『怒涛の鯨のタタキ』
2013年10月の犬バカ愛日記みゃんこ日記


〔トップページへ〕 〔犬バカ愛日記目次ページへ〕



        
2013/10/2(水)
PM2.5に注意
え?これ、ダメなの?


花粉症、と言えば、春のスギ花粉。
しかし、数十年前までは、秋のブタクサ、だった。

ブタクサ、つまり、セイタカアワダチソウ。
道路沿いや空き地に必ず見られた背の高い雑草で、黄色のアワアワな花をつけている。

春のスギ花粉、秋には、このブタクサ、あるいはヨモギ花粉。
今、私の周囲で、ひどい鼻炎に苦しんでいる人は少なくない。

そして、今は、おまけに、PM2.5だ。

明日、10月3日には、大陸から飛来してくる危険が大、だそうだ。
犬たちよ、お散歩の時に気を付けて。
匂いチェックはほどほどに、よくないものは吸い込まないでね。

有毒なホコリや空気が、いったいどれほど犬たちの体を傷つけているか。
犬たちの体は、吸い込んだ毒を排出しようとするだろう。
咳やくしゃみや、涙や目ヤニ、あるいは嘔吐や下痢で、対応するのだろう。
そうやって排出できてしまえばいいのだが。

ひどい時代に生きる犬たちに、お空からパワーを送って。





        
2013/10/13(日)
晴耕雨読
手伝うよ!

うちには、細長い庭がある。
庭というより、通路、に近い。

母は、「グリーンサム(緑の親指:庭仕事の達人、草木の心が分かる人)」は持たないが、
花が好きで、植木鉢やプランターを増やしたがる。

私は、園芸は趣味ではない。
私は、片づけが好き。
家の中の片づけは、まあまあ終わったので、当然、外も片付けたい。

片付けの一環として、ホームセンターで、たくさんの苗や土を買った。
鉢、7個分に寄せ植えするための花の苗。
さらに、カシの木の根元付近に植えてよさそうな、日陰に強い葉っぱ系のものいろいろ。

土日の2日間、母を連れて、ホームセンターに通った。
せっせと土を作り、苗を植えた。

母、大好きな園芸活動にうっきうき。
「私の趣味を理解してくれて、うれしいわっ!」、と。

ふんっ。
私は、ただ、自分のためにやってるの。
片付けたいからやってるの。
もうひとつの趣味は、心の奥深くに封印したまま。




        
2013/10/16(水)
人は犬なしでいられない、ということの根拠
新旧2冊の本

『子犬に脳を盗まれた!不思議な共生関係の謎』(ジョン・フランクリン著、桃井緑美子訳、青土社)
『犬と山暮らし』(波多野鷹著、中公文庫)

コーギー飼いの先輩が、『子犬に脳を盗まれた!』を紹介していたので、私も読んでみた。
訳者謹呈、という札が入っていて、そういえば、定価より10%安かった気がする。

コーギー飼いの先輩は、読後、「飼うなら今でしょ!」、と、行動を起こした。
細かいところは、斜めにすっとばして読んだが、
実に面白い本だった。

私も、すぐにでも行動を起こしたいが、動けない。
第6感なのかどうか、何かが私の足を引っ張る。

『犬と山暮らし』は、15年以上前、アルを飼い始めた頃に買ったものだ。
似ている部分があった気がして再読した。
最後の60ページほどは、「ヒトはどうしてイヌを愛するのか」を熱く語っている。

イヌがいてこそ、ヒトは生きられるのだ。
アル、ジェリー、次の子を選んで。
でなきゃ、私、長生きできないぞ。




        
2013/10/17(木)
下手の横好き
水彩色鉛筆

「水彩色鉛筆、持ってる?」
「水筆、持ってる?」
「スケッチブック、持ってる?」
「使わないのがあったら、ちょーだい!」

水彩色鉛筆以外は全部、持ってる、あげる、と父が言い、、
ついでに、「買ってきてやったぞ、ホレ」、と、くれたのがコレ。
水彩色鉛筆24色。

・・・36色のが欲しかったんだけど、・・・コラ!

『はじめてさんの水彩色鉛筆 超初心者編』の影響で、お絵かきしたくなった。

中・高と美術部だったが、特に絵が好きだったのでも、得意だったわけでもない。
第一希望のバレー部が人数多すぎて、第二希望の美術部に、「行け」、と命じられた中学時代。
バスケット部に入ろうかな、と思っていたら、「美術部つぶれそうなの、入ってくれない?」と誘われた高校時代。

自分の意思はどこ行った?
消極的だね、流されっぱなしね、私。

でも、再び、お絵かきに流れ着いたようで・・・。
めでたし、めでたし・・・?




        
2013/10/18(金)
眠ると見るもの
ちゃんと眠ってる?

眠ると見るもの、それは夢。
夢を見ながら、「これは夢だな、おもしろいから覚えておこう」、と思うが、
たいていは、起きた瞬間、忘れてしまう。
あ! しまった! 忘れた・・・。

10月上旬、父が、「変な夢を見てなぁ〜」とつぶやいたので、書き留めた。
わかりやすい、という意味で、おもしろい。

(1)父の見た悲しい夢
家の中、玄関に、白い馬がいる。
母が、「出ていけ!」と、その馬の首・肩・胴あたりをひどく叩いている。
「そんなにひどく叩くなんて、なぜそんなひどいことができるんだ」と思いながら父は見ている。
次の瞬間、さっきまで馬だったはずなのに、
ところどころうすい茶色のブチの、たれ耳の白い大きな犬になっていて、
その犬はとても悲しそうな眼をして、家の中に入っていく。

あまりにも悲しそうな目だったのが、胸に突き刺さった。

(2)つい先日、私の見た、いじわるな夢

私は、犬を飼いたいという女性の家を訪問している。
黒い服を着たその女性は、とても太っていて、だらしない感じ。
モノでいっぱいの室内で、私はその女性に質問している。
その人が犬を飼う資格があるかどうかを見極めたいらしい。
私は、犬を譲る立場の、ブリーダーか何かのようだ。

「それで、あなたはどのくらいの間隔でおそうじしていらっしゃるの?」
「あなたは、一時間や二時間の散歩は、平気でこなせるんでしょうね?」

あきらかに掃除をしていない部屋で、
太りすぎで、散歩などできそうにない女性に対して、
とても意地悪な気持ちになって質問している。

あら、私、いじわるだわ、でも自分自身に言ってるみたいね、と思いながらニヤニヤしている。

ニヤニヤしながら、目が覚めた。

(3)父の見た、飛ぶ夢。(たまには、怖い夢、悲しい夢ではないものも見るんだね。)

ひとり乗りの飛行機、滑走中。
飛べるかな、どうかな、飛ばなきゃいけないな、
よーし、飛ぶぞ、と、操縦かんをぐーっと引いたら、飛び上がった。

飛んだ〜、と、爽快だった。



毎日、いろいろなことが頭の引き出しにしまいこまれる。
眠っている間に、脳は、あちこちの引き出しのガラクタを整理整頓するのだ。





        
2013/10/19(土)
秋の過ごし方・・・その壱:読書
「本2冊?・・・暇か?」

『相棒』と『科捜研の女』が始まってうれしい。
でも、相棒12シーズンの初回に、「暇か?」を聞かなかった気がする。

さて、暇人の私は、2冊の文庫本を斜めにざっと読み返した。
『イヌ好きのおもしろ話』(鈴木真著、徳間文庫)
『人生はイヌで決まる』(C・Wニコル著、小学館文庫)

どちらも10年以上前に読んだもの。

イヌ好きのおもしろ話を書いた先生は、大変な猫好きで、猫専門病院を作ったほど。
ニコルさんは、紹介する必要もないほど有名だが、うらやましいほどのイヌとの暮らし方をしている人。

イヌは人の最良の友人になれる、と、思いは強くなるばかり。
でも、多くは語るまい。
思いは秘めておこう。

今は、何も言わない。
ただ、沈黙。




        
2013/10/20(日)
秋の雨の日の過ごし方
え?アタシが湯たんぽなの?

朝から冷たい無情の雨。

大量の毛糸を消費すべく、編み物開始。
私に編み物ができるかって?
やってみなけりゃわからない。
多分、できるさ、レッグウォーマーくらい簡単さ。

午前中から、CDを聞きながら、気分よくスタート。
縄編みなんかも入れちゃうんだぜぇ〜、と、ノリノリで20センチも編んだが、
途中、編み棒が滑り落ちたり、編み目も落ちたりで、
結局、全部ほどいて、巻いて、毛糸玉がひとつできあがった。

予行演習にはちょうどいい・・・。

アルやジェリーがいたら、編み物の邪魔して、毛糸にイヌの毛がからみついていただろう。
そんなことを思いながら、CD4枚分の時間を過ごした。

犬がいない生活は、楽。
でも、全然、楽しくない。




        
2013/10/21(月)
秋の過ごし方・・・その弐:食べ物
ピッコロ!

仕事帰りに、スーパーへ寄って、足りない食材を買った。
好きではないが、納豆を食べねばならない。
朝、納豆がなかったら、私はもっと太ってしまう・・・。

さて、中粒納豆「国産」をかごに入れただけでは済まず、予定外のものもひとつふたつ買ってしまう。

小さなりんごを見つけてしまった、その名も「ピッコロ」。

コーギー飼いの先輩の3匹目のコーギーの名が、ぴっころ。

みかんとほぼ同じか、やや小さい。
小さなコーギーを上にのせてみた。
・・・・でっかい?




        
2013/10/29(火)
これでどうだ!
これ、トラップのつもり?

日曜の朝6時半、部屋の照明をつけたちょうどその時、
ガタガターッ、と、ヤツが立てる物音がした。

イタチが入ってきた?
前のアイツとは違う・・・、やや小ぶりか?
だって、ほら、ガタガタ−ッのあと、ドッシーンと飛び降りる音がしない。
あの時の赤ちゃんイタチが成長したのか、
アイツが学習して、別イタチを装っているのか。

すぐそのあと、またガタガタ−ッと物音。
さっきのが入ってきた音なら、今度は出て行ったのか?
様子を見に来ただけか?

あれだけしっかりと、アルミスチールたわしとコンクリートブロックでふさいでいたのに?

現場を確認すると、すごいことになっていた。
ヤツは、コンクリブロックのすきまから、ネコ除けトゲトゲシートを引きずり出し、
ガス給湯器のパイプに凍結防止に巻いた保護カバーを引き裂き、
スチールタワシを引っ張り出していた。
すきまを作って、おそらく浴室床下に侵入、そこから壁内部に這い上がり、
私の部屋と階段の間の壁内側を、断熱材を破りながら登り、
そこから、玄関天井を通り和室屋根裏へドッシーンと飛び降りていたものと思える。

ヤツは出て行ったのか、まだいるのか、
この時期に赤ちゃんは産まないだろうから、去年の7月10日のようなことはあるまい・・・、
中にはもういるまい、ということにして、侵入口をふさぐことにした。

再び、アルミスチールタワシとコンクリブロックとレンガと、
さらに、金属製ふろフタ(妹が置いて行った不用品)と、解体したキッチンワゴンの木製天板とで補強。

日曜の夜は物音がしなかった。

昨夜、カサカサ、と、壁の内側か天井裏で、かすかに音がした。
イタチにしては、静かすぎる。
しかし、ネズミではない。
コウモリが入り込んだのだろうか?
ヘビ・・・???

ジェリーがいたら、教えてくれるのにぃ。






        
2013/10/30(水)
秋が深まると聞こえるもの
寒くなると出てくるね

昨夜、というか今日未明12時50分、パカッと目が覚めた。
朝だと思ったのに、まだ1時間しか眠っていない・・・と思った瞬間、
壁のやや上方から物音がして、下の方へ移動していく気配。

イタチ?
動きの鈍いイタチ?
丸二日、うちの中に閉じ込められていたのか?

すると、外、遠くで、何かの鳴き声が聞こえてきた。
鳥? いや、ネコ?
チューチュー、でもなく、ミャーミャーでもなく。

確かめようと部屋から出ると、鳴き声の音量が上がった!
うわ、近い! 

例の侵入口近くの風呂場の戸を開けると、鳴き声が響き渡る!

風呂場の照明をつけても、隣の食堂の照明をつけても、鳴き声は止まない。
カリカリと外壁をひっかくような音、トンッと板に突き当たるような音まで聞こえる。

イタチだ! 閉じ込められている妻か子を助けに来たんだ!

中のイタチはかなり弱っているのか、まだ子どもなのか。
前回のような、じたばた走り回る元気さがない。

中で死なれたら、困る!
母イタチか夫イタチの恨みを買いたくない!
外に出さなきゃ、仕掛けをはずさなきゃ。

つい先ほど、1時に、小用を足しに起きた気配の父を起こしに2階へ行った。

どーする? お父さん。

出してやろう。仕掛けをはずそう。


懐中電灯で照らすと、侵入口をふさいだブロックは動いていなかったが、
周辺のアルミスチールタワシが引きずり出され、なんとか入ろうとした気配があった。
・・・イタチ、すごい。
コンクリブロックとふろフタを動かし、アルミスチールたわしを外してやった。

部屋に戻って待つ。
壁の内側の物音は、時折聞こえるが、再び上方に移動した様子。
逃げてくれ、そこで固まっていられても困る・・・。

20分後、突如、壁の内側で耳をつんざくほどの鳴き声がした。
ジャッジャッ!ミャッミャッ!のような鳴き声が、最大音量だ。

ジャッジャッ!(迎えに来たよ! こっちだ!) ミャッミャッ!

中にいたイタチは警戒して、おりてこないのだろうか。
壁をトンと叩くと、ドドドッと上から移動する音がして、
鳴き声も風呂場よりに移動した。

廊下の物入れを開けると、やはりその内側から鳴き声が響く。
まだそこにいるのか、と、物入れの壁をトンと叩く。

ジャッジャッ!(がんばれ、外は近いぞ、逃げるんだ!)ミャッミャッ!

2匹が移動する音がして、すぐに、外から鳴き声が聞こえた。
2匹とも出ていったのか?

しばらくは、鋭い鳴き声が耳について離れなくて、確認作業に手間取った。
2時半頃、ようやく気配がないのに確信が持てたので、
様子を見るためにリビングで待機する、と言って、テレビを見ていた父に報告。

スタローンのランボーが人質奪回のために、危険な敵地にひとりで乗り込んだっけ・・・。
『ランボー怒りの脱出』イタチ版、だったのかも・・・、と、しばらく目がさえたまま眠れず。

夫婦愛なのか、親子愛なのか、すごいな、出してやってよかったな、と、父。

イタチには、我が家はよほど居心地がいいらしい。

イタチが時々いて、イモリやヤモリやカエルがいて、
イヌはいない・・・ってのが、納得できないな。




他の月分も読んでね☆〔日記目次へ〕