『怒涛の鯨のタタキ』
2015年8月の犬バカ愛日記みゃんこ日記


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2015/08/02(日)
暑い夏には、暑い国の服を着る。

思わず、アッチッチ!
今日も昨日もおとといも35度超え、暑かった。
そして、当然、明日も暑い。

名古屋は亜熱帯だ。

皮膚科へは、地下鉄駅から松坂屋の中を突っ切って行く。
途中の小さなイベントスペースに、涼しげな服の出店。
インドネシア製。バリ島の服。亜熱帯だ。



涼しそうなワンピースとダボダボパンツを購入したのが先週。
アッパッパとダボダボパンツは真夏に快適、気持ちいい。

今日もまた皮膚科。日曜日もやってる皮膚科。

お店( ジュプンコウチ)、まだやってるかな、あ!いた!
またブラウスとロングTシャツを追加購入。
自分のばかりでは気が引ける。
母用に、テロンと軽いブラウスを購入。

そうなると父にも何かひとつ、と、皮膚科の帰りに再び松坂屋へ。

南国といえばハワイ、ハワイといえばアロハシャツだ。

サッカー生地の青地にかわいい柄のを購入。日本製。

それぞれに小さなカードをつけて、両親へのお中元とした。




   
2015/08/09(日)
涼風至(すずかぜいたる)

8月7日、立秋。(二十四節気)
先週はずっと息苦しいほどの猛暑だったが、
週末から、日暮れ時の日差しは確かに弱まってきた。

8月7日から11日頃までを、「涼風至る」と呼ぶ。(七十二候)
昔の人の自然観察力はすばらしい。

庭では女郎花(おみなえし)が元気だ。
秋の季語、秋の七草のひとつ。
漢方では、根を乾して利尿剤にするのだとか。


何度か夏ばてしそうになったが、ゴーヤに救われている。
もちろんスイカにもお世話になった。

家庭菜園で採れたゴーヤをたくさんいただく。
ゴーヤ炒めがポピュラーな調理法だが、
母が「硬くてかめない」と言うので、
今年はゴーヤでポタージュをよく作る。

今日は、ゴーヤ1本、玉ねぎ1個、ジャガイモ2個で作った。
炒めてから水1カップで煮て、ブレンダーにかける。
牛乳2カップを加える。調味はコンソメ1個で。

苦さはあるが、最初の一口だけで気にならなくなる。
甘いもの好きな両親がそう言うので、確かだ。
疲労回復には即効性がある。
それにうまいぞ、ゴーヤのポタージュ。

ゴーヤを食べたから、明日はきっと元気に起きられる!




   
2015/08/11(火)
マッハステム、パンプキン、ロスアラモス

「トルーマンとチャーチルだけなんだよ、原爆投下をしたかったのは」
「他の政治家も軍人もみんな反対していたんだ」
「海や山に落とせばよかったんだ」

夏になると、アメリカ人の先生はそう言い、そんな記事を教材にする。

今さら言い訳しなくても、別に謝罪や補償は要求してないし。

でも、かえって当時のいきさつを調べてみたくなるじゃないか。




画像は、1945年5月のロスアラモス研究所での、原爆投下に関する決定事項の文書だ。
トップシークレットとあるが、今はインターネットで検索可能。

原爆日本投下は、1944年9月に英米間で決定済み。

ドイツへの投下も検討されたが、
ドイツは鉄筋コンクリートばかりで、
日本の方がいろいろな構造の建物が多いし、
燃えやすい一般家屋が多くていいじゃないか〜、と、日本に決定。

ロスアラモスでは、爆発させる高度や都市などが決定された。

最大の結果を得るために、リトルボーイとファットマンそれぞれの爆破高度を決定。
候補地点は、ダブルAが、京都、広島。Aが横浜、小倉。Bが新潟。
皇居も候補地だったが、委員会では推薦しないことに決定。

必ず目標を目視して投下すること。天候次第では予備候補地に投下。
候補地に関しては、できるだけ空襲を控えておくこと。


つまり、実験に必要な建物と人命をたっぷり残しておけ、と。

1945年3月には、東京・名古屋・大阪・神戸と大都市が大空襲され焼け野原となった。
火災旋風の威力を目撃し、データも取ったか?

最大の結果とは、できるだけ多くの建物と人命の破壊だ。

候補地は、盆地で人口が多いところ。
爆風の逃げ場がない。

最適高度は、放射能を最小に抑えるためではなく、爆発と熱を最大にするためのポイントだ。

最適高度で爆発すれば、爆風は地面にめり込まず勢いよく地上をなめ尽くす。
ソフトターゲット(日本の一般家屋)を破壊するマッハステムだ。
人々は、空襲が少ない土地へ移動した。
京都とその周辺には、100万人が住んでいた。

ダブルAの候補地だった京都は、何度も候補から消えては、再浮上し、
最終的に7月21日に除外が決定、かわりに長崎が候補となった。

トルーマンの7月25日の日記によると、
「たとえ日本人が野蛮であっても、
共通の福祉を守る世界の指導者たる我々としては、
この恐るべき爆弾をかつての首都にも新しい首都にも投下する事ができない」

尊大なオコトバではないか。

横浜は、5月28日に原爆投下目標からはずされたが、
翌29日に大空襲を受けた。だてに目標にされたわけではなかった。

最大の結果を得るために、投下訓練も繰り返された。
長崎に投下されたファットマンと同型の爆弾に通常爆薬を詰めた爆弾、
パンプキン爆弾を延べ49回30都市で投下した。

目標を目視で確認し、投下。
目視できなければ次の候補地、この訓練を実地で繰り返した。

パンプキン爆弾が最後に落とされたのは、8月14日。
京都上空を通過し、愛知県の春日井市に4発、豊田市に3発。
第三の原子爆弾は京都に投下予定だったか、と思わせる行動だ。

その後、パンプキン爆弾は「コスパが良くない」と残り66発全部破棄された。

原子爆弾の研究開発と実験が続いたのは、
コスパが良かったからなのね、そうなのね。
やっぱり、お金ね。武器は売れるものね。

リトルボーイ(チビ)、ファットマン(デブ)、パンプキン(カボチャ)。
ふざけたニックネームだ。誰が名づけたんだろう。

原爆投下の最大の結果が出たかどうかも彼らは調査した。
終戦後すぐに上陸した米軍は、詳細に現場を調べた。
遺体の状況、死因など実に細かく記録している。


原爆投下は、戦争を早く終わらせるためだった、
と、アメリカ人は教わってきた。

アメリカで投下反対の声も当然出たが、反対者は監視対象になっている。
日米で和平交渉も起きていたが、原爆投下の運命は変えられなかった。

たまたま大勢の人が住んでいて巻き込まれ焼け死んだのではない。
最初から、最大の効果、つまり一般人の大虐殺が目標だった。

正しいことだ、神の意思だった、と今も信じる人がいるとしても、
これは忘れてはならない、ごまかしてはならないことだ。

アメリカが〜、謝罪が〜、補償が〜、反省が〜、
と、我々日本人は決して言わない。泣き言は恥ずかしいから。

ただ、こうした事実にも目を向けない。
今の平和を維持できれば、と逃避している。

平和の反対語は戦争、ではない。
現在が平和と思うのも勘違いだ。
平和でなく堕落だ。

国民を拉致されている状況は、決して、平和とは呼べない。
平和と正反対の状況だ。

国内で外国人が反政府活動している状況は、正常ではない。

平和と9条を守れ、と日本に叫ぶ前に、核保有国に言え。
徴兵制をしいている国に向かって言え。
言う相手は日本ではない。





   
2015/08/12(水)
こんな本を読んだ。

『The Shadow of the Wind』(Carlos Ruiz Zafon著)

「The Shadow of the Wind 」という本に魅了された少年ダニエルが、
作者「ジュリアン・カラクス」のほかの著作を探すうちに、
ジュリアンの過去と謎にまつわる事件に巻き込まれる。

過去と現在が交互に描かれ、特に後半、ぐいぐいと引きこまれた。

ゴシック小説であり、ヤングアダルト向け恋愛小説風味、
しかしR14的な描写もあり、お子様にはいかがなものか。
大人には、息抜きにちょうどいい。うふふふ。

映画『薔薇の名前』を少し思い出させるような、なかなかおもしろい小説だった。



『HOLES』(Louis Sachar 著)

これは文句なしに面白い。簡単な英文で辞書もほとんど不要。
日本未公開だが豪華俳優陣出演で映画になっているようだ。

無実の罪で刑務所の代わりに矯正キャンプに入れられた少年スタンリー。
キャンプでは、毎日過酷な穴掘り作業に従事する。

彼のおじいちゃんのおじいちゃんの過去の話と、彼のキャンプ生活が交互に描かれる。

236ページをとても楽しくあっという間に読み終えた。

この調子で、お盆休み中は、積んでおいた本をどんどん読んでしまおう。




   
2015/08/13(木)
新ネタ扱いされる人

土下座するハトヤマ元首相。
ツジモトキヨミ議員の、カメラ目線の訴える表情に似ている。

これ見よがしの表情、下手な役者だ。


女装でミュージカルに出た時の画像。
お金持ちのボンボンは目立ちたがりだ。



さて、土下座画像がさっそくいじられて、「くそコラ祭り」。


(1)重ねる、コラの基本芸らしい。


(2)暑いので、流しそうめん、じゃなくて、流しハトヤマ。


(3)何かいけないことしたのね。



(4)ハトヤマウス。気持ち悪い〜。欲しくない〜。


↓↓これはコラじゃありません。







   
2015/08/14(金)
100グラムの物体が100メートル下に勢い良く放出された時の衝撃は?

高校時代、数学は苦手で、物理においては何をか言わんやをや。
(数学苦手で、まして物理は滅茶苦茶苦手で当然だろ。)

まず落下速度を求めて、衝撃力を・・・。だれか、計算して。


これは、全長110ミリ、直径25ミリ、重さ約100グラムの薬莢。(いただきもの画像)
父が手にしたのと同じものだ。

昭和20年になると、大都市への大空襲はもちろんだが、
どんな田舎でも、鉄道や工場、学校などが爆撃を受けるようになった。

父の体験:学徒動員先の工場で仕事中
バラバラバラッと屋根に銃弾が当たる音。
裏山に逃げる途中、すぐそこに落ちていた薬莢(やっきょう)。
「拾おうとしたんだ、なんとなく。珍しいじゃないか」
アッチッチ!と放り出してしまった。

その時の爆撃では、工場の従業員がひとり、機械の前で絶命したそうだ。


母の体験:線路のそばの麦畑で農作業の手伝い中。
すぐ近くの線路に、バラバラバラッと銃撃があった。
びっくりして麦畑に伏せた。
その時は、列車から逃げたオバサンが死んだそうだ。




空母艦載機の戦闘機ムスタング。


同じくグラマン機。

当時12歳の少女だった母は、怖くて上空を見上げるどころではない。

しかし、父は兵学校受験を準備していた14歳の少年。
2歳年上の先輩は少年兵として出兵し、「何人も潜水艦で戦死した」。

グラマンやムスタングはしょっちゅう来襲した。
「たまたま2階の自室にいた時、空襲があって、
えいくそっ、と窓から顔を突き出して見てやったんだ。
ムスタングのパイロットが操縦席から下を見てた。
顔まで見えたよ。獲物を探していたんだろうな」

動くものは生き物だから狙われたんだね。
だから、「フリーズ!」しなきゃいけないんだね。



これはかの有名な爆撃機B-29。
腹いっぱい詰め込んだ焼夷弾を投下し、日本の都市を焼き尽くした。

画像は、B-29の「チョットマッテ号」(機体番号44-86400)。
ほんとうにあったのね、チョットマッテ号。

B-29は、対日戦に使用され、日本語名の機体名を持つものも多い。
他にトウジョウズナイトメア、トウキョウローズ、ヨコハマヨーヨーなど。

半年前まで人気だったらしい吉本のハチテンロクセカンドバズーカ、
彼らのリズム芸の中に出てくる「チョットマッテお兄さん」、
チョットマッテ号のお兄さんが広島に原爆投下したエノラ・ゲイ号。


ナガサキに原爆を投下した、ボックスカー号。
ボックスカーとは「有蓋貨車」。




ハチテンロクを真似するコンビによるその芸を一度見た事がある。

♪キャビア・フォアグラ・トリュフ・フラッシュ・ローリングサンダー♪
すぐ原爆を連想した。

♪電車にのっていてフラッシュローリングサンダー♪

とても不愉快になった。嫌な感じがした。

有蓋貨車で原爆を落とした? 長崎の電車が爆撃を受けた? 
直後、ネットで、その歌詞が検証され始め、
ヒロシマ・ナガサキの揶揄、彼らの反日・嫌日性が強く疑われた。

あんなアホそうな若造二人の作とは思えないほど、実に丁寧に仕込まれた毒。
内容を理解できない子どもたちに真似させ踊らせ歌わせて、
それを見て笑っていた人たちがいたのだろう。

薬莢の話から、すでに消えた芸人の話へとずれた、スマンのぉ。




   
2015/08/15(土)
お盆、人が集う日

シマトネリコにけぶるような白い花が咲き、
いつの間にか、実?がなっていた。

従兄弟の兄ちゃん(植木屋)が、庭木の状態を見に来てくれた。
実は20年ぶりだ。
車で30分のところに住んでいながら、
お互い、「便りのないのは無事な証拠」とばかりにご無沙汰。

ロウバイはやはり枯死していて、
ヒメシャラは「葉焼けしているだけだろう」とのこと。

シマトネリコは、暴れるんだそうだ。
いったん根付いたら、切っても枝がドワッと伸びて暴れる、と。

植木屋なのに、「木よりも草花が好き、手入れが楽」、と。
楽しい兄ちゃんだ。おもしろさがパワーアップしている。


夕暮れまでに、ご先祖様たちは無事に帰りついただろうか。
アルとジェリーも、虹の橋のたもとまで戻っただろうか。

毎朝手向ける線香がわりのお香「堀川」を、
お盆の間は、夕刻にも焚いた。

ご先祖様も、アルもジェリーも、知らない人々も、
皆さん、門限に間に合いますように。




   
2015/08/21(金)
オヤツは食べない?

来週、国会前で、東京の大学生がハンストするらしい。2日間。

ハンスト、ハンガーストライキのことだ。「 hunger 」飢え。

飲まず食わずで命がけで抗議行動するのがハンストの基本。

日刊スポーツの報道によると、彼らは初日は夕方までの7時間ほどハンストする。
水、氷は摂取するし、医者も待機する。

水と氷? 熱中症対策? 医者?

予定時間が来たら、帰宅して、翌日また集合して数時間ハンストする。

帰宅後は、風呂に入るのだろうか。
カンパがあまったら打ち上げするのだろうか。
でも、それはハンガーストライキじゃないし。
7時間、物を食べないなんて普通の生活だ。

ハンガーストライキの方法とか実例を知らないのだろうか。だろうね。
教えてくれる人はいなかったのだろうか。
赤っ恥。


彼らもまたカメラ目線。

日刊スポーツに揶揄されたと思ったか、
新聞に謝罪を求めている彼ら。

すぐに、謝罪が〜!とか訴える!とか、日本人のメンタルも変わったものだ。

彼らは、自分の頭で考えているのだろうか。
彼らを利用しているのは誰か。

自力で覚醒しなければ、いつまでもお花畑のバカのままだ。


おまけに、こんなツィッター(バカ発見器)。

60年前の『アンポ反対』大学生より、もっとアホ? 。


ハンスト予定の彼らには目の毒かしら。
我が家の常備おやつ。

竹新のみりん揚げ、マツナガのしるこサンド、メイトーのアルファベットチョコレート。
我が家の三種の神器だ。

ふっふっふ。




   
2015/08/22(土)
こんな本を読んで、日系アメリカ人の生活を知った。


『キラキラ』(シンシア・タケシマ著)

主人公は1951年生まれのケイティ、5歳頃から12歳までの話。
両親は日本生まれなので、日系アメリカ人2世である。

日本なら、昭和26年から38年頃。

当時のアメリカでは、人種は区別されており、
平等を求めるアフリカ系アメリカ人の公民権運動が始まっていた。


映画館には、「有色人種専用入り口」があり、
バスでは、黒人は後部座席に、
レストランでは、黒人は裏に回れ、と区別されていた。
黄色人種はどうだったのだろう。

この小説でも、「裏へ回れ」と言われるかも、と、テイクアウトにするシーンがある。

こんな環境で労働させるのか、
忌引き欠勤もできなかったのか、
トイレにも行けず、オムツを当てて仕事し続けるのか。

さすが、奴隷制度のあった国ならではのこと。

小説は、1963年の正月頃の話で終わる。
昭和の真ん中あたりの話だ。
ついこないだの話じゃないか。
私が生まれている時代だ。

1963 年、キング牧師は、職と自由を求めるワシントン大行進において、
リンカーン記念館で、有名な演説『私には夢がある』をした。
人種平等と差別の終焉を呼びかけ、公民権運動に大きな影響を与えた。
米国における最高の演説であるとされている。

小説で、ケイティは姉リンの夢を語る。
姉があこがれたカリフォルニアの海で、姉の声を聞く。
「キラキラ、キラキラ」、ラストシーンは美しかった。




   
2015/08/23(日)
ジェリーたちがお空から見ているかも


3年前の8月19日に、黒柴キナコちゃんがお空に行った。
キナコちゃんのお母さんは、犬猫たちに縁のある人で、
犬猫たちが「私を飼え」「私を助けろ」と慕ってくる。

彼女の言葉は、いつも私の心の穴にピタリとはまり、あったかい。
泣けてしまう。

私もきっと彼女を慕う犬か猫なのだろう。

「あれが私のお庭なんだよ、素敵でしょう」

ジェリーがお空で仲間たちに自慢しているのかも。
キナコママさんがそう言ってくれるから、
そろそろ庭作りを再開しようか。

ジェリーが走り回れるように、小道を整備して、
起伏を作って、変化もつけたい。

穴掘りが好きだったアル、走るのが大好きだったジェリー、
彼ら視点で庭作りすれば、きっとやさしい庭になる。





   
2015/08/25(火)
「ゆがんだ繁殖」


画像は、歩行補助車でも元気なアル、2006年7月15日。

今日のヤフーニュースの記事。
無節操なブリーディングがもたらす犬の遺伝病の記事だ。
以下、記事から。

原因遺伝子が一つに特定された犬の病気は5月現在、193ある。
原因遺伝子を持っていても見かけは健康で発症しない「保因犬」同士の繁殖を行うと、
4分の1の確率で病気を発症する犬が産まれる。

一方で、犬の全遺伝子の配列はすでに解読されており、
保因犬を見つけるための遺伝子検査も約50の病気で可能になった。

筒井敏彦・日本獣医生命科学大名誉教授は
「大学付属病院で犬の遺伝性疾患を長く見てきた。
『日本は世界でも突出して犬の遺伝子疾患が多い』と言われる」と話す。

日本で注意が必要な主要な犬の遺伝性疾患は表の六つ。

【変性性脊髄症(DM)】
可能性がある犬種:ウェルシュ・コーギー
10歳前後で発症。四肢が動かなくなり、呼吸ができなくなって死亡。
原因遺伝子を持たない個体は約9%だけ
《保因犬の割合(発症しない)》約43%

(つまり、コーギーの48%は発症する可能性あり。)


【GM1−ガングリオシドーシス】
可能性がある犬種:柴犬
歩行不能、四肢の筋緊張などの症状を示す。生後5〜6カ月で発症し、1歳くらいで死亡
《保因犬の割合(発症しない)》約1〜3%

【神経セロイドリポフスチン症(NCL)】
可能性がある犬種:ボーダーコリー
運動障害や知的障害などを起こして死亡。有効な治療法なし
《保因犬の割合(発症しない)》約8%

【捕捉好中球症候群(TNS)】
可能性がある犬種:ボーダーコリー
様々な感染症にかかりやすくなり、ほとんどが生後間もない時期に死亡していると推定される
《保因犬の割合(発症しない)》約11%

【進行性網膜萎縮症(PRA)】
可能性がある犬種:トイプードル、チワワなど
失明に至る可能性がある病気。「PRCD」と呼ばれるタイプは29犬種で確認されている
《保因犬の割合(発症しない)》約17%(トイプードル)

【コリー眼異常(CEA)】
可能性がある犬種:コリー関連犬種、北海道犬など
失明の可能性。コリーの9割、北海道犬の3割程度が発症する。
《保因犬の割合(発症しない)》約7割(北海道犬)



人気犬種の元気一杯ワンコのコーギーやボーダーコリーは、
かわいそうに、治らない病気になる運命を背負って生まれてくる。

悪質なパピーミル(子犬製造工場)、ペットショップも存在する。
ただ産ませる機械にさせられている母犬の存在も忘れてはならない。







   
2015/08/27(木)
まだ耳が痛い、その理由


さて、『NCIS』第4シーズンのDVDも、ついに見終わった。

久しぶりに『E・R』を見ようか。

15年前にはまっていた海外ドラマ『E・R』、
DVDは全15シーズン分をそろえ、何度か繰り返し見たものだ。

シーズン9のDVDをセットした。

混乱、混雑、騒音、主張、非難、攻撃、ストレス、色恋。
画面に映るのは、目いっぱい腹いっぱいな混沌。
みんな病気、いや、ビョーキ。

もう無理、見続ける事ができない。
10年前でもシーズン7以降は、無理やりな感じで見てて辛かった。
もうこのドラマを楽しめる体力と感性を失ったのだろう。
年を取ったということか。

DVD 専用棚から撤去して、片づけてしまおう。

もうひとつ、年を感じたことがある。

今週火曜日、名古屋ドームで「オール早慶戦」を見た。
東京六大学野球の早慶戦ではなく、OBも参加する夏のお祭り的早慶戦。
野球に興味ないので、しぶしぶ観戦。つきあい、ってやつ。

応援団のパフォーマンスは珍しくおもしろく、
アメリカ人の先生も喜んでいた。

応援団の席から、20席×30列分ほど離れていたが、
となりと会話するにも、どならなければならないほど。

「お先に」、と帰宅途中にも、耳がジンジン、胸がドコドコ。
苦しい、不安、怖い。どうした、私。
耳をふさいで音を遮断し、お風呂に浸かっているうちに、動悸がすうっとおさまった。

元気すぎる音や映像がストレスとなるお年頃。
いろいろと限界を感じた夏の終わり。




   
2015/08/29(土)
秋植え球根、夢は広がる。

友人の素敵な庭のブログを見ていたら、
秋植え球根をたくさん注文した、とあった。

もうそんな季節なのか!

春の花といえば、チューリップ。
チューリップといえば、富山県のイメージ。
検索したら、富山県の花卉(かき)組合がでてきた。


人気のピンク系チューリップとアネモネのセット。


ふわっとした色合いのチューリップのセット。


ペーパーホワイトという名前の白い水仙。

他にも、フリージアとカサブランカ(黄色)を注文。
送料込みで、7400円。

花一杯の素敵な庭を夢見て、
さあ、庭の土作りと、土留めを兼ねての通路作りもがんばろう。




   
2015/08/30(日)
おでんのセンスがいいね。



委員会によると「東京五輪のロゴに似ているから使っちゃダメ」だそうだ。
おでんにしか見えないよ。ぶひ。


「104件の応募作品の中で、ダントツに優れていた作品。
でも、ちょっと似ていたので、みんなで調整した。
そうやってできあがった立派なロゴだ。
文句あっか、どシロートは黙ってろ!」


そんな感じの説明がなされた。



ベルギーの美術館のロゴのパクリ疑惑を打ち消すため、
提出してきた委員会による「オリジナルデザイン」、
それがやっぱり別のデザイナーの作品のパクリだった。

疑惑は疑惑を産んだだけだった。

このデザイナーの作品展を、サノケンジロウ氏は見に行ってる。
おトモダチに「超おすすめ」している。



東京五輪2020のロゴのパクリ疑惑が出て以来、
庶民による疑惑の根っこ掘り出し作業が相次ぐ。

疑惑の黒い影は、サノケンジロウ氏だけでなく、
審査員、委員会、大御所たちにまで広がった。

怒りや不信をストレートにぶつけるのは、日本的ではない。
「くそコラ」や執念深いネット検索で表面化させ、
拡散し、浄化に持っていくのが、おでん流、もとい、日本流さ。




   
2015/08/31(月)
簡単な解決方法:さすが、ボビーワゴンだ。



デスク回りがすぐにごちゃごちゃ。
A4ファイル4冊とB4大判ファイルとスケッチブック。
不安定で、ごちゃごちゃがさらにごちゃごちゃを引き寄せる。

しかし、手の届くところに置きたい。


手持ちの収納用具、ボビーワゴンを使いこなすべし。

ポケット部分の板が外れるじゃないか!
(すっかり忘れていただけだが。)

マガジンラックになるじゃないか!

一番上の板をはずしただけだが、1段目の底板、2段目の底板もはずせる。
つまり、長尺物も立てて収納できる。
たとえば、傘、とか?

すぐれものだ。


はい、片付きました。
ちょっとうれしい。




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