上げ、胸に迫る。

まずは電話をすべきだが、うまく声が出ないので、
無礼を承知で、いきなり日記に載せよう。

改めて、手紙でお礼申し上げます。

お悔やみや慰めの言葉を受けるのは、とても辛い。
その言葉がやさしければやさしいほど、体に響く。

一日中、ジェリーのいない家で過ごす両親はどんなに辛いだろう。

こういう目に遭うことになっていたのだろうが、
ひどすぎるじゃないか・・・、ジェリーにも、我々にも。

おまけに今朝から突然50肩。

身も心もガタガタだ〜〜い!




        
2013/3/23(土)・・・晴
ジェリーのお気に入り、あったよ!


ジェリーの一番のお気に入り、
火の玉ピーピー。

見つからなくて、
写真に撮れなくて、
一緒にお空に送れなくて、
ごめんね、ジェリー。

リビングで、
ジェリーを探して、
見回していたら、
見つけたよ!
火の玉ピーピー。

ジェリーが隠していたんだね。

見つかってよかった。
じゃ、送るから。
とりあえず、・・・念力で。


今日、出かけたついでに、とあるお寺に行ってみた。
動物霊園が併設されている。

ちょうど、葬儀が執り行われていて、
お坊さんの声が聞こえた。
女性職員の仕事風景を見た。
敷地内の建物や木々のバランス・・・。

ここじゃないね、何か違うね。
ゆっくり探すね、アルとジェリーを託す場所を。




         
2013/3/26(火)・・・晴
「絶対の自信」と後悔


ジェリーがお世話になった医者から手紙が届いた。

余計なことかと思ったが、先週、ジェリーの死をハガキで知らせた。

返事、というより、弁明、いや抗議だろうか、これは。
波線アンダーライン付きだからきっと抗議だろう。

「腫瘍診療に絶対の自信があった」のだそうだ。
「オーダーメイド診療」、だったのだそうだ。



最初に小さな違和感を感じた時に、
こんな医者から離れるべきだった。
もっと早く、この医者と徹底的にやりあうべきだった。
もっと自分で考え、必死に別の何かを探すべきだった。

悪性リンパ腫、ガン、という言葉におびえた私の過ちは、大きい。

深く、深く、後悔している。




         
2013/3/28(木)・・・曇
終わりは突然にやってくる


アルとジェリーがかわいくて、かわいくて、
犬バカ発信を続けてきたが、もう新しい画像はない。

このホームページは、アルとジェリーのためのもの。
アルとジェリーがいなくなった今、
このホームページも消えるのがふさわしい。

昔、とても大切な友人がいた。
彼女は、愛犬が逝った後、HPを閉じた。
尊敬する彼女を見習おう。

インターネットの海をさまよい、心かき乱されることもなくなる。
人を傷つけることもなくなる。

もう、このHPを閉じて終わらせてしまおう。

終わりは突然で、あっけないものだ。

さよなら、ありがとう。

ありがとう。




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