『怒涛の鯨のタタキ』
2014年4月の犬バカ愛日記みゃんこ日記


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2014/4/6(日)
ぐさりと刺さった言葉@DIYしなかった週末

アロエのとげとげ、ジェリーは全然平気。

日常がストレス。
仕事はむしろリラックス。
いや、やっぱり仕事はストレス。

時々、スイッチが切れなくなって、疲れているのに眠れなくなる。
そんな時は、夜更かしして、テレビを眺める。

気づいたらチャンネルは、NHKの『密着72時間』。
東京の、どこか大きな駅近くの写真屋さんには、デジカメのプリント機が何台も並んでいて、客がひっきりなしに訪れている。

「何の写真をプリントするんですか?」と、取材していた。

「普通」に見える人々は、それぞれの過去を持ち、現在を生きていて、私の思う「普通」を生きている人はひとりもいなかった。
むしろ、悲しい思いをいだきつつ、懸命に生きている・・・そんな感じ。「根源的な悲しみ」だったか、そんな言葉がふと浮かぶ。ああ、たくさんいるんだな、こういう人たち。みんな、そうなんだ。

常連客のひとり、68歳の男性はニコニコしながら、言った。
「私の人生、なんだったんでしょうね」、と。

グサリ。

胸にささったが、そのままにしておこう。現状を変える、とか、将来を考える、とか、・・・やめておこう。





      
2014/4/12(土)
ガーデニングは難しい

この細長い葉っぱは何?
自分で植えてて、忘れていた。

おお、ムスカリだったか。

チューリップの脇に、ムスカリを植えていたのだった。
先に出てきたムスカリは、のびのびと咲いていた。

そのあと出てきたのは、チューリップ。
ぐいぐい、大きな葉っぱを伸ばし始めた。

割と短めの茎のチューリップは、ムスカリの丈とケンカしないようで、よさそうな気がした。


ぎゅうぎゅうだよぉ〜。

後から出てきて、偉そうじゃねぇか〜。

負けてられるもんか。もっと伸びるぞぉ。



長い茎のチューリップがぐいぐい伸びてきた。きゅうくつそうだ。しまった・・・。バランスが悪すぎる。

チューリップは密植していいんだって☆、とばかりに植え込みすぎた。おまけに、植えてるうちに、どれがどの球根だがわからなくなってしまった。
大丈夫さ、植物の生命力を信じよう、なんて気楽に思ってしまったのは確かだ。

確かに、春。生命の春。チョウチョもミツバチも来ないけれど、春だ。
我が家の花は、ただいま真っ盛り。




      
2014/4/13(日)
改善進行中


3年半前の惨状。

こんな写真を撮った理由は、最悪の状況を写し、問題を直視したかった、のだ。
こんな状態でも、見慣れれば、風景のように見えてしまい、問題に気づかない。

ベッドの頭上に、額、多数。
予備の折りたたみベッド、放置。
折りたたみベッドに不要寝具の山。
抱き枕、そのまま。
椅子の上に、ラジカセ。
壁に写真、ベタベタ。
ジェリーのハウスの上に、ペットシーツ等の山。
本棚の前にデスク。

片付けてはいた。しょっちゅう片付けていた。掃除が大変だった。いらいらしていた。

片付けるとは、持っているものを収納すること、と思っていた時代だった。

ジェリーに悪いことしたねぇ・・・。




ほぼ同じ位置の本日の画像。

ベッドふたつ、処分。
デスク、処分。
壁の額、減らした。

片付けする必要、なし。
掃除、楽。
モップがけ、す〜いすい。毎日やっても、ほこりが取れるんだね。

家具が減って、空間が広がり、声がこだまする(!)。
まだ改善の余地はあるが、今のところ快適。

この部屋にいると、場所によっては、多分向かいのトイレからの電動音が気になる。また、真上の部屋が母の踊りの部屋で、お稽古の時にはドンドン!と床を踏み鳴らす音も。寝室には不向きだ。犬たちの居室としても不向きだったに違いない。

電動音は人間の私の耳にさえ気になり、頭にずぅ〜んと響く。犬たちの耳には大変な騒音だったことだろう。
こういうストレスが眠りの質を悪くして、病気を作るのではないだろうか。こんな部屋にハウスを置いて、ひどい飼い主だね。

アル、ジェリー、ごめんね。




      
2014/4/16(水)
入ってはいけないの?


チューリップ大盛況、である。

今朝、「いってきま〜す」とつぶやいて、横を見ると、チューリップが何か変。

バッタ?
チョウチョじゃなくて、バッタ?

キミ、何してるの?
そこに何があるの?何か食べてるの?
それとも、寝てるの? 


今朝方4時半と5時に物音が聞こえた。ヤツが入ってきたのだ。去年の10月に、アルミスチールタワシと鉄板とコンクリートブロックで、あんなにしっかりと侵入口をふさいだのに。

確認したところ、例の場所の横、我々人間の詰めが甘かったところから、詰め物のスチールタワシが2個、ほじくり出されていた。ここから入ったのか。私の寝室の真下あたりとはいえ、聞こえる私の耳も犬並みかも。

2年前、5月にとなりの畑でイタチを目撃し、7月のパンダ出産のニュースの日に、うちに侵入したイタチも出産した。その時期がまたやってきたのだ。

夕食後、ヤツが動く音がした。狩りのため、外に出たのか、まだ潜んでいるのか。ジェリーがいたなら、においをかいで確認してくれるのに。(アルは多分、知らん振りするだろう。)軽く詰め直していたアルミスチールタワシが1個、ポロンと落ちていた。その側のレンガブロックも転がっていた。出て行ったのだ、多分。手元にあるいろいろなもので、とりあえずスキマをふさいだ。角材、ずっしり重い和裁用の鉄の重し、スチールタワシ、板。・・・かっこ悪いこと。

ヤツを閉じ込めていないことを祈る。




      
2014/4/19(土)
理想と現実


ぐいぐい!どんなもんだぃ!

おぅ、立派に育ったじゃねぇか。ほめてやるぜ。

えへへっ! 日差しがまぶしいぜ。


にぎやかだねぇ、キミたち。






ほんとは、こんな感じにしたかったんだよね。

ムスカリとチューリップのじゅうたん。
「かわいい」と「元気」のコラボレーション。

2年前の4月の、木曽三川公園。

悪性リンパ腫完全寛解2ヶ月目のジェリーは、この時、3歳3ヶ月。


可愛い、カワイイ、とってもかわいい。
元気なときは、やっぱり笑顔だ。




      
2014/4/27(日)
好きなもの:めがね。そして、検眼方法は進化する@メガネの堀田


佐賀県の小学生だった10歳の頃、となりの席の男子が先生を困らせていた。

「やだ!メガネ、かけたくない」、と。

私は、特に他意はなく思ったことを言った。
「いいなあ、メガネ、かっこいいよ。アタシ、メガネかけたいよ。でも、アタシは視力がいいからかけられないんだよ」、と。

その子は、それからメガネをかけた。もちろん、誰も、メガネをからかったりしなかった。

励ますつもりなんか、全然なかった。
ただ、メガネがうらやましかった。

いまや、メガネのへビィユーザーである。ここにあるのは、手持ちのうちの半分。全部現在使用中。



40歳からの筋金入りの老眼で、手元はもちろん見えない。

その手元距離が、記録を伸ばしつつある。その都度作ったメガネが、老眼の進行に合わせて、役に立っている。

しかし、今年になって問題発生。

左右の視力に差が出てきた。右目のピント調整力が悪い。つまり、加齢による遠視だ。
45歳で指摘されていた正常眼圧緑内障は、左目に影響が出て、わずかに視野が欠けつつある。

トシを取るとはこういうことか。



左右同じ度数の今までのメガネでは、右目に負担がかかり、疲れるので、めがねを作ることにした。

実は去年、激安店で遠近両用メガネを作った。悪くはないが、使えない。だからといって、処分はしない。非常時用として置いておこう。

私にとって良い眼鏡屋とは安さではなく、やはり検眼力、客の要望を引き出す対話力がある店だ。
私の行くこの店、愛知県西部にある「メガネの堀田」は、眼科での検眼よりも、よほど精密、確実。いろいろな検眼方法で、客の目の現状を把握し、客の要望を聞き出し、それに合わせてレンズを調整する。プロだ。

おまけに奥さんは美人だ。



いつもなら、「これ好き!」なメガネフレームを見つけて、新しいめがねを作るのだが、今回は、10年位前に作った2代目メガネ、『一番好き』な、今は「テレビ用のメガネ」の、傷ついたレンズを換えてもらうことにした。

海外ドラマ『NCIS』や『ブラックリスト』を気持ちよく見るために。

左の度数は今まで通り、右は2段階軽くすることになった。

実は、お店に、激しく心揺さぶられたメガネフレームがあった。もちろん日本製。今まであつらえたような、カムロや、ユゲタカノリや、テオでもない。
中央は真鍮のような色合いの金色のチタン、右は藍染を思わせる紺、左は漆塗りを思わせるエンジが潜んだ樹脂。まさに、ジャパン。伝統と革新。似合う! 好き! だが、ほんの少し、今の私には強すぎる。それに、その美しいフレームをつけるには、私のいる世界は狭すぎる。

メガネに選んでもらえなかったな・・・という気がした。




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