『怒涛の鯨のタタキ』
2014年3月の犬バカ愛日記みゃんこ日記


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2014/3/5(水)
この本にも犬が出てくる。そして、断捨離のきっかけとなる。


『GOSSAMER』(Lois Lowry著)、これも12歳までの児童書である。

タイトルは、『gossamer』、なんと訳すのだろう。
表面的な意味は、極薄の布地、である。天女の羽衣、のような感じだろうか。

時代は、現代。
「dream giver」たちと、ひとり暮らしのおばあさんと、少年と、若い母親の物語。

表紙の情景が、最後の方のページに描かれている。
思わず、表紙を眺めて、なるほど、と納得した。


夢は、彼ら「夢授け人」が与えてくれるもの。
彼らは、対象者の持ち物から、記憶や思い出を吸い上げて、夢の材料とする。

・・・と、いうことは、ガラクタな記憶につながるガラクタは、さっさと処分しなければ。
不快や不安をかもしだす不用品は、当然、処分しなければ。

児童書を読んで、断捨離のモチベーションがあがった・・・という一日。




      
2014/3/7(金)
断捨離後を想像する


ちょうど一年前の今日の画像。

ジェリーは、私のベッドを当たり前のように占領している。
もう緩和治療しかなく、ジェリーの真剣な表情と向き合っていた日々だった。

1階のこの部屋は、アルやジェリーの部屋だった。
今から思えば、DM(変性性脊髄症)の症状が出始めた頃のアルが、「お〜い、ネーチャン!」と、夜、鳴くようになって、私が同居するようになった。
約10年前だ。この日記を始めたのとほぼ同時期。
物が多くて、出入り口も2ヶ所にあって、落ち着かない部屋だった。
以前の私の部屋は、母の趣味部屋になってしまったけど、2階の別の部屋を片付けて、寝室を作ろう。

この部屋は、元の姿に戻そう。




      
2014/3/9(日)
断捨離の日曜日


なんとムダのない、すばらしい身体!

今日は、名古屋女子マラソンの日。
父が、絵の具を買うついでに、カメラを持って出かけて、写してきた一枚。

断捨離に通じるではないか。
今、この時に必要な姿、ムダのない姿。
・・・かっこいいなぁ。

一方、私は、2階の北側の一室を寝室とするために、衣類の断捨離。タンスの分解。書斎の不用品処分。
あとは、寝室予定の部屋にカーテンを取り付けると完成だ。

書斎が広くなるので、ストレッチも踏み台昇降運動も、できない理由が見つからない。
・・・へへへ。




      
2014/3/15(土)
静か過ぎる気がする


雲一つない青空だ、そうか、今日は3月15日で土曜日か。
去年の3月15日は金曜日だったが、天気はよかった。
でも、こんなに青空ではなかった。

青空だったのは、ジェリーが逝った日だった。

人生50年・・・、今や、働く時間が最低でも50年という意味だろう。
それならば、私はまだ30年ほどしか働いていない。

この30年の間に、当たり前だった風景がすっかり消えてしまった。
特に、ここ5年ほどで、春の風景から生き物の気配が消えている。
なんとなく花が咲かない。
蜂や蝶が減った。
スズメが減った。
カラスやハトはまだいるが、あのうるさいほどの群れはもう見かけない。
数年前、突然見るようになった渡り鳥らしき鳥ももうほとんど見ない。
ついでながら、ツバメもほとんど見かけない。
バラエティに富んでいた風景が、単調なものになってきた。

虫の羽音の聞こえない春、沈黙の春とは、このことだったか。

あぁ、殺虫剤、ゴキブリ駆除のスプレー、犬のノミダニ駆除剤・・・ずいぶん使ったし。

これから先の5年、10年、20年の間に、春はどれほど変化するのだろう。
取り返しのつかない道に、入り込んでしまっている気がする。




      
2014/3/17(月)
今朝方見た夢


日曜日に、リビングを少し片付け、写真の額をいくつか取り替えた。
写真も取り替えようと、アルバムを開き、むっちり太っているアルの姿にほほえんだ。
画像は9年前のアル。足を引きずり始めたけど、まだ自力で歩いている。

その夜、こんな夢を見た。

ころころと太った子犬が部屋にいる。
うす茶色で、尻尾のない犬だけど、コーギーではない。

この子を一晩か二晩預かることになっていて、犬用のベッドや毛布やケージなどを準備している。
このままうちの子にしちゃおうかな、と、考えながら子犬を抱き上げた。

すると、子犬の両脇に、グリグリがふたつずつ。
あぁ、この子、悪性リンパ腫か。何もしなけりゃ、ひと月しか一緒にいられないのか。
いや、ただのグリグリで、リンパ腫なんかじゃないかもしれない。
どうしよう、どうしよう・・・。


こんなリアルな夢を見た。




      
2014/3/19(水)
見上げれば、くしゃみ


花粉と黄砂とPM2.5来襲。

命生まれる春という季節がこんな状態では、小さな体のペットたちも生きづらいことだろう。
人間にガンが激増するのもまた当然。

一年前の今日、ジェリーがお空へ散歩に旅立った。

若いジェリーが病気になって、春に逝った意味を考える。
悲劇ではない。
運命でもない。
私は何かを学ばなければならない。

ネーチャン、まだわからないの?
・・・ジェリーがささやく。

そうだよ、ネーチャンはずうっとバカなんだよ。




      
2014/3/23(日)
DIYで快適に


1階は寝室には不向きではないか、と、常々思っている。
1階は圧迫感がある。
1階は2階より、湿気がある。

それに、犬たちがいないので、もう2階に戻ってもよさそうだ。
2階に、寝室を作ろう。
寝室には、衣類とベッドのみ。パソコンと本は置かない。
書斎には、衣類を置かない。

2階の、北向きのこの6畳の部屋は、1畳大のクローゼット付き。
時には布団収納や衣類収納、あるいは画材部屋、つまり物置代わり。収納、生活動線が考えられていないと、広くても住みにくい家となる。我が家がまさにそれ。

もったいない。

6畳あるなら、こじんまりとした寝室になるはずだ。
計測すると、クローゼットの折戸とタンスの扉を邪魔することなく、セミダブルのすのこベッドがきっちり入る。

ただし、問題点あり。
出窓があるせいか、寒い。外の音がよく聞こえる。カーテンもない。
寒くて、うるさくて、外から丸見えの寝室は、ありえない。




出窓に内窓をつけることにした。

材料は、プラスチックの上レール、下レール、ツインカーボというプラスチックダンボール。
道具は、カッター、のこぎり、両面テープ、紙やすり、ガムテープ。

作り方は、上レールと下レールを貼り付けて、ツインカーボを切ってはめ込む。

窓枠は、数ミリだが左右差があり、採寸が難しい。というか、ちゃんとしたメジャーが欲しい!





ツインカーボは、91×182大で、ホームセンターで購入。ホームセンターでは、カットサービスは木材のみとのことで、「持って帰ってやろうじゃないか!」と、ヴィッツの助手席を倒して、少し頭を傾けながら運転した。ヴィッツより小さな車では、持って帰れない。

ツインカーボをカットして、上下を半透明ガムテープでふさいで、レールになんとかはめこんだら、こんな感じ。
これで防音と断熱効果を期待できる。結露も気にならなくなるはずだ。

もとは、ロールスクリーンが付いていたが、壊れて以来はずしたまま。内窓の手前に、遮光カーテンをつけることにした。

伸縮タイプのカーテンレールを購入、他の部屋にあった遮光カーテンをつけた。

ここで、11時。



182センチのツインカーボを、115センチで切ったら、残り部分が台所の腰窓に使えそうなサイズだと気づいた。防寒用に、プチプチを貼り付けたが、それでも北向きの腰窓は冷たい外気を室内に伝えてしまう。

窓枠に残りのツインカーボを当てると、残念なことに、1センチは足りない。レールの厚みを差し引いても、5ミリから7ミリは足りない。
ところが、ついでに購入していた杉板90センチ2枚が、厚み1センチ5ミリ。

窓枠に、杉板を両面テープで固定し、その上にレールを貼り、高さを合わせたツインカーボを装着。

できた。3時半。

1階書斎にあったすのこベッドを分解し、2階に上げ、寝室を整えた。4時半、想像通りのいい感じに、寝室が完成!

3連休、内窓を2つも作る事ができて、うれしい。
ベッドがなくなり、かえって妙に雑然となった書斎が気になってしまう。
広いだけで、センスのない、雑然とした感じ。居心地よく、あったかい感じにしたい。
暖炉のそばで、犬たちがくつろぐ、そんなあったかい感じに。




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